【ドラフト会議③】
ヒデコ「それでは4巡目の指名をお願いします」
希「…」
絵里「…」
にこ「…」
ヒデコ「入札が終わったようですね」
フミコ「みたいですね」
ヒデコ「では、結果を聴きましょう」
≪第4巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『松浦果南…浦の星女学院…1年…』≫
≪第4巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『渡辺曜…浦の星女学院…2年…』≫
≪第4巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『渡辺曜…浦の星女学院…2年…』≫
ヒデコ「あぁっ!!なんと!4巡目は東條さんが1本釣りに成功!そして矢澤さんは4回目の重複指名です」
フミコ「こんなことって、あるんですねぇ」
ミカ「おめでとうございます」
希「おおきに」
ミカ「松浦さんを指名しました」
希「そうやね。見た目に寄らず『恐がり』って話やから」
ミカ「そうですね」
希「そういうメンバーも必要やん」
ミカ「なるほど」
希「③あたりにいてもらって…普段は平然としてるんやけど、オカルトチックな話題になると、急に震え出したりして…花丸ちゃんに励まされたり…ギャップ萌えやね」
ミカ「絢瀬さんみたいですね」
希「おぉ!そうやね」
ミカ「続いて『その』絢瀬さんです」
絵里「別に私は恐がりなんかじゃないから」
ミカ「はい、はい」
絵里「…」
ミカ「曜さんを指名しまたが?」
絵里「えっ?あ…彼女は裁縫も料理も上手だから、女子力の高さは折り紙付きじゃない」
ミカ「だとすると…もっと上位での指名もあり得たわけですが…」
絵里「そうね…まぁ、タイミングの問題よ。相手もあることだし」
ミカ「そうですか…」
絵里「えぇ…」
ミカ「そして矢澤さんです。また。指名が被りました」
にこ「いい加減にして欲しいわ!」
ミカ「ここでの指名はどういう意図で?」
にこ「そうね…残ってるメンバーでアイドル好き要素を探した時に『コスプレマニア』ってわりと『こっち』に近いんじゃないかと思ったのよ」
ミカ「アイドル好きなら、高海さんも残ってますが」
にこ「タイミングの問題よ。相手もいることだし」
ミカ「さっき、そっくり同じセリフを聞きました」
にこ「そう」
ヒデコ「それでは絢瀬さん、矢澤さん…抽選箱に手を入れて、カードを引いてください」
絵里「…」
にこ「…」
ヒデコ「開けてください!」
絵里「…」
にこ「…」
絵里「…」
にこ「…」
絵里「?」
にこ「?」
絵里「…」
にこ「…」
ヒデコ「すみません!手違いで当たりカードが入ってませんでした」
絵里「ハラショー…」
にこ「うぉ~い!!」
絵里「今の緊張感を返して欲しいわ」
にこ「まったくね!」
ヒデコ「では、改めて」
絵里「…」
にこ「…」
ヒデコ「開けてください!」
絵里「!」
にこ「…」
ヒデコ「引き当てたのは絢瀬さん!!」
にこ「ちっ!!」
ミカ「渡辺さんを獲得しました」
絵里「にこには悪いけど…上手くいったわ」
ミカ「彼女のポジションは?」
絵里「②ね。正直、梨子の隣ってビミョーかも知れないけど…」
ミカ「色々と気を遣われてるのですね?」
絵里「まあね…。でも④に配置するよりはマシだと思うわ」
ミカ「あっ!②なら右隣に南さんがいますからね」
ヒデコ「残念ながら矢澤さん、抽選はこれで1勝3敗です」
フミコ「こればっかりは、どうしようもないですね」
ヒデコ「引く順番がいつも最後ですから、当たりが残ってない中での抽選になってしまっています」
フミコ「これも、最初のじゃんけんで勝ってしまったのがいけないんでしょうね…」
ヒデコ「あ、ここで、入札が終わったようです。聴きましょう」
≪第4巡希望選択選手……『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『星空凛…音ノ木坂学院…1年…』≫
ヒデコ「星空さんです!」
フミコ「そうですね…ひとつ前の選択で『オチ担当』を指名していますから、逆に『ツッコミ要員』としてでの獲得ではないでしょうか」
ヒデコ「なるほど」
フミコ「さらに彼女はボケもできますからね。使い勝手がいいキャラクターだと思いますよ」
ミカ「…ということでよろしいでしょうか?」
にこ「まぁ、そんなところね」
ミカ「ポジションは?」
にこ「②ね。なんだかんだ言って、真姫ちゃんも凛が隣なら絡みやすいだろうから」
ミカ「矢澤さん、西木野さん、星空さん…なんだかいつもと変わり栄えしない並びですね」
にこ「放っておいて…」
ヒデコ「心なしか、矢澤さんの元気がないのが気になります」
フミコ「アイドルトークで盛り上がることとは、程遠い編成になりましたからね」
ヒデコ「ですが、そうは言っても次が最後の選択となります。残されたのは園田さん、小原さん、高海さん」
フミコ「決して人気がない…というワケではないのでしょうが…最後まで名前を呼ばれないと、精神的に『くる』ものがありますね」
ヒデコ「さぁ、最後は誰が誰に指名されるのでしょうか?」
希「…」
絵里「…」
にこ「…」
ヒデコ「出揃ったようです」
