3×3=μ's(さざんがミュ~ズ)   作:スターダイヤモンド

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μ's × Aqours その9

 

 

 

【劇場版サンシャイン①】

 

曜「ローマに『コロッセオ』ってあるでしょ?」

 

梨子「古代の円形闘技場のことだよね?」

 

曜「うん!あれね…ずっと日本語の『殺せよ!』が語源だと思ってたんだ」

 

梨子「…それは物騒だね…雰囲気としてはそんな感じだけど」

 

曜「…で、コロッセオを英語にすると…『コロシアム』」

 

梨子「うん…」

 

曜「だから、それも『殺し合う』が語源だと…」

 

 

 

梨子「…」(幼少期になにかあった?)

 

 

 

 

 

【ダイヤからの挑戦状】

 

ダイヤ「それでは、μ'sの皆さんに問題ですわ!」

 

にこ「なによ、いきなり…」

 

ダイヤ「以前『しりとり』では完敗してしまいましたので、リベンジですわ!」

 

にこ「あぁ…アンタ、見掛けによらず、ポンコツな回答を繰り返してたもんね…」

 

 

 

ダイヤ「…」

 

 

 

にこ「…で…なによ、問題って?」

 

ダイヤ「はい!では、早速1問目ですわ!次の並びは何の順番か当ててください」

 

 

 

問1:次の並び順の法則を答えよ。

※同等の場合は五十音順で記載。

 

希>絵里>鞠莉>果南=花丸>千歌=花陽=曜>ことり=ダイヤ=梨子>善子>穂乃果=真姫>海未>ルビィ>凛>にこ

 

 

 

凛「こんなの簡単だよ!おっぱいの大きい順にゃ!」

 

海未「せめて胸囲と言ってください」

 

にこ「アンタねぇ…喧嘩売ってるの?」

 

ダイヤ「いえ、今のは練習問題みたいなものですわ。ですが、次はそうはいきません!」

 

 

 

問2:次の並び順の法則を見つけよ。

※同等の場合は五十音順で記載

 

にこ>千歌>海未=絵里=ダイヤ・ルビィ=穂乃果>果南=ことり=希=花丸=花陽=真姫=鞠莉=曜=善子=梨子=凛

 

 

 

希「にこっちが一番大きい…ってなんやろ?」

 

凛「にこちゃんが大きいもの?…大きい…大きい…あ、わかった!態度にゃ」

 

にこ「凛、アンタ一回死んでみる?」

 

凛「にゃあ!」

 

海未「あるいは…多い…ですかね?」

 

にこ「だったら、ファンの数に決まってるじゃない」

 

真姫「意味わかんない…」

 

にこ「ぬゎんでよ!」

 

穂乃果「赤点の数?」

 

海未「だとしたら、穂乃果はもっと上位ですね」

 

真姫「凛もね」

 

凛「にゃあ…」

 

絵里「私と穂乃果と…海未がイコールなもの?」

 

穂乃果「はて…」

 

 

 

花陽「あぁ!!」

 

 

 

穂乃果「おぉ、花陽ちゃん!わかった?」

 

花陽「答えは『姉妹(兄弟)の数』です」

 

ことり「そっか!」

 

絵里「ハラショー!」

 

真姫「えっ…でも海未って…あっ!」

 

海未「はい、私には歳の離れた姉がいるので…」

 

ことり「どう見ても、お姉さんにしか見えないけどね!」

 

海未「いえ、それは穂乃果のせいです!」

 

穂乃果「まぁ、その話は置いといて…」

 

ダイヤ「さすがですわ。まぁ、これくらい答えてくれなければ、話になりませんけど…」

 

にこ「ふん、偉そうね!」

 

ダイヤ「ですが、次はそうはいきません!ズバリ、難問ですわ!」

 

 

 

問3:次の各グループの(あ)~(お)に入る名前を答えよ。

 

A:ダイヤ、ルビィ、梨子、にこ、(あ)、(い)

 

B:千歌、絵里、(う)

 

C:果南、善子、花丸、穂乃果、ことり、(え)

 

D:鞠莉、曜、(お)

 

 

 

にこ「…これは卑怯ね…アタシたちはアンタたちのことなんて、あんまり知らないんだから」

 

ダイヤ「甘いですわ!そんなことでは、アイドルオタクを名乗る資格はありません!」

 

にこ「自分からオタクを名乗ったことなんてないけどね!」

 

穂乃果「う~ん…(え)は海未ちゃんかなぁ…」

 

海未「確かにμ'sの並びだけみれば、それがしっくりきますが…他の3人との共通点はなんでしょうか?」

 

穂乃果「そこだよねぇ…」

 

凛「Bは…千歌とエリーチカにゃ!」

 

にこ「『ちか』繋がり…とでも言いたいわけ?だとしら、もうひとりの『ちか』は誰よ?」

 

