1話から読んでくださった皆さん、今まで本当にありがとうございました。
皆さんのおかげで楽しく描くことができました。
最終回と言っても1期は終わりですが、2期はそのうち書く予定ですっ!
楽しみにしておいてくださいね(^O^)
13話で愛佳の過去もあきらかになってきました。
『また、ライブやろうね…』
音羽は愛佳に微笑んで2人は川に落ちていった。
それから、5分もたたないうち美神家に救急車がとまった。
1人の少女が運ばれているのが分かる。
愛佳の頭の中には昔の思い出がよみがえってきた。
「お母さん〜これ、愛佳が作ったんだ〜(^O^)」
10年前の愛佳、3歳の時だ。
それ時は、祖母、母、愛佳の3人で暮らしていた。
「上手にできたね〜ブレスレット」
「お母さんにあげる〜(^O^)」
愛佳はオモチャの機械で作ったブレスレットを母に渡した。
「ありがとう、お母さん、大切にするね(^-^)」
母は嬉しそうだ。
そしてブレスレットを手にはめた。
「おばあーちゃん〜お母さん何でいないの〜?」
あれから3日間も母は帰ってこない。
「愛佳、これからはおばあちゃんと2人で暮らすの、分かった?」
祖母はどこか悲しげな顔をしていたが、今の愛佳には何がおきたのか分からなかった。
「うんっ!分かった!!」
愛佳は元気よく返事をした。
それからどんどんと、祖母の態度は冷たくなり厳しくなっていった。
幼稚園に入ると、幼稚園以外は外に出れなくなった。
「おばあちゃん、返して〜、愛佳の〜」
年中の時、愛佳の家の庭のオモチャで遊んでいたら突然祖母が現れて愛佳のオモチャを取り上げた。
「わがままばっか言う子はいけません」
祖母は暗い物置に閉じ込められ1人、泣いていた。
「愛佳ちゃんっ!音ちゃんが救急車で運ばれたって本当っ!?」
愛佳が病院の待合室にいると梨乃たち5人の少女が走ってきた。
「愛佳、音羽に何があったの?」
瑞穂は落ち着いて聞いてくる。
「愛佳ちゃんっ!音ちゃんは…音ちゃんは大丈夫なんだよねっ!?」
かんなが愛佳の肩の下あたりを掴んでくる。
かなりあさっているらしい。
「音ちゃんは…」
周りの空気がシーンと静まり返った。
「音ちゃんは…私をかばって意識を失ったの…怪我はしてないみたい。」
「音ちゃん…また、ライブできるかな…」
柊花が呟いた。
「できるよっ!光咲音羽、音ちゃんは大丈夫。あの子はそんなことで負けたりなんかしないっ!!」
「……そうね、大人数でも邪魔になるし私たちは帰って音羽を信じましょ」
5人は1人1人、家に帰って行った。
それから30分後、11時。
愛佳が椅子に座っていると髪をおろした30代ぐらいの人が歩いてきた。
「愛佳ちゃん…」
声に聞き覚えがある。
振り返ると、音羽の母、音羽の妹、奈々羽だった。
その人は、今愛佳が1番会いたくない人であった。
「音ちゃんのお母さん…」
「あのね、」
言わないと。
愛佳はそう思い頭を下げ、謝罪した。
「ごめんなさいっ!私のせいなんですっ!!私が川に落ちた時、音ちゃん私をかばってくれて…。そもそも原因を作ったのも私なんです。だから、私が悪いんですっ!本当にごめんなさいっ!!」
音羽の母は愛佳の目をジッと見てくる。
そして、手を振り上げ愛佳の頭に手を置いた。
「音ちゃんの…お母さん…?」
「愛佳ちゃんは悪くない、ただの事故よ。」
音羽の母は愛佳の頭を手で撫でてくる。
「愛佳ちゃんに話しずらいんだけど…」
音羽の母は手をおろし、真剣に話を始めた。
「病院に運ばれてから音羽に1回でもあった?」
「いえ…、まだ」
「じゃぁ、今なら会えるから会っておいたら。音羽…目覚めるか分からないの…会えるの、最後かもしれないから、伝えたいこと、したいこと、音羽には聞こえてないと思うけど、今のうちに会っておいたら方がいいわよ」
「…えっ………」
そんな、音ちゃんが目覚めないなんて…。
音ちゃんはきっと元気になる。
愛佳はそんな気持ちだった。
「そんなこと…そんなこと言わないでくださいっ!音ちゃんはきっと目覚めます!!音ちゃんを信じてあげてくださいっ❗️」
愛佳は必死で音羽の母に気持ちを伝えた。
でも、音羽の母は案外当たり前のような顔をしている。
「当たり前でしょ、音羽は絶対目覚めるわよ」
きっとでもなく絶対なんて。
音羽の母の言っていることがわからなくなってきた。
「でもね、最後じゃなくても音羽に気持ちを伝えてあげた方がいいんじゃない?私はあの子を1人ボッチにさせないで、応援してあげたいの、ね奈々羽?」
「うんっ!音羽は絶対目覚めるけど、1人じゃかわいそうだから」
