さぁ、お待たせしました皆さん!
第四回戦です!
そしてお気に入りが約140名弱。
ありがとうございます!!!!
では、どうぞ!
よしよし。
順調に勝ってるな。
三回戦は多分何もしなくても俺の勝ちだとは思うが確実な勝利を取らねぇとな。
......それに流石に黒ウサギが不憫過ぎたし。
『それでは第四試合に出場する選手をお選び下さい!』
黒ウサギが大分スッキリした顔で宣言しているが、傍にいる白夜叉がずっとガクブルしているが、一体何をしたんだ?
・・・・恐ろしくて深くは探らないが。
「さて、次は誰が行く?と言うかお前ら離れろ。」
今の俺はギアスロールのせいで女装時のままだ。
が、何故か知らないがさっきから椋が横から、ユウキが後ろから抱き付いている。
「じゃあ次はボクが行くね!」
「お、ユウキが行くのか。」
顔のすぐ横から話し掛けられ、何故か犬みたいに感じたので何となく頭を撫でる。
「えへへ~////」
嬉しかったのか撫でられながらも頬を擦り寄せてくる。
...犬度が増したな。
「ブゥ~。私が行きた~い。」
嫉妬からか、それとも純粋に出たいのか椋が頬を膨らませている。
「悪いな椋。先にユウキに行かせるわ。」
何となくユウキに行かせる。
・・・・何か今の俺考えが適当過ぎないか?気を付けておくか、これが原因でトラブルになったら洒落じゃすまん。
俺の背中から離れたユウキはステージに楽しそうに駆けて行く。
さて向こうに残っているのは夜椿と十六夜の男子二人に耀と飛鳥の女子二人か...。
女子と当たればいい試合、男子なら厳しい...か?いや、今までの事を考えれば楽観視をしては駄目だな。
そう考えていると“ノーネーム”側から出てきたのは邪悪な笑みを浮かべた十六夜だった。
あ~、うん。ドンマイユウキ。
「ヒッ!?」
凶悪な笑みを見てユウキが短い悲鳴をあげ、怯えている。
そりゃあ恐いよなぁ。
「オイオイ、なに怯んでんだよ.........これからが勝負だろ?」
更に凄みが増す十六夜の顔面。
それに伴い溢れ出る気合いと闘気。
絶対英霊として召喚したらバーサーカーだな。
あれを見ると。
「イヤーーーーッ!? 助けてお兄さーーーんっ!!」
ステージに這い蹲り、涙目になりながらも俺に手を伸ばし助けを求めてきたユウキ。
たが────
「────スッ..................。」
───合掌で返答した。
「お兄さんっ!?」
頑張れ。
としか言えん、マジでスマン。
「ボク.........生きて帰れるかな.........?」
果たしてユウキに、と言うか俺が召喚した皆に生き死にの概念はあるのだろうか?
俺の特典にはそんな概念は無いと思うが...?
まぁ、だとしても死ぬのは嫌だな。
『と、取り敢えず試合の内容を伝えます。白夜叉様ッ!』
「ビクッ!? .........ハイ............。」
黒ウサギの号令で白夜叉が震えながらお題が記されている紙を渡すが、どんだけ怖かったんだよ。
『次の対戦内容は、カラオケです♪』
恒例になった黒ウサギの宣言と同時にギアスロールが降ってくる。
『簡易ギフトゲーム名" 智知る闘士と奏でる剣士 "
プレイヤー一覧
逆廻 十六夜
新神 木綿季
特殊プレイヤー
皇 夜椿(演奏者)
クリア条件 票を多く獲得した方の勝利。
クリア方法 自身が選択した曲を歌いきり、会場の観客を満足させる。
敗北条件 対戦相手より獲得した票が少なかった場合、敗北となる。
特記事項
✳︎投票はプレイヤー二名が歌いきった後に行われる。
✳︎演奏者は敵味方関係なく最高の演奏を披露しなければならない。
これに違反すれば、その時点で演奏者の所属するコミュニティは敗北となる。
✳︎演奏者は共に奏でる奏者を選んでも良い。
その場合、上記のルールがその人物にも適応される。
宣誓、上記を尊重し、誇りの下、ギフトゲームを開催します。
" ノーネーム " " 新神教会 " 』
会場「ヨ・ツ・バッ! ヨ・ツ・バッ!」
うるさっ!?何だ一体!?
って言うか特殊プレイヤーとかあるんだな。
そんなことを考えていると突然目の前に夜椿が現れた。
「おい恭弥。協力しろや」
「....................................は?」
何言ってるんだコイツ。
「さっきはよくも俺の企みを打ち砕いたな、女装野郎」
「えーナンノコトデスカー。て言うか女装は強制なんだから仕方ないだろ。」
黒ウサギ相手に女装以上のことしようとした奴が何を言う。
「さっきのことは水に流してやるから演奏付き合え。」
「話が噛み合ってないな.........わかったわかった。協力すればいいんだろ。」
ハァ、仕方ない。
何を言っても通用しなさそうだし。
「ところで俺は何を演奏すればいいんだ? 俺は楽器もないし弾く技術もこれから選ばれるであろう曲の楽譜も知らないんだぞ?」
「そこは安心しろ。楽器は俺のを貸してやる。お前にはこいつを弾いてもらう。」
こいつ?
そう思ったが夜椿に手渡されたものを見て思考が一瞬だけ停止した。
「.........おい。」
「どうした?」
夜椿は何でもないように聞いてくるが、渡してきた物がおかしかった。
「なんでこんなもん渡すんだよ!?」
「なんでって.........普通のギターじゃん。」
普通だぁ?
