3×3=μ's(さざんがミュ~ズ)   作:スターダイヤモンド

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異論、反論、大歓迎です。





ジグザグサンバ

 

 

 

凛「サッカーやりたいにゃ!」

 

花陽「突然?」

 

凛「ソフトボールは前にやったから、次はサッカーにゃ!」

#80632「素直に追いかけて ボールを追いかけて」参照

 

花陽「う、うん…。あ、でもソフトボールは9人だから出来たけど、サッカーだと2人足りないよ!」

 

凛「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんがいるにゃ!」

 

花陽「なるほど…その手があったね。…サッカーか…ソフトボール以上に大変そうだね。システムによって、ポジションの人数も替わるし」

 

凛「まぁ、それだけに、誰がどこをやるか、考えるのは楽しいにゃ!…っていうことで、取り敢えず、オーソドックスな4-4-2にしてみるにゃ。中盤はダイヤモンド型で」

 

花陽「っていうと、ワンボランチ?」

 

凛「うん!まず凛のフォワードは決まりにゃ!」

 

花陽「快速フォワードだね!…ツートップ…もうひとりは?」

 

凛「にこちゃん!ズルいことさせたら右に出る者はいないにゃ!」

 

花陽「ははは…うん、いわゆるマリーシアってことかな?」アセアセ

 

凛「PKいっぱいもらうにゃ!」

 

花陽「シミュレーションとられる方が多そう…」

 

凛「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんはサイドバック」

 

花陽(プッ)「いきなり、そこ?」

 

凛「思い付いたとこから決めるにゃ!」

 

花陽「それはいいけど…どうして、その2人なの?」

 

凛「若いから…」

 

花陽「…」

 

凛「にゃ~!だって、あんなに上がったり下がったりは、年寄りには無理にゃ~!」

 

花陽「年寄りっ…て…1コ2コしか変わらないよ」

 

凛「1コ、2コの差は大きいにゃ!…でも、あの2人の運動神経がどれくらいなのかは、知らない…」

 

花陽「…そうだね…。あ、だったら、スタミナは海未ちゃんが一番ありそうだよ?」

 

凛「うんにゃ!海未ちゃんは、センターバック」

 

花陽「センターバック?」

 

凛「偉そうに指示するの、得意にゃ!」

 

花陽「凛ちゃん…」アセアセ

 

凛「ん?」

 

花陽「ラインコントロールでしょ!…でも、そっか…確かに適任かも。4-4-2だと…もうひとりセンターバックがいるね…」

 

凛「ここは悩みどころにゃ!海未ちゃんの指示なら、黙って従いそうな穂乃果ちゃんなんだけど…」

 

花陽「またまた…凛ちゃん、言葉にトゲが…」アセアセ

 

凛「本当のことにゃ!」

 

花陽「コ、コンビとしての相性はいいよね…」

 

凛「でも、やっばり絵里ちゃんだにゃ!」

 

花陽「絵里ちゃん?」

 

凛「自陣ゴール前に高さがないと、不安にゃ!」

 

花陽「急に戦術的になったね…」

 

凛「凛はずっと戦術的に配置してたつもりにゃ…」ムスッ

 

花陽「ご、ごめん…」シュン

 

凛「じゃあ、罰として…かよちんは、ゴールキーパーにゃ!」

 

花陽「え~!花陽はフィールドプレーヤーじゃないのぅ!」

 

凛「ゴールキーパー…GK…ご飯かよちん…」

 

花陽「最初からそれが言いたかっただけでしょ…」ジーッ

 

凛「バレたにゃ」エヘヘ

 

花陽「まぁ、海未ちゃんと絵里ちゃんが、いれば花陽の出番は無さそうだけどね」

 

凛「どうかな?意外にポンコツだよ」

 

花陽「わぁ!」ソレイッチャウ?