それから音羽の母と奈々羽はどっかに行ってしまった。
「音ちゃん、信じてるよ。また…全力のライブやろうね^ ^」
病室で寝てる音羽の手を握り、音羽の手をジッと見つめた。
それからまた待合室に戻ると愛佳の祖母が愛佳に背を向けて立っていた。
「おばあちゃん…」
愛佳は弱気な声で行った。
「………」
祖母には届かない。
でも、伝えなきゃ。
私はいつもみんなに助けられたばっかりだった。
今日は、私の力で解決させないと。
「おばあちゃんっ!お願いがあるのっ!!」
愛佳は手を強く握り、勇気を振り絞って言った。
「何?」
愛佳の祖母の顔は見えないがきっと目つきは怖いだろう。
「私、スクールアイドルやめるし音ちゃんたちとも1度も会わないっ!!おばあちゃんの言うこと聞くし、おばあちゃんのいいなりになるっ!!だからっ!音ちゃんを助けてあげて!!おばあちゃんの全ての力で、音ちゃんを助けて!」
『私が負ければいいんでしょ』
愛佳の祖母はボソッと呟いた。
「…えっ………?」
「愛佳のお母さん、事故で亡くなったって言ってたけど、本当は違うの…」
「………」
「10年前、愛佳があげたブレスレットを私が捨てたら、お母さん、深夜になっても外に出たままでまさかそこまでして探すとは思わなかったわ。その時に、お母さんは殺されたの。今も犯人は分からないわ…」
「そんなっ…」
嘘でしょ…。
お母さんも私のせいなんて。
愛佳は正直ショックでたまらなかった。
「愛佳、あなたに言われなくても音羽ちゃんは全力で手助けするつもりだったわ。」
「おばあちゃん…」
「だって、大切な孫を守ってくれたんだもの。」
祖母の目に涙が流れている。
「あなたがいなくなった時、心配でたまらなかったわ…」
「………」
祖母の初めて見る表情に驚いた。
まさか、祖母にそんな姿があるなんて想像もつかなかった。
祖母は電話をかけ、たくさんの医者と連絡をとった。
「愛佳、スクールアイドル続けてもいいわよ」
「でも、私…お母さんや音ちゃん、私のせいで…」
そんなことをしてて続けていいはずがない。
「それだけ愛佳が愛されてるっていうことよ、だから【愛佳】っていう名前をつけたの。あんなにいい子たちと会うのを禁止なんてできないわ…」
それから2時間後、深夜の2時。
後はやることはやり後は目覚めるのを待つだけ。
愛佳は寝たきりの音羽を近くの椅子に座ってずっと見守っていた。
「音ちゃん…起きて…よ…」
そのまま愛佳は音羽の寝ているベッドに頭をつけてそのまま寝てしまった。
窓から日差しが照らす中、音羽はついに目を覚ました。
腰を上げると、音羽の寝ているベットのはしに頭をつけて寝ていることがわかる。
「愛佳ちゃん…」
その声で愛佳も目を覚ました。
目線を上げると音羽が寝ていた姿勢から座っていることが分かる。
2人は目を合わせた。
「起きて1番最初に大好きな友達に会えるって、すっごい幸せ(^-^)」
音羽は愛佳の目をしっかり見つめて1番の笑顔で笑った。
「音…ちゃん…音ちゃんっ!!」
愛佳はあまりにも嬉しくて音羽の抱きついた。
「愛佳ちゃんっ!?何で泣くのっ!?」
突然のことに愛佳は驚いている。
「だって…嬉しくて…私ね、スクールアイドル続けられるよ…音ちゃんたちともまた会えるのっ。自由になれたんだよっ!」
「良かったぁっ!でも、何でずっとここにいてくれたの?」
音羽は疑問だった。
いつ目覚めるかも分からないのに。
どうしてそばにいてくれたのかと。
「そんなの…音ちゃんは私を救ってくれた…1番最初の友達で、1番の友達、親友だからだよ(^o^)」
「愛佳…ちゃん…」
自然と涙が流れてくる。
何でだろう。
嬉しくてたまらない。
『私も…愛佳ちゃんは1番の友達っ!(^○^)』
10年前の記憶には続きがある。
物置に閉じ込められ、1人泣いていた時。
「何してるの〜?」
同じ歳ぐらいの髪を2つで結んでいる女の子が物置のドアにかかっていた木の棒をとってドアを開けてきた。
庭にはいってすぐのところだから祖母にばれずにはいってきたのだろう。
「誰?」
「私ね、光咲音羽っ!あなたは?」
「美神…愛佳…」
愛佳にとって初めて話しかけられたから怯えている。
「愛佳ちゃん、一緒に遊ぼーよっ(^O^)」
音羽は愛佳の手を握り、外へ出ようとする。
「待って、愛佳おばあちゃんに外でちゃダメって言われてるの…」
「こっそり行ってこっそり帰ってくれば大丈夫だよっ!」
「でも…」
「行こっ!!」
戸惑う愛佳を前に愛佳の手を握り外へと走り出した。
「えっちょっと…音羽ちゃんっ!?」
