まさか1か月もかかるとは、ね。(白目)
指示を受けた時、二グレドの頭の中に訪れたのは混乱―――その言葉につきた
偉大なる主であるモモンガ様主導の元で行われてきた至高の41人の1人、ヘロヘロ様の探索
鬼神の如き形相で部屋に飛び込んできた可愛い方の妹であるアルベドから受けた報告に驚愕しながらも立ち位置を理解して慎重に、だが迅速に捜索範囲を拡大してきたつもりだった
それがどうした事だろうか。今、御方から指示された箇所、それは先程調べたばかりの箇所であり探索の起点にすべく念入りに周辺調査をした大森林の一角、樹齢何百~何千年という巨木が連なる地点だ。その地点にヘロヘロ様がおられるのだとしたらそれは自らの完全なる手落ちになる。
だが・・・ありえない
情報特化型の
彼らの出す主としての気配はナザリックの全ての臣下であれば必ず感知できる程強いものであり、ただの臣下であっても見逃す事などあり得ないし許される事ではない
片隅のモニターに映る、共に指示を出していた妹の顔が青くなっている。
それは守護者統括としてそれがあるまじき失態なのが分かっているからだ。
近くにいる守護者達やプレアデスは皆凄まじい気配、敵意といってもいい雰囲気を纏ってアルベドを見ている。特にデミウルゴスの顔は殊更険しく、普段の温厚で理知的な彼は目を見開きながらその眼窩に収まっているダイアモンドの瞳で射貫く様にアルベドを見据えている。
当然だろう。ナザリックにおいて主の為に役立てぬ者など必要ない。それが絶対の原則であり臣下である我らの行動基準だ
ましてや至高の御方の探索という絶対的な優先度を持った任務を満足に出来ぬ守護者統括など害でしかない、と聡明なあの悪魔は考えているのだろう。それは氷結牢獄から出る事が出来ぬ我が身でも簡単に推察出来るし異論は無い
(この失態は生半可な事では許されないわ。私如きの命では到底足りぬけれど何よりも今はヘロヘロ様の御姿を―――!)
厳しい沙汰が待っているのは確実だが今、自らが行うべきは御方の発見に全力を尽くす事、その一事。そう胸に誓い再び捜索を二グレドは始めた―――
「こ、これは・・・!!あ、ああっ!?」
その声は悲鳴に近く、見守っていた一同に不安が走る。それは玉座で報告を待ちわびていたモモンガも同様であった
「何だ!?何をしている二グレド!!早く画面に見ているものを映せ!!!」
支配者然とした振る舞いも忘れ、玉座から立ち上がり二グレドを急かすモモンガ。
それにつられる様に守護者達やプレアデスも食い入るようにモニターを凝視する
「は、はい・・・」
二グレドが震える手で操作し画面が切り替わる。
映し出されたのは上空から捉えた、樹齢が何千年もあるであろう巨大な大木の根元の拡大映像。
そこにその身を震わせながら懐かしき至高の御方、ぶくぶく茶釜の声を繰り返し吐き出す非常にシンプルな目覚まし時計が映っていた。
その何処か作ったかの様な甘ったるい声を出す目覚まし時計の周りには無数の枝葉が散らばっており、皆が見つめているその最中にも一振りの枝が目覚ましにぶつかる様に落ちてくる。
映像は徐々に全容を捉える様に引かれていく。
段々と目覚まし時計が小さく、声だけの存在になった時、皆は二グレドの悲鳴の意味を悟った。
同じ様に皆の口から悲鳴の声が紡がれる。仕方が無い事だ
そう、その高く大きなその大木の頂上付近
生い茂った草葉を携えた、大ぶりな枝の中央にて蠢く物体
そこには晴れた日に干される布団の格好でぶら下がるヘロヘロの威厳溢れる姿があった
意識がないのであろう。腰(?)の中央で折れ曲がる様に枝にのしかかり、風に任せるがまま頭部と手足をぶらつかせるその威厳溢れる姿。
