ハートキャッチプリキュア!~大樹の守護者と青い鎧戦士~ 作:sora1996
つぼみがモデルデビューに奮闘し更に砂漠の使徒が2匹の妖精を追いかけているまたそのころ希望ヶ花のショッピング街を不機嫌そうに歩いている少女がいた。彼女の名は露木かりん。この少女こそが、ももかの後輩でつぼみが代役を務めるきっかけを作った人物であるのだ。
最初こそ口論となりモデルの仕事を降りた彼女であったがその後どうなったかが気になり撮影現場へと足を運んだ。だが其処で見た事実は自分を更に惨めにさせるものだった。
「・・・・・」
全部あの女のせいだ。あの女が自分を邪魔者だから消すためにワザと嵌めたに違いない!!・・・・そんな被害妄想を含まらせながら街を一人放浪する。この仕事をやめようか・・そうさえ思っているとその彼女に一つの影が迫った
「・・・お前の心枯れているな・・・・いい具合に」
日差しが強い夏の暑い季節には場違いな服装の男はユラリとかりんに近づいた。・・その服装は上下共に黒一色で長袖のロングコートに顔が隠されたハット帽といった姿で右手に何やら石器時代の遺物のような何かを手に持っている。
だが一番の特徴を言うのであれば首から黄色いカミキリ虫の顔の様な形をしたネックレスであり其れを首からぶら下げた姿は実に不気味であり黒い姿を更に印象付けるものとなっている。
「な、何よアンタ!?」
「お前にとっては何でもいい。なぜならお前に用があるのではない。お前の心に用があるのだからなぁ!!!」
男はそのまま手を伸ばしかりんを光に包みこんでしまいなんと次の瞬間には彼女を推奨に閉じ込めこころの花を取り出した。そうこの男は普通の人間ではない・・・・。ハット帽に隠されている口元を歪ませて笑みを作ると辺りを見回していくと目の前にあった展示用のマネキンに気がついた。
「ふぅん、あれがいい。出でよ、デザトリアン!!!」
黒い稲妻と光を発生させるとデザトリアンを生みだす・・のだがその姿は黒い身体に黄色い目・・・普段のデザトリアンの様な愛嬌のある顔ではない。文字通り凶悪で凶暴な顔つきそのものであった。
「あ、あれは!?・・・砂漠の使徒の新しい幹部ですっ!?」
「つぼみ達に知らせるですっ!」
何しれぬ気配を何処からか感じ取っていたシプレとコフレはスタジオを抜け出して空を飛んでいるとたまたま黒い男がデザトリアンを生みだした一部始終を目撃し二匹は急いで撮影スタジオまで飛んで戻るのだった。
「さぁ行けデザトリアン、お前の力の限り暴れるがいい。これを餌に奴をおびき寄せてくれる・・・くくく」
デザトリアンは男の声に従い大いに暴れる。街を壊し響き渡る悲鳴。そして偶然過か必然なのか暴れる中でデザトリアンは奪われたこころの花の持ち主の意識があるのかつぼみ達がいるスタジオへと走っていく。
「ウゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
「アレはいつものデザトリアンじゃない?」
外から聞こえてきた凄まじい咆哮を聞いて拓哉達は真っ先に確認するべく外に出る。目の前にいるデザトリアンの姿はいつもと違い黒い体色に黄色い目というその配色はまるで誰かを連想させる。
「このままじゃマズイ。二人とも!!」
『うん!!』
流石に丸裸に等しいこの場所で変身は出来ない。ひとまず3人は避難するふりをして人眼のつかない建物の裏へと向かい誰もいない事を確認してそれぞれ変身アイテムを手に取った。
『プリキュアの種、いくですぅ!!」
つぼみからピンクの光がえりかからブルーの光がシプレ、コフレの胸に集まり光が凝縮されピンクと青のプリキュアの種が二人の手に取られる。
『プリキュア・オープンマイハート!!!』
それぞれ手にとったプリキュアの種をココロパヒュームにセットした二人は胸からそれぞれの種の色の光の香水を胸からまとっていく。上半身がピンク色の光と水色の光がそれぞれフリルスカートに変わり今度は下半身にかけて光りが発生するとロングブーツが身にまとわれる。