 

凛「トップ下は穂乃果ちゃん。ゴール近くにいれば、勝手にボールが転がってきて、テキトーに蹴ったら入っちゃう…みたいにゃ…」

 

花陽「…そういうイメージはあるかも…」クスッ

 

凛「あとは…中盤の底に、ことりちゃん。オフェンシブハーフの右に希ちゃん。そして…最後、左は…真姫ちゃん!」

 

花陽「…ちょっとピンとこないけど…」

 

凛「最後に真姫ちゃん!」

 

花陽「ん?」

 

凛「最後に…真姫!!」

 

花陽「…あっ!」

 

凛「最後に…巻!!」

 

花陽「…それってドイツW杯メンバー発表の時の…ジーコ?」

 

凛「さすが、かよちん!」

 

花陽「古すぎて誰もわからないよ」アハハハ

 

凛「これで揃ったにゃ!」

 

花陽「でも、最後の3人の理由は?」

 

凛「相手ゴールに向かって、右→東…希ちゃん。左→西…真姫ちゃん。下→南…ことりちゃん…」

 

花陽「だいぶ無理があるね…」

 

凛「凛もそう思うにゃ」アハ

 

花陽「だとしたら花陽は…3-5-2のスタイルで」

 

凛「懐かしのフラット3にゃ!」

 

花陽「うん、そうだね。えっと、ゴールキーパーは海未ちゃん!」

 

凛「海未ちゃん?」

 

花陽「凛ちゃんと同じような理由だけど、やっぱり最後方からのコーチングなら、海未ちゃんが一番、適任かなって」

 

凛「なるほど…」

 

花陽「で、最終ラインは…」

 

凛「右から穂乃果ちゃん、にこちゃん、真姫ちゃんでしょ?」

 

花陽「どうして?」

 

凛「…胸が…フラット3…」ボソッ

 

花陽「あっ!…でも、凛ちゃんもその一員じゃ…」

#80532「さざんがミュ~」参照

 

凛「にゃ~!!墓穴を掘ったにゃ~」ウウウ…

 

花陽「じゃあ、それは一旦忘れて…」ヨシヨシ

 

凛「かよちん、ありがとう!」ニヤニヤ

 

花陽「…うん!…で…どこまで進んだんだっけ?」

 

凛「ディフェンダーにゃ」

 

花陽「あ、そうそう!ディフェンダーは亜里沙ちゃん、花陽、ことりちゃん」

 

凛「なんか、すごくユルユルな気がするにゃ…」

 

花陽「花陽もそう思う。ガツガツとボールを獲りに行く…というよりは、組織で守るという感じかな?まぁ、このメンバーは他のポジションとの兼ね合いもあるから」

 

凛「じゃあ、中盤は?」

 

花陽「ダブルボランチで希ちゃんと真姫ちゃん!」

 

凛「またまた、意外な人選にゃ!」

 

花陽「そうかな?希ちゃんは全体を見渡せるし、色々、気が回るから、この位置からでも、ゲームメイクできそうでしょ?」

 

凛「それはわかるにゃ!でも真姫ちゃんは?」

 

花陽「獲られたら獲り返す…的な…」エヘッ

 

凛「そっか!わりと熱くなるタイプ…」

 

花陽「前で追ってくれると、後ろは守りやすいしね」

 

凛「かよちん、他人任せにゃ!」

 

花陽「えっ?そ、そうだね…」アハハハ

 

凛「攻撃は?」

 

花陽「凛ちゃんはサイドハーフかな?右でも左でもいいけど。空いたスペースにダーッって走り込んだ方が、凛ちゃんのスピードを活かせる気がするの」

 

凛「じゃあ、反対側は?」

 

花陽「雪穂ちゃん?」

 

凛「にゃ?」

 

花陽「ごめん!これは消去法で…残りのポジションを考えると、ここしか残ってなかった」

 

凛「残りは…穂乃果ちゃん、絵里ちゃん、にこちゃん…」

 

花陽「うん。ツートップは絵里ちゃんと穂乃果ちゃん。トップ下に、にこちゃん!」

 

凛「絵里ちゃんの位置は、凛と逆にゃ」

 

花陽「そうだね。でも、理由はそんなに変わらないんだよ。やっぱりゴール前に高さが欲しいし、何より身体能力高いから、どんな体勢からでもシュート打てそうだし」

 

凛「ふむふむ」

 

花陽「穂乃果ちゃんも凛ちゃんの意見と同じで、ゴールに対する嗅覚が鋭そう…」

 

凛「わかるにゃ!何にもしてないのに、美味しいとこだけ持って行くもんね…」

 

花陽「そこまでは言ってないけど…」

 

凛「あ、かよちん、ズルいにゃ!」

 

花陽「え~!」アセアセ

 

凛「まぁ、いいにゃ!どうせ、2人しかいないんだし。…で、にこちゃん」

 

