茅野のことを含め、いろいろ気になったところはあったんですが、一番思ったのは…
(…カルマ荒れてるなぁ。)
でした。
結局のところ、あの教室で一番成長したのってカルマなのかな…とか思いました。
E組のみんなの前に現れたホウジョウは、眼鏡に手をかけて思った。
(ガキの頃から…眼鏡を外すのが戦闘開始のスイッチだった。
1秒足らずのその
ここでも…やることは同じだ。)
そんなホウジョウの死角から、千葉速水のスナイパーコンビが攻撃を仕掛ける。
だがホウジョウは麻酔針を見ずに、簡単に捕まえてしまった。
「麻酔針か…。私の部下のライフルを使いたまえ。それがないと話しにならんぞ。」
そして再び眼鏡に手をかけ、
「では…いくぞ。」
その瞬間、カルマが背後からホウジョウに襲いかかった。
しかし…
「…ふん。小賢しい。」
そう言い、ホウジョウは持っていた銃でカルマを殴り飛ばした。
が、次の瞬間、ホウジョウの顔に向かって石が飛んできた。
誰が投げたのかを確認しようとした途端、眩しい閃光が放たれた。
そしてホウジョウの目がくらんだ隙に全員が襲いかかった。
矢継ぎに攻撃を仕掛けるE組に、ホウジョウは
(…こいつら。俺に戦いを『始めさせない』気か‼︎)
「一撃離脱ね。牢屋でみっちり
先ほど飛ばされたカルマがみんなにそう伝えた。そして思う。
(烏間先生の3倍強いのなら…逃げても絶対追いつかれる。戦いに入れば必ず負ける。
銃に頼らないのは、銃撃『戦』すら避けるためだ。多分…同士討ちを誘う技術も持っている。撃ち合いに持ち込まれたら圧倒的に相手の土俵だ。だから…)
そのとき、誰かがホウジョウの銃を蹴り落とした。
そしてすぐさま竹林がその銃を爆破させる。
(警戒を怠らずに、みんなで連携してチャンスを待って、標的の態勢が整う前にカタをつける。この1年、ずっと殺せんせー相手にやってきた殺し屋の基本だ!!)
律が操るサイレンサー付きのドローンが背後から針を放った。
その麻酔針は、前方に気を取られていたホウジョウの首元に刺さる。
「チッ…。」
ホウジョウは、自分の首に刺さった針を抜きつつ振り向いたが、そこには…
(なっ…いな…)
と、
パァァン
ホウジョウの目の前、絶妙のタイミングで渚の猫だましが決まった。
その影響で、ホウジョウは一瞬動きが止まる。
それを見計らい、渚がホウジョウの頭を掴み…
「カルマ‼︎」
呼ばれたカルマは、その声に答えるべくホウジョウのところへ行き…
ホウジョウの顔にかかと落としを決めた。
一方の渚もホウジョウの背中に膝打ちをしていた。
そうしてホウジョウは倒れた。
息を切らした渚とカルマが無言のハイタッチを交わす。
が、
「ちょっ…まだ動いてる!!」
「⁉︎」
そういう茅野の言葉通り、ホウジョウは起き上がろうとしていた。
慌ててみんなはトドメを刺す。
「ちゃんとトドメさせやクソッタレ!! カッコつけてハイタッチとかしてんじゃねー!!」
寺坂にそう言われ、渚とカルマは顔を赤くした。
E組のみんなによってボコボコにされたホウジョウは、拘束されて地面に転がされる。
「よし、みんな行くぞ!! バリアの中に入りさえすれば殺せんせーの勢力圏だ!!」
そんな中…
「……」
「…まだ意識あるよこの人。」
「攻撃全部食らったのに化け物すぎんだろ。」
「まともにやってたらゾッとするわ
…ってことで悪りーなオッサン これが俺等のいつもの殺り方なんだわ。おっとメガネずれてるぜ」
そう言って菅谷はズレた眼鏡を直して、みんなと一緒にさっと学校へと走って行った。
E組みんなが去り、一人になったホウジョウは、考えていた。
(全員が全員、銃を使って来なかったがゆえに…俺は彼らを殺すかどうかの判断が遅れた。
そうこうするうちに…行動の選択肢がどんどん奪われた。
最後まで…俺に戦闘のスイッチを入れさせなかった。
最後まで…俺に本気を出させなかった。
捕まっている間、ありとあらゆる考えを尽くしたんだろう。
…これが暗殺者集団3年E組か。)
そしてついにE組のみんなは旧校舎にたどり着いた。
地の盾は人間には全く効かないようで、普通にくぐって侵入できた。
そして森を抜けると、そこには…
「音だけでも…強敵を仕留めたのがわかりました。
成長しましたね。 皆さん。」
「殺せんせー‼︎」
そしてみんなはいつもの笑顔の殺せんせーに飛びついた。
司令部ではそんな様子をモニター越しに見ていた。
そして、山のふもとでは…
「生徒達が…『地の盾』を突破しバリアの中に入ったそうです。」
「上から話は通してある 。俺達も校舎へ行く必要があるからな。」
そう言い、烏間先生とビッチ先生はバリアに向かって歩いて行った。
「お…お気をつけて…。」
そう見送られつつ、烏間先生は
(…俺一人ではもうあの28人に太刀打ちできないな。
…生徒の成長とは 嬉しく、また…悔しいもんだ。)
と、微笑んでいた。
一方校舎の方ではみんなが泣きながら笑顔で殺せんせーに銃を撃っていた。
だから…誰も気がつかなかった。バリアの一部が一瞬開いて…また閉じたことに。
バリアをくぐれない何かが…侵入してきたことに…。
レーザーの発射まで…殺せんせーの暗殺期限まで…あと、90分。
次回は原作と変えます!
…まあ最後だけになるかもしれないけど…。
不破「おお⁉︎作者もオリジナル展開に持っていこうとしてるのか⁉︎」
KJK「うーん…オリジナル展開っちぁオリジナル展開か…。」
不破「変えるのって次回だけ?」
KJK「いや?次の次の回は結構変える予定だけど?」
中村「おー、作者が計画通りにことを進めようとしてるぞ〜。」
カルマ「明日は雨が降るかな〜。」
KJK「急に出て来るな!地頭ツートップ‼︎
あと私もやるときはやるぞ‼︎」
中村・カルマ「「じぁーねー。」」
KJK「聞けー‼︎」