3×3=μ's(さざんがミュ~ズ)/ラブライブSSまとめ   作:スターダイヤモンド

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『ほのうみまき』で『東京○3風』

 

 

 

穂乃果「遅いね、海未ちゃん…」

 

真姫「たまには、そういうこともあるんじゃない?それより、先に何の映画を観るか、決めるちゃわない?穂乃果はどんなのが好み?」

 

穂乃果「今って…何やってるんだっけ?」

 

真姫「はい、これ…」

 

穂乃果「さすが真姫ちゃん、準備がいいねぇ」

 

 

 

海未「すいません、お待たせしました」

 

 

 

穂乃果(!?)

 

穂乃果(海未ちゃんがサングラスしてる?…これって…触れた方がいいのかな…)

 

 

 

穂乃果「お、遅いよ、海未ちゃん。遅れるなら遅れる…って言ってくれないと」

 

海未「はい、ですので…メールを入れたハズですが…」

 

穂乃果「メール?…タイトルが『業務連絡』って…これじゃあ、わからないよ」

 

海未「タイトル以前に見てないではないですか…。それより、何を観に行くか決まりましたか?」

 

穂乃果「まだだよ」

 

真姫「はぁ…優待券をもらったはいいけど、よりによって今日空いてるのが、この3人とはねぇ」

 

海未「どういう意味ですか?」

 

真姫「まんまよ。私と穂乃果と海未で、観たい映画の趣味が合うと思う?」

 

穂乃果「あはは…それはそうだよね!」

 

海未「まぁ…ですが、何か一緒に観られるものがあるハズです。取り敢えず、探してみましょう…。真姫、このパンフレットを見ても構わないでしょうか?」

 

真姫「どうぞ…」

 

海未「では、失礼して…なるほど…アニメからアクション映画まで、実に多様なラインナップがあるのですね」

 

穂乃果「ねぇ、海未ちゃん…」

 

海未「はい…」

 

穂乃果「どうしたの?それ…」

 

海未「何がでしょうか?」

 

穂乃果「…サングラス…」

 

海未「これ…ですか?」

 

穂乃果「うん、それ…新しく買ったの?」

 

海未「い、いえ…前々から持っていましたが…」

 

穂乃果「ウソだぁ」

 

海未「いえ、前から持っていましたが…。それで真姫、映画はどうしましょう」

 

穂乃果「穂乃果、海未ちゃんがサングラスしてるとこ、初めて見たよ!」

 

海未「そ、そうでしたっけ?」

 

穂乃果「真姫ちゃんも初めて見たよね?」

 

真姫「まぁ、そうかも…」

 

穂乃果「ほらぁ」

 

海未「そ、そうですか?私は時々掛けていますが…あぁ、わかりました…2人の前で掛けたことがなかっただけですね…えぇ、そういうことです」

 

 

 

穂乃果「…」

 

 

 

海未「それより、映画はどうしましょうか?」

 

穂乃果「ねぇねぇ、新しく買ったんでしょ?別に隠さなくったっていいじゃん」

 

海未「い、いえいえ…隠すだなんて…前々から持っていたと…」

 

穂乃果「ウソだぁ」

 

海未「う、ウソなど付いてません!本当に以前から持っていたのです!…そんなことより、早く、映画、何を観るか決めましょう!時間が勿体ないですよ」

 

穂乃果「え~、一旦、映画は置いておこうよ」

 

海未「何故ですか!今日はこれが目的です」

 

穂乃果「じゃあさ、いつ、買ったのさ?」

 

海未「何がです?」

 

穂乃果「サングラスだよ」

 

海未「これ…ですか?」

 

穂乃果「うん」

 

海未「そ、それはですねぇ…結構前ですね」

 

穂乃果「結構前…って、いつさ?」

 

海未「あれは…小学校3年生だったかと…」

 

穂乃果「いやいや、ウソでしょ!」

 

海未「本当です!」

 

穂乃果「じゃあさぁ…どうして、そんなに古いのを急に掛けてきたの?」

 

海未「で、ですから急にでは…以前から時々掛けていたと言ったハズですが…小学校3年生の頃から…穂乃果のいないところで」

 

穂乃果「イヤだなぁ!…何でそんな変なウソつくの?」

 

海未「しつこいです!!本当だと言っているではありませんか!!」

 

 

 

真姫「ねぇ…いつまでやってるのかしら?…私が映画、決めるわよ」

 

 

 

穂乃果「うん、いいよ!…で、買ったんでしょ?新しく」

 

海未「何なんですか、さっきから!前々から持っていたと言っているでしょう。では、訊きますが…例え買ったとしたら、何かいけないのでしょうか?穂乃果に迷惑掛けるのでしょうか?」

