佳奈の苗字の「柊(ひいらぎ)」って、名前だと「しゅう」って読むんですね。←
なんか今後出てくるキャラの名前考えてる最中にふと気がついて…。
一瞬そのキャラに「柊(しゅう)」ってつけそうになりました。
気づいて良かったです…。
「本当だって!いきなり後ろから柊が来たんだよ‼︎」
「いやぁ…。どうせお前のことだし、近づいたのに気づかなかっただけじゃねぇの?」
「俺の他にも3人いるけどな‼︎」
鬼にタッチされ、牢屋へと向かっていた岡島は、三村にそんな電話をかけていた。
「タッチされた俺からのアドバイスだ。………柊はマジでやべぇぞ」
「いっつも一番に殺られてるお前が言っても信ぴょう性ゼロだけどな」
「これガチだから‼︎そんなこと言ってる間に、お前らの後ろにいるかもしんねぇし!」
「いや、まさか…」
すると…
「うわぁぁぁぁぁ…」
「三村⁉︎三村ぁ⁉︎」
「…悪い………
殺られた…」
「三村さん、菅谷さん、竹林さん、逮捕〜。確保したのは柊さんです!」
そんな律の発言に、茅野を含め、渚たちは固まった。
「さっ…
「…確認だけどケイドロだよね?」
茅野の言葉に、渚がさりげなくツッコミをいれる。
そんな空気を吹っ切るように、奥田が口を開いた。
「いや…でも機動力が抜群の人とかもいますし…」
「あぁ。木村とか岡野とか…」
そういう杉野に、渚が答える。
「ねぇ、杉野。忘れてない?
鬼はあの…
嫌がらせが大好きなカルマだよ?」
「?は?」
そんな渚たちに答えたのは…
「片岡さん、木村さん、岡野さん、前原さん…逮捕〜。確保したのはカルマさんです!」
律の無情な声だけだった…
「…機動隊を全員殺るって…」
「…カルマ、マジで本気出してるねぇ…」
そう言ったのは矢田と中村である。
そんな二人のつぶやきに、倉橋が答える。
「カルマ君もそうだけど…思った以上に佳奈ちゃんがすごくない?」
「どんな弱み握られたらこうなんのよ…‼︎」
そんな話をしていると…
「磯貝さん、原さん、狭間さん、神崎さん、逮捕〜。確保したのはカルマさんです!」
「「「またぁ⁉︎」」」
そこにいた中村・倉橋・矢田の声がシンクロした。
そして矢田が律に尋ねる。
「…律。あと誰が残ってる?」
「はい。残りのメンバーは…中村さん、矢田さん、倉橋さん、渚さん、杉野さん、奥田さん、茅野さんの7名です‼︎」
「…残り時間は?」
「はい!あと30分ほどあります!」
「…絶対無理。これ勝てない」
「…だね」
この短時間で20人ほど殺っている。
そして殺せんせーが看守の限り、脱獄は不可能だろう。
…はっきり言って、残り30分逃げ切るなんて…
その時、
「げっ。佳奈だ!」
「「え⁉︎」」
そんな中村の声に、矢田と倉橋はその場から立ち去ろうとした。
その隙に、柊は中村をタッチする。
その場から立ち去ろうとする矢田と倉橋を見て、柊は木の上から飛び降りた。
が…
「いだっ……」
そう言って、柊は足を押さえてうずくまった。
「っう…。足ひねった…」
……………………
「大丈夫?」
「…うん。ごめんね。陽菜乃ちゃん」
「ううん。いいよ〜」
「…本当に大丈夫?」
「…本当にごめんね…。二人とも…」
「いいって。大じ「タッチ」……」
…………………………………………
しまったぁぁぁ!!!!!
そうじゃん。佳奈ちゃん鬼じゃん‼︎
「本当にごめんね…。二人とも…」
「いや。大丈夫だよ。そういうゲームだし」
「…ひとつ頼みごとがあるんだけど…」
「ん?なに?」
「肩貸して…?」
「「「ん?」」」
「中村さん、矢田さん、倉橋さん逮捕〜。確保したのは柊さんです!
しかし柊さんは足をくじいてしまったので、ここで離脱となります‼︎」
律が渚たちの班に、そんなメッセージを送った。
それを聞いた杉野は…
「…柊離脱?ってことは、今鬼ってカルマだけ?」
「そういうことだね」
「はぁ…よかったぁ。佳奈には悪いけど、そうじゃないと逃げ切れないもん…」
そんな中、それまで黙っていた奥田が口を開いた。
「あっ。それなら、ばらけた方がいいですよね!