それが音羽と愛佳の出会いだった。
それから2人はこっそり抜け出してよく遊ぶようになった。
時には怒られる時もあったけど、それでも音羽と遊びたかったから。
そして、今。
音羽が目覚めてから1週間後、退院の時だ。
その日は朝から音羽の母と奈々羽と愛佳が荷物の整理を手伝っている。
「やっと家に帰れるよ〜(^o^)」
午後、2時。
ついに荷物を持って病院を出た。
「音ちゃんっ!」
「何?」
「今からライブやるよっ!衣装は持ったからっ!!みんな待ってるよ(^o^)」
「愛佳ちゃん?」
音羽はキョトンとした顔をしている。
「行ってきなさい、荷物はお母さん持って帰っておくから^ ^」
「うんっ!!」
そうして2人は音乃木坂学院中学校に向かって走って行った。
「愛佳ちゃ〜んっ!どこまで行くの〜」
愛佳は音羽の手を握り、学校の屋上の方向に向かって走った。
まるで今までと逆だ。
「ついたっ(^O^)」
音羽と愛佳が来た場所は屋上の扉の前だった。
「この扉の向こうにはたくさんのお客さんが待ってるよ!」
「お客さん?」
「音羽っ!この練習着着て!!」
瑞穂は音羽にいつもの練習着を渡した。
「ええっこれでやるの!?」
何だかんだ言いながら7人はいつもの練習着に着替えた。
「音ちゃんが、またライブやろうね!って言ってくれたから、私たちは前向きになれたんだよ(^-^)」
階段を上がった小さな面積の中で6人は音羽を見つめた。
みんな、音羽には感謝しているようだ。
「みんな…」
私の言ったたった1言でみんなの気持ちが変わったなんて。
嬉しくてたまらない。
『みんなっ!ライブ、全力で絶対に成功させよっ!!』
みんなで周りを囲んで、7人は手をかざす。
『1っ!!』
光咲音羽が口を開く。
『2っ!!』
美神愛佳。
『3っ!!』
互梨乃。
『4っ!!』
夢乃佳奈。
『5っ!!』
保登美琴。
『6人っ!!』
園原柊花。
『7っ!!』
小田桐瑞穂。
7人は扉を開け、ステージに立った。
「皆さんっ!こんにちは!!Septemです(^O^)」
音羽はセンターに立ち、お客さんに向かっていった。
「私たちは、初ライブの時。この歌を歌いました。その時は、後先何も考えずやりたいことを夢中になってやっていました。でも今の私たちは、楽しいことも辛いことも7人で乗り越えて!今、この歌を捧げます\(^o^)/」
「聞いてくださいっ!【輝く未来に向かって】」
やりたいことはできてますか?
勇気を出せてますか?
頑張ることはできてますか?
夢は叶えてますか?
曲が流れ始めた。
諦めた日もありました
1人1人が バラバラだった
そんな日もありました
でも今は 憧れの舞台に 7人で立てました
明日に向かって
仲間とともに
行こう 輝く未来へと
Septemスタート❗️
だってだってスクールアイドル 私たちの希望でしょ
だってだって宝物 最高にありがとう
大好きな学校で 大好きな友達と
大好きなこの曲を 全力で届けます❗️
前へ進めなくなった時は
大丈夫、大丈夫、大丈夫
誰かが背中を押してくれるよ
Septem レッツゴー❗️
だってだってスクールアイドル 私たちの希望でしょ
そのライブは奈々羽と愛海も見に来ていた。
「私、音乃木坂学院中学校入るって決めたんだ!奈々ちゃんは?」
愛海は目をキラキラさせてみている。
「私も入ってみようかな^ ^」
奈々羽のことを音羽が聞くのはまだ先のことなのである。
だってだってスクールアイドル 本当にありがとう
大好きな学校で 大好きな友達と
大好きなこの曲を 全力で届けます
初ライブの時よりたくさんの歓声のなか、7人のポーズと共にライブは幕を閉じた。
その日の夜。
穂乃果は自分の部屋でラブライブのトップページを見ていた。
じっくり眺めていると何だか切なくなってくる。
今、穂乃果たちはスクールアイドルを引退し普通の生活をおくっている。
ラブライブのトップページのランキング表にはミューズの名前はもうない。
その時、Septemの名前を見つけた。
「………」
穂乃果は目をうばわれた。
それは、Septemが日本で12位だったから。
「こんにちはっ!こんばんわの方が多いかな…^^;
私、光咲音羽です(^O^)
皆さんと会うのは2回目ですね!!
私たち、色々あったけどまた7人でスクールアイドル、Septemとしてまたライブができるようになりましたっ!!
これからもこの7人で、ライブを続けますっ!
そして!ラブライブにでて、優勝します!!
みんなも応援よろしくね\(^o^)/」