【完結】1人の男として、兄として。そして___   作:千倉

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すいませんでしたああぁぁぁぁ!!
投稿遅れて申し訳ありません!
えーっとですね、言い訳になりますが主に4つあります。
・部活で最後の大会が近いので練習が増えてきた。
・テストが近いので勉強してた。
・最終回の展開をどうするかを考えてた。
・ギルクラ見てた。(おいこら!・・・楪いのりちゃんが最高に可愛いです!!)
と、こんな感じでございます。こういった理由でこれからも投稿が遅れるかもしれませんが気長にお待ちください。
それではどうぞ!


討伐

地上から遥かな上空。浮かんでいるのはミスリルを装甲として纏った爆弾、ミストルテイン。そしてその上にはDと呼ばれる少年少女がいた。

こんな所に空気は殆どなく人がいられる環境ではないがそれでも平然としていられるのは架空武装を背中に纏ったティアがしっかりと空気生成を行っているからだ。

そして作戦が決行される。

内容はいたってシンプル。このミストルテインを使い、バジリスクにギリギリまで接近、そこで悠の対竜兵装を展開、バジリスクを討伐するといったものだった。

ミストルテインは加速をはじめ、落下していく。

決行から間もなく、深月がオペレーターから受け取った情報を伝える。

 

「バジリスク、移動停止!背部のサードアイが展開されました!サードアイによるカタストロフ、来ます!」

「おいおい嘘だろ・・・っ!」

 

ノアが驚きの声を漏らしている間にミストルテインの速度が著しく減速する。カタストロフが直撃したのだ。

ミストルテインの端から紅い光が少しだが確実に漏れ出ている。すると深月が指示を飛ばす。

 

「総員!ミストルテインから少し距離をとります!フィリルさん、私と一緒に空気生成をお願いします!」

「・・・分かってる。」

 

次の瞬間、全員の体が少しだがミストルテインから浮く。悠やイリスは空気生成による飛行に慣れていないのか姿勢が不安定だが他の全員は流石と言ったところか堂々と構えている。

そしてこのミストルテインだがサードアイからの照射には9秒間耐えられる設計となっている。サードアイの照射時間には5秒が限界とされている。

深月のカウントが5秒を数え終えると同時にカタストロフの光が消える。

 

「ふぅ・・・何とか計画通りみたいだね。」

「いえ、最初からサードアイによるカタストロフは想定外です。もしかすると後にも撃てるように最初からしたのかもしれません。」

「そうか・・・・」

「まぁまぁ気を落とすなって、アリエラ。」

「うん、そうだね、そうするよ。」

 

 

カタストロフが消えたことにより再び加速をはじめるミストルテイン。そして高度が1万2000メートル程に達したときにまたもオペレーターから通知がくる。

内容はバジリスクがまたもサードアイを展開、いつでも照射出来るような状態だと言う事だ。

 

「みなさん!備えてください!サードアイによるカタストロフの第二射が来ます!」

 

またしても同じようにミストルテインから距離を置く。だが今度はサードアイの照射に耐えきれずミストルテインが4秒の時点で消滅する。

 

「ヘキジ!」

 

するとノアが魔術を展開、カタストロフを抑え込む。そして悠に向かって叫ぶ。

 

「悠!アンチグラビティだ!」

「了解!アンチグラビティ!!」

 

ジークフリートから放たれた白色のダークマターが斥力場となり、バジリスクのカタストロフを左右に吹き飛ばす。

 

「よしっ!上手くいったな。」

「ああ、それじゃあ!イリス、出番だぞ!」

「うんっ!任せて!聖銀よ・・・弾けろ!」

 

バジリスクが視認出来る距離に入ると、そこはもうイリスの間合いだ。そしてバジリスクの顔に向けてミスリルの爆破がされる。それが4、5発程放たれた頃にはもうバジリスクの目は潰されていた。これでもうバジリスク自身の目からカタストロフは放てず、残りは制限のあるサードアイによるカタストロフのみだ。しかし、

 

「バク!」

 

ノアが新しく魔術を展開する。するとバジリスクのサードアイが飛び出してくる部分が何やら黄色の帯のような光で縛られる。

 

「これでサードアイからの照射は無い!________何か来るぞ!」

 

途端にバジリスクが体を丸め何やら所々が小刻みに動いている。すると首回りにあった水晶がノア達に向かって飛んでくる。

 

「アリエラさん!」

「任せてよ!アイギス!」

 

アリエラの架空武装____アイギスからミスリルが何重にも重なった防壁が作り出される。水晶がミスリルの防壁と激突するが理論上最硬のミスリルがつらぬける筈もなく水晶は落ちていく。

しかし往生際の悪い事にバジリスクは水晶を捨て、軽くなった体を活かし自分が変えた塩の海に潜ろうとする。

 

「逃がしませんわよ!レンさんっ!」

「ん!」

 

レンのダークマターを借り、特大のグングニルを生成したリーザはそこからレーザーを打ち出す。当たれば当然致命傷である。そして今のバジリスクには何もなすすべはなくレーザーにより体に穴を開けられる。

 

「プラズマブリット!」

 

さらに悠が生成量の限界でプラズマ弾を放つ。リヴァイアサン討伐のさいは紛れでしか出来なかったが特訓で何とかものにした。

そしてプラズマ弾はバジリスクの頭を的確に撃ち抜く。

 

