4000文字以上が良いのか、前のように3000文字程度で良いのか。どちらでしょうか?
そしてこのssも、お気に入りが20件を超えたということでここで一度紹介したいと思います。本当にありがとうございます!
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ホウメイさん、T H I Sさん、黒羽さん、oborodutukさん、クロンSEEDさん、クロバット一世さん、アッケさん、メタナイトさん、アマヒロさん、ラグ.さん、魔王の炎さん、なんちゃってさん、東雲 終夜さん、ちゃぐさん、守部 京夜さん、Nollさん、岳瑠さん、I.Kかずやさん。
ノアが変貌するよりも前、悠達がヘカトンケイルの迎撃に向かう。ヘカトンケイルは時計塔を破壊してからは直立不動で動かない。既に上空に待機しているレン(ミョルニル)を見つけつつ、イリスと会話をしていた。
「時計塔を壊してから____動かないね。どうしたのかな?」
「分からない。だけど、動かないのなら好都合だ。攻撃が当てやすいからな。」
「兄さん、唐突で悪いのですが、兄さんを連れてきた理由は、分かりますよね?」
「あぁ、アレを使えばいいんだろ?」
「ええ、あの大砲を使えば討伐とまではいきませんが撃退する事は出来ますので。」
「任せておけ。その時はイリス、ノアがいないからしんどいだろうがダークマターを頼む。」
「うんっ!」
そんな会話を交わしつつ3人は開けた場所に出る。
「さて、これからヘカトンケイルを海へと押し出します。理由として、兄さんのあの大砲を使われたらミッドガルまで被害が出る可能性もあるので。」
「まぁ、それが妥当だろうが、どうするつもりだ?」
「大丈夫です。3年前とは違い____頼もしい仲間達がいるので。」
「え?あたし?」
「はい、イリスさんもお願いしますよ。後兄さんは準備が整うまでは待機をお願いします。」
「わ、わかった!」
「了解。」
すると深月は首の通信機のスイッチを入れ、フィリル、レンに向けて言葉を送る。
「フィリルさん、レンさん、聞こえていますか?」
『・・・聞こえてる。』
『ん』
2人の応答を確認すると、さらに指示を続ける。さらにその間にブリューナグを生成、イリスもそれに習いケリュケイオンを生成する。
「お二人には私たちとタイミングを合わせ、西側からヘカトンケイルを攻撃してもらいます。
行きますよ!カウント9!8,7,6,5,4,3,2,1,」
0になるタイミングで架空武装から全員(悠以外)が攻撃を放つ。
「二の矢、ナイトブレイズ!!」
「聖銀よ、弾けろ!」
『フレア・バースト・クアンテット。』
『んっ!』
4人の攻撃で周囲が昼のように照らされる。そしてあまりの威力による暴風で悠達が吹き飛ばされないように踏ん張る。そして煙が晴れ、ヘカトンケイルの姿が現れる。
その姿は右腕が肩口から全て消滅していた。リヴァイアサンとは比べ物にならない脆さだ、だが次の瞬間に時間が戻っていくように、逆再生の動画を見るような感覚でヘカトンケイルの右腕が元に復元されていく。3年前にこれを目撃した深月、悠はさほど衝撃を受けてはいないが改めてデタラメな能力だと再認識する。
そしてこれが初見のイリスが驚きの声を上げる。
「え・・・・?」
「あれがあいつの不死の能力だ。」
「嘘・・・おかしいよ・・・」
「想像以上に体がもろくて、衝撃を流されていますね・・・次はもっと威力を落として攻撃をしましょう。」
「ミツキちゃん、あんなに攻撃が効いてるんだからもっと大きい攻撃で一気にやったほうがいいんじゃない?」
「それでも同じことです。ニブルがいくらか全身の同時消滅に成功した事はありましたが、その後すぐに復活されました。」
「そんな・・・・」
「ですから、兄さんを連れてきたんです。3年前に兄さんがヘカトンケイルにあの大砲を打ち込んだところ、復活はされなかったそうなので。」
「そうなの、モノノベ?」
「あぁ、結局遠くで復活されたらしいがな。」
ここで、悠の脳内にある考えが浮かぶ。それは悠がヘカトンケイルの再生能力を目にしてから感じていた既視感。それはティアが架空武装をつくり、暴走してしまったときのこと。ティアのドラゴンの形をした架空武装はいくら攻撃を当てようともすぐに形は復元されてしまった。
その光景が今のヘカトンケイルと重なる。
「深月、イリス。ちょっと聞いてくれるか?」
