ヤンデレ・シャトーを攻略せよ 【Fate/Grand Order】   作:スラッシュ

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活動報告で貰ったアイデアを元に書かせて頂きました。
ありがとうございます! まだまだ書けそうです。


ヤンデレ家庭未来図
ヤンデレ家庭未来図 1


 

「……平和だな」

「平和だね……攻撃!」

 

「キャスト、【黒竜の盾】。ダメージ0、ライフ1回復」

 

 現在悪夢の中……なのだが、今回はアヴェンジャーの知らせによると平和なカルデアの一日らしい。

 なのでドクター相手にカードゲームをしている。

 

 女性と話していると清姫が厳しい視線を向けてくるので、ドクターの相手は気楽でいい。

 

「この前の鬼騒ぎはなかなか骨が折れたよね」

「カルデアの全サーヴァント集めて半々って、普段と全然規模が違うもんなー。キャスト、【竜王伝】」

 

「出たな、壊れカード! 次は何が起こるやら……」

「7つの龍玉集めて、天竺まで連れてってもらうかもね。バディコール、【四角炎王 バーンノヴァ】。手札を捨てて、ライフ回復」

「攻撃力9000の3回攻撃!?」

 

『ピンポンパンポーン』

 

 他愛の無い会話をする中、急にダ・ヴィンチちゃんによる館内アナウンスが響いた。

 

『迷子のお知らせです。マスターは至急、迷子保護センター、ダ・ヴィンチちゃんの素敵なショップにお越し下さい』

 

「……早速面倒事かな」

「迷子って……ジャックかな? 最近入ったばっかだから迷ったのか?」

 

 俺はカードをその場に置いて部屋のドアに向かう。

 

「あ、ドクター。俺の負けでいいですよ。どうせ、【鋼のボディ】握ってたんでしょ?」

「バレてたのかい?」

 

 それだけ言って、俺はメインルームから退室した。

 

 

「……で、なんの冗談ですか、コレは?」

 

 俺の右手は現在、俺の腰より少し上の高さにある頭に置かれていた。左右に動かしながら、撫でる。

 

「? だから、説明した通りだよ」

 

「うぇえ〜ん」

 

 ダ・ヴィンチちゃんのアナウンスで工房についた俺は現在、見知らぬ幼女の保護を頼まれた。

 

「パパ、私寂しかったぁ!」

 

「ほら、君の娘だよ」

「ッ! ――……」

 

 文句を言って怒鳴ろうと思ったが、小さい子の手前、なんとか飲み込んだ。

 

「……今回は平和だと思ったんだけどな……」

 

「未来から来た君の娘、は確定だよ。この子から英霊の力を全身から感じるけど、基本的な物は全て人間だ」

「英霊って、まさか……!?」

 

「うん、君と英霊の間に出来た娘だね。おめでとう、明るい未来が見えてきたね」

 

「いやいや!? 今の所良い未来が一切見えないよ!? この娘が俺の娘とばれたら、何人暴走するか……」

 

 頭を抱え、娘(仮)を見る。俺と同じ黒髪、黒目。ショートボブで、見た目からして多分10歳位の美少女なのは分かるが、これではDNA鑑定でもしないと相手が分からない。

 

「いや、この娘自体英霊から産まれた神秘の塊みたいな物だからDNAからも難しいと思うよ」

「じゃあ、どうする?」

 

 俺が狼狽えていると、ダ・ヴィンチちゃんが紙を出した。

 

「例のアヴェンジャーが言うには、その娘は平行世界の影響を受ける娘らしいよ。何でも、どんな可能性にも影響される娘で、その影響が強い場所で、その姿が変わるみたいだよ」

「やっぱりアヴェンジャーが関わってるの……あと全然意味が分からないだけど」

 

 落ち込み再び娘を見る。

 

「……アレ? ねえ、その杖さっきまで持ってたっけ?」

 