「おまけだぜ。ダーククラウン!」

 

ダーククラウンを発動させ、エネルギー塊をバジリスクの手足に撃ち込む。因みに今回はかなりの長さを生成しているため、地面に突き刺さりバジリスクを完璧に貼り付けにする。

 

地面に立つと、悠はイリスの手を、深月はノアの手をとる。そしてマルドゥーク、特大のブリューナグがつくられる。

 

「行きますよ!ノアさん、イリスさん、兄さん!」

「ああ、いつでも行けるぞ。」

「終の矢、ラストクォーク!」

「メギド______ファイアッ!!」

 

反物質と全てを焼き尽くす蒼の炎が放たれる。そしてそれらが消え去った後には塩の海が抉られ、バジリスクの姿はどこにもなくなっていた。

その事実を確認し、理解したD達は喜びの叫びをあげたのだった________

 

〜*〜

 

バジリスク討伐から暫くしたとある日の夜、ノアは個人端末にアリエラからメッセージを受け取った。

内容は話があるから今からとある場所に来てくれとの事だった。

そして素直に呼び出された場所へ行く。するとそこは大きな岩が幾つかある崖といった方が正しいかも知れないがそんな海岸に1人、アリエラが立っていた。

 

「ごめんね、こんな時間に来てもらってさ。」

「いやいや気にするな。俺も忙しいってわけでも無いしな。こうして話が出来て嬉しい。」

「なっ・・・何でそんな事を平然と言えるのかな・・・」

「え?何かおかしいこと言ったか?俺。」

「まぁ・・・いいよ。それで、話っていうのはね・・・」

 

そこまで言うとアリエラは少し間をおき、決意した様な表情になり話し始める。

 

「ボク______好きなんだ、君の事が。笑ってる姿や、戦ってる姿。その全てが好きなんだ。」

 

「え________?」

「やっぱり、迷惑だよね?ボクみたいな全然女の子っぽく無い男の子みたいな人から告白されても・・・・何の魅力も無いし、よっぽど深月ちゃん達の方が______

「違う!」

「え?何が・・・違うの?」

「まず、何で迷惑だと思った!?お前は自分の意思を突き通し、それを俺に伝えた!それの______何処が迷惑なんだ!」

「________!そう・・・なのかな?」

「そうだよ!それに、何が魅力も無い。だよ!俺やみんなはアリエラの良いところを知ってるし、認めてる。実際、お前は周りからの態度でコンプレックスを抱いた事があったか!?」

「無い・・・けどやっぱり・・・

「けどじゃない!何で自分をそうやって無下にするんだ!もっと自分に自信を持て!お前は自分で思っているほど魅力の無い人間なんかじゃない!」

「____ありがとう、ノアくん。それじゃあ、ちょっとワガママを言っても良いかな?」

「何だ?別に構わないが。」

「あのね、ボクは初対面の時、弱い人は嫌いだって言ったよね?」

「ああ、言ってたな。で?それがどうかしたのか?」

「ボクと手合わせしてくれないかい?」

「そういう事か・・・・よし!やろう!」

「ありがとう。それじゃあ早速行かせてもらうよっ!」

 

すると砂浜を蹴り、ノアに急接近してアリエラは回し蹴りを入れようとする。

しかしそれに対してノアは余裕を持ってギリギリに回避するのではなく、堅実にかわす。

だが回避の時に上がった腕を掴み、アリエラは腕をキメようとする。しかしまたしても回避されてしまう。

こんなやり取りをしている中ノアは決して攻撃に転ずる事も無く、ひたすら回避に専念していた。

10分程が経ったとき、疲れからかアリエラに隙が生まれる。そしてノアはそれを見逃さず投げ技をする。

アリエラは重力に従い地面に叩きつけられる。とはならずに彼女の体はノアの腕の中にいた。

 

「どういう・・・事だい?」

「こんな事、できるわけ無いだろ。」

「やっぱりノアくんは強いな・・・敵わないや。それに、優しい。悲しすぎるくらいに。」

「それはどうも。それと、俺もお前に言っておく事があった。」

「何だい?」

 

 

抱きしめているアリエラの顔の横、耳のあたりで囁く様にノアは言う。

 

「俺も・・・好きだよ、アリエラ。」

 

瞬間アリエラの顔が真っ赤になる。

 

「ノ、ノノノノノアくん!?そ、それってどういう______」

「言葉の通りだ。俺はお前が好きなんだ。周りへ気さくに馴染んでいったり、元気をあげる。そんな姿。他人の事をいつでも気遣って第一に考える姿。そんなお前が好きなんだ。」

「うん____!ありがとう・・・!ありがとう、ノアくん!」

「それじゃあいっぱい泣けよ。嬉しい事や今まで辛かった事。他にも、お前はみんなの姉のような存在だ、苦悩した事があったと思う。そんな気持ち、俺も共有する。なんたって恋人だからな。」

「__________うわああああああああああぁぁぁぁん・・・!!!」

 

砂浜に嬉しいような悲しいような、そんな声が響いたのだった。




ありがとうございました!
前書きで話した最終回の展開ですがユグドラシル戦+αでとりあえず最終回とさせて頂きます。
ただし二期のような感じでまた新しく書くのでそちらもお楽しみにしておいてください!
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