(ほぼ)高速艦のみのTRPG   作:ツリ目

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川内の探索者による探索です。


犯罪者の探索

【 夜(戦) 視点 川内】

 

K[表示がバグってるような……、気のせいか]

 

 夜になり、川内は他の三人とは別れて動くことにした。歩いている場所はあまり良い雰囲気とは言えない。行きつけのバーに入って情報を集める方法を考える。

 

 

川[職業上の知り合いで情報通はいても良いと思わない?]

 

K[ふむ、確かにいてもいいな。ならこの飲み屋にはお前の知り合いの情報通がいる。ただし、有能かどうかは幸運ロールだ]

 

川[はーい]

 

K[……忘れていたが、持ち物に書いてあった拳銃の種類はどうする?]

 

川[え?決めていいの?]

 

K[構わん。よっぽどとんでもねえ種類じゃない限りは許可する]

 

川[でも拳銃の種類とか知らないんだけど私]

 

K[ネットで見つけた一覧表があるから送る。その中から選べ、詳細も見れるようにしたから慎重にな。モノによっては制約をかける]

 

川[……これってさ、複数持っていてもいいの?]

 

K[本来なら最初に拳銃二丁とかって記入しないといけないんだが、初心者だから良しとしてもいい。とりあえず1D10を振れ]

 

川[?うん。9が出たけど、何のロール?]

 

K[年収ロール……、てめえの探索者は年収1800万の荒稼ぎ犯罪者だったので銃の入手経路については困りませんでしたとさ。さっさと拳銃を選べ]

 

川[やったあ!じゃあアストラっていうのとザウエルってやつ!]

 

K[アストラはダメージが1D8、装填数2、連射数2か。隠すには持ってこいな銃だな。ザウエルはダメージ1D10、装填数は9、連射数は3。どっちも隠しやすい武器だ。とりあえず隠すロールに成功したら他の連中にバレない]

 

川[はーい]

 

【隠すロール 川内 隠す 75×2・75→25・01 自動成功・クリティカル!】

 

川内は持ってきた二種の拳銃を完璧に隠した。誰かがカバンを漁って直接確認しないと分からないだろう。仮に彼女を怪しんだとしても気付くことはない。

 

彼女が歩を進めて奥の席に行くと知り合いの情報通がいた。

 

【人脈ロール 川内 幸運 55→97 フ ァ ン ブ ル】

 

川[あ]

 

K[えーと……、うん、そうだな、お前の知り合いの情報通は情報通と言う割にいろいろと疎い人間だった、言ってしまえばポンコツで下手しなくてもお前より情勢には疎いだろう。なんでこいつを頼ろうとしているのか疑問なくらいに]

 

 

「やあ、いきなりで悪いんだけど情報提供してほしいんだ。協力してくれる?」

 

平均的な顔面偏差値の女性に川内が話しかける。

 

「んー、どんな情報?知っての通りあたしってばたいしたこと知らないんだけど」

 

気さくに対応をしていて姉御肌の大学生にも見える。はっきり言って川内の同業者には見えない。むしろ早蕨のほうが同業者と言っても差支えない。

 

「浮雲教団っていう教団のことでさ、最近活発になっているみたいなのよね」

 

「浮雲浮雲……」

 

と言って考えこみ始めた。

 

【記憶力ロール 情報通(仮名) アイデア 40→17 成功】

 

「あー、浮雲教団ってここのところ噂で聞いてる教団のことか」

 

「知っているの?」

 

「あたしも詳しいことを知っているわけじゃないんだけどさ、公にならない程度にいろいろとやっているらしいよ」

 

「例えばどんなことをやっているのかな」

 

少し踏み込んで質問してみる。

 

「噂だから尾ひれがついてるんだろうけど、化け物がいるとか銃で撃たれても死なない人がいるとか。人間卒業みたいな目的があるって話もあったかな」

 

「その噂の元手ってわかんない?」

 

「それは分からないね、自分で直接聞いたわけでも見たわけでもないし」

 

 

K[これ以上の情報は何かしらの行動をしないと手に入らねえぞ]

 

川[そっかー。でもファンブルになったのにちょっとはくれるのね]

 

K[……知力を普通に3D6でやった後に2で割ったんだが、最初がかなり高いやつになったからな]

 

川[基本的にダイス目が高いなー。技能で出来ることは……言いくるめしたって仕方ないよね。拳銃で脅してもないものはないし。ここは諦めたほうが良いかな]

 

 

「ありがと、何かあったら連絡してね」

 

「はいはい。今度何か奢ってね」

 

彼女の言葉を聞いて再びバーから出ていく。時計を確認すると午後九時だった。

 

「んー、帰って寝るには早すぎるよねー」

 

 

川[ねえねえ、他に裏事情に詳しい人とか知り合いにいない?]

 

K[さっきのが幸運ロールで見つけた奴だしな、他の何かでどうにか代用しろ]

 

川[何かか、どうしよっかな]

 

 頼みの綱()だった情報通がダメになった川内は、大神が言っていた教会へ行くことにした。

 

教会は少し遠いところにあり、バスと徒歩で三十分ほどかかった。教会は見た限りだとキリスト教会とほぼ同じだった。入口の扉を押し引きしてみるが閉まっている。

 

「今日は閉まってるのかな?」

 

扉の周りを見渡すが、会館日時が書いてあるものはない。そして夜更けなためか人気もない。

 

【ピッキングロール 川内 鍵開け 75→73 成功】

 

専用の道具を使うと扉は簡単に開いた。

 

「不用心だなあ、ちゃんと戸締りしないとどこの泥棒が入るか分かったもんじゃないのに」

 

白々しい独り言とともに教会の中に入る。鍵が開けられた扉は簡単に開いてしまう。

 

 電気がついていないようで中は暗い。それでもステンドグラスが通す月の光でおおよその感じは分かる。協会の中はテレビで見るようなキリスト教会とほぼ同じだった。分かりやすい違いはキリストの像がなく、あるはずの場所はひらけていた。何かがあるわけではない。そこで演説でもしたら全体の様子がよく見えるだろう。

 

(キリスト教の教会をいじっただけっていうのは本当みたい。でもそれだけって感じかな、何もない)

 

【抜き足差し足 川内 忍び歩き 85→30 成功】

 

足音がならないように気を付けてそこまで歩く。無数の椅子をそれとなく見てみるもののおかしな点は見当たらない。

 

教会の一番奥まで行ったが、めぼしいものはない。

 

「うーん……」

 

【目星ロール 川内 目星 85→26 成功】

 

よく目を凝らして足元を見ると何かが書いてあることが分かった。線は薄くなっていて見えにくいが、変な模様を描いてある。

 

「何これ?」

 

じっくりと見てみるが見覚えはない。

 

「変なの」

 

一応写メを取っておく。

 

 他にも何かないかと見渡す。パッと見た限りでは何もない。

 

「……帰ろっかな」

 

川内は教会を後にする。

 

【幸運ロール 川内 幸運 55→34 成功】

 

扉を開いて人がいないか確認し、誰もいないと分かってからその場を去った。

 

 

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