希 「Youtubeチャンネルを開設してからの…」
にこ 「再生回数を…」
絵里 「3人で競う?」
運営 「どんな内容にしたいかは、各自考えてください」
にこ 「こういうのって内容は勿論だけど…タイトルも大事なのよねぇ」
希 「インパクト?」
絵里 「やめてよ、その言葉…嫌な思い出が蘇るわ」
運営 「コンセプトが決まったら、ドラフト会議をします。ひとチーム6人…つまり自分以外の人を5名をμ's、Aqoursから選んでください。特に学年は問いません」
にこ 「ドラフト会議って…あの?」
絵里 「くじとか引く…あれ?」
希 「それは指名が重なった時やけどね」
運営 「今、お話にありました通り、1巡目、2巡名…と1人ずつ順番に指名して頂き…順番は便宜上、誕生日順としますが…そこで重なったら、くじ引きをして頂くということになります」
希 「ずっと同じ順番で指名するん?」
運営「そうですね…一応、1回ごとにズラしましょうか。最初が東條さん→矢澤さん→絢瀬さん…つぎは矢澤さん→絢瀬さん→東條さん…のように。まぁ、この人数ですので、あまり意味はありませんけど、雰囲気で」
にこ 「いいわ」
絵里 「負けた場合は、そこでもう一度選び直しかしら」
希 「やね」
にこ 「OK!」
…
チャンネル名とコンセプトを考える時間
…
運営 「決まりましたか?」
希 「ウチは…『希の謎掛けパープルアイズ』かな」
運営 「どのような内容ですか?」
希 「そうやねぇ…世界の果てまでふしぎ発見珍百景…的な…スピリチュアルな番組やね」
にこ 「色々パクリ過ぎ!」
運営 「そういう矢澤さんは?」
にこ 「『にこっとアイスマ!』よ」
運営 「アイマス?…」
にこ 「アイスマ!『アイドルスマイル』よ。新旧アイドルの曲を見て、徹底分析する番組」
希 「にこっちやって少し前の金曜日の夜みたいなタイトルやん」
にこ 「うるさいわねぇ」
運営 「絢瀬さんは?」
絵里 「『Everytime Elytime(エブリータイムエリータイム)』なんてどうかしら」
運営 「名前からは全くどんな番組かはわかりませんが」
絵里 「ゆっくりと紅茶を飲みながら、おしゃれに敏感な私たちが、流行りのファッションやスイーツを紹介する番組」
にこ 「聴いただけでつまらそう」
絵里 「そんなことないから!」
運営 「それでは、さっそくドラフト会議へと移りましょう?もう、誰を選ぶかは決めてらっしゃいますね?」
希 「もちのろんやん!」
絵里 「決めたわ」
にこ 「掛かってらっしゃい」
運営 「それでは、これよりドラフト会議を始めます。皆さん、お手元のタブレットに最初の希望選手を入力してください」
希 「…」
にこ 「…」
絵里 「…」
ヒデコ「さぁ、ここからは実況は私ヒデコと、解説フミコ、ミカでお伝えして参ります」
フミコ「よろしくお願いします」
ミカ 「します」
ヒデコ「早速ですが、どのようなメンバーを予想されますか?」
フミコ「矢澤さんの番組はコンセプトがしっかりしてるので、割とわかりやすいですよね?」
ミカ 「小泉さん、黒澤姉妹が軸になってくるのは、間違いないでしょう」
ヒデコ「あとの2人をどうするか…ってとこですかね」
ミカ 「そうですね」
フミコ「絢瀬さんもストレートに考えれば、南さん、西木野さんは堅いかと」
ミカ 「落ち着いてて、女子力高め…こういう人を選んでくるでしょうね」
フミコ「わからないのは…東條さん…ですね」
ヒデコ「…と…言いますと」
ミカ 「まったく番組名と関係ない人選をしそうなので…」
ヒデコ「なるほど…あ、始まるようです」
運営 「第1回希望選択選手…東條チーム…『小泉花陽』 音ノ木坂学園1年」
運営 「第1回希望選択選手…矢澤チーム…『小泉花陽』 音ノ木坂学園1年」
運営 「第1回希望選択選手…絢瀬チーム…『南ことり』 音ノ木坂学園2年
ヒデコ「なんと!東條チームと矢澤チームの指名が早くも重なりました!」
ミカ 「東條さんは仕掛けてきましたね…まさかここで小泉さんを指名するとは」
ヒデコ「ワシワシ要員…でしょうか」
フミコ「まさか…あ、いや…それもなくはないと思いますが…」
ヒデコ「しかし矢澤さんは…」
ミカ 「そうですね…ここで小泉さんを奪われたら、大きな戦力ダウンになりますからね…これは痛いですよ」
運営 「では、くじ引きをお願いします」
希 「…」
にこ 「…」
運営 「お開けください!」
希 「…」
にこ 「!!」
ヒデコ「あぁ、どうやら、矢澤さんが当たりを引いたようです。小泉さんは矢澤チームとなりました!矢澤さん安堵の表情!…一方、東條さんは苦笑い」