 

穂乃果「へっ?い、いやぁ…迷惑とかそんなことは言ってないじゃん!穂乃果はただ、正直に言ってほしいだけで」

 

海未「ですから、言ってます。前々から持っていたものだと、言ってますが」

 

穂乃果「もう、いいからさ、そういうの?」

 

海未「何がですか!?」

 

穂乃果「買ったんでしょ!サングラス!!」

 

 

 

真姫「穂乃果、うるさいわよ。他のお客さんに迷惑だから…」

 

穂乃果「あっ…」

 

 

 

真姫「海未も…いい加減、意地張るのやめたら…」

 

海未「…」

 

 

 

真姫「買ったんでしょ?」

 

海未「…は…い…」

 

 

 

穂乃果「ほらぁ!!ほらぁ、やっぱり買ったんじゃん!」

 

海未「…」

 

穂乃果「それで、それで?いつ買ったの?」

 

海未「…昨日です…」

 

穂乃果「えっ…昨日?…」

 

海未「わ、私がサングラスを買うのが、そんなにおかしいのですか?サングラスを買ったらいけないのですか?」

 

穂乃果「いけないなんて言ってないじゃん!」

 

海未「目がそう言ってます!」

 

穂乃果「そんなことないよ!そんなことないって!」

 

海未「…」

 

穂乃果「で、でもさぁ…だったら何でウソなんて付くのかなぁ」

 

海未「べ、別に…それは…」

 

穂乃果「あっ!恥ずかしかったんだぁ!?」

 

海未「い、いえ…そう言うわけでは…」

 

穂乃果「恥ずかしかったんだよね?」

 

海未「ですから…その…」

 

穂乃果「いいじゃん、笑わないから言っちゃいなよ」

 

 

 

海未「はい、恥ずかしかったんです!それがどうかしましたか?勇気を出して、今までとちょっと違うことをしてみようと思っただけなんです!スクールアイドルとして、頑張ってみようとしただけなんです。決して変装するつもりだとか、そういうのではなく、純粋にオシャレをしてみただけなんです!穂乃果からしたら、突然のサングラスかも知れませんが、私は私なりに以前からしてみたかったことで…今日の私はこれでいくと決めたので、止めないでください!!」

 

 

 

穂乃果「わ、わかったから…取り敢えず落ち着いて」

 

真姫「うしろでウェイトレスが怯えてるわよ」

 

海未「誰がなんと言おうと、今日はこれでいきます」

 

穂乃果「わかったから…ごめん、一旦落ち着こう」

 

海未「…」

 

穂乃果「びっくりしたよ。そんなに一気に全部ぶっちゃけると思わなかったから」

 

海未「そういうことなんです」

 

穂乃果「わかったから」

 

海未「いえ、わかってません。その顔は絶対に似合わないと思ってますね」

 

穂乃果「いや、思ってないよ」

 

海未「いえ、思ってますね。でなければ、あれほど執拗に問い詰めたりはしまんせんから!」

 

穂乃果「それは海未ちゃんが嘘付くからさぁ…」

 

海未「では、この件について、穂乃果はどう思ってるんですか?」

 

穂乃果「穂乃果はいいと思うよ!新しい海未ちゃんの可能性を感じた…っていうか」

 

海未「♪園田~すすめ~…ですかね?」

 

穂乃果「う、うん…」

 

海未「そうですか!」

 

穂乃果「うん、全然、アリ!」

 

海未「良かったです」

 

穂乃果「ね?真姫ちゃん!」

 

 

 

真姫「おかしいわよ」

 

 

 

穂乃果「!?」

 

海未「!!」

 

 

 

真姫「それで、映画なんだけど…これにしない?」

 

 

 

穂乃果「わっ!海未ちゃんがサングラス投げた捨てたぁ!…えっ?えっ?…海未ちゃん、サングラス、サングラス!」

 

海未「いえ、いいです」

 

穂乃果「一旦、掛けよう」

 

海未「お断りします!」

 

真姫「ちょっと、それ私のセリフだから」

 

穂乃果「いや、真姫ちゃん…そんな冷静に!…で、海未ちゃんは、サングラス」

 

海未「もう、いいです…」

 

穂乃果「どうしてさ、今日はこれでいくから、止めないで!って、宣言したばっかりじゃん」

 

海未「真姫に『おかしい』と言われたじゃないですか!」

 

穂乃果「いやいや、それは…ねぇ?真姫ちゃん、おかしくないよね?」

 

 

 

真姫「おかしいわよ。最初から凄く変だと思ってたもの」

 

