3×3=μ's(さざんがミュ~ズ)   作:スターダイヤモンド

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μ's × Aqours その15

 

 

 

 

 

【ドラフト会議③】

 

ヒデコ「それでは4巡目の指名をお願いします」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「入札が終わったようですね」

 

フミコ「みたいですね」

 

ヒデコ「では、結果を聴きましょう」

 

 

 

≪第4巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『松浦果南…浦の星女学院…1年…』≫

 

 

 

≪第4巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『渡辺曜…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第4巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『渡辺曜…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁっ!!なんと!4巡目は東條さんが1本釣りに成功!そして矢澤さんは4回目の重複指名です」

 

フミコ「こんなことって、あるんですねぇ」

 

 

 

ミカ「おめでとうございます」

 

希「おおきに」

 

ミカ「松浦さんを指名しました」

 

希「そうやね。見た目に寄らず『恐がり』って話やから」

 

ミカ「そうですね」

 

希「そういうメンバーも必要やん」

 

ミカ「なるほど」

 

希「③あたりにいてもらって…普段は平然としてるんやけど、オカルトチックな話題になると、急に震え出したりして…花丸ちゃんに励まされたり…ギャップ萌えやね」

 

ミカ「絢瀬さんみたいですね」

 

希「おぉ!そうやね」

 

 

 

ミカ「続いて『その』絢瀬さんです」

 

絵里「別に私は恐がりなんかじゃないから」

 

ミカ「はい、はい」

 

絵里「…」

 

ミカ「曜さんを指名しまたが?」

 

絵里「えっ?あ…彼女は裁縫も料理も上手だから、女子力の高さは折り紙付きじゃない」

 

ミカ「だとすると…もっと上位での指名もあり得たわけですが…」

 

絵里「そうね…まぁ、タイミングの問題よ。相手もあることだし」

 

ミカ「そうですか…」

 

絵里「えぇ…」

 

 

 

ミカ「そして矢澤さんです。また。指名が被りました」

 

にこ「いい加減にして欲しいわ!」

 

ミカ「ここでの指名はどういう意図で?」

 

にこ「そうね…残ってるメンバーでアイドル好き要素を探した時に『コスプレマニア』ってわりと『こっち』に近いんじゃないかと思ったのよ」

 

ミカ「アイドル好きなら、高海さんも残ってますが」

 

にこ「タイミングの問題よ。相手もいることだし」

 

ミカ「さっき、そっくり同じセリフを聞きました」

 

にこ「そう」

 

 

 

ヒデコ「それでは絢瀬さん、矢澤さん…抽選箱に手を入れて、カードを引いてください」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください!」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

絵里「?」

 

にこ「?」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「すみません!手違いで当たりカードが入ってませんでした」

 

 

 

絵里「ハラショー…」

 

にこ「うぉ~い!!」

 

 

 

絵里「今の緊張感を返して欲しいわ」

 

にこ「まったくね!」

 

 

 

ヒデコ「では、改めて」

 

 

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「開けてください!」

 

 

 

絵里「!」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「引き当てたのは絢瀬さん!!」

 

 

 

にこ「ちっ!!」

 

 

 

ミカ「渡辺さんを獲得しました」

 

絵里「にこには悪いけど…上手くいったわ」

 

ミカ「彼女のポジションは?」

 

絵里「②ね。正直、梨子の隣ってビミョーかも知れないけど…」

 

ミカ「色々と気を遣われてるのですね?」

 

絵里「まあね…。でも④に配置するよりはマシだと思うわ」

 

ミカ「あっ!②なら右隣に南さんがいますからね」

 

 

 

ヒデコ「残念ながら矢澤さん、抽選はこれで1勝3敗です」

 

フミコ「こればっかりは、どうしようもないですね」

 

ヒデコ「引く順番がいつも最後ですから、当たりが残ってない中での抽選になってしまっています」

 

フミコ「これも、最初のじゃんけんで勝ってしまったのがいけないんでしょうね…」

 

ヒデコ「あ、ここで、入札が終わったようです。聴きましょう」

 

 

 

≪第4巡希望選択選手……『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『星空凛…音ノ木坂学院…1年…』≫

 

 

 

ヒデコ「星空さんです!」

 

フミコ「そうですね…ひとつ前の選択で『オチ担当』を指名していますから、逆に『ツッコミ要員』としてでの獲得ではないでしょうか」

 

ヒデコ「なるほど」

 

フミコ「さらに彼女はボケもできますからね。使い勝手がいいキャラクターだと思いますよ」

 

 

 

ミカ「…ということでよろしいでしょうか?」

 

にこ「まぁ、そんなところね」

 

ミカ「ポジションは?」

 

にこ「②ね。なんだかんだ言って、真姫ちゃんも凛が隣なら絡みやすいだろうから」

 

ミカ「矢澤さん、西木野さん、星空さん…なんだかいつもと変わり栄えしない並びですね」

 

にこ「放っておいて…」

 

 

 

ヒデコ「心なしか、矢澤さんの元気がないのが気になります」

 

フミコ「アイドルトークで盛り上がることとは、程遠い編成になりましたからね」

 

ヒデコ「ですが、そうは言っても次が最後の選択となります。残されたのは園田さん、小原さん、高海さん」

 

フミコ「決して人気がない…というワケではないのでしょうが…最後まで名前を呼ばれないと、精神的に『くる』ものがありますね」

 

ヒデコ「さぁ、最後は誰が誰に指名されるのでしょうか?」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

にこ「…」

 

 

 

ヒデコ「出揃ったようです」

 

 

 

≪第5巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『高海千歌…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第5巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『高海千歌…浦の星女学院…2年…』≫