「はい?何でしょう。」
「ん?どうしたの、モノノベ?」
「自分でも馬鹿な考えだとは分かってるんだが、妙にダブるんだよ。ティアの架空武装に攻撃を当てたときの光景と、ヘカトンケイルの復元の力が。」
「つまり・・・・」
「モノノベは、ヘカトンケイルは誰かの架空武装だって言いたいの?」
「そうなんだが・・・・」
「あり得ません。あんな巨大な架空武装の生成など到底不可能です!」
「そうだよな・・・・」
だが、悠はその考えを捨てずに考える。そして浮かんだのは今回の騒動、ノアが言っていた侵入者はDの犯人がいる。そしてそんな事をするのは________
「っ!!」
宿舎の方向へと振り向く悠。次の瞬間に遠くから
「ふふ、はははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」
ノアの狂気じみた笑い声が響いてくる、そして爆発もが宿舎で発生したのだった。
〜*〜
悠は走っていた。あの声を聞いた瞬間ただ事ではないと判断し、気づいたときには走っていた。後ろから深月の制止する声も聞こえてきたがそれも御構い無しに走っていた。彼にはある確信があった。今回の騒動はキーリが関与していると。そして先ほどの爆発からおそらくノアとキーリが戦っているのだと直感する。
肺が痛むのを堪え、走ってきた深月の宿舎。すると部屋の壁は吹き飛び、外の芝生には十字に焼き切られたような傷があるノアとそれを必死に応急手当しようとするリーザとティアの姿だった。
「敵は!!?」
「____!ユウ!」
「モノノベ・ユウ!来てください、ノアさんが________」
「!?これは・・・どうしたんだ・・・!?とにかく布で抑えて止血だ。」
そう言うと自分のジャケットを脱ぎ、ノアの傷口にかぶせる。
「リーザ!布を出してくれ!」
「わ、分かりましたわ!」
グングニルから生成された布でジャケットを縛りノアを担ぐ悠。そして言葉を続ける。
「敵____キーリはどうした。」
「逃げましたわ。見ての通りノアさんが重傷を負いましたが何とか。」
「本当か________!?
あ、リーザ。お前も怪我をしてるが、どうしたんだ?」
「心配ありませんわ、このくらい。少し爆発に巻き込まれただけですので。」
「兄さんっ!」
「深月!来たのか。」
「お兄ちゃんっ!!どうしたの!?モノノベ!」
「詳しくは分からん。だが、相当体を張ったらしい。死にはしないはずだが____」
「リーザさんも________大丈夫なのですか?」
「これくらいは大丈夫ですわ。それより、ティアさんに怪我はありませんわね?」
「ティアは大丈夫なの。」
「なら、よかったですわ・・・」
各々安堵している中で深月が言葉を発する。
「既に、竜伐隊は配置についています。皆さん辛いとは思いますが、どうか力を貸してください!」
「了解だ。」
「うんっ!がんばるよ!」
「わたくしも、まだまだやれますわ。」
「ティアも、戦うの!」
一同が驚いている中でティアは架空武装を作り始める。ダークマターがその輪郭をつくっていく。しかし訓練の時とは違い、背中に紅く煌めく翼を作り出す。
その姿はどこか神秘的で美しい。
それを確かめ、深月はこの場にいる全員と通信機を通して竜伐隊に呼びかける。
「____それでは皆さん。タイミングを合わせて最大生成量で対象の腹部に空気生成をお願いします!
カウント9!」
カウントが始まったのを受け取りイリス達が架空武装を展開する。そしてカウントは順調に進んでいく。
「8,7,6,5________」
5まで数えた途端、頭上が陰で覆われる。見上げると、ヘカトンケイルの全身にあるあの模様が頭上にあった。それは巨大な掌だと気づく。
「え____?」
「おい________ここにはティアもいるんだぞ!?」
悠の叫びも当然届くこと無く、ヘカトンケイルの掌が振り下ろされる。ティアだけを掴むなどそんな器用な事は出来るはずが無く、これは自分たちを潰すためだと悟る。
そしてカウントが間に合わないと感じた深月が叫ぶ。
「総員!対象を右手の掌に変更!カウントは切り上げます!放てっ!!」
「烈風よ、轟けっ!!」
「奔れ、風槍!!」
「飛んじゃえっ!!」
深月の叫びで全員から全力の生成量で空気がぶつけられる。それを受けて、右手は離れていくが、間髪入れず左手が飛んでくる。
「リーザさん!左手は消しとばして対処します!