 いつの間にか、娘は眼鏡をかけており、小さな杖を持っていた。杖の先は、ダ・ヴィンチちゃんの杖と同じ星の飾りが付いている。

 あと、服装もフリフリなドレスに、髪がロングストレートに早変わりして……

 

「お父さん、コレはお母さんのくれたお揃いの杖なんだ!」

 

「……」

「……」

 

 思わずダ・ヴィンチちゃんを見ると、ダ・ヴィンチちゃんも俺と同じく、ゆっくりとした動作でこちらを見た。

 

「やっぱりお母さんは変わらないけど、お父さんは若いんだね!」

 

 キラキラと純粋な瞳が向けたまま俺に抱き着いている。

 

「うーん……こういう事だね」

「つまり、女性サーヴァントが近くにいればその姿が母親似になるんだな」

「多分私の近くだと私と君が結婚した可能性が上がるんだね……」

 

「むぅ……お父さん、お母さん? また2人で難しい話してっ! つまんない!」

 

「あ、っちょ! ごめん、ごめんね!」

 

 娘に服の裾を掴まれて慌て始めるダ・ヴィンチちゃん。

 見た目に反してだいぶお転婆の様で、あのダ・ヴィンチちゃんが振り回されている。

 

「えーっと、そう言えば、アヴェンジャーの手紙には続きがあって……全ての女性サーヴァントの元までその娘を連れて行かないと悪夢の体感時間を限界まで伸ばすらしいよ」

「……どんぐらい伸ばせるの、体感時間」

 

「72時間、くらいかな……」

 

「どんだけ!? 何で8時間位の睡眠がそこまで伸びるんだよ!?」

 

「お父さん、他にもお母さんがいるの?」

「いや、いないから。今の所は1人もいない筈なんだが……」

 

「……まあ、面白そうだからいいんじゃない?」

「他人事みたいに言いやがって……」

「だって、私は君のサーヴァントじゃないから多分一番確率低いしー」

 

「お母さん……お父さん要らないの?」

 

 おい、うちの娘が泣き始めたぞ。

 

「あ、いや、そういう訳じゃなくて!?」

 

 あたふたし始めたダ・ヴィンチに、内心ニヤニヤしながら事態が収まるまで静観を決め込んだ。

 

 

「っご、ゴホン! 兎に角、この悪夢から覚めたいならさっさと他のサーヴァントに会いに行かないとね!」

「分かった分かった。じゃあ、行こうか」

 

 俺は娘を手招きする。ダ・ヴィンチちゃんの側を離れ、こちらに娘が近づくと、その姿はショートボブで小さなマスター衣装に変わり、杖も消える。

 

「うん! じゃあね、お姉(・・)さん! バイバイ!」 

「あ……うん……バイバイ」

 

 俺達は工房の扉を潜り、女性サーヴァントの部屋へと手を繋ぎながら向かった。

 

「……なんか、寂しいな……」

 

 

「っと……此処は……」

「お父様、こちらは?」

 

 また姿と口調が変わっている。白い着物に白に近い緑の髪。扇子は無いが、帯の所に小さな団扇がある。

 

「清姫……」

「お母様の部屋ですね」

 

 先と違いだいぶ清姫の影響が強い。心無しか、発育を良くなってないか? 何処とは言わないが。

 

「清姫、いるか?」

「マスター! 今開けますわ!」

 

 清姫が扉を開いた。カルデアに似つかわしく無い和室が見える。

 

「マスター! ……あら? そちらの私のそっくりさんは?」

 

「えっと実は……」

 

 俺は清姫に簡単に、未来から来た娘だと説明した。

 

「そうですか、未来の娘……マスターと私の愛の結晶……!」

 

 清姫さんは完全にあちらに行ってしまっているようだ。娘をギュッと抱きしめている。

 

「お父様、お母様は何時もお父様にベタベタとくっついていましたが、昔からだったのですか?」

 

