(ほぼ)高速艦のみのTRPG   作:ツリ目

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艦娘たちにTRPGをやらせてみたら、という妄想卓です。
キャラシートは作中に出てきますのでそちらを確認ください。
確認しなくても問題ありません。                    多分


おい〇野、TRPGやろうぜ

 

 

 とある単冠湾鎮守府でアナウンスが響いた。

 

「えー、軽巡洋艦・川内と駆逐艦・夕立は提督室に来なさい。繰り返す、軽巡……」

 

 提督によるアナウンスを聞いた川内と夕立が提督室にやって来ると、部屋には提督と夕張と明石がいた。提督は無表情で相変わらず何を考えているのか分からない。強いて言うなら目つきが悪いので機嫌が悪そうに見える。明石と夕張は心なしか嬉しそうだ。

 

「提督さん、なんか機嫌悪いっぽい?」

 

「俺の目つきは生まれつきだって前々から言ってるはずだろうが。……これを毎回言うのが嫌だから最初に会ったとき言ってるっつーのに」

 

「でもさ、夕張と明石さんはなんで楽しそうなの?まだ夜っていうには日が高いと思うんだけど」

 

「いやー、やっぱり分かっちゃいますかねえ明石さん」2828

 

「うーん、もったいつけるとばれますかねえ夕張さん」2828

 

顔がにやけるのを抑えようとしているが、全然抑え切れていない。

 

「二人が怖いっぽい……」

 

「安心しろ、別にお前らを魔改造してブラックに使役しようってんじゃねえから」

 

「じゃあ何のために呼んだの?夜戦?」

 

「まだ夜には早いって自分で言ってただろうが。お前らには夕張と明石と一緒にTRPGをやってもらう」

 

「「TRPG?」」

 

二人は顔を見合わせて疑問を口にする。

 

「なにそれ、新しいゲーム?」

 

「ゲームと言えばゲームですけど、新しいわけじゃないですね。むしろ一番古いかもしれません」

 

疑問に答えたのは明石だった。

 

「でも夕立はTRPGなんて知らないっぽい」

 

「TRPGは紙とペンとサイコロだけでやるゲームなんです。

 

探索者という自分のキャラクターのステータスをサイコロで決めることを最初に行います。例えば筋力、身長、賢さ、外見偏差値などをサイコロでね。

 

探索者の行動について規制はほぼありません。KP(キーパー)と呼ばれる進行役から止めらない限りは何でもありですね。最近だとPSP、3DS、スマホゲームなどがはやり始めましたからすっかり廃れてしまったようで」

 

「サイコロを使うのは探索者?っていうのを作るときだけなの?」

 

「良い質問ですねえ、そここそがTRPGの醍醐味なんです!

 

 TRPGの真骨頂とも言えるのはダイス(=サイコロ)によるロールプレイです。探索者を作る際に『技能』を選びます。物語が進んでいくにつれて、普通の行動をしても突破できない障害が生まれることがあります。

 

 例えば、川内さんが探索者で私がNPCと呼ばれるモブキャラだとしましょうか。あなたが私に質問をして、私もそれに答えます。しかし、本当のことを言っているのかなと疑いたくなることもあるでしょう。その時に『心理学』という技能を使えます。あなたが『心理学』を八十取っていた場合、1D100でダイスを振ってもらいます」

 

「1D100って意味不明っぽい……」

 

「ああすみません。1D100というのはですね、百面ダイスを一回振るということです」

 

「ステータスを決めるときはほとんどが3D6、六面ダイスを三回振るのよ」

 

「えーと、技能の話でしたよね。1D100を振って八十を下回れば成功し、嘘を吐いているように見えるとか本当のことを言っているように感じるとかの情報がもらえます(これだけ成功の是非が分からないんですけどね)」

 

「技能は高く取ったほうが有利ってことね。じゃあ全部百にしたらいいんじゃないの?」

 

「最高に素敵なパーティしましょ!」

 

「それは無理だ」

 

今までずっと黙っていた提督が口を開いた。

 

「そういうことが出来る存在もゼロじゃないが、探索者はその限りじゃない。技能の上限は九十九だし、進行役によっては『技能の上限はこれ以下にしてくれ』と言われることもある。失敗しないゲームは面白みにかけるからな」

 

「技能については自由に割り振れますが、無制限というわけではありません。EDUという教養の値を二十倍し、その分を技能に振れます。またINTと呼ばれる探索者の賢さの値を十倍したものが割り振れます」

 

「それだけあったらやり放題っぽい?」

 

「技能の数がそれ以上に多いから取捨選択は免れないけどな」

 

「それぞれの技能には初期値である程度のものがあります。初期値の高いものに振っていけば成功率の高い技能を多くとることができます」

 

「ほかにも色々と教えることはあるけど、習うより慣れよってね。実際にやってみましょう!」

 

「じゃあ終わったらアナウンスで呼べ。どうせ書庫にいるだろうからそこまで来てもいいがな」

 

そう言って提督は部屋から出て行こうとする。

 

「ちょ、ちょっと待って提督!」

 

「……なんだよ夕張、TRPGをやりたいから場所を用意してくれっていうから用意したってのに」

 

「提督にKPをやってもらうためにここを選んだのよ?なのにここから出られたら出来ないじゃない」

 

「聞いてねえぞおい。お前か明石がやればいいだろうが」

 

「私たちも探索者をやりたいんですよ。……シナリオも用意してませんし」

 

「……さてはシナリオを用意させたいがためにKPをやらせる気だったな?」

 

引き攣った笑いの提督を川内がなだめる。

 

「やってよてーとく!春のイベントも終わってるし、掘りをしようにもバケツは節約中じゃない」

 

「……分かったよ、どうせ遠征以外にやることもないしな」

 

嘆息と共に首を垂れる。隣でハイタッチをする開発フリークをしり目に

 

「ルールはクトゥルフ、シナリオはルルブを買ったときに作ったものを使う。オリジナルシナリオだが、初心者向けだ。明石と夕張には物足りないかもしれないが、我慢しろ」

 

 

 

次はキャラの作成だけになるでしょう。

 

 




気になることがあればコメント等していただければ幸いです。
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