高校でも暗殺教室   作:紅音 葵

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次回のやつとくっつけようとして諦めた作者です。

あと数えてみたんですが、卒業まで(原作通り進めて)10話ほどでした。
…私の誕生日までに終わりますように…。

中村「神頼みするくらいならさっさと書いたら?」
KJK「正論を言うな‼︎私の柔いメンタルが壊れる‼︎」


第18話 困惑の時間

E組のみんなが別室に連れて行かれたあと、防衛省に烏間先生が来た。どうやら、みんなが監禁されたことを知ったらしい。

そんな烏間先生を司令官が迎えた。

「ああ、君がMr.烏間か。直接会って話すのは初めてだな。改めて名乗っておこう。各国から今回の計画の全指揮権を任された私の名は、」

 

しかしそんな司令官の声を完全無視して、烏間先生は司令官の胸ぐらを掴んで、

「そんなことはどうでもいい!生徒たちを監禁とはどういうことです‼︎」

 

すると、まるでその質問に答えるかのような声が聞こえてきた。

「作戦に支障をきたす。それ以外に理由がいるかね。」

 

烏間先生がその声の方向に振り向くと、そこにはホウジョウとその部下たちがいた。

 

烏間先生が驚いているのを見て、司令官が、

「驚いたかね。君ほどの実力の男なら…ホウジョウの名は知っていたよう。でもって私の名は…」

 

しかし烏間先生には司令官の声は聞こえていなかった。

その時に思っていたのはただ一つ。

(伝説の殺し屋の次は…伝説の傭兵か‼︎)

 

 

一方E組のみんなはというと…

「あいつら…私服全員分没取しやがった。」

「武器の持ち込みを用心したんだろ。まるで囚人だな。」

菅谷と杉野が口々に文句を言う。

そして不破も、

「本当に。手抜きに等しい待遇だわ。」

 

みんなが監禁された部屋はだだっ広く、壁に大きなモニターがあった。

そこには今日のニュースが流れている。

「…と生徒たちは組織ぐるめの犯行という見方を否定しているようにも見えますが…。」

「いえ、彼らは嘘をついている可能性が高いですね。」

「それはなぜ。」

「我々は生徒たちに『昨年の月爆破と今回のことは組織ぐるめの犯行である。そしてその組織の一員が教室内に潜入し、脅していた。』と言いました。それに対する生徒たちの回答が、『あの教室の先生はみんないい先生だ。』です。我々はいつその潜入者が先生として来たと言ったでしょうか?もしかしたら生徒のふりをして潜入したかもしれない。にもかかわらず、生徒たちはその潜入者が『先生』と言い切った。そこから生徒全員がその潜入者に脅され、口裏を合わせているとわかるわけです。」

「はぁ、なるほど。」

 

 

「何が『なるほど。』だ‼︎明らかに詭弁だろーが‼︎」

「常識的に考えても『脅された』って言えば『大人に』に決まってるのにね。」

アナウンサーの言葉に、寺坂と狭間が文句を言う。そしてそれはもちろんE組みんなが同じなわけで…

「殺せんせーが当事者なら私たちも当事者じゃん。それなのに私たちはこのことで何にも知らされずに、ただただ殺せんせーが殺られるのをポケーと見てろと?」

 

そんな中村の声をよそに、ニュースが流れ続ける。

「子供達はきっとこの一年で一生心に残る傷を負ったでしょう。早急にケアすることが大切です。」

 

場面は街頭インタビューに移り…

「ひどい…すごく純粋だった子供たちを脅すなんて…なんて残酷なことをさせる奴なの?」

「彼らと同年代の子供を持つ親として…いったいどんなことを言われていたのかと考えると辛くて…。」

 

(…何だ、これ。何で俺らのこともあの教室のことも何にも知らない赤の他人に…俺らかわいそ扱いされてんだ⁇)

 

丁度その時、部屋のドアが開き、烏間先生が何人かの見張りと一緒に入ってきた。

「五分だけですからね‼︎本当はあなたでもだめなんですよ!」

「…烏間先生‼︎」

 

そして渚は烏間先生に、

「…お願いです。ここから出してください。僕らは行きたいんです、学校に。」

「そーっすよ!烏間先生ならここから俺らを出せるでしょ‼︎」

 

渚とその言葉に賛同した木村を、烏間先生はちらっと見、そして…

「いや、君らが焦って動いた結果がこの監禁だ。ここまで行ったらいくら俺でもどうにもできない。

 

