ヤンデレ・シャトーを攻略せよ 【Fate/Grand Order】   作:スラッシュ

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本当は短編集の方に載せるつもりでしたが、前の回の続編みたくなったのでこちらに。
短編集にはまた遊戯王話でも投稿してお茶を濁す事になりそうです。


ヤンデレの無い日常?

 

「……此処は……」

 

 目が覚めた……のではなく、俺、岸宮切大は再び悪夢の中に入り込んでしまったようだ。

 

「ずっと続いているこの悪夢、今日は休息と聞いていたが……」

 

 無機質な、無個性なマイルーム。先日のネコミミ騒ぎを思い出したが、今回は誰もベッドにいない。

 

「……まあ、カルデアで普通に過ごせるって事だろう。まずは食堂だな」

 

 マイルームを出ると俺は食堂へ向かった。

 

 

 

「……いま何時だろう?」

 

 サーヴァントは睡眠の必要が無い筈だが、食堂までの道のりで誰にも会わなかったので少し気になった。

 

 が、食堂に来てすぐにその理由がわかった。

 

「――な!? マスター!?」

「だっはは! また俺の勝ちだな、黒ひげ!」

 

「っぐぬぬ、この黒ひげの美少女センサーが、5回も筋肉ダルマに直感に負けるだとー!?」

 

「流石ベオウルフだ! 童貞のポンコツセンサーじゃ勝てないよ」

 

「船長、しっかりー」

「貴方から変態を取ったら何も誇れる物がありませんわよ」

 

 男か女、食堂に入ってくるのはどっちか賭け合っているベオウルフと黒ひげ。その周りで笑っているダビデ、アン&メアリー。

 

「まにあった……」

「ですが……すぐに別の執筆に……」

 

 締め切りギリギリまで徹夜してグロッキーな作家サーヴァント2名。

 

「次はドクターに頼んで狩りにでも行くか!」

「良いですね! 若き頃のクー・フーリン殿も行きますか?」

「あったり前よ!」

 

 ランサーズ、2人のクー・フーリンに囲まれて幸せそうなディルムッドの3人は訓練が終わってか、次の体の動かし方を話し合っている。

 

「アッセイ!」

「――ッ!」

 

 会話になっていないバーサーカーであるスパルタクスとダレイオス。

 

「ねぇ、ねぇ! 次はこのフリフリのメイド服を着てみようよ!」

「いや、だから私はそんな可愛い服は……」

 

 女装男子と両性美男女、アストルフォはデオンに女物の服を勧めている様だ。

 

 若干飲まれそうになるが、俺はマスターとしての普段通りを行う事にした。

 

「おはよう、みんな」

 

『おはよう(ございます)! マスター(殿)!』

 

 

 

 食堂にいない者はトレーニングルームや自室にいるらしく、食事は摂るサーヴァントと摂らないサーヴァントがいるらしい。

 

 まあ、摂るサーヴァントはその内こちらに来るので問題無いらしいけど。

 

「やはりポテチとコーラは最高ですな! 我輩、酒も好きですがこれもなかなか……」

 

「ディーチェ、それ朝から食べるもんじゃないよ。あ、マスター、そのホットドッグ分けてくれないか?」

 

「あぁ!? 誰だいま犬って言った奴!」

 

「ソーセージパンだから、落ち着いてよクー・フーリン」

 

「マスター! 僕にも一口! あーん!」

 

 ホットドッグ一個でこの騒がしさである。

 

「今日のはすごく凝ってるね。コーンにグリーンピース、トマトソース、マヨネーズ、ケチャップ、マスタードにポテチ、パルメザンチーズまで……」

 

「私も一つ貰えないでしょうか?」

 

「分かった分かった! 全員分作るから!」

 

 パンを切る。トマトソースに入れてあったソーセージを入れる。コーン、グリーンピース、砕いたポテチを入れて、一度薄くサラダ油を塗ったフライパンの上で、小さめの蓋で圧迫しつつ弱火で焼く。その間に別のパンを作り、少し焼き色がついたらひっくり返して圧迫。

 両面焼き色がついたら取り出してパンを開き、パルメザンチーズを入れて出来上がり。ソース類はお好みで。

 

「――を、何人分だ?」

 

 あっという間に出来る行列。怒っていた筈のクー・フーリンすら並んでいる。

 

「食事をくれるマスターなんて珍しいからな! 是非頂くぜ!」

 

「主どの! 私にも!」

 

 先までいなかった牛若丸すらいつの間にか現れている。

 

(……食材、よく尽きないな……)

 

 そこはあまり考えない事にした。

 

 

 

「あー……疲れた……」

 

 食堂から出た俺はホットドッグの作り過ぎで疲れていた。幸いにも、今日は昼食の料理当番では無いのでこれ以上料理はしないだろう。

 

「さて……何しようか?」

 

 未だ特異点が見つかってないらしいので、俺は常時待機……ようは自由である。

 

「あー」

 

「ん? っ――フラン、おはよう」

 

 先の牛若丸やデオンの時もそうだったがヤンデレ・シャトーの事はどうやら覚えていないらしい。

 

「うー?」

 

「何でもないよ。それより、どうしたの? 何かあった?」

 

「あー……うー!」

 

「……えーっと、もしかしてアンデルセン?」

 

「うー」

 

 何故か分からないが、フランの言葉が分かる。これがマスターとしての能力だろうか?

