今更ですがこの作品は会話が多く、状況描写が少なくなっています。
会話のみの作品が苦手な方はご注意を。
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司令室に集まっている五人はサングラスとヘッドフォンをくっつけたようなものを付けていた。
「いやー、ホントに苦労しましたよ。音と映像をKPの画面と完全連動、それぞれのデータの作成、探索者ごとの音分け、いろいろとありましたよ。映像のサイコロを振れるようにしたりとか」
「やりたいことが多すぎて凝りまくりだったわ。おかげで満足な出来になったけどねー」
明石と夕張が上機嫌だったのは満足のいく開発が出来たからのようだ。
「とりあえずはビジライザーとでも命名しておきましょう」
ビジライザーをつけつつパソコンをいじっている。そのパソコンには二人が開発したプログラムが導入され、おおよその設定をしている。シナリオ上の設定を決めている提督は驚きを隠せなかった。
「……使いやすい、凝った機能も滞りなく動くし面白い」
「提督、悪いんだけどキャラシートをそれぞれが見えるようにしてもらっていい?」
ぶつぶつと呟いていた提督に夕張が声をかける。
「ん、悪い悪い。誰から表示したらいい?」
「明石さんからお願い。そのあとは私ね」
「夕立は最後のお楽しみっぽい!」
「じゃあ私は三番目ねー」
「了解、APPの値は決めた通りだな」
「外見レベルは2D6+6だなんて言うから驚いたわ」
「お前らは一般人と比べたら偏差値を軽く超えてんだよ」
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明石 茜(あかし あかね) 女 二十七歳 エンジニア
STR(筋力)・9 DEX(素早さ)・16 APP(外見レベル)・13
CON(頑丈さ)・17 POW(精神力)・10 SIZ(体格)・14
INT(賢さ)・17 EDU(学歴)・17
SAN・50 アイデア・85 幸運・80 知識・85
機械修理・90 電気修理・90 図書館・90 目星・90 聞き耳・90
心理学・75 物理学・61 信用・50
「筋力と精神力以外は期待値以上、基本スペックは高めだな。技能については手堅いのを取って、……機械やら電気やらはエンジニアの血が騒いだか?」
「私と言えばエンジニアと言っても過言ではありませんからね。提督が上限を九十にしろと言われたので物理学と信用は余りを突っ込んだ感じですね」
「パッと見た感じだと私の探索者は完全に負けちゃってるなー」
「夕立なら余裕で勝てるっぽい!」
「まあ探索者のステに勝ち負けはないから気にしなくても大丈夫よ」
「次は夕張だったか。……お前ら技能以外に相談したか?」
「え、してないわよ?その辺のはあとで決めたらいいかなーって思ったし」
「そうか」
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夕張 甘瓜(ゆうばり てんか) 女 二十六歳 ハッカー
STR(筋力)・10 DEX(素早さ)・8 APP(外見レベル)・14
CON(頑丈さ)・11 POW(精神力)・7 SIZ(体格)・14
IN(賢さ)T・17 EDU(学歴)・16
SAN・35 アイデア・85 幸運・35 知識・80
コンピュータ・90 電気修理・90 電子工学・90 図書館・90
応急手当・35 回避・69 目星・83 聞き耳・84
「俊敏性についてはリアルとリンクしてるな。探索技能が充実しているし、パソコンでも持っていたら動きやすいか。にしても……、随分と発狂しやすそうな探索者じゃねえか」
「そうなのよねえ、精神力がもう少しあったら気楽なんだけど」
「発狂?」
「その時になったら説明してやるが、精神力が低くて賢かったらいざという時に危ないって感じだ」
「夕張にも勝てるっぽい!」
「夕立さんの探索者はそんなにハイスペックなんですか?」
「……ああ、すごいぞ。次は初心者組だな。川内からだが……なかなかぶっ飛んだキャラにしたな」
「私のキャラは忍者みたいに思われてるからね、それっぽい技能を取ろうと思ったらこれが合ってるからさー」
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川内 咲夜(せんだい さくや) 女 二十五歳 犯罪者
STR(筋力)・11 DEX(素早さ)・18 APP(外見レベル)・16