「初心者にダブルネックギター渡すバカがどこにいるんだよ!」
そう、夜椿は二つ連結しているギター、俗に言うダブルネックギターを渡してきやがった。
始めて実物を見たぞ。
「まあまあ、ギターが二つくっついただけなんだから気にすんなよ。」
「な、なるほど。片方だけで演奏すれば............。」
ただ、偶然普通のギターが無くて仕方なかっただけなんだな。
「右手で上、左手で下の弦を弾いて演奏するだけだぜ?」
「超上級者ッ!?」
どうやればいいんだよ!?
「どうせ便利な転生特典持ってんだろ? 減るもんじゃないし有効活用していこうぜ、な?」
「なんでそんな危ない薬売ってるやつみたいな言い方すんだよ.........。」
言ってることが詐欺師じゃねぇか。
「それでどうなのよ。出来ないのか?────「お兄ちゃんをバカにするな!」────ん?」
夜椿が俺を挑発してくるように言おうとした途端に、傍にいた椋が夜椿に噛み付こうとした。
どうやら我慢出来なかったようだ。
夜椿は突然の出来事に小さな笑みを零していた。
俺から見たらなんともない行為。
だが、対峙している椋はそうは思えなかったようだ。
「────ッ?!!」
椋は夜椿から発せられる
ハッキリ言って異常だ。
俺には夜椿が何かをしている風には見えないし感じない。
と言うことは必然的に夜椿が椋にだけ威圧をしているんだろう。
「む、椋?」
「フゥー.........フゥー............!」
偽りとはいえ、椋は紛れもなくサーヴァント。
しかも暗殺者として戦ってきたのだ、自分より強者の存在とはそれなりに経験がある筈なのにここまで焦っている。
「そんな荒い息たてんなよ。折角のギフトゲームが台無しだぜ?」
「う、うるさいっ! お前はお兄ちゃんを侮辱した! 今すぐ謝れっ!!」
「さっきの言葉が気に障ったのか。申し訳ない。」
いくら挑発した言葉だったとしても、俺にとっては簡単なじゃれあいみたいなもの(向こうはイタズラ目的かも知らないが。)だったので、夜椿は頭を下げる。
「椋。どうしてこんなことしたんだ?」
だとしても勘違いとはいえ、失礼をしたら駄目だがな。
「だって.........お兄ちゃんのこと............。」
俺に怒られて椋は少し俯いて瞳に涙を溜める。
.........なんか罪悪感がヤバイ。
「.........はぁ。いいか、椋。アレは夜椿なりの悪ふざけだ。確かに夜椿が言ったことは悪いが、それを確認しなかった椋も同罪だ。」
「はい.........ごめんなさい。」
「俺じゃなくて夜椿に謝ってこい。」
わかったと、椋が一言返事をすると夜椿の下までビクビクしながら近寄って行った。
「あの.........さっきはすみませんでした.........。」
「ん? 別にいいよ。俺に落ち度があったわけだし、それに.........君とも戦ってみたいと思ったからね。」
夜椿は扇子に" 好奇心 "と文字を出して柔らかく笑う。
それにつられて椋も笑みを返す。
無事に仲直りできたらしい。
「それで。恭弥、返事はどうかな?」
「ああ、俺でよかったらやらせてもらせてくれ。」
「頼んだよ。ギフトゲーム開始は、そうだな.........30分後ってとこかな。白夜叉にそう言っておくからギターの方はその間にマスターしてくれ。」
「ああ、了解した。」
演奏の協力者が見つかったことに軽く安堵する夜椿。
その顔は少し嬉しそうな感じがした。
「それじゃあこれで.........って、ああそうそう。えっと、椋ちゃん、で合ってるよね?」
「そう、ですけど.........。」
少しばかりぎこちない敬語を使う椋。
罪悪感と俺に怒られたことで頭が一杯なようだ。
「これを
そう言って夜椿が椋に返したのは六本のナイフ.........椋の装備品である。
「「「「「「!?」」」」」」
夜椿の行動に俺と椋。
近くにいた、
一体いつの間にナイフは取られていたのだろうか。
椋は予備でナイフ四本を腰につけている。
これは奪われてもまだ理解できる。
しかし、両手にしっかりと握っていたものまでも気づかれないうちに奪われていたのだ。
これは明らかに異常だ。
戦闘時並みに気を張っていた椋が気づかれずに武器を取られた。
それは偽りの存在だが元殺人鬼として、アサシンのサーヴァントとしてあるまじき状況だ。
どこに自分の武器を平気で捨てる戦士がいるだろうか。
要するに、夜椿の技術力は相手の知覚よりも圧倒的に上回っていたのだ。
誰よりも修羅場を経験したであろう暗殺者を、夜椿はあざ笑うかの様に易々と越えてしまった。
「あ、ありがとう......ございます......。」
「どういたしまして。」
まるで借りてた筆記用具を返す時の様な軽い態度の夜椿は、さっき椋がとった行為に少なからず満足したのかゆっくりとステージに登り、演奏の準備を始める。
その悠々とした姿に、新神教会一同が恐怖と畏怖の念を抱き、夜椿に対しての評価を改めた。
────どんな生物よりも、どんなマフィアよりも、どんなプレイヤーよりも、どんなモンスターよりも、どんあ怪物よりも、どんな人間よりも、どんな修羅神仏よりも............夜椿の方がよっぽど危険だ、と............。
いかがだったでしょうか?
ユウキよ次の試合は頑張ってくれ←他人事
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今回も読んでいただきありがとうございました!!!!