鶏物語   作:水葵

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初めまして!水葵(ミズアオイ)といいます。
友人に進められてこのサイトに初めての投稿となります。
タイトル、「トリモノガタリ」と読みます。覚えて下さると嬉しいです( ˇωˇ )

名前だけでも覚えてくれると、読みたくなった時とかにきっと便利ですよ!!奥様!

熱狂的なファンが出来るのをいつか夢見て頑張ります!


第1羽 赤と白

「ニワトリ」…我々が住まうこの地球では、朝を象徴するものだったり。

または、畜産なんかで扱われて、育てられては骨までしゃぶりつくされる。

鳥類なのに「空を飛べない」なんかでも名は知れ渡っているだろう。

そんな生物に、果たして希望などあるのか…

 

 

〜都内某所〜

ある養鶏場で、1羽のニワトリが逃げ出したと飼育員はバタバタ。

季節は夏。まだ厳しい暑さの中、よく逃げたものである。白と赤の目立つ姿だ、すぐ見つかるかもとひやひやしていた。

 

「ぬわぁぁん…疲れたもぉぉぉん」

「なかなか見つからないッスね^〜」

 

流石に俺でも引くぐらい飼育員が臭い。

いや、ニオイとかでは無いんだが、なんか凄く臭い。

 

「あ、そうだ。この辺にぃ、罠仕掛けといたんで、後で見に行きません?」

「じゃけん夜行きましょうね〜」

 

えぇ…。流石に困惑している。なぜ都内にいてこんな喋り方…空手部なのか…?

いや、割とマジでどうでもいい。

こんな場所には、もう居られないんだ。

 

そう思う俺、姿はニワトリ、頭脳はそこそこ出来のいい人間だ。

ニワトリの現在でも、当然人の言葉はよくわかる。

 

今はこの場を離れたい。

そう決めた自分は、都内から田舎へと、地面を駆けた。飛べないから。

 

気が付けば夜は明けていて、場所も山に囲まれた良き場所。

見渡せば青々とした草原。見上げれば清々しいまでに晴れ渡った空。

呼吸をする度に味わえる空気は、あの養鶏場とは全く別のものだった。

 

ぼんやりと空を見つめたいると、スズメがさえずりながら空を駆けていった。

言うまでもなく、楽しそうに飛んでいたのだ。

羨ましい限りだった。

 

「俺もあんな風に飛べたら…」

なんて叶わぬ願いをポツリ、小声で呟いた。

自由に飛べる鳥はいきいきとしていて、とても優雅だった。

ニワトリの自分にはとても夢のような空間の空。

 

無理だよな…なんて後ろ向きになりかけたその時である。

大きな空に浮かぶ雲が、一瞬だけまばゆい光を見せた。

「なんだ…あれは…?」

 

風を切り、とてつもない速さで、空を落下する人影。

おいおい嘘だろ…?大体、人が空から降ってくるなんて……

 

「私は人ではなーーーーい!!!!」

………は?

いや、落下されながら人間卒業されても…というかなぜ考えたことが分かったんだ!?

 

落ちてくる人では無い何かは、勢いを変えず地面に落下。

赤毛、赤い目、赤い法衣をまとった男は、赤い血を膝からだけ血を流し、頭を抑えていた。

 

「いっててて…頭から着地とは格好がつかないねぇ…」

「いや、なんで頭から落下したのに膝からだけ血が出るんだよおかしいだろ!?抑えるべきとこ違うから!」

「まぁまぁ騒ぐな、悩める子羊。」

「ニワトリだよっ!!」

 

なんだ…コイツは…!?

 

「まぁ、前置きはこのぐらいにしてですね、自己紹介をしましょうか。」

「どんな前置きだよ!頭から落下するのは前置きじゃなく事故だから!」

「なるほど、事故と自己をかけたのですね?1本取られましたハッハッハッ!」

「つまんな!!やめてくれ俺が滑ったみたいだろ!」

「そういえば、前が大きくなる事を勃k…」

「自己紹介して、どうぞ!!」

 

ダメだ。完全に奴のペースだ…何者なんだよ…

 

思うところがいろいろある中、男は言った。

「私の名は『クロイス』今年で810万歳の神さ。」

「神………か。ホントにいるんだな……頭から落ちて死なないなら多分そうなんだろう。俺は鳥畑 圭。(とりはた けい)姿はニワトリだが……もとは人間だ。」

「ほう…ニワトリ……か………。」

 

冷静な口調、そして何者をも見通した真っ直ぐな瞳で、男は呟いた。




いかがだったでしょうか?

人によっては、あまり面白くなかったりするかもしれませんが、これからこのスタンスで進めていこうと思います。
誤字脱字、ありましたらお気軽に言ってください!そのままだと恥ずかしいです()

それでは次の話数でお会いしましょう。

水葵のTwitter→@mizuao_2525
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