そしてこの銃皇無尽のファフニールは個人的に好きな小説で書いてみたいとおもって書いてみました。(ただしアニメ、お前はダメだ。)
それではどうぞ
ある所に、1人の少女がいた。その少女とその家族は世界で起きている災害____竜災に見舞われた。その少女は全てを失った。家族、家・・・そして少女は力に目覚めた。使命感にも。自分を追いやったドラゴンを倒せる力を持ち、そのドラゴンを倒す為に"ミッドガル"に入った。
〜*〜
「はああぁ・・・ここがミッドガルねぇ。マジで要塞だな、こりゃ。こんなとこにいんのか、イリスは。まぁいい。取り敢えず挨拶でもするか。」
この少年、何処かサバサバしているが過去に竜災を味わい、その影響か少女にしか発現しないはずのドラゴンを倒す能力___“D”に目覚めた世界で2人目の男のDでもあるかなり世界にとって異端な人間。この出来事がどう影響してくるか、それは誰にも分からない。
〜*〜
「紹介する。今日から一緒に訓練する事になった、ノア・フレイアだ。イリス・フレイアの兄でもある。よろしく頼むぞ。」
「どうも、ノアです。妹が何かと迷惑を掛けてないか気になるんですけど、まぁ俺もいろいろ迷惑掛けると思うんでよろしくお願いします。」
「お、おおぉぉぉお兄ちゃん!!??何で!?何でいるの!?」
「イリス、落ち着け。後で聞けばいい。今は授業だ。」
「む〜、モノノベのケチ。いいじゃん、ちょっと質問したって。」
「そうですわよモノノベ・ユウ。せっかくの兄妹の再会!楽しませてあげてもよろしいではないですか!」
「そうだよ!物部くん!ボクだって質問したいんだし!」
「・・・・ん。」
「何だかテンション高くないか?・・・まぁいいか。少しくらい。良いですよね?篠宮先生。」
他の少女から一斉に反論を食らったモノノベと呼ばれる少年が最初からそうするつもりだったのかやけに簡単に折れると篠宮先生に時間を取ることを尋ねるとこちらもまた簡単に承認してくれた。そしてイリスがノアの元へと駆け寄っていく。
「何・・・してたのっ!あの時に死んじゃったと思ったのに・・・っ!・・良かった・・・・・良かったよ・・・・」
「悪かったな、イリス。ちょっといろいろあってな。俺も・・・会えて嬉しい・・・。」
そう言うとノアはイリスを抱きしめる。するとイリスはノアに抱き締められながら泣き始める。よほど嬉しいのだろうか。かなり大声で泣いている。
「良かったですわね、イリスさん。」
「あぁ、あいつにとってはノアはただ1人の家族だからな。イリスもあんなに明るく振舞ってはいるが・・・辛い経験を・・・味わってるからな・・・」
「そうですね・・・。」
「やっぱり・・・家族と会えると・・・うれしいのかな。」
「・・・ん。」
「こほん。フレイア兄妹さん。私が見ている前でいつまで抱き合ってるつもりですか?」
「わわっ。ごめんね深月ちゃん!ちょっと!お兄ちゃん離れて!」
「酷いなぁ!折角再開を祝ってたとこなのに!どういうつもりだよ・・・」
「悪いなノア。深月は堅物なもんでな。許してくれ。」
「あ、あぁそうなのか。所で、名前はなんだ。」
「俺は物部悠。よろしく頼む。男のD同士な。」
「こちらこそ。なんだか上手くやっていけそうな気がする。」
「奇遇だな。俺もだ。」
かくして変な友情が生まれたのである。そして残りのメンバーであるリーザ・ハイウォーカー、フィリル・クレスト、アリエラ・ルー、レン・ミヤザワ(声は聞けていない。)物部深月と挨拶をすませ、いろいろ長かった朝は終わった。
〜*〜
粗方の座学を終え、ノアは今の世界の悲惨さを理解した。まず、世界には7種類のドラゴンがいる事。まずノアとイリスを襲った白のリヴァイアサン、赤のバジリスク、青のヘカトンケイル、黒のヴリトラ、黄のフレスベルグ、緑のユグドラシル、紫のクラーケン。ただし、黒のヴリトラは出現してその後行方不明、緑のユグドラシルは大木となって沈黙している。そして紫のクラーケンは討伐されたとの事だ。そして____物部悠、深月は青のヘカトンケイルにより自分たちの街を破壊されたという。竜災は様々な被害が伴う。ただし、彼ら竜伐隊に希望がないというわけではない。既に討伐された紫のクラーケンの能力、反物質を深月が使えるようになっているという。
「なーんで世界はこんな事になってるんですかねぇ。」
「それが分かったら苦労しませんよ・・・」
「深月さん?俺への態度冷たくない?」
「そんな事ありません。」
「絶対冷たいよな・・・。どう思うよ?悠、イリス。」
「別に普通だとおもうが。」
「だよね。別におかしいところなんてないよね。」
「そうなのか・・・。まぁいい。ところで次の実技は何をするんだ?」
