高校でも暗殺教室   作:紅音 葵

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映画見ました〜!
いや、もうね…ほんとに良かった!
アニメ見ていたけど、やっぱりね…ね!
やっぱり暗殺教室は神マンガ兼神アニメだって実感しました!(ああああ!語彙力!!)


第49話 入部の時間 3時間目

小五の秋

その日は少年サッカーの県大会の決勝戦だった。

 

その日は…最初から違和感はあった。

 

いつものカルマと……何かが違う。

 

だから試合が始まる前に、思わず声をかけた。

「…ねぇカルマ。大丈夫?顔色悪いけど…」

 

そんな私の言葉に、カルマは

「?何言ってるの?大丈夫だよ。全然いつもどーりじゃん?」

 

意味わかんない、というような

なんともないような

 

そんな表情で、カルマは確かにそう答えた。

 

考えすぎか…

 

ちょうどその時、訳あって心配症になっていた私は、そんなカルマを…

 

ただの勘違いで終わらせてしまった。

 

 

 

なんであの時…意地でも止めなかったんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は進んで後半に入った。

2-1で負けていたカルマたちのチームに…PKのチャンスが与えられた。

相手チームがファウルをしたのだ。

 

負け越したところでのPK

それは、カルマがいたチームに安堵をもたらした。

 

だって…チームの中には、()()()()()()()人がいたから…

 

それは、カルマだった。

元々のシュート率が高い上、PKを外したところは…チーム内のメンバーの何人が見たことがあるのか。

 

当然のことながら、ボールはカルマに託された。

 

カルマがシュートをする直前

カルマは…自分のTシャツのえりを、強く握った。

まるで…いつもはしないはずの緊張を、ごまかすように。

 

それは一瞬のようで…永久に続く時間のようにも感じた。

 

───やっぱりおかしい

()()()()()()()じゃない。

 

その状態のまま、カルマは2.3回、息をついたように見えた。

 

 

私がその時考えていたことは…ただ一つ。

───お願い…!カルマ蹴らないで!

 

 

 

──────蹴る人を替えて!!

 

そんな願いも虚しく…

 

 

 

カルマはボールを蹴った。

 

カルマが蹴ったボールは…素人目からもわかるくらい、『外した』とわかる軌道だった。

 

そして…その試合は、点差が縮まらずに終わった。

 

つまり…カルマたちのチームの負けだ。

 

試合後チームメイトの中では、カルマの失敗は『プレッシャーから』と片付けられた。

そしてもちろんカルマ自身も、「緊張したから」と言っていた。

 

でも…私は直感で分かった。

 

──違う。

 

カルマがプレッシャーを感じるわけないし、感じてもそんなものに負けるわけがない。

 

 

なんで…私はあの時止めなかった?

 

こうなることくらい、予想できたはずなのに…!

 

__________________________________________

 

…っていう話だよ。カルマは多分その日から…ボールを持つのが怖くなった…っていうか『ゴールに入れれない』って感じるようになったんだと思う」

 

そんな柊の話を聞き、前原は「んー…」と呟いたあと、こう言った。

「要はさ…カルマその日体調悪かったかなんかってことだろ?

それで外して…それを後々まで引きずるやつか?カルマって…」

「…体調で終わる話なら…どれだけよかったか…」

 

そんな感じの言葉を意味深に言う柊に、前原は(??)と思いつつも、感じ取る。

 

(あー…これ、これ以上触ったらダメなやつだ…)

 

そう思った前原は、

「…でもさ、柊が責任感じることなくね?

ってか正直俺は、柊の言葉を素直に聞かなかったカルマが悪いと思うけどな…」

「…聞かなかったんじゃなくて、()()()()()()んだけどね…」

 

ボソッと言われたその言葉は前原の耳に届かなかったようで、前原は思わず「ん?なんて?」と聞き返す。

 

そんな前原の言葉はお構いしに、「とりあえず、」と柊はつぶやいた。

「私も…カルマにはまたサッカーやってほしいと思ってる。

前原の言う通り、私もやっぱりカルマがサッカーしないのもったいないって思うし。それに…ちょうど私も前原と同じこと考えてたからさ。

 

 

 

だから…協力して。前原」

 

そんな柊の言葉に、前原は1.2秒その言葉の意味を考え…

 

そして言った。

 

「…あったりまえだろ!」

__________________________________________

 

『作戦は簡単。前原はカルマとサッカーで勝負して。可能ならPKで』

 

あとは私でやるから、とと言われた前原は、その時はその言葉に頷いたものの…

 

(…これ…下手すれば1番ムズくね?)

 

なんせ相手はカルマである。

ちょっとやそっとで話を聞き入れてくれるかどうか…

 

(…カルマには悪いけど…()()使うしかねーよな…)

前原は心の中でカルマに謝罪をしながら、殺せんせーの元へ歩いていった…。

 

 

 

 

そして放課後。

 

前原は渚や杉野と談笑しているカルマのところへ行って、

 

「なぁ、カルマ。ちょっといいか?」

「ん?なに?前原」

 

とりあえず逃げられなかったことにホッとし、前原は言葉を続けた。

「カルマさ…入る部活決めた?」

「また勧誘?前原って本トに懲りないね」

「懲りねぇよ。どー考えたってカルマがサッカーやらねぇのもったいないし」

「…で、用事は?ないなら帰るけど?」

 

そんなカルマの質問に、前原は

「…カルマ。俺と勝負しようぜ。もちろんサッカーで」

「却下」

「って来ると思ったから、俺は俺で考えたからな〜」

 

そう言って前原はケータイを取り出し、LI○Eを開く。

と、ほぼほぼ同時にカルマのケータイが鳴った。

 

慣れた手順でケータイを開いたカルマは、前原から送られてきたメッセージ…というか写真を見た瞬間に表情が固まった。

 

「もし来なかったら…

 

それ、クラスのグループに貼るけど?」

 

 




次回で入部の時間は終わると思います!

何気に明日佳奈の誕生日ですね!
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