次に互の胸に香水を噴きかけると胸にハートの形をしたクリスタルが出現す手首にリストバンドが形成される。
最後につぼみの長くきれいな髪がと瞳がピンク色に変色しロングポニーテールに整っていきえりかは明るい青色に変色そしてロングストレートの髪型に変わりひと噴き頭に香水をかけてリボンで髪を結んでいきパヒュームを腰に当てココロパヒュームキャリーに収めていき二人は同時にポーズを決める。
「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!!」
「海風に揺れる一輪の花、キュアマリン!!」
『ハートキャッチプリキュア!!!』
「重甲!!」
二人に続き拓哉はビーコマンダーの赤いスイッチを押して黒いウィングを開かせると変身コードを叫んでコマンダーを頭上に掲げた。
掲げたビーコマンダーの内部の小型化し収納されたインセクトアーマー青く光りを発生拓哉の身体を素早く包む。
光の中でアーマーは拡散し最初に腕に素早く鎧が纏われ次に胸と下半身そして顔以外のすべての部分に鎧がまとわれると最後に拓哉の顔が鎧騎士の仮面に包まれて蒼い鎧戦士へと姿を変えて蒼い閃光が当たりに発生する
「ブルービート!!! 重甲!!ビーファイター!!!」
ブロッサムとマリンの隣でポーズを決めて名乗り上げると3人は同時にその場かから飛び上がってデザトリアンの元へと向かう。
「ウゴオォオオオオオオオオオオ!!!!」
暴れるデザトリアンは駐車場の車を脚で蹴り飛ばしと力の限り暴れて怒りの咆哮をあげる。しばらく暴れると視界に逃げようとしていた来海ももかスタッフが入ったようで邪悪な眼光を見せつけその巨体を近づけていく。そして次の瞬間には植えてあった樹を引っこ抜いくとそれを彼女たちに向けて投げる。
「ビームモード!!」
巨大な樹にむけて後方からビーム砲が超劇して樹は跡形もなく消滅する。ももかはその方向を見るとブルービートがインプットマグナムを向けている姿があった。
「早く逃げてください!!」
その彼に続いてマリンがももかに駆け寄って逃げるように促す。流石に家族といえども秘密は通さなければならないためスの自分が出ないように接するのは一苦労でもあるのだがなるようになるものだ。撮影スタッフも含めて非難し姿が見えなくなるのを確認すると3人は目の前の黒いデザトリアンに向かって走る。
「ウゴオオオォオオオオオオオ!!!!!!!!!」
「たぁあああぁあっ!!!!」
先制攻撃とブルービートが飛び上がりからのパワーパンチを叩きこんだがデザトリアンの腕に防がれてしまう。それだけならまだよかったがいつもと様子が違うこの黒いデザトリアンは邪悪に黄色い瞳を光らせる。
「っ!?・・・ぐぁあああぁあっ!?!?・・・ぐっ!?」
パンチを受け止められたブルービートは返り討ちにあい逆に巨大な腕でのパンチを全身に受けてブルービートは地面に飛ばされてしまう。思わずふらつく程の衝撃に身体がマヒしてしまい言う事を聞かず動かない。
「ウゴオォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
「っ!?……しまっ!?」
思う様に身体を動かせないブルービートに向かってデザトリアンの巨体が迫る。なんとか体勢を整えるべく立ち上がるブルービートだったが気がついたときには巨大な脚が凄まじい勢いで自分に向かってきているところまで来ていた。
予想外の攻めの速さと先程受けたデザトリアンの反撃のダメージが思った以上に身体に響いていて彼はすぐには動く事が出来ない。防御するにも今の間合いやタイミングでは成功したとしても大ダメージは避けられない。
「危ない!!!」
咄嗟なことであったがブロッサムが動けないブルービートを抱きかかえて突き飛ばした。紙一重で踏みつけを避けた二人はコンクリートの地面に倒れる。
「ありがとうブロッサム。あのデザトリアンいつものデザトリアンとは何かが違うぞ。パワーもスピードも普段の倍・・・いや、それ以上だ!!」
