ガールズ&パンツァー 黒の革命旗   作:Acum

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ぬおおおおおおおん!リアルが忙しいんじゃ^~
ということで前回の誤字報告ありがとうございました!
小学生並みの国語力で書き出したことを若干後悔しましたが、頑張りますよ!
あと投稿遅れてすみませんでした!


第2話 疑問と決意とチーム名

遅刻せずになんとか教室に辿りつけた自分は席につき一息つくことができた。

自分の席は大洗高校の生徒会長である、角谷杏の隣だ。

そんな彼女はいつもは朝早くから席について他の生徒と話をしているのだが、

今日は若干遅れた自分よりも遅れてやってきて席についた。

それから授業を受けて、その日の午前の授業が終わり俺は4人と一緒に食堂に行くことにした。

午前の授業が終わり腹もちょうど空いた食べ盛りの学生が一斉に

食堂に集まり、何世紀か前の戦争を連想できるような惨状となっていた。

そんな中私達は運よく列の前の方に並び、すぐに注文した分を受け取って食事を始めていた。

食事をしながらの会話は弾みに弾んだ そして話題はある話題へと向かっていった。

「しっかし朝のあの子ホントに西住姉妹の妹だったのかなー?」

「んだとしてもよ!結局アタイらには何も関係ないじゃんかよ。剣?」

「確かに明海の言う通りなんだけどよ~なんか引っかかるんだよな~。」

「それはわけるけどよ・・・・・情報が少なすぎんだよ 実際アタイらが戦車道を離れてから何年経った?

もう2、3年は経ってるんだよ。」

実際私達は戦車道から離れてもう何年も経っている。今の情報に疎くてもしょうがないだろう。

もし仮に彼女が西住みほであるとするならば、何故大洗に来たのかというのは疑問になるだろう。

 

事実大洗には戦車道は無い、というところまで話は進み

そろそろ詮索をするのは止めようということでこの話題をやめると、時間も迫っていたということで各々食器を返却口へ返し

教室へ戻っていった。

その日の午後の授業には角谷杏は授業には参加しなかった。

授業が終わり帰り支度を始めようとしたときに放送が流れ始めた。

『生徒諸君に告ぐ、体育館に集合せよ。』

自分の周囲の席のクラスメートも何事かとハテナマークを頭に浮かべながら各々体育館に移動し始めていた。

体育館に行くと生徒がごった返していたなんとか全員が座る頃には生徒会の一人が話を始めた。 

「これより!学科オリエンテーションを始める。」

学科オリエンテーションに関して言えば、過去2年間よかったという印象はなかった。 

なぜなら、基本的に大洗は近年共学化したばかりゆえ男子生徒の肩身は狭い。 

学科はかなり絞られていた故に、今年もあまり期待せずにこの時間を過ごす事にした。

周りの生徒が真剣な眼差しで映像を見ているなか、周りを見ると自分以外にも複数の生徒は明らかにダレている。

と適当に色々考えたりしながら時間を潰すと、ようやく最後の動画になった。

自分も最後ぐらいは真面目に見ようと思い顔を上げて真剣に見始めた。 

最後の選択教科は(なんだこりゃ・・・・・)と自分でも思うレベルで意外なものが出てきた。

出てきた選択教科の動画は戦車道だった。 

ここでふと疑問に思う、去年までこれは恒例行事で参加していたハズだが戦車道があった記憶は

ないしこの学校で戦車道があった記憶もない。生徒会の話によると何年か前に戦車道をやっていたみたいだが、

廃止されていたみたいで、今年から再開することになったみたいだ。

だがここで私は違和感を覚える。 

西住姉妹の妹らしき人物。

そして急な戦車道の開始。

この2つの情報が何を指しているのかは不明だが自分の中で疑問が生じた。

だが私はこの思考を一旦保留した、 

何故なら、考えたところで何にもならないし

明らかに情報が足りなさ過ぎるからだ。 

まぁ後日生徒会長から直接話を聞くつもりだが・・・・・・。

 

 

