今回は原作に沿っています。
先生の言葉によって、殺せんせーと二代目死神との戦いが始まった。
殺せんせーの動き、二代目死神の触手の動きやナイフさばき……
それらの動きは速すぎてE組のみんなの目は追いつかなかったが、全員がわかること。
…殺せんせーが圧倒的に押されている。
破壊された触手の再生により体力が削られている殺せんせーは、二代目死神の攻撃にギリギリ対応している程度だった。
そんな中、今までE組のみんなに触手の説明をしていた柳沢が動き出した。
殺せんせーに…あの圧力光線を放ったのだ。
二代目死神の攻撃に集中していた殺せんせーは、その光をまともに浴びた。
一瞬動きが止まった殺せんせーを…二代目死神は見逃さなかった。
二代目死神は…殺せんせーに触手を叩き込んだ。
そんな戦いを、E組のみんなは遠くから見ていた。
ビッチ先生もまた、そんな戦いを切ない表情で見ていた。
(…捉えられない音速バトル…。
でも…私には見える。
あの2人に暗くたぎった情念が。
この世で最も強い殺意は…愛を巡って産まれた殺意。
自分の愛を踏みにじった標的の心も体も全てズタズタに引き裂くまで…彼等は絶対に満足しない。)
そして殺せんせーも、初めて二代目死神と話したときのことを思い出していた。
あれは…たしか北欧の大富豪を殺ったとき。
『僕に殺しを教えて下さい‼︎』
幼い二代目死神が、当時の「死神」に頼み込んでいた。
『本気かい?私がさっき殺したのは君の父だよ?』
『関係ないです‼︎
裕福な暮らしで満たされなかったものが何か…父を殺したあなたを見たときにはっきりしました。
僕もあなたの
そう言って目を輝かせる少年。
そして2人は夜の闇へと歩き始めた。
…まだ善悪の区別のつかない少年だったが…その目には才能と、彼なりの夢と希望が溢れていた。
(ここに至って 明日と正気を捨てる前に…育て方はあったはずなのに。)
二代目に向かっていく殺せんせーだが、能力が違う二代目にボコボコに反撃される。
文字通り…手も足も出せない状況だった。
E組もそれぞれ武器を構えていたが、千葉が持っていた銃を落としてしまう。
カルマですら為す術なく固まってしまっている。
そんな戦いを見ながら…渚は思った。
(…次元が違う…。
違いすぎる戦い。
僕らが1年してきた努力が…全て無意味と思えるほどの。
烏間先生ですら手を出せない音速の対決。
ましてや僕等が何かできるわけもない。
逃げる事すらできない足手まとい。
…僕等は
殺せんせーの最大の…)
息を切らし、膝をつく殺せんせーに二代目死神の触手が迫ってくる。
絶体絶命…と思いきや、殺せんせーは自分の触手でうまく攻撃をいなし始めた。
さらに二代目死神の連続攻撃を、殺せんせーは見事にかわした。
「……かわし…始めてる?」
「フン…ならばこれはどうだ‼︎」
殺せんせーは地面に触手を突き刺すと、柳沢の圧力光線の光が届かないよう、地面を蹴って土煙でブロック。
その隙に二代目の懐へ。
襲い来る触手を至近距離で受け止めた。
(最小限の力で攻撃を逸らし、
土を使って光を防ぎ、
間合いを詰めて威力を殺す。
戦力差を工夫で埋めて示す姿。
…やっぱり先生はどこまでも先生です。)
二代目の触手を掴んで止めている殺せんせー。
「こればかりはっ…年季の差です‼︎」
二代目の攻撃を捌ききった殺せんせー。
「道を外れた生徒には…今から教師の私が責任を取ります。
だが柳沢、君は出て行け。
ここは生徒が育つための場所だ 君に立ち入る資格は無い‼︎」
その言葉にイラっとくる柳沢。
「…まだ教師なぞを気取るかモルモット。
…ならば試してやろう。」
柳沢のパチンと鳴らした指を合図に二代目が妙な動きを見せる。
「わからないか?
我々が何故『この』タイミングを選んで来たのか。」
二代目が生徒達の前に立つ。
そして、触手を振りかざした。
「パワー重視の全開攻撃をかわせない生徒達を標的に、全員死ぬまで操り出し続ける。
言っておくが、イトナのときの何倍もの力だ。もし生徒達に当たったら…どうなるだろうな?」
「いけないっ…。」
殺せんせーは、慌てて生徒のところに行った。
「守るんだよな? 先生って奴は。」
襲い来る二代目の触手の前に、殺せんせーは飛び出した。
そして…ドンっと大きな音が鳴り響いた…。
すみませんでした‼︎
次からは絶対に変えます。