「んー? まあ、そうだねぇ……何時も後ろからジーッと見たりしてたかな? で、いきなり抱き着いたりもしてたな」

 

「そうですか……」

 

「はぁ、最高に幸せです。マスター……私達、結ばれる未来が約束されたのですね!」

 

 娘を抱く腕に更に力を入れている。

 

「……いやー、まだ確定はしてないよ、多分……」

 

「お母様少し頼みがあるのですが、先ずは放していただけますか?」

「っ! ごめんなさい、感動のあまり少し力を入れ過ぎてしまっていたかしら?」

 

「いえ、別に問題ないです。ですが、もしその罪悪感が心残りであるなら、私の1つの頼みを聞いていただけますか?」

「なんでしょう、私の愛娘? 1つと言わず何回でも望みを言っていいですわよ?」

 

 清姫の言葉を聞いて、娘は母親の目を真っ直ぐ見る。そして真剣な表情で言葉を発した。

 

「お父様との婚約を認めて下さい!」

 

「はい、みとめ――はい?」

 

「……え?」

 

 

「――私の愛娘? 今なんと言いましたか?」

 

 清姫も俺も動揺が隠せない。て言うか、俺に至っては動揺と一緒に清姫からのプレッシャーで膝が笑ってる。

 

「お父様と、結婚したいです」

 

 俺へのプレッシャーが更に強まった。

 

「お父様とお母様は、規律や常識をいろいろ無視して婚約したと聞いております。歳の差や生者と死者の違いなどがそれです。ですから、娘である私とも結婚できますよね?」

 

(見た目だけじゃなかった!? 思考まで母親譲りじゃねえか!?)

 

「ダメですよ、マスターは私と既に結婚しているんです。だから、婚約は認めま――」

「私の知るお母様も同じ事を言いました。ですが、この時代ではまだお母様とお父様は婚約しておりません。ですので、お母様はお父様を諦めて私に譲ってもらえませんか?」

 

「いや、それをすると君、タイムパラドックスとか起こって消えちゃわないか!? そもそも俺の意志が――」

 

「お父様と結婚できるのであれば何が起ころうと私に悔いはこざいません! お父様、私と今すぐ結婚を!」

 

 女の子とは思えない力で俺の肩を掴まれる。

 

(性格まで母親譲りじゃなくても良いだろう……!?)

 

「マスターは、例え未来の娘であろうと許すつもりはありません!」

 

 清姫は扇子を向ける。

 

「ちょ、ま――」

 

「燃やせる物なら撃ってみて下さい! 撃てば、私はお父様と一緒に黄泉の国に行くのみです」

「っく……! この!」

 

 肩から背中に腕が伸び、娘の顔が近くなる。清姫に本当よく似てる、って……

 

(なんで親子で修羅場になってんの!? てか、家族でマウストゥマウスは不味いって!?)

 

「……あ」

 

 ふと、腕の令呪が目に見えた。

 

(ま、迷ってる場合じゃない!)

 

「清姫とマシュをチェンジ!」

 

 俺の叫びに令呪が反応し、1画消えると清姫の場所から光が放たれ、止むとそこにはマシュが立っていた。

 

「……先輩? どうしま――」

「キャ!? パ、パパ!?」

 

 予想通り、マシュと入れ替わった清姫同様、娘もその影響で変わった様だ。驚いて俺から離れた

 

「……先輩最低です。小さい娘に抱きつかれた上に父親呼びさせているなんて、ロリコン案件です」

 

 マシュから絶対零度の視線と、殺気。

 

(いや、殺気ってまさか……!?)

