これが坂本雄二の日常   作:村椿征

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はい、どうもぉー!征です!今回はお知らせがあるので、最後までお見逃しなく!

見やすさを重視するため、少し表記が違う場合がございますのでご注意ください


【】此れを説明の枠とさせていただいてましたが、所属クラス、氏名、教科、点数と変更させていただきました。百聞は一見にしかずというので、見てもらったほうが早いと思われます。

『』モブの声
*説明


初の試召戦争、FvsD!

昼休みも終わり、安穏とした空気が流れる中だが、気を引き締めねばなるまい。

始業式の日、早々に試召戦争をやらかす馬鹿はそうそういないだろうが、Fクラスは規格外として、ご愛嬌ということにして頂きたい。

俺はきっとA級戦犯に成るだろうな、と考えると憂鬱だ。然し、此れは必要最低限の犠牲なので目を瞑る。

割と本気で考え込んでしまいそうだったので、今はDクラスとの試合に集中する事にした。

今は戦況は大きくは動いていない。底底、Dクラスに戦死者はでているようだが。

Fクラスはと言うと、此方は中々消耗してはいない。

何とも言えない姑息な待ち伏せ作戦を使い、敵をリンチ状態。

FFF団に嘘の情報を流し、Dクラスの男子共を殲滅させたのだ。

嘘の情報を流したのは明久。

その嘘の内容が中々にえぐい。ーーDクラス男子全員が付き合っていると。

そんなことを聞いたFFF団はどうするかは想像に難くない。当然殲滅だろう。それも*フルコースで。

その有り様を見るのは何とも辛いが、自分に害があるわけではないので、無視しよう。

 

実際にフルコースを喰らい、とてもでは無いが何回も喰らいたくない。生きていることさえ嫌と感じるような痛みが襲ってくるので、心が弱い奴程注意が必要だ。

そんな事はさて置いて。Dクラスよりも戦力が有り余っている、Fクラスの勝利は確実に見えたのだが、風向きが変わった。

先公を拉致られ、FクラスのFFF団所属メンバーの半数が戦死との報告を受けた。

…………拙いな、Fクラスに一気にDクラスの奴達がなだれ込んでくる。彼奴らが補充を完了すれば……或は。

 

秀吉と康太と島田が手前で押さえてくれてはいるが、戦況は如何にもパッとしない。

 

「雄二!一体どうするのさ!このままじゃDクラスの残党共が流れ込んでくるのも時間の問題だよ!!」

 

「ほぉ、明久にしちゃぁまともな言葉知ってんじゃねぇか」

 

「どんだけバカにしてんだよ!流石に、というか楽で楽でポンポン口から出てくるよ!!」

 

「三権分立を答えられないような奴がか?」

 

「ぐうっ!?」

 

「この状況をぐうの音も出ないというだぞ。よく覚えておけ」

 

「くそぅ!殴りたい!!本気で顔面にめり込ませたい!」

 

「然し、ここが落とされるのも時間の問題だな。でも、此方にはまだ三日月と小鷹と八幡とタカトシが残ってる。未だ手はあるさ」

 

「本当?そうだと良いんだけど」

 

一頻りに会話が続き、その数分後には殆ど壊滅状態にあると報告があった。

ここで、Dクラス代表のお出ましみたいだ。

 

「よぉ、Dクラス代表の平賀源二。待ってたぜ」

 

「ふん、この戦犯め。始業式早々にこんなことをするなんて流石としか言いようがない」

 

「お褒めに預かり至極光栄の極みだな。明久もなんか言ってやれ」

 

「ぇえ、やだよ。ああ、でも一言言うなら、無駄な労力痛み入るよ」

 

「全軍突撃!!」

 

『『『『『おおー!!』』』』』

 

「ええ!?……くっ、仕方がない!*布施先生!許可を!!」

 

「承認します!」

 

「*試獣召喚(サモン)!!」

 

 

【Fクラス 吉井明久 化学 250点】

 

『な、何だと!』

 

『FクラスのバカがBクラス相当の点数!?』

 

「あまり僕をなめないほうが良いよ!」

 

そう、明久のテストの成績票を見ても当てにはならない。弟がいる限り、明久は自堕落な生活は送れないので、日に日に学力が上がるばかりだと嘆いていた。嘆く要素は零に等しいが……。

そして瞬く間に平賀の周りの近衛隊を殲滅せしめ、そして粋なタイミングで秘密兵器、姫路の登場だ。

 

「すいません、Fクラス姫路瑞希が平賀源二くんに化学勝負を申し込みます」

 

「は、はぁ。どうも……」

 

「あの、その。さ、試獣召喚(サモン)です」

 

【Fクラス 姫路瑞希 化学 357点

VS

Dクラス代表 平賀源二 化学 149点】

 

こうして、Fクラス対Dクラスの試召戦争は幕を閉じたのだった。

 

 

 

 

さて、と。平賀の処罰、というより戦後会談を行いますか。

元より、設備交換などする積りなど毛頭ない。如何に残虐な顔で脅してやるか迷うところだが、女子の目前なので勘弁してやることにする。

 

「なぁ、今日はもう遅いから、設備移動はまた明日にしてくれないか?」

 

「いや、なに。ハナっから設備交換なんて求めちゃいないさ。ただ指定した時に指定され事をすれば良いだけさ。ただ先公から少しだけ嫌な目で見られる事を覚悟すれば、お釣りがくる。どうだ?」

 

「思ってもないことさ!わかった。その条件を飲む。……ありがとう」

 

「感謝される覚えはねぇぜ?ただ俺は私利私欲のためにお前を動かすだけだからな」

 

「はは、そういうことにしておくよ」

 

こうして、和平関係が俺ら代表の中で生まれた。此れを利用しない手はない。

さて、お次は彼処のクラスを攻め滅ぼそうか。

楽しみで仕方がない俺は、帰りの足をいつもより早く進めた。

 




*フルコース
釘打ちバット、地獄車、屋上からの紐なしバンジーの詰め合わせ。Fクラス男子に此れをくらって死ぬような柔な奴は居ない

*布施先生
化学科の先生。いつも丁寧語で話す先生。洒落がそこそこお好きなようで。

*試獣召喚
試験召喚獣を召喚する掛け声
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