それは重なり合いすぎてもはや頭と尻の区別も付かない程であり、その足(?)に寝袋を引っ掛け、はためかせながらぶら下がるその威厳溢れる姿は哀愁に満ち溢れている。
遥か下の木の根元に落ちている目覚まし時計が繰り返すモーニングコールがその哀愁をより一層際立たせている。
又、その体からは液体が滴り落ちており偉大なる至高の御方の体に異常が発生している事を一目で伝えてきていた
「おぉ、何という御姿に・・・!!」
デミウルゴスが見開いた眼で画面を凝視しながら嘆きを呟く。その顔には悲哀が刻まれており、敬愛する御方の異常事態に流石の悪魔も動揺を隠せない。
「ミルニタエヌ・・・!」
そう呟き画面から目を逸らすように下を向くコキュートス。その体は震え、主の身を案じる姿が周りに伝わってくる。
守護者達同様に他のモニター、特に一般メイドのモニターからは絶叫が響き渡っており、創造主の変わり果てた姿に彼女達の中には意識を失いかける者まで出る程であった。
アウラとマーレはヘロヘロを心配しつつも、その下の自らの創造主の声を出す目覚まし時計にくぎ付けである
そんな中、モモンガは動かない。身じろぎもせず画面を注視している。
その視線は真っ直ぐに友であるヘロヘロの姿を捉えたまま一ミリも動かない。そしてその体は微かではあるが震えている様に周りの守護者達には感じられた
仲間である至高の御方の深刻な事態に流石のモモンガ様も動揺されている・・・!
守護者達はそう判断する。掛ける声が見つからずただ自分達の無力さに打ちひしがれる守護者達。
特にアルベドは声を掛けようとしながらも失態と無力さから御方に声を掛ける事が出来ないでいた。また愛するモモンガにそんな顔をさせてしまった自分に苛立ちながら画面のヘロヘロをついでに憂慮していた。
(・・・寝てるよなアレ。え、ほんとに?だけ?)
守護者達の勘違いをよそに魔法でヘロヘロの状態を確認し、躍り出てきた〈睡眠〉の情報にヘロヘロを見つめるモモンガの心は急速に冷めていく
(あの寝袋、周りを隠れ蓑石で固めてるじゃねーか!宝物庫から在庫が無くなって担当の源次郎さんが袋叩きにあった時参加してたよなあの人!?)
二グレドが探索出来なかった訳が完全隠密性を有する稀少鉱石で寝袋をコーティングしていたからだと悟るモモンガ。
足(?)に引っかかりながらぶらつく寝袋の価値の高さとその制作過程で犠牲になった源次郎への謝罪にもはやヘロヘロ本人よりも寝袋が気になるモモンガ。モモンガは動かない
(俺があんなに覚悟を決めてかっこつけて頑張って確認して皆を動かして内心ビクビクしてる時にあのスライム居眠りしてただけ?ホントに?いや、予想してたけどさ。なんか、こうさ・・・)
身じろぎもせず画面を注視し続ける。モモンガは動かない
(涎を垂らすんじゃねぇぇええ!!あんたの涎レベル100だぞ!!溶ける溶ける稀少鉱石溶けちゃ『起きろヘロヘロてめぇ!このやろう!!×××野郎!!!』茶釜さんの素の声バージョンも入ってんのかーアレ)
甘ったるい声から一転して口にするのも憚られる様な罵声と共に根元の目覚まし時計がヘロヘロを罵倒する。皆が心配している体液は涎であるがそんな事よりモモンガはアウラとマーレの教育に良くない言葉を吐きまくる創造主の目覚ましを止めたい。モモンガは動かない
ゆっくりと周りを見渡せば他のモニター、特に一般メイド達のモニターではぶくぶく茶釜の罵声に身震いしたヘロヘロが枝の上で寝返りを打つ度に怒号の如き悲鳴が飛び交っている。器用だなオイ
寝返りの拍子に下へと寝袋が落ちていく。何度も枝にぶつかり、揺らめくように落ちていく
