高校でも暗殺教室   作:紅音 葵

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今回渚目線で書いてみました。
違和感あったらじゃんじゃん言ってください。


第35話 体育の時間

高校生活最初の授業日。

 

朝のHRを知らせるチャイム。

殺せんせーはそのチャイムと同時に教室に入ってきた。

 

そして…

「ではみなさん。HRを始めます。日直の人は号令を」

「起立!」

 

そのカルマの号令に、全員が立ち、銃を構える。

 

「気をつけ!れー!」

 

その声と同時に、発砲が始まる。

 

そして殺せんせーはいつものようにその発砲を避け始めた。

「みなさんおはようございます。出欠確認をするので、カルマ君お願いします」

 

そんな殺せんせーの言葉に、

「えーと…磯貝」

「はい!」

「岡島」

「はい!」

「岡野」

「はい!」

「奥田さん」

「はい!」

「えっと…律」

「はい!」

「片岡」

「はい!」

 

__________________________________________

 

「矢田さん」

「はい!」

「えーと…茅野ちゃん」

「はい!」

「吉田」

「おう。」

 

ちょうどそれと同時に、発砲も終わった。

そして教卓の前でニヤニヤしている先生(タコ)にカルマは(ため息を吐きつつ)言った。

「はい、殺せんせー。全員出席」

「ヌルフフフ。素晴らしいですねぇ。しかし今日の命中弾は0です」

 

そう言って、殺せんせーはあのシマシマの顔になって、

 

「殺せるといいですねぇ。卒業までに」

 

僕らは殺し屋。ターゲットは先生。

 

「おや、1時間目は体育ですねぇ。先生ちょっと本場の四川でも食べに行ってきます」

 

そう言って、殺せんせーはいつものように教室から出て行った。

 

__________________________________________

 

 

高校入学初の体育の授業。

 

しかしそれはE組の時と同様、体育という名の…

 

 

訓練である。

 

今日の訓練で、僕らの前に立っていたのは烏間先生ではなかった。

立っていたのは…

 

「みんな〜前にも登校日の時言ったけど、これから3年間烏間先生と君たちの体育を担当するアードルフ・アホネンです。

僕のことは好きに呼んで。その方がみんなとなじみやすいと思うし」

 

……………

大丈夫?そんなこと言っちゃって…

 

 

「んー。わかった。じゃあアホせんせー」

 

…その場にいた(カルマ以外の)全員がずっこけそうになった。

てかビッチ先生のときといい、絶対に狙ってるよね?カルマ?

 

自分から言いだしたこともあり、何か複雑な表情を浮かべている。

 

 

そんな空気を吹っ切るように、磯貝君が口を開いた。

「…というか、烏間先生はどこでしょう?」

「ああ。烏間先生なら、今柊さんについてるよ」

 

 

__________________________________________

 

烏間先生はびっくりしていた。

1-1でナイフの勝負をしていたのだが…

 

(…早いし…的確だな。初心者としてはかなり上手なのでは…)

 

向き合ってみてわかったのだが、彼女は片岡並みの運動神経を持っていた。

体力・肺活量・体運び…そして…

 

「ピーーーーー!」

 

とそこで、戦闘終了の合図が鳴った。

 

はぁ…と息をついた柊に、烏間先生が言う。

「柊さん。よく動体視力が良いって言われないか?」

「?…あぁ、まぁ昔卓球やってたんで…」

「なるほどな」

 

卓球か…

 

自分自身も卓球で動体視力を鍛えた経験があるので、そういう柊の言葉に納得した。

 

「ナイフだが、今の柊さんの実力ならおそらく1・2ヶ月でみんなと合流できると思う。射撃は次回の授業で確認させてもらうが…」

「あっ。わかりました」

「あとはフリーランニングだが、以前のケイドロを見るに基礎は出来ていると思う。あとは受け身等の訓練だな」

「了解でーす」

 

そして烏間先生は時計を確認した。

まだ十分時間は残っている。

 

「よし、では今からナイフ術を教える。俺に当てられるようになったら暗殺の成功率も格段に上がるからな」

「はーい」

 

__________________________________________

 

 

さてその頃元E組のみんなはというと…

 

「…どうだった?磯貝君、前原君」

「……知ってはいたけど…」

「烏間先生より早えぇ…」

 

見ててだいだいわかってはいたが…

 

「………やっぱり?」

「「うん」」

 

もっと言えばそれだけでなく…

 

「あー、もう少し動き見ないと僕は殺れないよ〜。はいじゃあ、次の人〜」

 

…………………………………………………………

(((((すごく余裕でいらっしゃる!!!!!)))))

