3×3=μ's(さざんがミュ~ズ)/ラブライブSSまとめ   作:スターダイヤモンド

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アンタ、背中が煤けてるぜ(中)

 

 

 

 

穂乃果:「この中で、麻雀できる人~?」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

穂乃果:「…って、さすがにいないかぁ…」

 

 

 

海未 :「当然の結果です!女子校生が麻雀など…」

 

 

 

花陽 :「…えっと…できる…っていうほどじゃないけど、簡単なルールと役くらいなら…わかる…かな?」

 

 

 

一同 :「えっ?」

 

海未 :「花陽?」

 

穂乃果:「チョー意外…」

 

 

 

花陽 :「今のアイドルってゴルフをしたり、競馬をしたり、この間やった将棋を指したり…趣味って言えばいいのか、特技って言えばいいのか…本業以外のプラスαがないと、生き残っていけない!!…みたいなところがあって…」

 

にこ :「それはその通りね…」

 

花陽 :「その中でさっき話したように、アイドルだけど麻雀してる人もいて…花陽も最初『麻雀?』とは、思ったんだけど…怖いもの見たさでちょっと眺めてたら…これが、なかなか面白かったので…」

 

穂乃果:「へぇ…」

 

花陽 :「あっ…でも、そんなに詳しくはないよ!ネットのゲームでたまに遊ぶくらいで…点数計算とかよくわからないし…」

 

凛  :「初耳にゃ」

 

花陽 :「…えへ…にこちゃんにバレたら『アイドルが麻雀だなんて邪道よ!』って怒られちゃうかと思って…」

 

にこ :「…まぁ、言うわね…」

 

花陽 :「…だよねぇ…」

 

にこ :「だけど…さすが花陽!アタシが見込んだ後輩だけのことはあるわ」

 

 

 

花陽 :「えっ?」

 

 

 

にこ :「アタシも同じだ…って言ってるの!」

 

 

 

花陽 :「へっ?にこちゃんと…」

 

 

 

にこ :「芸は身を助ける…って言うでしょ?なんかしら手に職を付けておけば、きっと役に立つ時がくるわ。それには麻雀って『うってつけ』じゃない。…プロになれば、それはそれで稼げるわけだし」

 

花陽 :「い、いや…花陽はそこまでは考えてないけど…」

 

にこ :「…とはいえ、アタシの知識も、恐らく花陽と同レベルってとこかしら。まだ、本腰入れてやってるわけじゃないから」

 

希  :「そうすると…あと誰かひとりいれば…一応は遊べる…ってことやね?」

 

花陽 :「あとひとり?」

 

にこ :「はぁ?麻雀は4人でするゲームよ。アタシと花陽で2人しか…」

 

希  :「ううん、あとひとりや。花陽ちゃん、にこっち…そして…ウチを含めて…」

 

 

 

一同 :「えっ?」

 

 

 

穂乃果:「希ちゃんが?…」

 

ことり:「ちゅん?」

 

 

 

海未 :「…以前、こんな光景を見たことがありますね…」

 

凛  :「セルフパロディにゃ!」

 

 

 

希  :「にやっ!」

 

 

 

にこ :「笑ってるけど、アンタ、本当に打てるの?」

 

希  :「疑ってるん?」

 

海未 :「いえ、博学な希のことですから…麻雀くらい知ってて、当然という気はしますが…」

 

希  :「昔はよく、ゲームセンターの『脱衣麻雀』で遊んでたんよ」

 

 

 

絵里 :「脱衣…」

 

真姫 :「麻雀?」

 

 

 

希  :「麻雀して勝ったら、画面の中の女の子が、段々と脱いでいく♡…っていうヤツやね」

 

 

 

海未 :「は…破廉恥です!!」

 

 

 

絵里 :「まぁ…それは…海未でなくてもそう言うわね…」

 

真姫 :「まぁ…そうね…」

 

 

 

希  :「…そんなにドン引きせんでもいいんやない?」

 

 

 

一同 :「するでしょ!」

 

 

 

希  :「そ、そやけど…今はしてへんよ…っていうか…最近は対戦型のゲームしかなくなってしまったから、やりたくてもでけへんやん…」

 

海未 :「なんですか!?その『昔のことだから時効です』みたいや言い分は。そんなこと言っても、希が破廉恥だという事実は変わりませんよ」

 

にこ :「まぁ、それは今もそうだから、大して驚きはしないけど…」

 