「ウゴオオオオオオオオオオオ!!!」
立ち上がる二人は今まで戦っていたデザトリアンとは別物であるその強さを感じる。今までのデザトリアンはこころの花の持ち主の包み隠している感情を曝け出して暴れているのだがこのデザトリアンはそれすらない。まるで心を持たない戦闘マシーンのようにタダ暴れているだけ。どう考えてもおかしい。
「あの黒い身体に黄色い目.。・・・似ている奴に」
黒い身体に黄色い目ときてブルービートは思いついた。この二つで連想すると言えばあの黒鎧の戦士しかない。だがブラックビートの姿はない・・・考え過ぎなのか?だがその考えが捨てきれなくてならない。いずれにしても考え込む前に早くデザトリアンを倒すのが先決だ。
「とにかくここは一気に浄化してこころの花を取り戻そう!!」
「よし、スティンガーウェポン!!!」
マリンの提案にブロッサムとブルービートは賛同しフラワータクトとスティンガーブレードを装備する。3人の必殺技の同時連打攻撃なら十分望みはある。3人は構えを見せて一気にデザトリアンに対しての攻撃態勢を準備するが……
「そうはさせんぜよ!!」
「っ!?・・・クモジャキー、コブラージャ」
突然ブロッサムとマリンの身体を後ろから締めつけてきた者がいた。その正体はなんと3幹部連中であり今の今まで存在自体を忘れていた。そう言えば今日はコイツらの誰もいなかったがあのデザトリアンはコイツらが生み出したものじゃないのか!?
「妖精を探している道中で下が騒がしいと思って見てみれば面白い事になっとるのぉ?」
「偶然とはいえ好都合。君達を倒させてもらうよ」
このタイミングで邪魔者が増えるのは戦況的にかなりマズイ。二人の手を振り払おうと身体を動かすブロッサムとマリンだが体勢が悪く力が入らない。
『デザトリアン!!』
『きゃぁああああぁっ!!!!』
手間取っているそのまま幹部二人組はブロッサムとマリンをデザトリアンの方へと放り投げ二人は壁に叩きこまれてしまう。
「ブロッサム!!、マリン!!」
壁に叩きつけられた二人を助け出そうと二人の前に出るブルービートだがデザトリアンはその彼に向けて腕を振り下ろす。咄嗟にスティンガーブレードの刃を盾代わりに使い膝を地面について踏みとどまる。
「ぐっ!?・・・・ぐぁあっ・・・うぅう」
スティンガーブレードの刃を盾にしてなんとか直撃は免れたが巨大な腕からかかる重圧にいつまでブレードの刃が耐えられるはずはない。デザトリアンがかける力が徐々に強くなっていけばいくほどブレードの刃に対して圧力がかかりインセクトアーマーが軋む音が響く。
「ふぅんっ!!!」
このままの鍔迫り合いは分が悪いと判断したブルービートはワザと力を抜いていくと体重を集中させていたデザトリアンの重心を崩させて動きを乱させると巨体であるその身体の滑りこむように素早く身体を動かして後ろに回り込んだ。
「ビートルブレイク!!!」
ブルービートは一気に決めるとスティンガーブレードのハッチを展開しギアを高速回転させてブレードにエネルギーを溜めさせる。後ろからデザトリアンへと向かって刃をX字に切り裂くように振り下ろした。・・・・渾身の一閃の刃が直撃・・・・したのだったが。
「ガァアアアア」
「っ!?・・・・ぐぁあああぁあああぁああっ!!!!!!」
ブレードの刃がデザトリアンを切り裂くことなくその巨体に受け止められてしまったのだ。動揺が隠せないままブルービートはデザトリアンのパンチが直撃しそのままビルの壁に叩きつけられてしまった。
「ぐっ!!?・・・・ビートルブレイクが通用しない!?」
渾身の一撃のビートルブレイクが防がれてしまった。続けてブロッサムとマリンもクモジャキーとコブラージャの幹部二人組によって彼の近くに飛ばされてしまい壁に身体が埋め込まれてしまう。
「トドメを刺してやるぜよ」
この絶好の機会を逃がすものかと2人は最大限の必殺技を3人の戦士に向けて発射した。今の状態では回避は間に合わない。ブロッサムは覚悟を決めたように目を閉じた。