 

 

穂乃果「うわぁ!」

 

海未「真姫は最初からそう思っていたのですか!?」

 

真姫「ええ」

 

 

 

海未「…すみません、急用を思い出しました…」

 

 

 

穂乃果「いやいや、海未ちゃん、もう1回掛けよう。試しにもう1回掛けてみよう!」

 

 

 

海未「もう、いいです。では、さようなら」

 

 

 

穂乃果「その、さようならは重いから!そうじゃなくて、もう1回掛けて、ちゃんと見てもらおうよ」

 

海未「ちゃんと…とはどういう意味ですか?」

 

穂乃果「ほら、真姫ちゃん、パンフレット見ながらだったから…」

 

真姫「その前から見てたけど」

 

 

 

海未「穂乃果、今まで楽しかったです…ありがとうございました…」

 

 

 

穂乃果「わぁ~!わぁ~!そうじゃなくてさ…ほら、せっかく買ったんじゃん!いいじゃん、いいじゃん、自分が気に入ってるならさぁ」

 

真姫「それ、いくらしたの?」

 

海未「…3万円ですが…」

 

穂乃果「だよねぇ!高そうだなぁ…って思ったもん。やっぱ海未ちゃんは違うなぁ!」

 

 

 

真姫「バカねぇ。そんなのに3万も出したの?」

 

 

 

穂乃果「…なぁ~んて言ってるけど…本当は真姫ちゃんも羨ましいんだよねぇ…だから掛けようよ~」

 

海未「掛けられません!」

 

穂乃果「どうしてさ」

 

海未「もういいです」

 

穂乃果「別に真姫ちゃんは真姫ちゃんの意見があるかもだけどさ、穂乃果的には全然イケてると思うし」

 

海未「まったく嬉しくありません」

 

穂乃果「どうして?」

 

 

 

海未「なぜならば、穂乃果もファッションセンス、ゼロだからです!」

 

 

 

穂乃果「ん?」

 

 

 

海未「『ほ』と書いてあるTシャツを着ている人に慰められても、何も嬉しくありません」

 

 

 

穂乃果「うん!?…それは海未ちゃん、今、関係なくない?」

 

海未「いえ、大事なことです!」

 

 

 

穂乃果「なに、それ?…じゃあ、やっぱり、そのサングラス、変だよ」

 

 

 

海未「はい?」

 

 

 

穂乃果「じゃあ、やっぱり、そのサングラス、凄く変だよ」

 

海未「じゃあ…とはどういう意味ですか!」

 

穂乃果「そんなこと言うんなら、じゃあ、もう、凄く変だもんねぇ!」

 

海未「今の、その変…は私へのこれまでの復讐の変ですよね?」

 

穂乃果「何、その復讐の変…って。本能寺の変みたいに言わないでくれるかなぁ」

 

海未「そんなつもりは一切ありません」

 

 

 

真姫「あぁ、もう、うるさいわよ!映画、行くの?行かないの?どっちなの?」

 

 

 

穂乃果「行くよ!行くから」

 

真姫「じゃあ、もう、これにするから。時間ないからさっさと行くわよ!」

 

穂乃果「うん、わかった!海未ちゃんは早くサングラス掛けなよ」

 

海未「あとで掛けます!」

 

穂乃果「早く、変になってよ!」

 

海未「変ではありません」

 

穂乃果「変じゃん」

 

海未「いいえ、変ではありません!!」

 

穂乃果「だいたいさ、、映画観るのにサングラスって、それがそもそも、おかしいじゃん」

 

海未「観る時には外します!」

 

穂乃果「変だから!?変だから外すんでしょ?」

 

海未「見えないからです!」

 

 

 

真姫「もう、いい加減にして!!」

 

 

 

穂乃果「あっ…」

 

海未「あっ…」

 

 

 

真姫「ほら、行くわよ…」

 

 

 

穂乃果「…」

 

海未「…」

 

 

 

真姫「なに?」

 

 

 

穂乃果「真姫ちゃんの…」

 

海未「そのセンスゼロの帽子ですが…」

 

 

 

真姫「はぁ?」

 

 

 

穂乃果「この日の為に…」

 

海未「買いましたね?」

 

 

 

真姫「…ま、前から持ってたけど…」

 

 

 

穂乃果「前っていつさ?」

 

 

 

真姫「小…3…だったかしら?」

 

 

 

穂乃果「あははは…ウソだぁ!!」

 

 

 

海未「…真姫…」

 

 

 

真姫「…真姫ちゃん、おうちに帰る…」

 

 

 

 

 

~『ほのうみまき』で『東京○3風』 完~

 

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