K[さて、各探索者の自由行動は一通り処理出来たな。することがないなら一気に時間を飛ばすが、何かするか?]
張[私は特にないかな]
明[待ってください、ネットで教団のサイトはありませんか?]
K[ある。明石はネットの評判を見た時に気付いたかもしれないな]
川[何かするつもりなの?]
張[え、あ、そっか。私の探索者の職業ってハッカーだっけ]
立[ハッキングして逮捕エンドっぽい?]
張[やめてください本当に終わってしまいます!]
K[別にいいんだぜ?刑務所で頑張る羽目になるかもしれねえけど]
川[とりあえずやってみない?夕張がサイトをハッキングして、何か分かったらメールで情報共有したってことで]
K[複数回やることで情報を多く得られるが、どうする?]
張[んー、三回なら七割の確率で全部成功するのよね。三回で]
【ハッキング 夕張 コンピュータ 90→24、40、49 成功】
張[はい、成功ね]
K[んじゃ、ハッキングで得られた情報だ]
K[まずは早蕨が言っていた情報だ、これはあのNPCの情報が間違っていなかったっていう裏付けだ。
次だな。浮橋教団の活動は二か月ほど前から活発になっていた。具体的には信者が急速に増えていき、規模もわずか二か月で二倍近くになっている。その原因は大手の社長や議員、資産家の何人かが入信したことのようだ。警察の上層部の何人かも入団しているようだ。接触方法は分からないが、接触したと思われる時期から規模が拡大している。
他にも経済的に有利となりそうな立場の人間にアポイントを申請しているようだ。
信仰の対象は一般的に知られている神ではないらしく、冒涜的な何かがいるようだ。目的は『人間の次のステージに移行すること』、『神に選ばれること』とされている。具体的な方法については分からない。
こんなところだな]
明[ふむ、どうやら資産のある人が入ることで大金をもらい、そのお金で規模の拡大をしているようですね]
立[つまりどういうことっぽい?]
K[俺に聞くな。情報は必要不要関係なく提供するが、それぞれの意味については自分達で考えろ]
川[でもこれがどういう意味かって考えても、ちょっと分からないのよね]
張[……明石さん、どう思う?]
明[着目すべきは社長、議員、警察の上層部が入団していることだと思います]
立[????]
川[んー、もしかして『そういう人たち』から情報が手に入るかもしれないってこと?]
張[おそらくそういうことだと思うわ。KPの言い方からしてパトロンの名前とか所属は分かるのよね]
K[分かる。どいつもこいつも有名どころだからググれば住所も出る]
立[そこに特攻するっぽい!]
明[待ってください、あくまで情報を提供してもらうだけですよ]
川[入団者ではあっても創設者とかじゃないからね。脅してもないもの(情報)は出ないし]
K[他にすることはあるか?]
張[今はないわ]
K[よし、じゃあ話を進めるか。……こっから覚悟しとけよお前ら]
張[え、なにが始まるの]
K[クトゥルフ神話TRPGだ]
【夜 視点・夕立】
深夜十一時頃、夕立の家の電話が鳴る。夜は目が冴えるのですぐに出た。
「ぽい?」
『夕立巡査、至急〇〇線の高速道路まで来るように。交通事故と思われるが不可解な点が多いので手が空いている警官はみな集められている』
「不可解な点って、どういうことっぽい?」
『バイクから人が投げ出されたような状態だが、運転手と思われる男は交通事故ではありえない死体状態となっている。身体はかなり大きく、筋肉質とのことだ』
奇しくもそれは大神の特徴と同じだった。
(あれ……もしか、いやでも……)
「その人の名前って分かるっぽい?」
『ああ。所持品の中に免許証があったからな。名前は……』
『大神通、二十五歳だ。それ以上のことは分からん』
『状態がひどすぎてこれから調べる。……夕立、聞こえているか?』
(大神さんが……死んだ?)
【SAN値チェック 夕立 SAN 54→41成功】
【SAN値消失なし】