その日の帰り道4人達との話は戦車道一色となった 

まぁ最後に出されたインパクトもあるのだろう。 私達も久しぶりに戦車を動かしたいという感情になったが、 

1両なんとか動かせる程度しかもう人員が居ないという。 

話題になり寂しさを再度感じ沈黙という結果となった。

その暗い空気の中、明海が口を開く

「暗い話は止めだ止め!」

「こんな状態で暗い状態になるのは仕方ないだろう。こればっかりは俺も暗くなるぞ 

そんなお前はどうなんだ・・・?」

と俺は明海に問いかけた

「どうっていわれてもアタイ個人としてもすっげぇ困るんだけど!?ただ・・・・」

「ただ・・・?」

「今回のこの一件をアタイはアタイ達が向こうの世界に戻る起爆剤にできると私は思う・・・・」

「なんだ・・?向こうの世界に戻るなんて突拍子もない事を言い出して。自分達には

もう無理だろう?俺名義のチームはもう出られない。」

ここで明海はニヤリと笑い俺に言葉を返す。

「それは"公式にお前名義のチーム"が参加だけで別に名義が違って中もガラリと変われば別だろ?」

と返されて一同は困惑を隠せずに居た 

そこで速水は

「君は何を言っているのかね・・・・第一私達には人が居ないではないか。」

と反論する

「わっかんねーかな・・・・・・速水!今年の高校戦車道の全国大会ってまだ始まって無いって知ってたか?」

「まさか・・・・・」

ここで私は察し気づいた 彼女の考えていることは革命そのものだと!

「そのまさか、大洗Withアタイたちチームって名前で全国大会を荒らせば

たちまち私達は全国から目を集められるだろうよ そこで一気に世論を覆し

私達は元の世界に戻る! だけど・・・」と明海は続ける

「問題がある・・・・出て行ったメンバーはもう居ないんだ・・・・」

剣はクソッタレ!と叫び舗装路を蹴る

「なら・・・・・・私達であの世界で革命を起こそうよ!たぶんだけど影ながら私達みたいな

チームがあって私達みたいな人たちが居るかもしれないよ!せめてその人たちでも楽しく戦車道が出来るようにしようよ!」

「しかし・・・・茜、君の話と明海の話を聞く限りそれはかなり博打に近い行為だ下手をすれば次が無いさらに

成功するというのはもしもの話 "たられば"の話になる それはどう説明する?」

茜と明海は言葉に詰まる だが速水と剣は真逆であった

「赤城、もしもの話 たられば 次は無いと言っているが私達は落ちるところまで落ちた

もはや失うものは無い。ここで一度勝負を仕掛けてみるのはどうだ?」

「そうだ赤城!俺達には後が無いなんて話、今更なんだ!次の戦車道の為にやろうぜ!」

と意外な援助に目を輝かせる茜と明海であった。

「わかった・・・・明日辺りにでも生徒会長と話をしてこよう。それでチーム名はどうするんだ?たぶん日東は無理だぞ」

ここで真っ先に出たのが明海

「ぶっちぎりゲリラズ!」

「襲撃、消耗させるはずが戦闘せずに追い抜いてるじゃん・・・・・。」

「なら"冬将軍上等突撃隊"」

「夏を待てよ!?」

とこのようなハチャメチャな意見を全員から聞いては捌いての繰り返しだったが歴史に強い剣が

この状態を打破する意見を出した

「目的は革命!なら・・・・"革命の黒旗"とかいいんじゃないか?」

「革命の黒旗・・・か。」

「そうだ!黒旗・・・アナキスト、無政府主義者の掲げる旗色 アナキズムは権威の潜在を望ましくない、必要でない、という考え方の思想の1つだ。

俺達だって自由に戦車道をしていたがその中、戦車道連盟という権威が横槍を入れてきて

俺達はここまで落ちた!そこで俺達は俺達、そして俺達のような存在を救済するために

革命の風を起こす!主義思想はまるで俺達と同じじゃないか!このチーム名はどうだ!赤城!?」

と剣は若干興奮気味に解説する

「いいじゃないか・・・・?とりあえず聞くが、他に何かいい案はあるか?」

「それでいいんじゃないか?赤城。」

「逆に否定する要素なんてねぇっつうの!」

「だよね!」

と皆も賛成の様子であったためチーム名は決定

そして私は明日生徒会長に話をしに行くというところまで決まった

というところでその日はかなり遅くまでその場で立ち話をしていたため全員は一時帰宅

その日の夜 私は珍しく興奮してあまり眠れなかった 

 

 




今回早速期間が空きましたが、次回もきっと遅くなるんだろうなぁ・・・・。

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