真剣で転生天使に恋するのはまちがっている。   作:八和大誠

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すいません!!
自分は新入生として大学に入った身分でして、忙しくなるので投稿は不定期です!!
早くに書いて投稿しようと思います。
暇なときにご覧いただければ幸いです。


はたらく天使さまpart2

相手が俺に向けて振る攻撃を避けていく。

避けながら会場となっている場所から離れる。

「此処なら大丈夫か……」

「そろそろお遊びは良いか?」

「それよりお前は誰だよ」

「そう言えば名乗ってなかったな。私は史文恭、曹一族の武術師範をしている者だ」

「曹?……もしかして呉用の件か?」

「そうだ」

はぁ、色々有りすぎてこの事をすっかり忘れてた。

「それで?あんたらは俺を拐いに来たのか?それとも見極めに来たのか?」

「……どちらもだ。私自身、お前に興味が在るからな」

「そうか……」

俺は右腕を硬化させる。

「なら手合わせといこうか、面倒だが」

「そうしてくれるとありがたい……なっ!!」

右側から金棒が凪ぎ払われてくる。それを右腕前腕部で防ぐがそれを分かっていたかのようにどんどん追撃してくる。

「……?」

何度か防いでいる内に俺はコイツの視線に気がついた。

一応確認をするため一旦距離をとった。

「どうした?」

「……いや、目が良いなと思って」

「!やはり気が付いたか……」

「そりゃそんだけ見てりゃ気が付く。それに」

俺は言葉を切り、剃を使い史文恭のすぐそばまで移動し硬化していない足で蹴る。

史文恭は金棒で防ぐ。俺は見聞色の覇気で分かっていたため次々に攻撃を仕掛けていく。

「攻撃を読めるのがお前だけだと思わない方が良いぞ」

史文恭が距離をとった。

「それは私と同じと言うことか?」

「違う。そもそも俺の技は『見る』からかけはなれた技だ」

「見るではなく、感じると言うことか?」

「そうだな」

「……そんなことは置いといて、始めるか」

またお互いに続きを再開しようとしたが

「八幡」

「……」

楊志と武松の現れによって中止された。

「何だ?来たのか」

「……八幡なら必要ないけどもしもの時が有るかもしれない」

「なら少し待っててくれ。もう終らせる」

「随分と強気な言い草だな」

俺の発言に史文恭が不満を漏らすように言う。

「お前は俺の実力を知りたいんだろう?なら次の一撃で分かると思うぞ」

「……面白い、その勝負乗らせて貰おう」

史文恭は金棒を構え直す。

ー無想発動ー

心を無にし雑念を払う。

右腕を震動させる。すると高温になり始め、終いに火を帯始めた。

「悪いが一瞬だ」

相手の反応を待たずに剃を使い自身の間合いに入る。

腰を落として史文恭の腹に向けて

火拳銃(レッドホーク)

を放った。史文恭は反応できずにそのまま後に飛んでいった。

俺は右腕を元に戻した。

「一応手加減はしといた。次はもっと鍛えて……いや、来なくて良い」

他の曹一族が慌てて史文恭の下に行った。それを確認して誕生会に戻ろうとした。

「……待って……くれ」

「……!人間にしては丈夫な方だな」

意識が飛んだと思っていた史文恭が支えられながら此方に話し掛けてくる。

「俺に待ってほしいなら強くなって来ることだな」

こんな感じの言葉を掛けたらそれらしくなるだろう。

「楊志、武松、行かないのか?」

俺が言葉を掛けるとハッと我に返り会場へと進んでいる俺の後に付いた。

 

ーーーーーーーーーー

 

