高校でも暗殺教室   作:紅音 葵

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さぁさぁ!みんなが入部しますよ!
今悩んでることといえば、みんなが入部するエピソードを書くべきか否かです()


第47話 入部の時間

野外活動が終わり、みんなは学校に向かっていた。

 

「今日から平常授業か〜。野外活動で色々あっただけに、ちょっと寂しい気もするな」

「色々…ね…」

「その『色々』って、ほとんど原因佳奈だけどね」

「本人いないところで言うなよ、それを…」

 

そんなことを話していたカルマ・杉野・渚に、

「あっ!ねぇ君たち!うちの部活に興味ない?」

「写真部は伝統のある部活でーす!」

「野球部は最近春の甲子園に出場しました〜!」

 

そんな言葉が飛び交う中、カルマが呟いた。

「あー…そっか。もうすぐ入部か…」

 

__________________________________________

 

「全員入部?」

 

HR前の教室で、片岡がそんな言葉を発した。

そんな彼女は色んな部活にものすごく勧誘されたらしい…

 

そんな片岡の言葉に、柊が答える。

「そっ。この学校、全員入部が絶対条件でさ。梅宮高校で絶対に守らなきゃいけない数少ない校則?みたいな?」

「へー」

「しかも野外活動終わったら本入部まで一週間くらい勧誘解禁だからね。チーム競技とかだと多いほどいいし」

 

だから片岡とかは優良株でしょ、とカルマが言った。

そんなカルマの言葉に、柊が補足を加える。

 

「ま、兼部してる人とかも多いけどね。研究部・同好会・委員会の人は兼部の義務あるし」

「え?そうなの?」

「うん。それに部活もバイト持ちの人のために大会前とかじゃない限り5:00くらいには終わるとこも多いはずだし。そんなに重く考えなくてもいいと思うよ?」

 

そんな柊の言葉に、カルマが無言で頷いた。

 

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「渚は何部入るか決めた?」

 

そんな茅野の言葉に、渚はこう答えた。

「うん。ESSに入ろっかなって思ってて」

「あー渚英語得意だから」

「うん。茅野こそ何入るか決めた?」

「うーん…まだ未定かな。色んな部活回ってから決めようと思って」

「あー、なるほど」

 

 

「…あれで付き合ってないんだよなぁ…」

 

そんなつぶやきを漏らすのは、

「まぁいいじゃん、カルマ。あかりも渚のこと好きになったのつい最近なんでしょ?」

「…最近…なのかな?少なくとも去年末からだってのは知ってるけど?」

「あかり、本当に全然好きになったきっかけ教えてくれなくてさ。どーいう経緯で?」

「……本人言いたくないこと俺が言ったらダメでしょ」

「うっ…正論…」

 

(実際のところは『言わない』んじゃなくて『言えない』んだけど…やっぱそれ言ったら殺せんせーの過去も言わなきゃ不自然だし)

 

そんなことを考えつつ、カルマは柊にこう言った。

「ちなみに佳奈はさ、何部入るか決めた?やっぱり卓球?」

「いや…ここの卓球部はなぁ…」

「…やめようか。そんなこと言うの」

「ですね、はい。

 

…カルマは何部入るの?」

 

そんな柊の問いにカルマは、「うーん…」と言いつつ、答えた。

「まだ未定かな?ま、運動部になるんじやない?」

「……そっか」

 

と、そこへ

「お?カルマまだ部活決めてないのか?だったらサッカー部とか…」

「却下」

「だよな…って返事はっや!!!」

 

前原である。

 

そんな前原に、カルマは

「ごめんね〜、前原。サッカー部だけは入る予定ないんだよ」

「…なんで?」

「えー?理由いる?」

「どうせそんなこというと思ったけどな!!」

 

だったら聞かなきゃいいじゃん?と言うカルマに、

 

「んー…まぁ、そうだけど…本当に無理か?」

「無理だね。本トに入るつもりないし」

「あー…うん。わかった」

 

以上会話終了である。

しかし…誰がこの話が続くと思っただろうか…

 

__________________________________________

 

「カルマ!マジでサッカー部入んねぇか!?」

「だから入らないって」

「そこをなんとか!な!!?」

「しつこい」

 

次の日渚が学校に来ると、前原とカルマがそんなやり取りをしていた。

 

「ええと…どういう状況?」

 

渚が茅野に問いかける。それに答えた。

 

「あー…前原君が部活の先輩に言われたんだって。『できるだけクラスのやつ連れてこい』って…」

「………なんでそれでカルマ?」

「運動神経良くってまだ入る部活決めてない人、カルマ君だけなんだってさ」

「ああ…なるほどね…」

 

「なっ!今は見学だけでもいいから!ほんとに来るだけ来てくんね!?」

「行ったら勧誘が激しくなるじゃん。だから行かない」

「だったら………そうだ!なんでも1個お前のいうこと聞くっていうのでどうだ!?だから部活見学だけでも……」

「………ほんとになんでもいいわけ?」

「いいから!」

「んー…じゃあちょっと考えとく」

 

(((((((なんて危険なことを言うんだよ!前原は!?)))))))

 

前原の死亡フラグが立った瞬間である。

 

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放課後、前原とカルマはサッカー部の見学に来ていた。

まぁ…(ほぼ)強制連行されたカルマは全く乗り気ではないが…

 

「やっぱり先輩つえーわ。俺あんなドリブルできねーし」

 

かくいうサッカー部は、練習の一環として4-4のミニゲームをしていた。

 

そんなことを呟いた前原に、カルマが口を開く。

「そんなに強い?」

「つえーよ。逆に何が悪いんだよ?」

「…白チームのキーパー下手だよね」

「…は?」

「だからディフェンス徹底しなきゃダメなはずなのに、攻め中心になってる。やっぱりキーパーを信用してないんだよね〜…これ絶対に赤チームが勝つよ」

「……ええと?カルマ?」

「ん?なに?」

「お前さ……………………

 

 

 

 

 

サッカー経験ある?」

 

そんな前原の言葉に、カルマは一瞬………本当に一瞬だけ表情を固くした。

そして

 

「帰る」

「はぁ!!?なんでだよ!?」

「そもそも強制的にここ連れてこられたんだよね。いつ帰っても俺の勝手でしょ?」

「いや、だったら質問に答えろよ!」

 

その時、2人が言い争う後ろでワッという声が聞こえてきた。

案の定赤チームが勝ったらしい。

 

そんな声はよそに、

「はぁ?別にいいじゃんか。それとも何?経験ある部活に入らなきゃダメなわけ?」

「……正論だけど!」

「だから帰る。来ただけ来たじゃん?」

「うっ…そうだけど…」

「じゃ、また明日ね〜」

 

(引き込めなかったか…)

そう思って、前原は少し悔しい表情を浮かべる。

 

と、その時、

「あれ?赤羽?」

2人の背中にそんな声がかかった。

 

その言葉に、2人は振り向く。

そこに立っていたのは…

 

1年先輩の和泉だった…………




カルマってやっぱり部活入るとしたら、サッカーかバスケだと思うんですよね(個人的に)
話の流れ的にも良いんで、サッカーにしました。
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