高校でも暗殺教室   作:紅音 葵

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第4話 始まりの時間 四時間目

テストから三日後、学校に結果が送られてきた。

「ヌルフフフ、それでは皆さん、結果を返却します。合格者は合格証が、特待生には特待生登録書が入っています。

 

…では、見てください。」

その瞬間、ガサガサっと封筒を開ける音がクラス中に響いた。

最初に声を上げたのは、磯貝だった。

「っしゃぁ!特待とったー!」

 

「マジで!」「よかったじゃんか!」「おめでとーう!」

それを皮切りに次々と「俺も受かったー。」「良かったー。」と、嬉しい声が上がった。

 

「で、一番心配だった寺坂はどーだったん?」

「ああ?俺か?」

と、封筒の中身を取り出した。そこには『合格証』の文字があった。

 

それを見たカルマは、

「お、寺坂が合格かー。じゃ、全員合格ってことでいいんだよな。」

「おいこら、どういう意味だ、それ。」

「さぁ?」

「でも、とにかく全員同じ高校に受かったんだな!」

「これでクラスも同じだったら良いね〜。」

「そうだ!カルマはどーだったん?」

「んー、俺?」

 

とカルマが見せたのは『特待生登録書』だった。そしてその下には「一位」とある。

 

「やっぱカルマ一位か。」

「磯貝はどうだったの?」

「あー…俺は三位だったんだよなぁ。特待取れたは良いんだけど、よくよく考えたらギリギリなんだなと思って。」

「まぁ、ギリギリでも取れただけいいじゃん。中には取れなかった奴もいる訳だし。」

「…そっか。」

「そうそう。」

とまぁ、そういう会話をしていた中で、どんどんと「ある」疑問が大きくなった。

 

「じゃあさ…

 

二位は誰?」

「「「「「「「「あ…。」」」」」」」」

 

確かに「自分が二位だ。」という人は出てきていない。

「ええと中村、おまえがその質問したってことは、おまえは違うんだな。」

「うん。」

「…じゃあ二位の奴は、このクラスにいないってことでいいんだよね。」

「良いでしょ、もう。」

「はぁ…、マジかー。」

「なんか問題でもあるの?」

「……ないけどさぁ。」

 

そんなカルマの言葉に、寺坂が

「じゃあ何だ、今の間は。」

「単純にあれだよ。知り合いじゃなかったらいーなーって。」

「あぁ、そういやおまえがこの学校受けた理由、『知り合いがいないから』だったっけ。」

「そうそう。」

「まぁ知り合いだったら仕方ないって割り切りゃいいじゃんか。」

「…知り合いの可能性が高いのが大問題なんだよな…。」

「ん?なんでだ?」

「まぁちょっと。」

「あんだよ。もったいぶりやがって。」

 

ーーそんなこんなで、僕らはすぐに暗殺に集中できるようになった。

もちろん、『もう一人の特待生』の存在も気になってはいたが、それをすぐに忘れるほどその日から暗殺に熱を入れた。

 

今日は二月十三日。

殺せんせーの暗殺期限まで、あと…29日




バレンタインですが、岡野さんが前原にチョコあげる所は完全にカットします。(今後の展開に関わることなので。)

次回は多分、バレンタインかなぁと考えています。
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