花陽「うん。にこちゃんはトップ下というよりはシャドウストライカーみたいなイメージ」

 

凛「こっそりとゴールを狙う…イメージ通りにゃ!」

 

花陽「別に、こっそりじゃないんだけどね」フフフ…

 

凛「それにしても、かよちん、すごいにゃ!一応理にかなってるにゃ!」

 

花陽「一応…なんだ」ウフッ

 

凛「それじゃ、折角だから、凛がキャプテン翼のキャラクターに当てはめてみるにゃ!」

 

花陽「またまた、唐突だね」

 

凛「凛は新田くんにゃ!」

 

花陽「うん、そうだね」

 

凛「かよちんは森崎くん」

 

花陽「森崎くん?SGGK(スーパー頑張りゴールキーパー)だっけ?」

 

凛「白いご飯をがっつく、かよちん」

 

花陽「ありゃ」プクッ

 

凛「嘘にゃ!ちゃんと理由があるにゃ!森崎くんは、最初は気弱だったけど、すごく努力して、ちゃんと代表に選ばれるようになったにゃ!そういうとこが、かよちんっぽいにゃ!」

 

花陽「確かに…」

 

凛「かよちんの方が華があるけどね!」

 

花陽「そ、そうかな…」テレテレ

 

凛「あとは…にこちゃんは、日向くん」

 

花陽「日向くん」

 

凛「兄弟が多い…」

 

花陽「そうだけど」プッ

 

凛「でも、あんなにカッコ良くはないなぁ…。やっぱ石崎くんかな。役割的に」

 

花陽(うん!って言いたいけど…やめておこう…)

 

凛「絵里ちゃんは松山くん」

 

花陽「寒いとこ繋がり?」

 

凛「正解!」

 

花陽「連想ゲームみたいになってきたね…」

 

凛「ことりちゃんは…三杉くんかな」

 

花陽「ガラスのエース!」

 

凛「悔しいけど、ああいう雰囲気が一番お似合いにゃ!」

 

花陽「うん、わかる!」

 

凛「希ちゃんは…次藤くんか高杉くん」

 

花陽「えっ?」

 

凛「大きいから」

 

花陽「大きい部分が違うような…」

 

凛「じゃあ、早田くん」

 

花陽「関西弁だもんね!」

 

凛「読まれてた」ウゥ…

 

花陽「あとは…真姫ちゃん!」

 

凛「岬くん」

 

花陽「あ、わかった!フィールドのアーティスト!」

 

凛「ん?」

 

花陽「えっ?違うの?」

 

凛「ううん、正解にゃ!」

 

花陽「?」

 

凛(岬…みさき…みぁさき…みゃき…まき…真姫…)

 

花陽「凛ちゃん?」

 

凛「ん?なんでもないにゃ!お金持ちキャラなら、若林くんってのもありだけど、かよちんとキーパーで被るから、岬くんでいいにゃ」

 

花陽「別にそんなことで、気を使わなくても…」ウフッ

 

凛「あとは…」

 

花陽「海未ちゃん?」

 

凛「うん、海未ちゃんは若島津くん」

 

花陽「あれ?若島津くんもキーパーだよ!」

 

凛「途中からフォワードになったにゃ!」

 

花陽「そうだっけ?でも海未ちゃんが、どうして若島津くんなの?」

 

凛「う~ん…空手と弓道と…そんな感じ!」

 

花陽(髪型は似てるかな…)

 

凛「そして穂乃果ちゃん!」

 

花陽「…は、当然、翼くんでしょ?」

 

凛「違うにゃ!」

 

花陽「違うの~!?」

 

凛「穂乃果ちゃんは…あねごにゃ!」

 

花陽「あねご?早苗ちゃん?応援団長の?」

 

凛「小学生時代の!」

 

花陽(脳内再生中)

 

凛「どう?」

 

花陽「わかるかも」アハ

 

凛「ピッタリにゃ!」

 

花陽「じゃあ、翼くんはいないの?」

 

凛「綺羅ツバサ!」

 

花陽「ベタだね…」

 

凛「でも、のちに早苗ちゃんこと穂乃果ちゃんと、相思相愛の関係になるにゃ!」

 

花陽「上手い!」

 

 

 

 

 

おあとがよろしいようで…

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  • 1話、1話分けた方がいい
  • Aqoursの話が少ない!

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