「・・・クシュッ」
(おい今アイツくしゃみしたぞ絶対ケガとかしてないじゃん。しかもくしゃみの涎で枝溶けたし。落ちた・・・・あ、引っかかった『イヤァアア!!』いやーじゃないよメイド達。大丈夫だよ)
自らの涎により一つ、また一つと枝を折り、下に落ちていっては引っかかるヘロヘロ。起きろよ、そうモモンガは呟く。
その姿にもはや心配どころか興味すら失せ始めるモモンガとは対照的に周りの守護者達、モニターの他の臣下達のボルテージはどんどん上がっていく。特に一般メイド達がヤバい。怖い。
自らの涎で枝を折り落下し続け、もはや残りの枝も数える程の高さとなるまで落ちてきていたヘロヘロ。そんな御方の一大事に対応すべく怒涛の勢いで動き回ろうとする守護者達と玉座に気怠げに座り動かない主人
その物体がモニターに映ったのは主と従者の温度差の拡がりがピークを迎えたそんな時だった
画面の彼方向こうからすごい勢いで走ってくる丸い何か。
モモンガがその物体に抱いた第一印象は『走るハム』であった。
(何だあの無駄な動きの生き物は。この地に住む獣か何かか)
画面に映るその走るハムにやる気を失っていたモモンガも注目する。未だヘロヘロは眠っているのだ、もしかしたら危険かもしれない―――
そう考えたモモンガはその物体にズームが合わさり画面一杯にその物体が映った時、絶句した
「ソリュシャン!!」
叫ぶプレアデスの声―――そう、それは敬愛する御方の危機を救わんと馳せ参じたプレアデスが一人ソリュシャン・イプシロンの変わり果てた姿。
メリハリの効いた体は見る影もなく、メイド服ははち切れんばかりに膨らんでいる。
心なしか短くなった気がする手足を懸命に動かしながら此方に近づいてくるその騒々しさにアサシンの影はもはやない。
(全部でっかくなってんじゃん。縦も横も!?何があったのよ!何そのスキル!俺知らない)
そんな心の中の疑問に
「体内に気絶させた人間達を内包して走ってるのね、ソリュシャン・・・。情報源を守りつつ、ヘロヘロ様を助けようと・・・任務を遂行させるために、そんな姿を晒してまで・・・・アナタ・・・!!」
と口元を抑え、涙をこらえながらユリが呟いて答えてくれる。妹のその献身的な姿に心を打たれたかの様に崩れ落ちる。
マジかこいつ・・・。モモンガは無言でそんなユリを見つめる
四人の人間を内包し非常に残念な姿を晒しながら爆走するソリュシャンは未だ遠く、自らの涎と共に順調に落下を続けているヘロヘロ。
起きろよ、そうモモンガは呟く。
「こんなことしてる場合じゃないでありんす!今すぐわたしがあの場にっっ!!二グレドっっ!私にあの場所の座標をおくりなさい!!」
逼迫した事態に居てもたってもいられず、叫びながら赤い鎧を纏い
「待ちたまえシャルティアっ!!!」
それを目を見開きデミウルゴスが叫びながら静止する。
その目にはめ込まれたダイアモンドは彼自身が流す涙と共に光り輝いている。
「デミウルゴスっっ!?何故止める!御方の一大事でしょ!!」
ヒステリックに叫ぶシャルティアに対して静かに、しかし力強くデミウルゴスは語り掛ける
「モモンガ様を・・・我らが偉大なる主をご覧になりなさい」
そこにモニターを見たまま身動き一つ取らぬモモンガの姿があった。モモンガの視線は木の元に走っていくソリュシャンに固定されたまま微動だにしない。その姿は泰然としており何一つ心配などしていないと言わんばかりであった
「我らが主は信じているのです・・・私達臣下を。この絶望的な苦境においても我らに乱れなど無く!彼女がその責務を果たす事を信じておられるのですよっ!!貴方の行動はそんな臣下のソリュシャンを!ひいてはそれを信ずるモモンガ様の御心に水を差す行為なのですよ!!!」