≪第5巡選択希望選手…『希のノゾキ見 純EYEレンズ』…『高海千歌…浦の星女学院…2年…』≫
≪第5巡希望選択選手…『ERI The Best “Tea Room”』…『高海千歌…浦の星女学院…2年…』≫
≪第5巡希望選択選手…『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』…『園田海未…音ノ木坂学院…2年…』≫
ヒデコ「あぁ…なんとオーラスは東條さんと絢瀬さんが競合したぁ!」
フミコ「そしてここで初めて、矢澤さんは単独指名に成功しましたね」
ミカ「早速お話を伺いましょう。ようやく…という感じでしょうか」
にこ「読み勝ちね」
ミカ「重複しまくっていた人のセリフではないと思いますが、一応理由を訊いてみましょう」
にこ「希はバランス重視の編成だから、ダイヤと被る海未の指名はないと思ったわ。そして絵里は『まったり』とか『ゆったり』とか言うメンバーを集めているから、ここも指名はない。海未が入ると、急に堅苦しくなるからね…。だから単独指名、イケると思ったわ」
ミカ「なるほど。それは確かに読み勝ちですね…でも…いえ、なんでもないです」
にこ「なに?」
ミカ「いえ…別に何でもないです…え~…一旦お返ししま~す」
ヒデコ「はいは~い!…ということですが…小原さんが最後まで指名されないとは思いませんでした」
フミコ「はい、これがドラフトの恐いところですねぇ。チーム方針に合う、合わないがありますから、有力選手でも指名漏れということが起こり得るんですよね」
ヒデコ「しかし、このドラフトはまだ終わっておりません。最後まで抽選となりました」
フミコ「はい」
ヒデコ「東條さん、絢瀬さん…準備はよろしいでしょうか?」
希「…」
絵里「…」
ヒデコ「では、カードを引いてください!」
希「…」
絵里「…」
ヒデコ「開いてください!」
希「!!」
絵里「…」
ヒデコ「どうやら東條さんが引き当てたようです!」
フミコ「…ということは…必然的に絢瀬さんのところには、小原さんと決まりましたぁ。この結果を受けてメンバーは次の通りです」
≪『希のノゾキ見 純EYEレンズ』≫
◎
ダ 穂 千 果 花
イ 希 乃
ヤ 果 歌 南 丸
≪『ERI The Best “Tea Room”』≫
◎
花 絵 こ 梨 鞠
と 曜
陽 里 り 子 莉
≪『ラブにこ☆アイドルらぼらとりー』≫
◎
ル に 真 海 善
ビ 凛
ィ こ 姫 未 子
ミカ「それでは、今回のドラフトのついて、それぞれに総括して頂きましょう。まずは東條さんです。お疲れさまでした」
希「お疲れさん」
ミカ「いかがでしょう?このメンバー編成を見て」
希「悪くないんやない?ウチとはあんまり絡んだことない娘ばっかりやし、新鮮でいいんちゃう?」
ミカ「そうですね」
希「まぁ、あとはウチの力次第で、どう面白くしていくかやね」
ミカ「長時間、ありがとございました」
希「おおきに」
ミカ「続いて絢瀬さんです。お疲れさまでした」
絵里「お疲れさま」
ミカ「前半からかなり理想的な指名ができていたように思われますが、全体を通していかがだったでしょうか?」
絵里「見ての通り、ほぼパーフェクトよ」
ミカ「最後の抽選は?」
絵里「鞠莉には悪いことをしたかもね。希が獲りにいくと思ったから…」
ミカ「キャラ被りを嫌ったのかとも思ったのですが…」
絵里「鞠莉と?…ま、まぁそうね…それも多少あるわ…でも、どう?番組名とその内容に偽りのないメンバーが集まったと思わない?」
ミカ「はい」
絵里「だから…とっても満足しているわ」
ミカ「よくわかりましたぁ。ありがとうございました」
絵里「い~え…」
ミカ「最後は矢澤さんです。お疲れさまでした」
にこ「お疲れ」
ミカ「っていうか、本当に疲れてますね」
にこ「やってわかったけど…これ、すごい大変なのね」
ミカ「具体的には?」
にこ「抽選で外れ続けると、本当にやる気がなくなるのよねぇ」
ミカ「ことごとく外しましたからね」
にこ「その結果、まったくアイドルトークとは無縁の娘ばっかりが集まったわ」
ミカ「ですが、最後の方は自らの手で、それを放棄したような気がしたのですが」
にこ「はぁ?」
ミカ「星空さん、園田さんと指名したのには、別の意図が見え隠れしたといますか…」
にこ「なにそれ?」
ミカ「貧にゅ…」
にこ「ないから!」
ミカ「はい?」
にこ「なんにも意図なんてないから!…変な詮索はしないでほしいわ」
ミカ「そ、そうですか…」
にこ「まぁ、にこの敗因は選択順をミスったことね。最初に花陽を単独指名していたら、だいぶ変わっていたと思うけど」
ミカ「あとの祭りですね」
にこ「こうなったら…」
ミカ「?」
にこ「FAを待つしかないわ!」
ミカ「気の長い話ですね」
~つづく~
本当はにこが、亜里沙や雪穂を指名する『隠し玉』ネタもやりたかったのだが…。
この作品の内容について
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1話、1話分けた方がいい
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Aqoursの話が少ない!