凛「…希ちゃん?…」

 

希「ウチ?」

 

凛「ノゾミーチカ…希…ちか…希、痴漢…」

 

希「これこれ!」

 

ことり「う~ん…頭文字…でもないし…」

 

絵里「こういう時は、まず与えられた情報を整理した方がいいわ」

 

海未「そうですね」

 

穂乃果「どういうこと?」

 

海未「Aqoursは全員名前が出てますが、μ'sは4人だけですよね?」

 

穂乃果「つまり、残された選択肢は…希、海未、真姫、凛、花陽…の5人ってことだよね!」

 

海未「はい。その5人のうち、2人だけは共通点があり、他の3人はバラバラだ…ということです」

 

凛「リリホワがみんないるにゃ!」

 

海未「そういえばそうですね」

 

真姫「1年生も全員いるわよ」

 

 

 

希「…リリホワ?…あぁ、なるほど…やね…」

 

 

 

穂乃果「の、希ちゃんわかったの?」

 

希「そやね!」

 

穂乃果「えっ?なになに?」

 

希「…そやけど、まだ、教えるのは早いんやないかな」

 

穂乃果「え~!いいじゃん!」

 

凛「ケチにゃ!」

 

希「ちなみに花陽ちゃんは?」

 

花陽「はい、わかっちゃいました!」

 

希「さすが花陽ちゃんやね…」

 

花陽「だてにアイドルを追求してませんから!」

 

にこ「…」

 

花陽「あ、ほら…にこちゃんは、にこちゃんで詳しいジャンルが違うし…」

 

にこ「別に気を遣わなくてもいいわよ」

 

花陽「うぅ…」

 

希「まぁ、ヒントくらいはね…いいんやない?」

 

花陽「は、はい!えっと…なんで4つのグループに別れているか…にピン!とくれば結構簡単かと…」

 

凛「簡単じゃないにゃ~」

 

希「ちなみリリホワで集まった時『ウチだけ違うんやなぁ』…って思ったことがあったんよ」

 

海未「希だけ…違う…ですか?」

 

花陽「実は、問題のグループ名の中にも、ちょっぴりヒントが隠されてるんだよ」

 

 

 

海未「!!…なるほど!そういうことですか!」

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん、わかったの?」

 

海未「(あ)か(い)は私ですね?」

 

花陽「正解!」

 

にこ「ぬゎんでよ?」

 

海未「私とにこと、共通点があるんですよ」

 

凛「貧乳」

 

にこ「どの口が言う!」

 

海未「凛、あなたも同じグループなのですが…」

 

にこ「墓穴を掘ったわね!」

 

凛「…にゃあ…」

 

絵里「ひょっとして…(う)は花陽かしら?」

 

花陽「はい!」

 

希「さすがえりちやね!」

 

絵里「数少ない花陽との共通点だもの」

 

真姫「あぁ、そういうこと?」

 

凛「真姫ちゃんもわかったにゃ?」

 

真姫「(お)が私ね…。まぁ、そういう意味じゃ、μ'sに仲間はいないわね…」

 

凛「『ぼっち』っていう意味かにゃ?」

 

真姫「違うわよ!」

 

穂乃果「えっと…(あ)(い)が海未ちゃんと、凛ちゃん…(う)が花陽ちゃん…(お)が真姫ちゃんだとすると…(え)は希ちゃん?」

 

希「…やね!」

 

穂乃果「え~!?穂乃果とことりちゃんと希ちゃん?…通点なんかあったっけ?…『名前が三文字』くらいしか思い付かない」

 

希「穂乃果ちゃん、μ'sのリーダーなんやから、もう少しウチのことも知っといてや…」

 

ことり「穂乃果ちゃん、正解は血液型だよ!」

 

 

 

にこ「あっ!」

 

穂乃果「あっ!」

 

凛「あっ!」

 

 

 

希「…っていうことで、どうやろ?」

 

ダイヤ「その通りですわ!」

 

にこ「まぁ、まだまだアタシたち挑もうなんて、100年早い!…ってことね」

 

希「いや、にこっち、わかってなかったやん!」

 

ダイヤ「希さんはどこでわかったのですか」

 

希「たいしたことやないんよ。何かを4つに分ける…って時に、血液型を思い付いただけやから…スピリチュアルやろ?」

 

ダイヤ「なるほどですわ」

 

希「…とはいえ、ウチ、あんまり血液型占いはせんのやけどな」

 

ダイヤ「なぜですか?」

 

希「海外では通用しないんよ」

 

海未「そもそも非科学的な、何の根拠もない迷信みたいなものですから」

 

希「いや、海未ちゃん、それを言われると実も蓋もないんやけど…」

 

真姫「日本だけなんでしょ?こんなにA型、B型、O型、AB型がバランスよく分散してる国は」

 

希「さすが医者の卵やね!」

 

穂乃果「どういうこと?」

 