行きたければむしろ待つべきだったな。警備の配置が終わり持ち場が定まれば、人の動きが少なくなりより警備にスキが生まれる。5日目以降…といったところか。そこまで待てばもしかしたら包囲を突破できたかもな。

 

いや、万が一山のふもとを突破できても山の中でバリアに入る前に捕まっただろう。山の中を守っているのは.君らを拉致した精鋭部隊だ。『群狼』の名で知れ渡っている傭兵軍団。ゲリラ戦や破壊工作のエキスパートだ。30人にも満たない中で…世界各国の山岳や密林で恐れられてきた彼らには適任だろう。

 

そしてそんな猛者たちのリーダーが、『神兵』と表されるクレイグ-ホウジョウ。片手でライオンを引きちぎるという戦闘力を加え、地球上のあらゆる場所(戦場)で経験を蓄えた最強の傭兵だ。

 

さっき初めて直で見たが…あれは異常だ。どう考えても俺の3倍は強い。戦闘で一度奴を本気にさせたら勝ち目は絶対にない。

 

だから…諦めろ。」

「いやです‼︎」

 

渚は烏間先生に間髪入れずに反抗した。

「殺せんせーと…まだしたいことがたくさんある!話したいこともたくさんある!だから…お願いです‼︎行かせ…」

 

瞬間、烏間先生は渚の胸ぐらを掴み、床に叩きつけた。

「出せない。これは国の方針だ。よく聞け、渚君。

 

 

 

 

俺を困らせるな(・・・・・・・)

 

 

分かったか!」

 

渚はその瞬間、はっとした表情を浮かべた。

 

だが、渚は烏間先生の方を向いていたため彼の表情の変化に気づいた人はほとんどいなかったが。

 

すると、烏間先生の話を聞いた村松や吉田が、

「あんだよ。結局お前も自分が一番大事なんだな。」

「本校舎の先公と一緒じゃねーか。」

 

 

それに烏間先生は反論せず、

「…その通りだ。地位がなければ…肝心なときに誰も助けられない。…それに…俺の信念に基づいても、やはり奴は殺すべきだと思う。

 

君らもあと3日ほど頭を冷やして考えるんだな。」

 

そう言って烏間先生は出ていった。

それを見た寺坂が、

「…くっそ、烏間の野郎‼︎ここ一番で見捨てやがって‼︎」

 

だが…

「ははっ。本トに寺坂ってバカだよねぇ。」

「あんだと、カルマ‼︎」

「分かんないんだってさ。教えてあげなよ、

 

渚。」

 

 

そのカルマの言葉に促され、渚は口を開いた。

「…寺坂君。さっき烏間先生はっきりと『俺を困らせるな。』って言ったよ。」

「…?だから何よ?」

「こうも言った。

5日目以降は警備にスキが生まれる。

山の中には少人数の精鋭が潜んでて、そのリーダーは烏間先生の3倍は強い。」

そこまで言って、ようやく寺坂は気づいた。

 

さらに、

「前に烏間先生言ってたんだ。『もし俺が困ったら、迷わず君らを信頼し、任せるだろう』って。だから『困らせるな。』は、『君らを信頼し、任せる。』って意味だと思う。

『俺と君らの立場は違う。けど、可能な限り情報はやる。あとは君たちの意見を尊重する。』って。

だからみんなで考えて、整理しようよ。僕らがどうしたいのか。僕らに何ができるのか。…殺せんせーが何をするして欲しいのか。」

 

 

 

 

その頃、殺せんせーは、

(なすすべなし。世界中の誰もがそう思っているでしょう。

 

…だがあいにく私はマッハ20の怪物だ。幸いに、いくらでもできることはある。)

 

そして殺せんせーは…

 

 

「どの写真も捨てがたいですねぇ。思い切って増大ページとしますか。」

 

みんなに…卒業アルバムを作っていた。




番外編

寺坂「…ちなみに渚、お前いつ烏間の話の裏に気づいたんだ?」
渚 「あー…僕は烏間先生が『俺を困らせるな。』って言ったときなんだよね…。」
寺坂「そうか…カルマは?」
カルマ「ん?烏間先生が警備の突破法について言ってたときかな?」
寺坂「結構始めっから気づいてたんじゃねぇか!」

これを本編に入れようとしたバカな作者です…。

杉野「…どこに入れる気だったんだ⁇」
KJK「…卒業式あたりで…。」
カルマ「バカだね、完璧に。」
KJK「だから入れてないだろーが‼︎」
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