「プリキュアをいじめちゃダメでしゅ~~!!!!」
攻撃が当たる瞬間に突然何処からか聞こえてきた何者かによるセリフと共に黄金の盾が3人を守りクモジャキーとコブラージャの攻撃を跳ね返した。
「ぐぅ!?・・・ちぃ!!」
「僕の顔に傷が・・・・覚えていろよ!!!」
突然の事に戸惑いながらも二人は瞬間移動で撤退する。3人は何が起きたか理解ができなかったがとにかく絶体絶命からなんとか事なきを得たとホッと腕を撫でおろした。
「助かった。だけど今の盾は一体誰が?」
ビルの壁から離れるように地面に落ちると3人は生きた心地がしない様な気持ちになるが休む間もなく突然の事に頭に疑問が浮かんだのだが考える間も休む間も与えず突然その彼らに何かが近付いた。
「やっと会えたでしゅ!!」
「な、なんですかこの子は?……とっても可愛いです」
その正体はシプレやコフレと同じ種族の妖精であった。ブロッサムの胸元に来たその妖精をみて思った感想を言った。確かに見た目はかなり可愛らしくマスコットキャラという言葉が一番似合う外見をしていた。
「こころの大樹が元気になってきたから生まれた妖精ですぅ」
プリキュアチームは新しい妖精「ポプリ」の可愛さに和んでいるが隣で見ているブルービートはと言うと戦いの最中だと言うのにこの和やかさに固まってしまっている。
「マネキィインンンッ!!!!」
デザトリアンの咆哮に我に返った3人は体当たりを巨体で体当たりを散り散りになって避ける。ビートルブレイクが通用しないこの相手・・・幹部たちは消えたがデザトリアンに付け入る隙がない。ビートルブレイクが通用しない相手をどう倒せばいいのだ!?
「・・・・・・・」
今までの全ての闘い様子をスタジオビルの屋上から静観している影があった。その主はあのデザトリアンを召喚した元凶のあの男だ。黒いハット帽に隠されたその顔でデザトリアンの強さをうかがいながら手に持っている石器が青く輝きを放って光を放った。
「成程な……やはり、これは奴のモノか。ならば奴が持っているほうが都合がいい。」
石器をブルービートに向けて男は彼こそがこのアイテムを持つべき人物であると確信を確固たるものにする。ハットから見える口元を歪ませて笑みを見せながら。
「なんだ?この感覚は!?」
インセクトアーマーの角が光り輝いて自分の力が何かと同調している事に気がつくブルービートは突然の事に辺りを見回す。何かがインセクトアーマーと共鳴している?でも一体何が?言い知れぬ感覚・・・何かが近くにある?
正体不明の感覚を感じながらもブルービートを余所に責めてくるデザトリアンをマリンとブロッサムが迎え撃つべく攻防を繰り広げるも強い攻撃に段々と劣勢を強いられ始めていった。
「・・・・ふぅん、流石に限界か」
男はそろそろ連中の力の限界かと石器をビルの上からブルービートに向けて投げ落した。石器は落ちていくとブルービートに同調するように光を発していった。
「いてっ!?・・・・っ!?・・・・なんだこれ?」
頭に何かが当たった衝撃になんだとキョロキョロと首を動かすと足元に短剣のような形をした石器が転がっていた。それを手に取ると石器とブルービートの角が青く光り自分が感じていた感覚の原因がこの正体不明のコレなのか?・・・と拓哉は鎧の中で不思議何かを感じる。
「一体何で上から・・・・っ!!・・・誰だ?」
上を見ると微かに気配を感じブルービートは上に飛び上がろうと思ったがデザトリアンが彼に向ってきてそれを邪魔する。もう一度同じ方向を見ると気配は消えていた。
「なんだったんだ一体!?」
「あぁああっ!!!」
「それは!!」
シプレとコフレはブルービートが握っている石器を見て大声をあげた。そして大急ぎでブルービートに近づいていくと持っているソレに視線が釘付けとなった。
「それは、ブルービートだけが使える伝説の武器『パルセイバー』ですっ!!!」