真姫「日本における血液型の比率は、A型40%、O型30%、B型20%、AB型10%って言われているわ」

 

海未「!!…μ'sもほぼ同じ割合ですね」

 

ことり「本当だぁ!」

 

真姫「でもイギリスでは、ある保険会社が調査した結果、国民の90%弱がA型とO型で占められていることがわかったの」

 

絵里「あら!そうすると、私も花陽も…それに真姫も…イギリスにはいない…ってことになるわね…」

 

希「えりち…その例えはどうかと思うんやけど…」

 

真姫「ちなみにB型は8.6%、AB型は3.0%と圧倒的に少ないらしわよ」

 

絵里「だとすると真姫なんて、絶滅危惧種じゃない」

 

真姫「違うから!」

 

穂乃果「でも、それってイギリスの話だけなんでしょ?」

 

真姫「ううん…この傾向はヨーロッパ全域でも大差はなくて…基本的にアングロ・サクソンにはA型とO型が多い…ってことが証明されてるの」

 

穂乃果「へぇ…」

 

真姫「一方で…ブラジルの血液型分布なんかは、もっと極端なことになっていて…ネイティブのインディオ民族系ブラジル人は、A型0%、O型100%、B型0%、AB型0%…つまり全員がO型…」

 

にこ「えっ?」

 

海未「それはちょっと極端過ぎはしませんか?」

 

真姫「そうね。でも事実だもの…。西暦1500年ごろに梅毒が大流行して…その時に、ほかの血液型の人間が死に絶えたのに対し、病気に強い耐性を持っていたO型のみが生き残った…っていうのが理由みたい」

 

にこ「なにそれ?軽くホラーじゃない」

 

凛「バイオハザードみたいにゃ!」

 

希「O型同士の両親からは、O型以外の子どもは産まれてこないんよ」

 

海未「その血統が500年以上に渡って脈々と受け継がれている…と」

 

真姫「まぁ、そんなとこね」

 

希「そんなんやから、海外に血液型占いみたいなのは、存在しないんよ。だって、みんなおんなじ血液型なんやもん」

 

花陽「なるほどです」

 

希「そやから、外国人に『あなたの血液型は?』なんて、訊いたらあかんよ。『なんや、ワレ!ワシの血液型訊いてどないするつもりや!血液売買でもするんかいのぅ!?』って、トラブルの基になるみたいやから」

 

穂乃果「なぜに関西弁…」

 

ダイヤ「き、肝に銘じておきますわ!」

 

 

 

にこ「って、アンタ、まだいたの?」

 

ダイヤ「帰るタイミングを逃しました…」

 

にこ「まぁ、いいわ…またいつでもいらっしゃい!受けて立つから」

 

ダイヤ「はい!今度は負けません!…ですわ!」

 

 

 

 

 

【♪こぶたぬきつねこ】

 

花陽「♪こぶた」

 

善子「♪たぬき」

 

ことり「♪きつね」

 

梨子「♪ねこ」

 

 

 

花陽「♪はなよ」

 

善子「♪よしこ」

 

ことり「♪ことり」

 

りこ「♪りこ」

 

 

 

4人「やったぁ!できたぁ!」

 

 

 

凛「でもそれだと、最初に戻らないにゃ…」

 

 

 

4人「…うん…知ってた…」

 

 

 

 

 

【劇場版サンシャイン②】

 

真姫「舞台は『イタリア』なんですって…」

 

花陽「うん、そうみたいだね」

 

真姫「私に声が掛からなかったんだけど…」

 

花陽「えっ?」

 

真姫「イタリア…って言ったら私じゃない」

 

凛「真姫ちゃんにイタリアのイメージはないにゃ~」

 

真姫「どうして?イタリアって言ったらトマトでしょ?トマトって言ったら私じゃない!」

 

花陽「う、うん…そうかな…」

 

凛「イタリア…トマト…イタリアントマト…『イタトマの真姫』にゃ」

 

真姫「そうよ、私はイタトマの真姫!」

 

花陽(なんか、真姫ちゃんがすごくチープに見えてきた)

 

花陽(…っていうか…真姫ちゃん『イタトマ』がなんだか知ってるのかな?」

 

凛「『イタトマキ』」

 

真姫「その略し方はイヤ…」

 

凛「『板の間の真姫』」

 

真姫「なにそれ?せめてフローリングって言って」

 

凛「『イタい真姫』」

 

真姫「どこがイタいのよ!」

 

凛「『イカ巻き』」

 

真姫「イタリア消えちゃったじゃない!」

 

凛「『当たり屋真姫』」

 

真姫「いや、もう意味わかんない…」

 

 

 

花陽(ハライチのネタみたいになってきたね…)

 

 

 

 

 

μ's×Aqours ~つづく~

 

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  • 1話、1話分けた方がいい
  • Aqoursの話が少ない!

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