ラストクオーク!!」
「了解ですわ!
貫け、閃光っ!!」
深月の突然の指揮にも関わらずリーザは即座にレーザーを放つ。そして深月は切り札である反物質を放つ。
そして狙い通りヘカトンケイルの左手が消し飛ぶ。それどころか、ヘカトンケイルの体が吹き飛び残るのは右手だけとなったがその右手から瞬時にヘカトンケイルが復元される。
(くそっ・・・・どうすればいい!答えてくれ!ファフニール!)
悠は意識の怪物に答えを求める。しかしファフニールはあくまで人に対して。ドラゴンに対しては機能しない。しかし、代わりに頭の中に無機質な声が響く。
《____ノイン、起動要求____フィーア・リヴァイアサン殲滅時に、権利は継承済み。起動要求、コード・フィーア。起動要求、アンチグラビティ____》
「アンチ、グラビティ____?」
すると悠の手のひらにダークマターが生成される。するとそれに白い亀裂が走る。外殻が割れたかのように黒から白へと変貌するダークマター。その途端体が浮遊感に包まれる。
「きゃあっ!?」
イリスの悲鳴が聞こえ、目を向ける。
そこには宙に浮くイリスの姿があった。さらに信じられないことにヘカトンケイルの腕が止まり、あの巨体も僅かに浮いている。必死に何が起こっているのかを理解しようとするが、思い至るのは1つの結論。
これを無駄にしないようにすること。
「深月!今の内にもう1発だ!」
「っ____分かりました!総員対象の腹部に再度空気生成を行います!カウント!9」
深月は悠から放たれた言葉に今は問いただす時間などないと判断したのかすぐに指示をだす。
「7,6,5,4,3,2,1____放てっ!」
その一言で今日3度目の総攻撃が行われる。すると浮いていたことも幸いし、ヘカトンケイルの巨体は無事に海の方へと吹き飛び海に落ちる。
「兄さん!」
「分かってるさ!イリス、力を貸してくれ!」
「うんっ!」
イリスからのダークマターを受け取り対竜兵装を作り出す。またしても、完璧な再現はできず、所々不恰好な仕上がりになっており、1発限定の代物だが____それで十分だと判断していた。
「対竜兵装マルドゥーク____メギド!ファイアッ!!」
蒼の炎が放たれ、ヘカトンケイルの巨体を包み込む。そして爆発が引いた頃には何事もなかったかのように夜空が広がっていた。
全員が達成感を味わっている中、近くの茂みから服装こそボロボロだが至ってピンピンしている学園長とマイカが出てくる。
「くそっ、あの青い木偶、酷い目に会わせてくれおって!私の秘蔵コレクションが・・・許さん・・・許さんぞ!」
「シャルロット様があんな所に自室を作られるからです。
まったく、なんとかと煙は高いところは好きと、よく言ったものです。」
2人は悠達に気がつくと掛けてくる。
「おおそなたら、無事であったか。よかった、心配したぞ。」
「いや、学園長こそよく無事でしたね?学園長室吹っ飛ばされてた気がするんですけど・・・」
「私があの程dフゴッ」
「ちょうど2人で夜の散歩に行こうとしたところだったんですよ。良かったです、間一髪でした。」
優しいがどこか威圧してくるような視線で学園長の口を塞ぎながら優しく語りかけるマイカ。悠はそれに気圧され、これ以上聞くのを諦める。すると、安心からか脱力してしまい意識が途切れ、リーザに寄りかかる。
「ちょ、ちょっと、何をするんですの!?________まぁ、今回ばかりは良いでしょう。殿方達は本当に頑張ってくれましたわ。」
こうしてどこか幸せそうにノアと悠は眠りについたのだった。
ありがとうございました!
唐突にお知らせなのですが、作者がこれからリアルで学校が忙しくなるので更新ペースが下がるかもしれません。すみません!ゆるしてつかぁさい!
さて、今回は主人公の出番がまったくありませんでした!wそして次回はどうしようかなどは決めておりませんが気長にお待ちください。それでは!