 

「アンデルセンは徹夜して疲れてたから構ってもらえないと思うよ?」

 

「うー……」

 

 露骨に落ち込むフラン。

 

「がぅー」

「俺? んー、これから部屋に行くつもりなんだけど……まあいいかな」

 

「うー、あぁー」

 

 俺の横をそっと歩くフランと共に、部屋に向かい、すぐに着いた。

 

「って言ってもやる事なんて……」

 

「お帰りなさい、旦那様(マスター)。早速新しく召喚されたサーヴァントに手を出しておいでですね?」

 

 安定のタイトル詐欺。いや、疑問符ついてるから問題ないのか? とにかくヤンデレ清姫の登場である。

 

「おはよう清姫。フランがアンデルセンに遊び相手して貰えそうにないから代わりに相手をするってだけだよ」

 

「……なるほど、尻の軽い女の様ですね」

 

 なんという悪意ある解釈! 

 

「あー?」

 

 言われた本人は只々首を傾げるのみ。意味が分からないんだろうけど。

 

「……会話の成り立たない本当のバーサーカーでしたか……申し遅れました、マスターの妻、清姫と申します」

 

「あー?」

 

 本当? と聞いてくるフラン。

 

「違うな」

 

「間違えました。嫁、ですね」

「それも違う」

 

 フランが余計に疑問符を頭に浮かべている。

 清姫は会話が成り立たないどころか認識すら違う真のバーサーカーだ。

 

「フラン、何して遊ぼうか?」

「あー」

 

 清姫を無視してフランを部屋に入れさせる。

 

「うー」

 

 そして何故か俺のベッドが占領された。

 

「……そう言えばデフォルトでつがいを探すヤンデレっぽい娘だったな……」

「がー」

 

「どいてくださいまし。そこはあなたの場所ではありません」

 

「おお、そうだ。もっと言ってやれ。自分自身にも言い聞かせるように」

 

 ベッドを賭けた不毛な争いから目を逸らしつつ、暇つぶしが出来そうな物を探す。

 

「ん……トランプか」

 

 見つけたのはトランプ。数えてみると54枚ちゃんとあった。

 

「何して遊ぼうか?」

 

「子を……う、む……」

「子作り」

 

「誰が火遊びしようって言った!?」

 

 俺の右手に握られたトランプに全く関心を持たない2人にツッコミを入れつつ山札の中からジョーカーを1枚抜くのだった。

 

 

 

「さて、1時間程遊んだけど……」

 

 これでババ抜きのプレイ回数12回目、最後は5連敗。

 清姫は俺の手札を見てるかの様にジョーカーを避けるし、フランは最初は全然ダメだったのにゲームの最中に急成長し、カードの位置を変えて、俺と清姫にジョーカーを引かせて見せた。

 

「ちょっと体動かしてくるかー」

 

 俺がそう言って立ち上がると清姫も立ち上がった

 

「マスター、宜しければ――」

 

「――ベッドで体を、とか言うなよ!」

 

 俺は急いで部屋から出ていった。

 

「――宜しければ、ご一緒に行こうと……」

 

 何か聞こえた気がするが、無視して俺は部屋から逃げる様に離れた。

 

「ん……?」

 

 ふと、部屋を出て直ぐの廊下の角に、チラッと人影を見た気がした。

 

「……気のせいか?」

 

 俺は適当に歩き始めた。

 廊下をしばらく歩いていると、サーヴァントとエンカウントした。

 

「エミヤさん……おはようございます」

「……おはよう、マスター」

 

 フードを被った紅いアサシン、エミヤである。

 

「あ! 見つけました!」

 

 そこにやって来たのはアイリスフィール、キャスターのサーヴァントである。

 

「アイリスフィールか……」

「もう、そんな堅い呼び方ではなく、アイリと呼んで下さい!」

 

「……」

 

 恐らくエミヤがアイリの行動に戸惑っている様に、アイリも自分の行動に迷いがあるんだろう。本人達からしたら、なぜ自分が相手に関心があるのか、相手に自分が何をすればいいのか分からないのだから。

 