会場に着いた時にはすでにお開きムードに成っていた。

「……長引きすぎたか?」

俺の手には与一のために用意した特別製のネックレスが有った。これだけは渡しておこうと思いながら与一を探す。

会場を見渡すと隅っこに背を壁に預けている与一の姿を見つけた。俺はそこに向かって歩を進める。

「遅くなって悪いな、与一」

「全くだ」

与一は不満の言葉を漏らすがその表情はどこか嬉しそうだった。

「ほらよ、これ」

俺はかき氷のブルーハワイを思い起こさせる、他の石にはない独特の青色。もこもことした形状が特徴的な石のネックレスを手渡した。

「これは……!」

どうやら中二病の与一には分かるようだ。

「そうだ、ヘミモルファイトだ。そして何より天使の加護付きだ」

最後の方は与一にしか聞こえないような音量で話した。

「まじか!!」

嬉しさが混じった驚きを放つ。

「それには魔を祓う加護が付いている」

「何それ?」

俺がネックレスの説明をしていたら与一の驚きに引き付けられた陽乃さんが来た。

「ネックレスのプレゼント?」

「そうすけど」

「ふ~ん……!弁慶ちゃんにはあげないの?」

何か面白そうな顔をしていた。

「や、このネックレスは特別製ですから今は1つしか無いですよ」

「どういう効果があるの?」

「要約すれば対貴女用ですよ」

陽乃さんは訳が分からないように首をかしげる。

「触ってみれば解りますよ」

周りに誰もいないのを確認してから訳ありに助言する。

何か有ると思いながら面白そうとネックレスに手を近づける。

「イタッ!!」

触った瞬間、陽乃さんの手が焦げ焼けたようになる。

「ちょっと!!これ何なの!?」

ふっ、やっと日頃のお返しが出来たぜ。とか思いながら説明する。

「それには元々、魔を祓う効果が付いてますが俺の力でそれを改良して最上級悪魔にもそれだけの効果を持たせるようにしたんですよ」

「……でもそれだけじゃないよね?」

触った張本人が一番分かるようだ。

「ええ、俺は光の力を物に付与することが出来るんですよ。だから改良ついでに光の属性を付け加えたんで」

与一は嬉しがり、陽乃さんは感心したような顔をした。

「でも、それって人間が持ってて良いものなの?」

疑問に感じた事を陽乃さんが聞いてきた。

「ヘミモルファイトは持ち主に癒しの効果を与えるのでそこら辺も抜かりなく改良してますよ」

「凄く器用だね」

「何回も言いますが俺は後方支援ですから」

陽乃さんは信じてないような返事をする。与一に話したときの弁慶も信じていなかったが、何でだよ!!

「ふ~ん、与一にはあげて私には無いんだ……」

拗ねた声音で話し掛けてくる弁慶。

「いや、与一の分だけしか手が回らなかったんだよ」

「私より与一を優先するんだ……」

ヤバイ!!どんどん弁慶の機嫌が悪くなっている。

「……今月中には何かプレゼントを渡すから」

「何か私がねだった感じがするけど……」

「や、昨日から考えてたから」

「本当に?」

「本当だ」

まじで弁慶には何をプレゼントすれば良いんだよ!

「なら楽しみにしとく♪」

どうにか機嫌を直してくれたようだ。

「あ、それと……」

弁慶が付け足しの接続語を言った。

「誕生日プレゼントとは別にあの条件も忘れないでね。無効には出来ないよ」

含み笑いをしながら源の所に去っていった。

「条件?……あ」

思い出してしまった。甘えても良いと言ってしまった事を。

「八幡、あの条件って何?」

興味本意だろうが陽乃さんが聞いてきた。

「まぁ、色々有ったんですよ」

「ふ~ん……!」

興味なさげにした途端、また面白そうな顔をした。何回すれば気がすむんだよ。ろくなことが無いぞ、この人の面白そうな顔は。

俺は直ぐに会場を後にしようとしたが、悪魔に……本当に悪魔なんだけど比喩的な意味だよ?……捕まった。

「何ですか……」

めんどくさそうな顔をして牽制する。

しかし我関せずで突っかかってくる。

「私の誕生日にも何かしてくれる?因みに誕生日は7月7日だよ♪」

「まぁ覚えてたら……」

無難な回答をするが次の一言で覚えていないといけなくなった。

「もし、忘れたら……」

俺の耳元まで柔らかそうな唇を近付け

「貴方を私の物にします」

その言葉が冗談ではないと声音で解る。そしてこの人は何をしてでも俺を手に入れるつもりだ。きちんとした言葉使いがいっそう俺の判断を向上させた。

「……!……あ、え……っと……わ…かりました」

俺はこの人より強いはずなのに何故かこの人がやる気になればガブリエル様を差し置いて屈服してしまいそうな勢いだ。

「うん!よろしい♪」

俺の態度を見て嬉しそうに去っていった。

「八幡くん、大変だね」

汗だくな俺に他人事のように話し掛けてくる燕が来た。

汗を肩の布切れで拭きながら不満を言う。

「見てたんなら助けてくれよ。俺が他の女に盗られるかもしれんぞ?」

冗談混じりに顔を歪めてからかう。

「え!八幡くんはハーレムを目指してるんじゃないの?」

「…いつそんなこと言った」

「あれだけフラグを乱立させてるんだから、そう思っちゃうよ。作るときは私に一声かけてね♪参加するから!」

嬉しそうに、そして赤くしながら会場を後にしていた。

「…冗談だよな…?」

俺はそのまま言葉に呆然としながら会場を出る与一に声を掛けられるまでその場に立ち尽くしていた。




次回辺りからDxDの原作を入れていこうと思います。
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