海未 :「…そうでした…」

 

希  :「う~ん…そんなつもりはないんやけど…」

 

真姫 :「そこは自覚しなさいよ」

 

希  :「まぁ、それはそれとして…一応、ウチも少しくらいは知ってる…って言いたかっただけで…」

 

穂乃果:「そうだよ、今は希ちゃんがエッチかどうかが問題じゃなくて、みんなで麻雀ができるかどうかの方が大事なんだから!」

 

真姫 :「それを重要視してるのは、穂乃果だけだけど…」

 

穂乃果:「何を言ってるの?このままだと、まだ使える雀卓が、ゴミとして処分されちゃうんだよ!」

 

真姫 :「仕方ないじゃない」

 

 

 

穂乃果:「あ~あ…そりゃあ、真姫ちゃんちは何でも使い捨てかもしれないから、そうかもしれないけどさ…物を大事にしないと『もったいないお化け』が出るんだからね!」

 

にこ :「アンタは子供か!」

 

 

 

絵里 :「もったいないお化け?…本当にいるの?…」

 

にこ :「アンタも子供か!」

 

 

 

希  :「『お~い!』…お~い…お~い…『やっほ~!』…やっほ~…やっほ~…」

 

 

 

一同 :「?」

 

 

 

凛  :「…木霊か!…にゃ?」

 

希  :「正解!!」

 

 

 

一同 :「あはは…」

 

にこ :「わかりづらいボケを…」

 

 

 

穂乃果:「希ちゃん!凛ちゃん!…穂乃果、真剣なんだけど!!」

 

 

 

希  :「ごめん、ごめん…つい…な?」

 

凛  :「にゃ!」

 

 

 

希  :「そやったら、まずはウチら3人で、遊び方をレクチャーするってのはどうやろか?」

 

にこ :「サンマするってこと?」

 

凛  :「にゃ?サンマ?…凛はお魚苦手にゃ~…」

 

花陽 :「あのね、凛ちゃん。サンマっていうのは3人で麻雀をすることをいうんだよ」

 

凛  :「あぁ…にゃるほど」

 

希  :「最初はルールの説明からしないといけないやろう?牌の読み方とか、最低限のことは知っていてもらわんと」

 

にこ :「それはそうね」

 

 

 

希  :「うん…ということで…それでは『爆引き希』の麻雀講座、始まり始まり~!」

 

 

 

一同 :「爆引き希?」

 

 

 

希  :「まず麻雀は4人でやる競技ってことはわかるやろ?」

 

穂乃果:「椅子が4つあるからね」

 

希  :「じゃあ、実際に…ウチがここに座って…にこっちはウチの右に…花陽ちゃんは対面(といめん)で…あとひとりは…そうやなぁ、最後は海未ちゃん、座ろうか?」

 

海未 :「私…ですか?」

 

希  :「誰でもいいんやけどね、たぶん、この中なら、一番理解が早そうだから…」

 

海未 :「はぁ…まぁ…」

 

希  :「さて…今、4人が席に着いたワケやけど…それぞれの場所に名前があって…例えば、ウチを基準にした場合、ここが『東(トン)』、にこっちが『南(ナン)』、花陽ちゃんが『西(シャー)』…で海未ちゃんが『北(ぺー)』ってなるんよ」

 

 

 

凛  :「希ちゃんがトン?」

 

希  :「豚でもウチの体重のことでもないからね?」

 

凛  :「違うんだ…」

 

希  :「凛ちゃん、あとでワシワシMAXの刑確定!」

 

凛  :「にゃ~!!」

 

 

 

真姫 :「待って希が東なら……南と北の位置は逆じゃない?」

 

ことり:「東…西…南…北…あっ!本当だ…」

 

希  :「ところが、これであってるんよ。どうしてそうなったか…という理由は遥か昔のことだから、よくわからないんやけど…もっともらしく言われてるのは…『麻雀は神々のゲームで、人は空を見ながら観戦してたから』…なんやって。まぁ、これも、とある学者の作り話らしいんやけど…」

 

海未 :「さすが希!本当に博学ですね」

 

穂乃果:「誰も知らないからって、デタラメ言ってない?」

 

希  :「信じるも、信じないも…あなた次第…なんてなぁ…」

 

絵里 :「ねぇ…さっき…『希を基準とした場合』…って言ったけど…」

 

希  :「そうなんよ。麻雀は半時計回りで、順番に牌を『ツモ』っていくんやけど…」

 