 

「この娘が何者かも調べないといけませんし、侵入者を許した私にも落ち度があります。責任を持って対処を……」

 

「ま、ママ……!?」

「……え?」

 

 

 俺はマシュに片目が隠れる程度に長い黒い前髪の少女について説明した。

 

「む、娘、ですか……先輩と、私の……」

「そうなんだ。それと、急に転移して悪かったな」

 

 状況を飲み込んでくれた様で、娘はマシュに引っ付いている。

 仲が良い様で何よりだ。

 

「ママ、パパの事を先輩って呼んでたんだ」

 

「未来だとなんて呼んでるの?」

「じー……」

 

(なんか俺、凄い警戒されている!?)

 

「どうしたんですか? 貴女のお父さんでしょう?」

 

「……ママに引っ付いてない」

「……へ?」

 

「パパ、いっつも家だとママに抱きついたり、甘えていました。なんか、目の前のパパは偽物なんじゃないかと思い始めてます」

 

 そんな新婚夫婦みたいな関係なの!? 娘が10歳位になっても!?

 

「引っ付いていないと、ママが怒ってました」

 

(調教済み!? そんな夫婦関係、嫌過ぎる!)

 

「へぇ……そうなんですか」

 

(その「良い事聞きました」みたいな顔するのやめろ!)

 

「ママ、あんまりパパをいじめちゃ駄目ですよ」

「はい、肝に銘じておきます!」

 

「キラキラしながら言うな!」

 

 

 清姫の部屋を出た俺達は廊下に出て、俺は右側に、娘を真ん中に手を繋ぎながら歩いている。

 

「そう言えば、君はどうやって此処に来たの?」

 

「えーっと……レイシフトで!」

「じゃあ、帰っちゃったら忘れちゃうのか」

 

「っ!? マスター、レイシフトでこちらに来たという事は何らかの修正すべき事態がこの時代で起こっているということでは!? そもそも、カルデアスに文明の光が戻っていないのにどうしてこの娘は未来から――」

 

「レイシフトは何時でも出来ますよ? 歴史はパパとママがちゃんと戻した後です。だから、歴史の修正力で私がパパの頭から消える事はありません」

 

「この娘は平行世界の影響を受けてる。つまりこの娘の未来は別の世界の未来だ。カルデアスで俺達が観測している世界とは、別の世界なんだろ」

 

「そ、そうですか……」

 

 マシュが安心の溜息を吐く。あまり難しく考える必要は無いのに……

 

「お父様お父様! そちらの方々は放っておいて、私とデートに行きましょう!」

 

「おいおい、引っ張らないでって……!?」

 

 右手を引っ張られた。娘に。

 左手には娘の右手がある。

 

「マスター……先ぶりですね」

 

 そして、目の前には清姫が立っていた。

 

「娘が2人に増えていますね……浮気、デスネ?」

「……先輩、少しオハナシシマショウカ?」

 

(マシュと清姫相手に二股かけた未来かぁ……クズいけど凄いな、そんな事しでかした俺)

 

「お父様、お父様。私とも結婚してくれますか?」

 

「だ、駄目ですよ!? 親子で結婚はダメだって、ママが言ってたよ!」

「いえ、カルデアはそんなルールのある社会とは離れた場所にあるんです。最悪、許されている国に行けば済む話です。もしくはレイシフトで純血主義肯定時代まで飛ぶのもありですね」

 

 おおう……娘の発言に本気で引くんだけど……

 

「三股、しかも自身の娘とは……業が深いですわ」

「先輩、最低です」

 

「何で俺が非難されてんの!? マジで理不尽!」

 

 令呪を使う前の状態に、いや、それより悪化している。

 

(これでまだ2人しか女性サーヴァントに会って無いんだから笑えない)

 

「あくまでこうなるって可能性の話だし……ちょ、ちょっと落ち着いてはくれませんかね?」

 

「可能性は潰しておくに限ります」

「同感です。潰されるのは貴女ですが」

 

 今だ!