 

「…ぶっちゃけあれ殺せんせー以上に腹立つ気が…」

「……うん。ある意味最強人間だね」

 

そんなこんなしているうちに、チャイムが鳴った。

…ちなみに60分授業らしい。

 

「あー、もうそんな時間か。まだやってない人はまた次の授業でやるからねー」

 

はーい。というみんなの声で、高校生活最初の体育の授業が終わったのだが…

 

 

 

「…で、結局どうする?」

「?何が?」

「あの先生の呼び方だよ!」

そう言う杉野の言葉に、僕は「ああ…」とつぶやく。

 

そこでカルマが…

「いやぁ、アホ先生でいいじゃん」

「それがダメだから言ってんだよ!俺は‼︎」

「ん?なんで?」

 

そのカルマの言葉に、杉野は「うっ…」っと言葉を詰まらせた。

そして…

「…失礼じゃね?」

「そしたらビッチ先生はどうなんの?そっちも大概だと思うけど?」

「絶対に来ると思ったよ!その反論‼︎」

「ていうかさ、」

 

それまで黙って聞いていた僕は口を挟んだ。

「はっきり言ってビッチ先生の呼び方考えたのってカルマだったよね?」

「まぁ実質そーだね」

「……知ってはいたけど…カルマって嫌がらせの天才だよね」

「ん〜?ありがとー」

「いや、褒めてない…」

 

と、そこへ…

「なんの話してるの〜?」

「あっ、茅野、柊さん」

 

どうして一緒に?という質問に、

「さっきそこで一緒に会ったの〜」

 

そんな茅野の言葉に続けて、柊さんが口を開く。

「で、何の話してたの?」

「ああ、俺らの副担任『役』のせんせーの呼び方。さっきの体育の時間に考えたんだけど…」

「いや…さすがにあれはちょっと…」

「…どんなの考えたの…?」

 

そう尋ねた柊さんに、カルマが答えた。

「んー?アホ先生」

「いや。それはさすがにダメじゃない⁉︎」

「えー、じゃあ逆になんて呼ぶの?」

「うっ…それは…」

 

そう言って、柊さんはそこにいた数人の顔を一巡した。

そして…

 

「…それはそれでまた考えたらいいんじゃ…?」

「だからそれを考えて『アホ先生』はどう?って聞いてるんじゃん?」

「だって仮にもあの先生元『死神』なんでしょ⁉︎なんかすごい殺し屋だったらしいし!っていうかよくそんな人にそんなあだ名つけれるね⁉︎」

「でも、あの先生が『好きに呼んで』って………ん?」

 

あれっ?今さらっとすごいこと言わなかった…?

 

動きが止まった一同を見て、柊さんが口を開いた。

「…ん?どうしたの、みんな?」

 

その柊さんの問いに、茅野が答えた。

「え…待って⁉︎佳奈あの先生が元『死神』だったって…」

「ん?…ああ!先生たちから聞いたんだ〜」

「「「「はい⁉︎」」」」

 

いや、待って…

どういうこと⁉︎

だって烏間先生、そういうこと(・・・・・・)言ったらダメだって…(入寮の時間参照)

 

そんな僕たちの反応に気づいていないのかスルーしているのか、柊さんはそのまま話続けた。

 

「いやー、びっくりした。去年殺せんせー殺ろうとして逆に手入れされたんだって?…ていうか世界一の殺し屋がやれないのに、私たちが殺れるの?」

 

((((あっ。そうなってんだ…))))

 

嘘はつかない程度にいろいろ省いているその説明に、僕らは少しほっとした。

 

__________________________________________

 

ちょうどその頃、理事長室にて。

ある女性が理事長と会話を交わしていた。

 

「ーーですから私が彼らの保健医を務めます。

彼らの担任のこともありますし、訓練上彼らが保健室を利用する回数も多いと考えています」

 

そういう女性の言葉に、理事長は、

「ご自由に。生徒たちに危害がなければ…私はあなた方を咎めませんので」

 

そしてその女性は、

「では…失礼します」

 

そう言って立ち去って行った。

 

残された理事長は…

「あの浅野が認めた先生か…

どんな先生と生徒がいるのか…楽しみだな。」

 

 




その後、教室にて
カルマ「あれっ?次の授業もアホ先生?」
アホ先生「ん?そうだね」
前原「えー?なんでだよ?」
アホ先生「なんか先生が『口が痛いから、お願いします』ってさ』
((((((((あのタコ!!!!!))))))))

最後に出てきた女性は誰なのか…
近いうちにやります。(大してすごい伏線じゃない)

ちなみにいろいろ討議した結果、二代目死神の呼び方『アホ先生』になったそうです笑
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