フミコ「これは矢澤さん、助かりましたねぇ…」
ヒデコ「これを受けて、東條さんは誰を指名するのか…」
運営 「第1回希望選択選手…東條チーム…『国木田花丸』 浦の星学園1年」
ヒデコ「東條チームの外れ1位は国木田さんです。これはどう見ますか?」
ミカ 「東條さんと言えば、巫女さん…神社ですよね?」
フミコ「国木田さんと言えば…」
ヒデコ「寺の娘ですね」
ミカ 「スピリチュアルパワーを発揮するには最高のパートナーではないでしょうか」
ヒデコ「なるほど…仰る通りです」
運営 「それでは、皆さん、二巡目の希望選手を入力してください」
希 「…」
にこ 「…」
絵里 「…」
運営 「よろしいでしょうか…それでは発表します」
運営 「第2回希望選択選手…矢澤チーム…『黒澤ダイヤ』 浦の星学園3年」
運営 「第2回希望選択選手…絢瀬チーム…『西木野真姫』 音ノ木坂学園2年
運営 「第2回希望選択選手…東條チーム…『松浦果南』 浦の星学園3年」
ヒデコ「今回は綺麗に別れました」
ミカ 「はい」
ヒデコ「矢澤チーム、絢瀬チームは予想通りでしたが…またもや東條チームは意外な選手を指名してきました。松浦選手?」
フミコ「そうですね…」
ヒデコ「これは?」
ミカ 「もしかしたら…ビビり枠…ではないでしょうか」
ヒデコ「ビビり枠?…あっ!そういう事ですか!確かに…普段その役は絢瀬さんですが、今回は一緒になれないですからね」
フミコ「それを考えれば、ここまでは順当と言ってよいでしょう」
ヒデコ「しかし…ここからが難しい?」
フミコ「はい」
運営 「第3回希望選択選手…絢瀬チーム…『渡辺曜』 浦の星学園2年」
運営 「第3回希望選択選手…東條チーム…『渡辺曜』 浦の星学園2年」
運営 「第3回希望選択選手…矢澤チーム…『黒澤ルビィ』 浦の星学園1年」
ヒデコ「おっと、今度は東條チームと絢瀬チームの指名が重なりました!これはどう見ますか?」
フミコ「そうですねぇ…絢瀬チームが、料理も裁縫も得意な渡辺選手を狙うのはわかるのですが…」
ミカ 「東條チームはどうでしょう…私も少し読み切れません」
運営 「では、くじ引きをお願いします」
希 「…」
絵里 「…」
運営 「お開けください!」
希 「♪」
絵里 「…」
ヒデコ「あぁ!どうやら東條チームが渡辺選手を獲得したようです!満面の笑みは東條さん。そして、がっくりと肩を落としたのは絢瀬さん…しかし、気を取り直して、タブレットに指名選手を入力します」
運営 「第3回希望選択選手…絢瀬チーム…『桜内梨子』 浦の星学園2年」
ヒデコ「絢瀬チーム、3巡目、くじを外してからの再指名選手は桜内さんです」
ミカ 「いい選択ではないでしょうか」
フミコ「絢瀬さん、南さん、西木野さん、桜内さん…とてものんびりとした穏やかな女子会という雰囲気が漂ってきました」
ヒデコ「はいはい」
ミカ 「逆に矢澤チームは、話出したら、みんな止まらなそうです」
ヒデコ「さぁ、4巡目です」
運営 「第4回希望選択選手…東條チーム…『高海千歌』 浦の星学園2年」
運営 「第4回希望選択選手…矢澤チーム…『園田海未』 音ノ木坂学園2年」
運営 「第4回希望選択選手…絢瀬チーム…『園田海未』 音ノ木坂学園2年」
ヒデコ「なんと!こんどは矢澤チームと絢瀬チームの指名が重なりました!矢澤チームの狙いは?」
ミカ 「交通整理役…でしょうか」
ヒデコ「交通整理?」
フミコ「今、説明があった通り、矢澤チームは全員が全員暴走しそうですからね…収集が付かなくなると見て、ストッパーの役割を期待してかと…」
ヒデコ「絢瀬チームは?」
フミコ「逆に場の雰囲気を壊さない人を選んだのだと思います」
運営 「では、くじ引きをお願いします」
にこ 「…」
絵里 「…」
運営 「お開けください!」
にこ 「!!」
絵里 「!!」
ヒデコ「これは…矢澤さんがガッツポーズ!くじ引き2連勝!…そして残念、綾瀬さんは連敗です!!」
フミコ「絢瀬さん、ここは苦しくなりましたねぇ」
ヒデコ「今、残っているのは…高坂さん、星空さん、小原さん、津島さん…」
ミカ 「さあ、どうしますかねぇ…女子力という点と…性格的なもの…相性と…そのあたりのバランスがポイントになるかと思いますが…」
ヒデコ「ここで絢瀬チームは高坂さんを指名しました」
フミコ「そうですねぇ…絢瀬さんは勿論ですが、チームメイトとの親和性を優先したのではないでしょうか」
ヒデコ「女子力という点では小原さんという選択肢もあったのでは?」