 

「逃げる!」

 

 娘2人の手を引っ張りその場を全力で離れ出す。

 すると片方の娘は霧の様に消え、もう片方の娘も元の黒髪のシュートボブに戻る。

 

「マスター! そちらは誰の娘ですか!?」

「行かせませんよ清姫さん! 先輩、後でお話聞かせてもらいますからね!?」

 

 

「っはぁ、っはぁ……」

「パパ、大丈夫?」

 

 逃げ切った俺はベンチに腰を下ろして、娘は俺を気遣っている。

 

「だ、大丈夫大丈夫……っはぁー……」

 

 深呼吸をして息を整えた。

 

「お母さん、元気出して」

「ああ……え?」

 

 ふと呼ばれた方を見る。黒いマントに白い髪、緑の瞳の幼女……

 

「じゃ、ジャック!?」

「お母さん、何かあったの? うわっ!?」

 

 そして、いつの間にか白い髪になった娘がジャックに抱き着いた。

 

「お母さん!」

「な、何? お母さんはあっちだよ?」

「お母さんはお母さんだよ! 私のお母さんはお母さんだもん!」

 

 身長差以外の判別が難しい。親子ではなく姉妹に見えてしまう。

 

「お母さん、この娘だれ!?」

 

 流石のジャックも戸惑っているようだ。勿論俺も‘お母さん’がゲシュタルト崩壊しそうだ。

 

「ええっと、分かりやすく説明すると……」

 

 そこで俺は重要な事に気づいてしまった。

 

(ジャック→幼女→結婚→子供いる→孕ませた→腐れ外道)

 

「うぁぁぁ……!」

 

 あってはいけない未来に行き着き、頭を抱えて振り払おうと必死になる。

 

「お母さん、大丈夫?」

「お父さん、大丈夫?」

 

 娘と似た顔の未来の妻に罪悪感が加速する。

 

「……じ、実は……」

 

 

「娘……私の……娘!」

「うん! お母さん! そうだよ!」

 

 涙と共に抱き合う2人。

 だが、逆に俺の心境は複雑である。奈落があったら入りたい。

 

「お母さん! ありがとう!」

 

 ジャックが俺に礼を言うが、正直笑える程のエネルギーは無い。

 

「……お父さん」

「んー……?」

 

「っめ!」

 

 娘が俺にそう言った。

 

「お父さんは、常識に囚われ過ぎだよ」

 

 娘は、俺を優しく抱きしめた。

 

「お母さん、私を産んだ事を何時も喜んでたよ。毎日毎日、朝起きて、夜寝るまでお父さんに私を育てながら、いっぱい、いーっぱい! お礼を言ってたよ」

 

「……そうか」

 

「大丈夫。お母さん、お父さんと一緒で何時も嬉しいって言ってたよ」

 

 まさか、娘に励まされるとは思わなかった。

 

「だから、お母さんといっぱい子供作ってね! 私、弟とお兄ちゃんとお姉ちゃん、後妹も欲しい!」

 

「ははは、5人も子供がいるとか、お父さんのお仕事、忙しくなっちゃうなー」

 

 娘の頭を撫でる。見れば、ジャックも俺を抱きしめてる。

 

「お母さん。子作り、しよう?」

「もうちょっとオブラートに包んでくれよ……でも、そうだな」

 

 ――そんな、未来も、良いかもしれない。

 幼妻と一緒に、

 子宝を両手一杯に過ごす、

 

 そんな未来も。

 

 

 

 

 

「あっぶねぇ! 流される所だったぁ!!」

 

「娘よ、作戦失敗みたい」

「大丈夫、きっとあとひと押しですよ、お母さん」

 

 世間知らずで舌足らずなジャックだが、殺人鬼として現界しているので頭の回転は恐ろしく速い。

 

「いや、もう騙されないからな!」

 

「お母さんが寝技に持ち込めば、お父さんは情けなくも満足げに果てます!」

 

「未来の俺達だいぶオープンだな!? 娘に見せちゃいけないだろ!?」 

 

 俺は休憩所から飛び出す様に脱出した。


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