このGW中にあと2〜3話書きます‼︎
E組全員で世界中を回り、みんな帰ってきたときにはくたくたになっていた。
「い…一日で30カ国回るとか…。」
「しかも撮ってすぐにまた移動…。観光するヒマもなかった…。」
「なんでここまで…。」
そして肝心の言い出しっぺもかなり疲れていて、酸素ボンベを吸っていた。
その後みんなの質問に答えた。
「ヌルフフフ、楽しいからですよ。楽しいから手間暇かけて工夫して、力の限り取り組めるんです。
まずは自分が楽しむことです。皆さんもそういう場所を見つけてください。」
その日、渚は帰り道でこの一年のことを考えていた。
(…この二月は殺せんせーを、ターゲットとしてじゃなくって先生として見てきた。
少しずつ見えてきた。僕ら一人一人をちゃんと見て、自分の力が及ぶ範囲で頑張って…何より自分自身が楽しんでた。超生物でも人間でもやることは一緒なんだ。)
次の日、渚はわかばパークへ行った。
さくらちゃんに勉強を教えるためだ。
そしてその日はさくらちゃんの前には5冊のテストが置いてあった。渚が用意したものである。
「…このテストが合格点なら…」
「うん。自信を持って六年生に戻れる学力だよ。
それどころか一学期の間は勉強のことで悩まずに済む。余裕を持って新しいクラスに馴染めるよ。」
「…うん。」
そしてさくらちゃんは鉛筆を握り、テストを解き始めた。
それを見て、渚は
(僕の力は、暗殺の時に最も威力を発揮する。)
テストを解き進めるさくらちゃんは
(このテストが終わったら学校に戻る。このテストが終わったら学校に戻る。)
しかしそう考えているうちにいじめられていたときのことを思い出していった。
(このテストが終わったら…学…校…)
テストを解く手が止まり、意識の波長が乱れる。
それに気がついた渚は…
さくらちゃんの首元に手をやった。
そのおかげで波長が元に戻った。
それを確認し、渚が声をかけた。
「大丈夫。落ち着いて。やればできるから。」
「…やる‼︎」
さくらちゃんは元の速さでテストを解き始めた。
その晴れやかな顔を見た渚は、
(これが正しい刃の使い方かはわからない。でも、こんな顔が見れるんなら、きっと僕も頑張れるし、楽しいだろうな。)
翌日、渚は進路指導のために教員室に入った。
そして殺せんせーは渚に尋ねた。
「さて、渚君。君は何かなりたいものを見つけましたか?」
その質問に、渚は答える。
「僕は先生になるよ、殺せんせー。
先生みたいに速くないし、先生みたいに無敵じゃないし、先生みたいに頭も良くない。でも…殺せんせーみたいな先生に。」
それを聞いた殺せんせーは、顔を二重丸にして、
「うん。それがいい。君に合ってる。」
そして先生は続ける。
「君たちが必ず平等に授かり、いずれ平等に失う才能があります。
それは、若さです。その才能が逃げないうちに何回も失敗して修正し、立ち止まらずに前に泳いでいってください。」
そう言って、いつものように渚の頭にぽん、と優しく手を乗せた。
「はい!殺せんせー、また明日‼︎」
そう言うと、渚は帰途についた。
(暗殺の才能は必ず教師の仕事に生きる。第二の刃にこれを背負って、これからは第一の刃を磨くんだ。)
一方教員室では、殺せんせーと烏間先生が話していた。
「彼で最後か。進路相談は。」
「ええ、皆さん本当に私を感動させてくれた。
残る大仕事はアルバム作りですねぇ。しばらくは学校で寝泊まりになるでしょう。」
「…そうか。」
「あなたとイリーナ先生の関係の進展も記事にしなければ。これから五時間ほど取材をしますよぉ。」
「誰がするか‼︎帰る!」
そして烏間先生は帰り際にドアの前で立ち止まり、
「…教育にいいアルバムにしろよ。」
と言って、立ち去った。
帰り道で、烏間先生は思いにふけていた。
(…素直に認めよう。お前の作ったこの教室で、どれだけ多くのことを学んだか…生徒も、俺も。)
そして教室からある程度離れた場所で、烏間生徒は誰かに電話をかけた。
「…烏間です。」
電話の相手は
「報告を。」
と言い、烏間を促した。
「奴は今単体で教室にいます。この後しばらく動くことはないでしょう。」
そして相手は、
「ご苦労。」
と言い、電話を切った。
そして…
「聞いての通りだ。よって、予定通り今夜…巨大暗殺を実行する。」
その男…巨大暗殺計画の司令官は、手元のボタンを押した。
(このボタンを押した時点で…
奴の死が、確定した。)
そして…宇宙から校舎へ…まっすぐに光が放たれた。
どうしよう…殺せんせーの死亡フラグがめちゃめちゃ立ってる…。
これから10話くらいは、私が持つ(ひじよーーに少ない)知識を総動員するつもりです。まぁでもしばらくは原作に沿った内容かな。