CON(頑丈さ)・14 POW(精神力)・11 SIZ(体格)・16
INT(賢さ)・14 EDU(学歴)・16
SAN・55 アイデア・70 幸運・55 知識・80
忍び歩き・85 言いくるめ・85 目星・85 心理学・85 拳銃・80
隠す・75 鍵開け・46
「……基本スペックは明石とほぼ同レベルの高さ。言いくるめ、目星、心理学を取ったことは評価できる。それでも聞く、な ぜ こ う な っ た」
「いやー、忍者って言ったら忍び歩きじゃない?忍者とかスパイって実質犯罪者みたいなものだし」
「うーん、川内にはちょっと負けるかもしれないっぽい」
「初めての人が犯罪者ですか。舞台が現代ですし、ちょっと難易度が高いような……」
「警察が仕事熱心だったら逮捕エンドまであるわね」
「最後は夕立だが、本当に技能の変更はしなくていいんだな?」
「もちろん!ソロモンの悪夢、見せてあげる!」
「見るのは他の探索者だが、……まあいい。表示するぞ」
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夕立 光(ゆうだち ひかり) 女 二十三歳 警官
STR(筋力)・15 DEX(素早さ)・11 APP(外見レベル)・16
CON(頑丈さ)・12 POW(精神力)・11 SIZ(体格)・9
INT(賢さ)・11 EDU(学歴)・17
SAN・55 アイデア・55 幸運・55 知識・85
回避・90 組み付き・90 応急手当・90 マシンガン・90
マーシャルアーツ・90 こぶし・85 目星・83
「……あー、技能・ステを含めた両方が脳筋キャラだな。賢さはそこそこであるものの、教養はあるから博識ではあるようだ。一対一の戦闘において負けることはないだろうが、なぜマシンガンを取った?」
「ルールブックを見たらマシンガンってとっても強いのね!これで夕立は最強っぽい!」
「………………(この手があったか)」
「川内さん、自分もやっておけばよかったみたいな顔してるけどマシンガンなんて持ち歩けないからね?犯罪者のあなたが見つかったら一人だけ逮捕エンドよ?」
「うーん、これって体格にさえ恵まれていたらダメージボーナスもついていましたね。火力を出したかったならキックのほうが強いと思うんですけど」
「こいつのINTを見てみろ。EDUで取れる職業技能にキックはないからINTのほうから取るしかねえ。が、それをしようとするとキックは成功率が六十になる。他の技能を見て分かるように戦闘技能を取るなら高めに取りたかったんだろ。目星は申し訳程度のものだろ」
「さっすが提督さん、よく分かってる!」
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全員の探索者が出来上がった。
「さて、これからセッションを始めるわけだが、それぞれの探索者に繋がりを作らなくていいのか?」
「あ、それもそうね」
「繋がり?」
「俺の方で簡単な導入をするが、その後はお前らが動かなくちゃならねえ。その時にコネクションがあったら絡みやすいだろ」
「なるほどね」
川内が頷くと画面にそれぞれの探索者が表示される。探索者の下には各々の職業、エンジニア、ハッカー、犯罪者、警官と書いてある。
「ハッカーなら犯罪者やエンジニアとコネクションが持てそうですね」
「私と川内さんは夕立ちゃんの探索者と繋がるわけにはいかないわよね」
「ねえ夕立ちゃん、どうせならお手軽で強い武器が使いたいよね」
「え?うん、思いっきり暴れたいっぽい!」
「じゃあ明石さんとコネを持ったら?警察なのにヤのつく職業やってそうだし、いろいろと便利そうだよ」
「じゃあ私も電子機器関連なら穴がないから繋がるわね。夕立ちゃんならハッカーってことも分からないだろうし」
「中高一貫の学校に通っていて同じ部活だったってんなら簡単だがな」
「いいじゃないですかー!」
「じゃあそれで決定ね。明石さんが高三の時、私は高二、川内さんは高一で、夕立ちゃんは中二ってことになるのか」
「明石と夕立は二年しか交流がねえのか。いや、OGとして頻繁に学校来ていたら先生よりは関わりが深いか」
キャラシートが完成し、探索者たちのコネクションが出来上がり、セッションを始める準備ができた。提督ことKPがキーボードを打つ音が聞こえるたびに画面が変化していく。
「んじゃ、初のKPだから滞るかもしれねえが楽しんでいけ」
それぞれのキャラの性格を考えたらこうなった
あつかいにくい