 

 

 

≪第5巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『園田海未…音ノ木坂学院…2年…』≫

 

 

 

ヒデコ「あぁ…なんとオーラスは東條さんと絢瀬さんが競合したぁ!」

 

フミコ「そしてここで初めて、矢澤さんは単独指名に成功しましたね」

 

 

 

ミカ「早速お話を伺いましょう。ようやく…という感じでしょうか」

 

にこ「読み勝ちね」

 

ミカ「重複しまくっていた人のセリフではないと思いますが、一応理由を訊いてみましょう」

 

にこ「希はバランス重視の編成だから、ダイヤと被る海未の指名はないと思ったわ。そして絵里は『まったり』とか『ゆったり』とか言うメンバーを集めているから、ここも指名はない。海未が入ると、急に堅苦しくなるからね…。だから単独指名、イケると思ったわ」

 

ミカ「なるほど。それは確かに読み勝ちですね…でも…いえ、なんでもないです」

 

にこ「なに?」

 

ミカ「いえ…別に何でもないです…え~…一旦お返ししま~す」

 

 

 

ヒデコ「はいは~い!…ということですが…小原さんが最後まで指名されないとは思いませんでした」

 

フミコ「はい、これがドラフトの恐いところですねぇ。チーム方針に合う、合わないがありますから、有力選手でも指名漏れということが起こり得るんですよね」

 

ヒデコ「しかし、このドラフトはまだ終わっておりません。最後まで抽選となりました」

 

フミコ「はい」

 

ヒデコ「東條さん、絢瀬さん…準備はよろしいでしょうか?」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

 

 

ヒデコ「では、カードを引いてください!」

 

 

 

希「…」

 

絵里「…」

 

 

 

ヒデコ「開いてください!」

 

 

 

希「!!」

 

絵里「…」

 

 

 

ヒデコ「どうやら東條さんが引き当てたようです!」

 

フミコ「…ということは…必然的に絢瀬さんのところには、小原さんと決まりましたぁ。この結果を受けてメンバーは次の通りです」

 

 

 

 

 

≪『希のノゾキ見 純EYEレンズ』≫

 

  ◎

ダ     穂 千 果 花

イ 希   乃

ヤ     果 歌 南 丸

 

 

 

 

 

≪『ERI The Best “Tea Room”』≫

 

  ◎

花 絵   こ   梨 鞠

      と 曜

陽 里   り   子 莉

 

 

 

≪『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』≫

 

  ◎

ル に   真   海 善

ビ       凛

ィ こ   姫   未 子

 

 

 

 

 

ミカ「それでは、今回のドラフトのついて、それぞれに総括して頂きましょう。まずは東條さんです。お疲れさまでした」

 

希「お疲れさん」

 

ミカ「いかがでしょう?このメンバー編成を見て」

 

希「悪くないんやない?ウチとはあんまり絡んだことない娘ばっかりやし、新鮮でいいんちゃう?」

 

ミカ「そうですね」

 

希「まぁ、あとはウチの力次第で、どう面白くしていくかやね」

 

ミカ「長時間、ありがとございました」

 

希「おおきに」

 

 

 

ミカ「続いて絢瀬さんです。お疲れさまでした」

 

絵里「お疲れさま」

 

ミカ「前半からかなり理想的な指名ができていたように思われますが、全体を通していかがだったでしょうか?」

 

絵里「見ての通り、ほぼパーフェクトよ」

 

ミカ「最後の抽選は?」

 

絵里「鞠莉には悪いことをしたかもね。希が獲りにいくと思ったから…」

 

ミカ「キャラ被りを嫌ったのかとも思ったのですが…」

 

絵里「鞠莉と?…ま、まぁそうね…それも多少あるわ…でも、どう?番組名とその内容に偽りのないメンバーが集まったと思わない?」

 

ミカ「はい」

 

絵里「だから…とっても満足しているわ」

 

ミカ「よくわかりましたぁ。ありがとうございました」

 

絵里「い~え…」

 

 

 

ミカ「最後は矢澤さんです。お疲れさまでした」

 

にこ「お疲れ」

 

ミカ「っていうか、本当に疲れてますね」

 

にこ「やってわかったけど…これ、すごい大変なのね」

 

ミカ「具体的には?」

 

にこ「抽選で外れ続けると、本当にやる気がなくなるのよねぇ」

 

ミカ「ことごとく外しましたからね」

 

にこ「その結果、まったくアイドルトークとは無縁の娘ばっかりが集まったわ」

 

ミカ「ですが、最後の方は自らの手で、それを放棄したような気がしたのですが」

 

にこ「はぁ?」

 

ミカ「星空さん、園田さんと指名したのには、別の意図が見え隠れしたといますか…」

 

にこ「なにそれ?」

 

 

 

ミカ「貧にゅ…」

 

 

 

にこ「ないから!」

 

 

 

ミカ「はい?」

 

にこ「なんにも意図なんてないから!…変な詮索はしないでほしいわ」

 

ミカ「そ、そうですか…」

 

にこ「まぁ、にこの敗因は選択順をミスったことね。最初に花陽を単独指名していたら、だいぶ変わっていたと思うけど」

 

ミカ「あとの祭りですね」

 

にこ「こうなったら…」

 

ミカ「?」

 

 

 

にこ「FAを待つしかないわ!」

 

 

 

ミカ「気の長い話ですね」

 

 

 

 

 

~つづく~

 







本当はにこが、亜里沙や雪穂を指名する『隠し玉』ネタもやりたかったのだが…。


この作品の内容について

  • 面白い
  • 普通
  • つまらない
  • 1話、1話分けた方がいい
  • Aqoursの話が少ない!
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