絵里 :「ツモる?」

 

希  :「あちゃ~…そうやね…そこからやね…」

 

花陽 :「例えて…言うなら『ババ抜きでカードを引き抜くこと』です。麻雀の場合は『山(ヤマ)』と呼ばれる牌が積んであるところから、持ってくるんですけどね」

 

絵里 :「へぇ…」

 

花陽 :「そして、第一『ツモ』をする人…つまり、一番始めに牌を引く人が『東』になります」

 

にこ :「いわゆる『親』ね」

 

真姫 :「親?」

 

にこ :「『東』以外は『子』よ」

 

 

 

穂乃果:「子供か!」

 

 

 

一同 :「…」

 

 

 

穂乃果:「いやぁ、さっきの流れで、なんとなく…ごめん…」

 

 

 

こてり:「くすっ」

 

 

 

絵里 :「えっと…つまり…『南』と『西』と『北』が『子』になるのね?」

 

花陽 :「はい。ですから今は、希ちゃんが『親』で、にこちゃんと海未ちゃんと私は『子』になります」

 

穂乃果:「『親』と『子』と何が違うの?」

 

希  :「まず単純に、今話した通り、ゲームは『親』からスタートするってことやね。『親』から半時計回りに、牌を引く」

 

海未 :「それが『東』『南』『西』『北』…の順になっているのですね?」

 

希  :「イエ~ス!」

 

花陽 :「それと、もうひとつ大事なことがあります。『和了(アガ)った』時の点数が『子』の時よりも高くなるんです」

 

穂乃果「おぉ!…ってことは、『子』でアガるよりも『親』の時にアガった方がいいってことだよね?」

 

花陽 :「はい、簡単に言えばそうなります」

 

にこ :「ただし『親』の時に『ツモ和了り』されると、他の人より倍支払わなきゃならない…ってリスクもあるけどね」

 

穂乃果:「ツモアガり?」

 

希  :「まぁ、それは後々…そんでもって『親』の時に和了れれば、その権利は継続することができるんよ」

 

にこ :「逆に言えば『親』の時に和了れなければ、『親』はその次の人に移る」

 

海未 :「次の人とは…この場合、にこ…ということでしょうか?」

 

にこ :「そうアタシが『親』になる」

 

希  :「にこっちが『親』になるということは…次のゲームは、にこっちが最初にツモる人になる…ってことやん?」

 

花陽 :「なので、今度はにこちゃんが『東』になりました。では、海未ちゃんは何になるでしょう?」

 

海未 :「半時計回りにひとつずつ、方角がズレるので…私は『北』から『西』になりますね?」

 

希  :「そうやね」

 

絵里 :「じゃあ、さっき希の場所が『東』って言ってたけど、正確にはその『席』が『東』ってことじゃなくて、その『人』が『東』ってことなのね?」

 

希  :「うん」

 

花陽 :「因みに…この東南西北のことを『風』といいます。『風』は役を作る時に関わってきますので、自分が今『南』なのか『西』なのか『北』なのか…常に意識しておく必要があります」

 

穂乃果:「へぇ…」

 

希  :「…で…ウチから『親』が始まったとして、グルッと2周…つまり、海未ちゃんが2回目の『親』の時に、最後、和了れなかったら、このゲームは終了となるんよ」

 

にこ :「最初の1周目を『東場(トンバ)』、2周目を『南場(ナンバ)』って呼ぶの」

 

花陽 :「この2周を『半荘(ハンチャン)』って言います。本当は『西場(シャーバ)』『北場(ペーバ)』まであるらしいですけど、ゲームが長くなるので『半荘』で終わるのが一般的みたいです」

 

海未 :「はい、なんとなく、ゲームの流れはわかりました。ですが、一番最初の『東』…つまり『親』はどう決めるのでしょう?まだゲームは始まってませんよね」

 

にこ :「それはサイコロを2回振って、出た目によって決めるんだけど、細かい説明は面倒くさいから、あとでやりながら教えてあげるわ」

 

穂乃果:「なるほど、その為のサイコロなんだね」

 

 

 

 

 

絵里 :「…それはそうと…これ、いつまで続けるのかしら?」

 

真姫 :「確かに…まだまだ終わりそうにないわね…」

 

 

 

 

~つづく~

 

この作品の内容について

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  • つまらない
  • 1話、1話分けた方がいい
  • Aqoursの話が少ない!
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