ミカ 「『外国人枠』『セレブ枠』という点で、綾瀬さんや西木野さんとキャラが被ってしまうので、それを嫌ったのかもしれませんね」
ヒデコ「なるほど…と、そうこう言っているうちに最後の指名となりました」
運営 「第5回希望選択選手…矢澤チーム…『星空凛』 音ノ木坂学園2年」
運営 「第5回希望選択選手…絢瀬チーム…『星空凛』 音ノ木坂学園2年」
運営 「第5回希望選択選手…東條チーム…『小原鞠莉』 浦の星学園2年」
ヒデコ「あぁ!!なんとなんと!最後の最後で、またもや矢澤チームと絢瀬チームが被ってしまいました」
フミコ「う~ん、東條チーム、矢澤チームのどちらかは津島さんを指名するかと思っていたのですが…」
ミカ 「これがドラフトの怖いところですねぇ。お互いにそう思っていたのかも知れません…それを見越して絢瀬チームが星空さんを指名したと思うのですが…」
フミコ「まさか、まさか…と言ったところでしょうか…」
ヒデコ「東條チームが津島さんを選ばなかった理由は?」
ミカ 「う~ん、どうでしょう…わかりかねますねぇ」
ヒデコ「逆に矢澤チームが選ばなった理由は?」
ミカ 「キャラかぶりを避けた…ということでしょうか」
ヒデコ「なるほど。先ほどの絢瀬チームと同じですね」
ミカ 「絢瀬チームは何としても星空さんが欲しいでしょうね…このメンバーで『堕天使ヨハネが…』とか言われても、ツッコめる人がいませんから」
ヒデコ「確かに…」
運営 「では、くじ引きをお願いします」
にこ 「…」
絵里 「…」
運営 「お開けください!」
にこ 「!!」
絵里 「…」
ヒデコ「決まりました!星空さんは矢澤チームへ、津島さんが絢瀬チームとなりました!あぁ、絢瀬さんはくじ引き3連敗に悔しそう…」
ミカ 「そうですね。ただし、違った個性のメンバーが加わることで、思わぬ化学反応を起こすこともありますから」
フミコ「そこは絢瀬さんの腕の見せ所じゃないでしょうか」
…
3カ月後…
運営 「それでは…結果発表です!」
運営 「第3位 『にこっとアイスマ!』…再生回数 25,874回」
ヒデコ「第3位は矢澤チームでした」
ミカ 「そうですね…ひとつのテーマをディープに掘り下げていくという方向性はよかった思うのですが…」
フミコ「万人受けする内容ではなかったということでしょうか…」
運営 「続いて…第2位…『Everytime elytime』…再生回数373,510回」
ヒデコ「第2位は絢瀬チームです!」
ミカ 「狙い通りおしゃれに敏感なティーンエイジャーを中心に、登録者が伸びました」
フミコ「一方、話題に新鮮が無かった分、跳ねなかった感じですかね」
ミカ 「観せ方にもうひと工夫欲しかったところです」
運営 「そして…最後…第1位は…『希の謎掛けパープルアイズ』…再生回数は驚異の8,181,181回!」
ヒデコ「優勝は東條チームでした!!再生回数はなんと約790万回!!」
ミカ 「圧倒的でしたね!」
フミコ「胸囲の数字です!」
ヒデコ「驚異の…ですよね?」
フミコ「いや、胸囲のです」
ヒデコ「?」
ミカ 「人選と…」
フミコ「タイトルを見ればわかりますよ」
…
「希の謎掛けパープルアイズ」
第1回放送 巨〇JK6人でパワースポットと秘湯を巡ってみた
第2回放送 巨〇JK6人でパワースポットと秘湯を巡ってみた その2
第3回放送 巨〇JK6人でパワースポットと秘湯を巡ってみた その3
第4回放送 巨〇JK6人でパワースポットと秘湯を巡ってみた その4
第5回放送 巨〇JK6人でパワースポットと秘湯を巡ってみた その5
第6回放送 巨〇JK6人でパワースポットと秘湯を巡ってみた その6
…
にこ 「ちょっとぉ!これのどこにスピリチャル要素があるのよ!!」
絵里 「初めからこれが目的の人選だったのね…真面目にやった私がバカだったわ…」
希 「いや…バカはこんなんで簡単に引っ掛かる男やん♡」
運営 「おあとがよろしいようで…」
【SS】『のぞにこえり』がYouTubeを始めることになった。
~完~
この作品の内容について
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普通
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つまらない
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1話、1話分けた方がいい
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Aqoursの話が少ない!