「こころの大樹が元気になったから『パルセイバー』も蘇ったですっ!!!」
勝手に話を進めるシプレとコフレに困惑するブルービート。とりあえずこの武器が新しい武器であると言う事は間違いない。だが何故それが空から降ってきたんだ?と疑問が残るが今はそれよりも敵を倒す事が先決。
「シプレ、コフレ・・どうすればこれを使えるんだ!?・・今のこの状態じゃどう見てもただの石で武器になると思えないぞ」
「力を解放するには『パルセイバーの種』がいるですぅ」
「種?こころの種か!?だったらポットから・・・」
「違うです。パルセイバーの力を解放するにはブルービートのアーマーと『パルセイバーの種』が必要です。でも、パルセイバーの種はムーンライトが倒された時にパルセイバーと一緒に大樹の力を維持のために封印されてしまったですっ!!」
なんと言う事だ。銃で例えるなら弾丸がない状態という事ではないか・・・・折角の武器があっても使えなければただの遺物でしかない。どうしようかと策を講じている間にもブロッサムとマリンはデザトリアンの猛攻に悲鳴を上げる。
「ブロッサム、マリン・・・くっ・・・・どうすればいいんだ??・・どうすれば・・・・・」
「種ならあるでしゅっ!!……ブルービート、これを!!」
絶体絶命の助け船の如く突然ポプリがメタリックブルーに輝く独特のエンブレムが入った種を持ってきた。まさかの偶然・・・いや必然を感じブルービートはポプリからメタリックブルーの種を手に取った。
「いくぞ・・・デザトリアン!!」
ブルービートはパルセイバーの刃とグリップの真ん中の円の部分に種をセットするとパルセイバーが光り輝いて石に亀裂が入っていく。そしてまるで昆虫の蛹が脱皮して成虫になるように光り輝くと黄金の刀身に青いグリップ、そして刀身の反対側には紅く輝きを放つメーターが出現した。
「パルセイバー!!!」
黄金の刀身を煌めかせながらブルービートはパルセイバーを握りしめ高らかに武器名を叫んだ。デザトリアンは自身を脅かす不吉な光に反応しブロッサムとマリンは自分達を照らす聖なる光に目を輝かせる。
「パルスラッシュ!!!」
パルセイバーに向けて叫ぶと赤いメーターが最頂点まで光り輝き黄金の刀身が淡い青の光に包まれデザトリアンに向けて一閃を叩きこんで倒される。
「マネェ・・・・・・キィン」
それでも尚立ち上がるデザトリアンだが確実なる手ごたえを感じたブルービートは一気に勝負を決めるべくインプットマグナムをホルスターから引き抜いた。そしてパルセイバーを掲げて二つを光らせる。
「合体!!『セイバーマグナム』」
パルセイバーとインプットマグナムを合体させて合体武器セイバーマグナムを誕生させる。それを構え認証コードの1,1,0を入力するとパルセイバーのエネルギーがインプットマグナムに充填される。
「マキシムビームモード!!!」
ビームモードが数倍にも強化された必殺技『マキシムビームモード』がデザトリアンに向けて放たれ直撃するとデザトリアンはその場に仰向けにゆっくりと倒れて青い光に包まれて消滅し媒体となったマネキンとこころの花が分離する。
「凄い威力です」
「・・・うん」
新しい武器パルセイバーの威力はプリキュアのフォルテウェイブやフォルティシモの数倍の威力だと驚くブロッサムとマリン。新しい武器が加わった事でこの上ない頼もしさを感じる。3人はこころの花を回収し持ち主の元へと返還するべく人気のない場所へとひそかに移動した・・・・その跡地では・・・・
「ふぅん、強くなれ甲斐拓哉、ブルービート。この俺に倒されるためにな……」
影のように現れた黒い男は自ら渡した武器の威力を見て身震いしていた。男はそれだけ言うと背を向けてその場を後にした。・・・路地裏に消えていくこの男は一体?
そしてポプリの誕生が何を意味するか・・・それは3人目の新しい戦士が覚醒の時を迎えようとしている前兆なのだ。確実に守護者と侵略者の闘いに拍車がかかっている・・・全てが絡み歯車のようにつながる時・・・その時こそ何かが起きる!?