その方が捕まえにくいと思いますし…」
「…さっすが、奥田さん」
そう言って、カルマは奥田の頭にポンっと手を置いた。
そして言う。
「それじゃぁ、早く行った方がよくない?茅野ちゃんもそう思うでしょ?」
そう言いながら、カルマは茅野の肩に手を置いて、茅野の顔を覗き込んだ。
そんなカルマの問いに茅野は…
「うーん…まぁそうだね」
「じゃぁ杉野は向こうで、渚は反対側行って」
「そーだな!さっさと逃げね……と?」
杉野は自分の肩に置かれた手を見て、完全に動きが止まった。
…そしてもちろん渚も。
「ん、じゃあ全員確保…と」
……………………………ん?
……あっ!!!!!!!
「「「忘れてたー‼︎」」」
そんな渚たちに、
「渚さん、杉野さん、奥田さん、茅野さん逮捕〜!確保したのはカルマさんです‼︎
泥棒全員確保‼︎よって警察の勝利です‼︎」
律がそう告げた…。
「…なに簡単に捕まってんだよ…渚」
「…ごめん。あれは…正直油断した」
「なんかさ…普段一緒にいる人がああいう感じで近づいてきたら、すごい自然体で気づかなくなるんだね…」
「今回のケイドロでわかったわ…カルマはマジで敵にしたくねぇ…」
「…どう捕まったんだ…お前ら…」
渚たちは自分たちが捕まった経緯を説明すると、
「…なるほど」
なんか…同情された。
「でもよ〜、これでカルマ委員長決定だろ?」
「なんか不安しかない委員長だな…」
「ほんとそれ」
しかし…
「…ケイドロやってる最中に気づいたんだけどさ…
カルマって意外と委員長あってんじゃない?」
「?渚?なんで?」
「だって…今までいろんな作戦考えてんの、結構カルマでしょ?」
「ん?」
「イトナ君のプールでの作戦とか、初めてケイドロやった時とか…なんなら3月に殺せんせーに会うための戦略立てたのもカルマじゃん?」
「…あー…」
言われてみれば…
「確かにそうかも…」
「まぁ、もしサボっても柊さんしっかりしてそうだし…大丈夫でしょ」
ところでさ…と渚はつぶやき、
「カルマってどこだろ?」
「「「あっ」」」
「佳奈って絶対バカでしょ。なんでこの山で足挫くの?」
「…別にいいじゃん。やることやった後なんだから」
「相も変わらずどんくさいよね〜」
「…うっさいなぁ…」
カルマたちは今学校内の保健室にいる。
足に関してはケイドロが終わった後殺せんせーが治療してくれたようで、今固定されている状態である。
ん?保健室の先生?
これが運がいいことにいなかったんだよ‼︎
「そもそも俺前にさ、『もうこの山で変なことすんな』って言ったよね?」
「起こったものはしなかたないでしょうが‼︎第一今回は事故だし‼︎」
「どうせ防げる事故だったんでしょ?」
「だから!怪我するのを防げって色々無茶だからね!」
「気つければいいじゃん」
「……もういい。絶対この会話無限ループだから…」
そう柊が言い、二人の間に静寂が訪れた。
…気まずい
「じゃあ俺もう行くから」
そう言い、カルマは保健室から出ようとした。
が…
「カルマ、ちょっと待って」
そう言って、柊がカルマを引き止めた。
それにカルマは、
「…なに?」
そして…
「ちょっと…お願いがあるんだけど…」
「…なに?」
「カルマ…
カルマは一瞬考えて、
「ああ!あのこと?」
「…多分それであってると思う」
「うーん…まぁいいよ。
不本意だけど、俺佳奈に借りあるし」
「うん…。ありがと」
「あのこと知ってるのって他にだれ?茅野ちゃんとか?」
そのカルマの問いに、柊は答えた。
「いや…あかりは知らない」
「え?」
「この学校で知ってるのカルマだけだと思う」
だからさ…そう言って柊は、
「だれにもあのこと言わないでね?」
そんな柊の真剣な言葉に、
「…わかってるよ」
そう言って、カルマは保健室から出て行った。
なんか2話と同様変な終わりかたをしてしまいました。
この辺で切らないとダラダラ続いてしまうんで……。
次やっと入学です!
感想大歓迎ですよ‼︎