その魂の叫びといわんばかりの咆哮にシャルティアは雷を打たれたようにヨロ・・ヨロと後ずさりながら声を上げる。
「わ、わたしは・・・何という・・・。偉大なる御方の御心も、同僚の忠誠心も信じず・・・・あぁあ!」
鎧を解きながら愕然とその場に崩れ落ちるシャルティア。その姿は自らの軽率さを悔い、仲間達、ひいては敬愛する主への不義理を咎める儚げな姿。
そんな彼女の横に静かに歩み寄り、震える肩を優しく両手で抱きながらデミウルゴスは語る
「良いのですシャルティア。貴方がヘロヘロ様を想って行動しようとしたこと、我らがモモンガ様は理解しておられます。我々に出来る事、それはこの場にて主と共に仲間を応援する事、それ以外にありません」
その言葉と共に二人でモモンガを仰ぎ見る。偉大なる主は最早言う事はないとばかりに此方を一顧だにせず画面を見つめている。
その姿が答え。そう言わんばかりにこれ以上ない程深き臣下の礼をとるデミウルゴスとシャルティア。それに続く様に他の臣下達、そしてモニターの他の従者達も皆続いて礼を取る
(ないない(ヾノ・∀・`)。レベル100モンクがあの程度の高さから落ちても落ちた箇所の地面の方がかわいそうなレベルだわ。穴あくよ地面)
主の思いとは裏腹に、臣下の礼を解いた皆は一丸となって変わり果てた姿のソリュシャンを応援し、変わり果てた姿のヘロヘロを憂う
一体となったそんなナザリックの思いを一身に受け、玉のような汗をかきながら短くなった手足を振り回し、その豊満過ぎる体を揺らしながら激走するソリュシャン。彼女は焦っていた
(このままだと間に合わない!あの御方を、あの御方を泥まみれの地面に落とすなど許されない―――)
「あっ、1人捨てられたっス!」
『ペッ!!!』という音と共に金髪の少女がもんどりうって転がり出てくる。情報の優先度が低いと判断されたのであろう。
一人捨てたことにより身が軽くなったソリュシャンが先程よりスピードを上げ、土煙を上げながら走る。ドタドタと。敬愛する御方の為に走る。ドタドタと
「あの子・・・。大好きな無垢な年齢の子供を捨ててまで・・・!!」
ユリが眼鏡を外し、涙をぬぐいながら呟く。見れば他のプレアデス達も各々が感極まっている。
マジかよこいつら・・・。モモンガは無言でそんな皆を見つめる
そんな中、先程まで一番声を上げて応援していた三つ編みのメイド、ルプスレギナ。
快活、という言葉がピッタリな印象をモモンガが抱いていた彼女は応援を止め、ソリュシャンを見つめながら微笑む。
雰囲気がガラリと変わりまるで淑女の様に淑やかになった彼女をモモンガは思わず見つめる。
誰だお前は、と
「負けたわ、ソリュシャン・・・。貴方の思いに、私負けたわ。ふふっ、あの事も許してあげる」
だから誰なんだよお前、そう見つめ続ける。答えは出なかった
―――長い、永遠とも思えるような、それでいて瞬きの間のような濃密な時間の果て―――
遂に地面の前の最後の枝にまでヘロヘロが落ちてくる。
次の瞬間にも起こり得る惨劇、自分達の敬愛する御方が地面に叩きつけられるかもしれない。
その光景に画面を見る事を拒否する者、あらん限りの声で応援する者など様々な反応を示す臣下達
モモンガは動かない
(お、このアイテムこんだけ揃ってたか。有限のモノは慎重に運用だな。あ、こっちのは―――)
アイテムボックスの把握に忙しいからだ
画面を見ながら遠い所にいっているモモンガの前、遂に最後の枝が音を立てて崩れる
絶叫が響き渡るナザリック。その彼らが見つめる画面、その中には全力で落下地点へと飛び込んで来るソリュシャンがあった。