「主に物質の具現化だな。ドラゴン戦で使える武器は多い方が良いという事でいろいろ作れるようになっておかないとまずいぞ。」
「そういえばお兄ちゃんは架空武装はどうするの?」
「かくーぶそー?何だそれ?」
「架空武装はDが物質を具現化する際に媒介として使う道具です。ですが暗黒物質で作るので、実際の質量はありません。」
「因みに私の架空武装はケリュケイオン!杖の形だよ。深月ちゃんの架空武装はブリューナグ、モノノベはジークフリードみたいな感じだよ。」
「ほーう。それじゃあ俺の架空武装はどうしたものか・・・。」
「自分の好きな事をイメージすると作りやすいぞ。俺なら銃が得意で銃の架空武装にしたわけだ。」
「好きな事ねぇ・・・・それじゃあ。俺の架空武装は・・・・鎌にするか。名前は・・・」
「ハルパー。なんてのはどうかな?」
「ハルパー?なんだそれ。」
「確か・・・・鍛治の神様というヘパイストスが作った鎌でしたっけ。」
「確かそんなのだったな。良いんじゃないか?鎌の架空武装っていうのも。」
「なら・・・・それでいいか、ハルパー。」
こうしてノアの架空武装の名前、見た目は鎌のハルパーに決まった。そしてそうこうしているうちに第三演習場に着いた。地下深くにあり、一辺が100メートル以上はある立方体のコンクリートでできた部屋だ。
「こんな地下に空間があったとは。かなり広いな。」
「ここでならどれだけ暴発しても大丈夫だよ!」
「お前・・・・やらかしたのか・・・・。」
「大変だったぞ・・・・。深月や他のDが狙って出来ることが出来ず、中々できない事を無意識でやったり。」
「ひどいよモノノベ!今じゃマシだもん!」
「悪かったな。悠、迷惑掛けて。」
「気にするな。それよりお前の架空武装を創る練習だ。」
「そうだったな。えーーーっと・・・・どうやってやるの?」
「はぁ・・・・。まず貴方の中で鎌をイメージして下さい。そしたら右手にでも装備されてます。」
「分かった。」
意識を集中させて暗黒物質を集中させる。イメージするのは____大鎌。そして・・・・
「ハルパー」
静かに呟き右手に己の架空武装を創り出す。漆黒の柄に刀身、刃の部分は淡く緑色に光っている。そして自分の背丈よりも大きな大鎌を右手に創り出した。そしてその姿は正しく死神という呼び名がこれ以上ない位に恐怖を覚えさせる物だった。
その姿を見ていた3人はまさに言葉を失ったといった感じだった。
「すごいな・・・・初めてで、架空武装が作れるなんて。」
「えぇ。こんな人初めてですよ・・・」
「すごい・・・・。」
「ん?なんだ?これがそんなにすごい事なのか?多少暗黒物質の扱いに関しては訓練を受けてたからか思ったより簡単だったが。」
「大概のDは創り出すのにかなり時間が掛かるものなんですよ。それを1回で成功させたんだから驚くのも無理はありませんよ。」
「そうだよ!私なんて3日位掛かったのに!」
「イリス・・・・。俺でも1日で作れたぞ・・・・。」
「あ、あれは私のアイデアとスケッチがよかったからですっ!」
「それもあるけどな・・・。」
「いえ!あれが決めてなんですっ!」
「分かった分かった。」
「イリス、あれいつもやってるのか?」
「う、ううん。なんだか深月ちゃん、今日は少し機嫌がいいみたい。」
「そうなのか・・・・」
こうして実技の練習は終わった。そしてその中で誰も気付かなかったが担任である篠宮先生がノアを興味ありげに見ていた。
〜*〜
すべての予定が終わり、日もすっかりと暮れ、ノアは住居の都合上一週間だけイリスの部屋に泊まる事になった。なお、兄妹という事で同じ部屋にされたそうである。
「そういえば、今朝聞き忘れたけどここに来るまでお兄ちゃんは何やってたの?」
「俺か?俺はリヴァイアサンに襲われた後にどこだったけか・・・・あぁ!ミッドガル関連の施設に引き取られてな、それで俺がDだって事に気づかれて怪我の治療と訓練を受けてミッドガルに来たんだ。」
「そうだったんだ・・・。でも、なんでDになったのかな?」
「科学者たち曰く、俺は直接リヴァイアサンから攻撃をもらってな、それでDの力が入り込んだらしい。」
「なんか・・・すごかったね・・・。でも生きてて良かった!」
「俺も死ななくて良かったよ。それに、受け入れてくれて、ありがとうな。」
「もちろんだよ。お兄ちゃんは私達の仲間で、たった1人の・・・私の家族なんだから・・・。」
ありがとうございました!
ちなみに主人公の名前についてはノアの箱船からとっております。(後私がdグレ好きというのも)
理由はファフニールの世界とノアの箱舟の世界観が似ていてそんな状況を変えられる、ノアの箱舟なら洪水から逃れるため、ファフニールではドラゴンに対しての大きな決め手として相応しいと思いノアという名前にしました。
次回をお楽しみに!