(まあ、こればかりは本人達の問題だよな。知らないエミヤと知ってるアイリスフィールの……)

 

「おはよう、アイリスフィール」

「あ……マスター、おはようございます」

 

 何だよ、「あ……」って……完全に俺に気づいてなかったな……

 

 

 

 エミヤとアイリの邪魔をしない為にそっと離れた俺は、カルデアの廊下を歩く。

 

「今だ!」

「っちょ!」

 

「うお!?」

 

 そろそろ曲がり角に、というタイミングで目の前にメイド服姿のデオンが突然現れたので俺は驚いて素っ頓狂な声を出してしまう。

 

「……ま、ま、すたー……?」

 

 デオンは俺を見ると顔を真っ赤にする。

 

「……可愛いな、デオン」

「あ、ぅ……あ、りがとう……」

 

「マスター! どうだい、このメイド姿! 可愛いだろう!」

 

 アストルフォもその後から出てきたが、その服はまるでエリザベートの最終降臨時の服装の様な、全体ピンク色で白いフリルの付いたメイド服と言うよりアイドル衣装の様な服である。

 

 先から跳ねたり、ポーズ取ったりして俺に見せ付けてくる。

 

「色合いがあざとい、68点」

 

「厳しい! じゃあ、デオンは?」

 

「デオンは……」

 

「あ……ぁ……ぅ」

 

 デオンの着ているメイド服はカーニバル・ファンタズムとかでアルトリアが着ていたような黒の多いメイド服。

 

(……あれ? この姿のデオン、前も一度見た事ある様な……)

 

「……ま、95点。100点にしてもいいけど、もうちょっと本人の魅せようとする意志が感じられないと」

 

「恥ずかしがって真っ赤なのもいいと思うけど……」

「あ、アストルフォ……もういいだろ? 僕は着替えさせて貰うよ!」

 

 そう言うとデオンは足早にその場から去って行った。

 

「あ、待ってよー! それじゃあマスター、じゃあねー!」

 

 アストルフォもデオンを追って廊下の奥に去って行った。

 

「騒がしいな、カルデアの廊下」

 

(ん?)

 

 不意に振り返る。

 

(視線……? ……気のせいか?)

 

 

 

「――で、此処がトレーニングルームか」

 

 部屋の外にいる筈だが、何故だか此処に入る前から温度が数度上がった気がする。

 

「……入ってみる、か」

 

 俺は思い切って扉の先へと入った――

 

 

「――アッセイ!」

 

「グオオ!」

 

「――ッ!!」

 

「ッハア!!」

 

「スパルタァァァ!!」

 

「オラオラオラ!!」

 

 ……こいつら全員、身長約190cm、筋肉モリモリマッチョマンの変態だぁ!!

 

 俺は一瞬で次の行動に移ろうと思ったら、すでに行動は終わっていた。

 

(出よう)

 

 いや、素晴らしい肉体美だった。けど、部屋中見渡して巨漢と筋肉しかいないのは俺の視覚的に毒だ。

 

 あれに混じれば最後、きっと俺はバーサーカークラスの資格が手に入る程のトレーニングを施されるだろう。

 

「……ん?」

 

「っ!」

 

 部屋を出た俺の前に両儀式がいた。

 顔が真っ赤だ。

 

「……よ、よう」

 

「あ、おはよう……」

 

 気不味い。

 昨日のヤンデレ・シャトーでは不本意ではあるが、肌を重ねてしまったのだ。あちらが忘れていても――

 

(――これ完全に覚えてる奴の反応だろ)

 

「ど、どうしたの式? 顔が赤い様だけど?」

 

「い、いや……何でも無い……何でも」

 

(待てよ? もしかして先から俺の背後から視線を浴びせてたのって、式?)

 

「……すまん、落ち着いた。それに、これでよく分かった。やっぱり昨日のアレは夢だな」

 

「へ……?」

 

「な、何でも無い! 妙な夢を見たせいで、変に意識しただけ……そう、それだけだ……」

 

 式はそれだけ言うと背を向けて歩いていった。

 

「サーヴァント達も、ヤンデレ・シャトーの事を夢って認識してるんだな。少なくとも、この悪夢では」

 

 それに安心して、肩を落とす。

 

「……さて、じゃあ次はメインルームに行こうかな? カルデアスに手を突っ込んで所長助けてみるか」

 

 そんな出来もしない事を言いつつ、俺はその場を離れた。

 

 

 

 そろそろ昼時、メインルームに着いた俺は机の向こうのドクターと向き合っていた。

 

「ドクター、まだですか?」

 

「ちょっと待って……く、レベルもコスト足りない……」

 

 絶賛ドクターとカードゲームバトル中。

 Fateのカードも販売されているトレーディングカードゲーム、ヴァイスシュヴァルツのカードをドクターが弄ってるのを見て、興味が出た俺はルールを教えてもらった。

 