大切な、敬愛する御方を守る為、只それだけの為に横長になって身を投げ出す―――
そこにちぎれたフンドシのように縦長に伸びたヘロヘロが落ちてくる。涎を携えて―――
横に伸びた楕円と縦に伸びた楕円―――二つの楕円のシルエットが月の光を背に交錯する。
真っ黒になった固まりが生まれるそんな瞬間。
一瞬が永遠にも感じられる刹那の時は、行く末を見つめる臣下達の前で―――
・・・ベチョンッ
なんとも言えない音と終わりを告げた。
地面をゴロゴロ転がり木の根元に激突する膨らんだ楕円。衝撃で土煙を上げながら激突した楕円の安否を固唾を飲んで見守る臣下達。
土煙が薄くなる中をゆっくりと、ゆっくりと楕円が立ち上がる。
そこには愛しき主をそのたくましい腕と豊満過ぎる肉体で包み込む様に優しく抱いて立つ
戦闘メイドプレアデス五女、ソリュシャン・イプシロンの威厳溢れる姿があった
「―――!!!―――――――――!!!!――――――――――――!!!」
その姿を目に捉えた瞬間、
モニター内の全てのナザリック臣下達が立場も気にせず周りと喜びを分かち合いながら叫び、ソリュシャンを褒めたたえる。
拍手をするもの、泣きながら喜ぶもの、反応は皆様々だがその顔は一様に祝福に満ちている
その反応は
泣いて喜ぶシャルティアやアウラ、佇みながら震えているデミウルゴスやコキュートス等、皆が感極まっている中アルベドのみがつつがなく終えた後の
その様子を玉座に座りながら静かに見渡しているモモンガ
(何だこれ。何なんだこれは)
熱狂と興奮に包まれた室内の様子はハリウッド映画で地球を救った後にしか見れないものだ。
正直そこまで感動しているのが理解出来なかった。あとアルベドの視線が怖い
皆との温度差に1人途方に暮れていたモモンガ。
ま、まぁ、喜ばしい事だし無事で何よりだったよな、と皆との温度差を埋めようと考えを改めようとしてるとプレアデスの1人、シズ・デルタと目があう。
無表情にこちらをみているシズ。
彼女のみ至って普段のままであり、この感情の坩堝に飲み込まれていない。
それを見たモモンガは考えを即座に元に戻す
(そうだよね!おおげさだよね!!仲間だよ仲間。シズ・・・デルタだったな。いやー良かった。いるじゃないか普通の感じのメイドも!部屋付きのメイドは彼女にしようかな!落ち着いて接してくれそうだしなー)
そんな考えを抱きながら立ち上がり、手を上げてシズの方へと向かおうとする
ふと見るとシズがプルプル震えている。
違和感を感じたモモンガが全身をよく見渡すとシズが僅かにだが空中に浮いている
「アッ!!シズちゃんも感動で震えてるっスね!浮いてますもん!」
「本当ね。こんなに高く長く浮いてるなんてシズも感極まっているのね・・・!」
「・・・・そう・・・ソリュシャンの活躍・・・誇らしい。」
そう言ってフワフワと浮きながら他のプレアデスと共に歓喜の輪の中へと消えていくシズ。
モモンガの孤独が再び始まる。
上げた手を降ろし、玉座へと座り直すモモンガ。アルベドが見ている
上を向く。ブルー・プラネット謹製の荘厳な星空が溢れている
左右を確認する。歓喜の雰囲気は未だに終わらない
下を向く。骨の体だ。使用前に役目を終了した腰の辺りを見つめる
モモンガの体が青白く光り彼の感情は鎮静化された
会いたかったぜヘロヘロさん・・・!意識まだないけどな!!
本当は2話でここまで行くはずだったのにどうしてこんな事に。
次からは事前にあらすじを考えて書き溜めてから突入したいと思います
※前に記述しました変更を順次加えていきたいと思います。(主に2話です)