「チェック・The・ドライブトリガー……ゲット! クリティカルトリガー! 撃ち抜け、スターライト・ブレイカー!!」

 

 同じくブシロードから開発されたヴァンガードも網羅している俺に死角は無かった。

 

「っく……1、2、3……5ダメージでキャンセル無し!?」

 

「俺の勝ちだ……!」

 

「もう一回! 本当に初心者かい、君!?」

 

 ドクターから再戦を申し込まれた俺は時計を見る。

 

「先にお昼にしましょう。次はバディファイトで」

「な、何で僕がバディファイトを持ってると……?」

 

「ほら、コレ。ノーマルカードの束に混じってた」

 

 そう言って俺はドクターのボックスを開けてカードを渡した。

 

「ああ、これか。ありがとう」

 

「意外ですね。ヴァイスシュヴァルツはまあ、アニメがカード化されてるで分かりますが、バディファイトは可愛いカードも少ないのに」

 

「何言ってんの! バディモノとか、ロボットとか、男のロマンが詰まったゲームじゃないか!」

 

「……そうですね」

 

 変な所で渾名通りのドクターだった。

 

 

 

「さて、今日の昼飯は何かな?」

 

 昼飯を食べる為に俺は騒がしい食堂に戻ってきた。食事を食べるかはサーヴァント達の自由なのだが、女性サーヴァントが少ない。いるのはアルテミス、メアリー&アン、フラン、清姫、リリィだ。

 

「……マスター、御一緒してもよろしいでしょうか?」

 

 清姫がやって来た。どうやら俺の隣に座りたいらしい。

 

「別に良いよ、清姫」

「ありがとうございます! ……それにしても、遅いですね? 今日はクー・フーリンさんとディルムッドさんの当番ですが……」

 

「なんか朝は狩りに行くとか――」

 

「ワリィ、待たせたな! 今日はイノシシ鍋だぜ!」

 

 厨房からイノシシの頭が浮かぶデカイ鍋を手にやって来たクー・フーリン。

 

「予想はしていましたが……クー・フーリンさんは大抵これですね」

 

「まあ、ディルムッドとかクー・フーリンに対してはイエスマンだし……」

 

 と言いつつ結構楽しみだったりする。イノシシなんか食べた事はないからな。

 

 呆れた表情の清姫とは裏腹に、バーサーカーや黒ひげなどの男連中は大喜びだ。

 なるほど、イノシシ鍋だと分かっていたから女性陣は抜けたのか。

 海賊であるメアリーとアン、狩りの経験があるアルテミス、フランはよく分からないが魔力消費の激しいサーヴァントなので食べてもらって構わないだろうし、リリィは腹ペコ王見習いである。

 

「頂きます」

 

「頂きます……」

 

 油が浮いているが、血抜きもされているし、毛の類も無さそうだ。野菜も、使われているのはカルデアにあったきのこ類やネギなので問題なさそうだ。

 

「うん、旨いな」

「……脂っこい」

 

「別に無理して食べなくていいぞ?」

「食事は夫婦で食べる物。なので大丈夫です、食べ切って見せます……!」

 

 周りでは騒がしい食事が始まっている。その間をすり抜け、俺は食堂のパンを手に取った。

 

「一緒に食べると旨いからな」

 

 そう言って俺は清姫に渡す。

 

「ありがとうございます」

「おう」

 

 汁はスプーンで掬うのもいいんだが、何分脂っこいのでそのままじゃ食べ辛いのでパンにつけて食べる。

 なお、パンはフランスパンの様な外側が硬いパンの方が、硬い部分が汁を吸いにくいので持ちやすく、食べやすい。

 

「マスター、あーん」

「なあ、それは流行ってるのか?」

 

「マスター殿、あーん」

「自害しろ黒ひげ」

 

 食事の後に酒飲んで悪ノリを始めた黒ひげを気絶させて、男性バーサーカーだらけのトレーニングルームにそっと放り込むのだった。

 

 

 

 暗転。

 瞳が閉じられているかの様な暗黒。

 

『……これ以上は無理そうだな』

 

 遠くから、アヴェンジャーの声が聞こえてくる。

 

『明日はせいぜい、頑張る事だ。……言っている事が理不尽なのは理解しているが、な』

 

 ノイズが流れ出す。言葉が、復唱される。

 

『これ以上は無理――だな』

 

『明日――理不尽ーー理解』

 

『ーー』

 

 ノイズが流れる。

 

 そろそろ目が覚める。

 

 

 

『――先輩、大好きです』




ヤンデレが無いと長続きしないんだよなー。
これって書き手としては致命的な欠点ですよ、治さないとな……
誰か治し方教えて下さい。

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