インフィニット・ストラトス~銀色勇者持って転生~ 作:KPGver2
「ふぅ」
初日の授業が終わり帰ろうとする
「おい、小金井」
と益荒男先生に呼び止められる
「何ですか?」
敬語で話さなければもれなく何らかの攻撃が飛んでくるので敬語で答える
…先生の授業の時寝てた奴凄かったな………
あえて何があったか話すまい
……………思い出すのが怖いだけだろとか言うな
ハリセンで叩かれて人が吹っ飛ぶとか何だよ
もうわけがわからないよ
「おら、お前の部屋の鍵だ」
と投げられた鍵をキャッチする
「部屋って、俺、しばらく自宅から通学って聞いたんですけど?」
家も近いし、寮の準備もはかどらないからって事で、自宅通学のはずだった
その間の通学費は学園持ちらしい。ラッキー♪
なのに寮とな?
「別にどこぞの組織に捕まって人体実験の
「流石にモルモットは嫌なんで使わせてもらいます」
確かに家にいるよりはこっちの方がセキュリティは高いもんな
…銀騎士ってバレたらよりモルモットが確実になるんだろうか?
……………やめよう、そんな想像してもいい事ねぇや
「荷物は今日の遅くに届くはずだ。来たら呼びに行く」
「了解です」
そして俺は寮へ向かうことにした
「ここか…」
俺の寮の部屋と指示された部屋の前に居る
正直疲れきっていたのだと思う
自分の周囲が女性だけで、珍しい物を見るかのように学園中から人が集まって一挙手一投足全て観察されていた
そんな状況で気が抜けるはずもなく
精神的疲労が溜まったのだと思う
じゃなければあんな事にはならなかったはず
……………なっていたかもしれないが
俺はそのドアをノックせずそのまま開けた
入ってすぐ視界に入って来たのは肌色
恐らく今日汗をかいた為、すぐにシャワーを浴びたんだろう
そしてシャワーから出て着替えるというタイミングだった
だからかは知らないが
目の前にいる女子こと布仏 虚は裸であった
眼鏡を外し、髪を下ろし一糸纏わぬ姿
出るところは出ていながらも太っているのではないモデルでもやっていけるんじゃ?と思う体型
そしてドアが開いていることに気づきこっちをみて固まる
「で……………」
入ってきた俺を確認して顔を赤くしながら何か呟く虚
「出て行って!」
聞き取れるほど大きな声を出され固まっていた思考が戻り
「わ、悪い!!」
慌てて外に出てドアを閉める
「……………やっちまった」
そう呟かずには居られなかった
裸を見るなど最低すぎる……………
しかもそれがもう二度と会うことも無いような相手ではなくこれからのルームメイト
非常に気まずくなる事は確実であった
「…どうぞ」
どこか機嫌悪そうにドアを開ける虚
「し、失礼します…」
そんな虚にビクビクしながら部屋に入る
そして
「悪かった!」
即行で土下座した
女の子の裸を見たのだ、謝らない訳にはいくまい
そう思っての土下座だ
「……………駄目です…」
と呟く虚
そうだよな…やっぱ駄目だよな
「"我が家には己が裸を見た相手を生涯の伴侶とする"という掟があります」
と厳しい顔でいう虚さん
「マジで?!」
え?そんなの知らねぇ!!
原作に有った……………ねぇな
よく考えたら虚さんの裸を見るラッキースケベ何て無かったはず
曖昧だが一応覚えているぞ!
……………槍術の知識とか入れすぎたせいで段々原作忘れてきてるな…
メモ取っておけば良かった…
まぁ、原作二年前のIS学園ってほとんど関係ないんだけどね
あぁ、やべぇわ、もう未来決まっちまったわ
まぁ、虚さんの事嫌いってわけじゃないんだけど…むしろ好きかね?原作キャラの中でも間違いなく好きな方に入る
などとしょうもないこと考えていると
「…ふふっ」
と急に虚さんが笑い出す
「??」
わけが分からず困っている俺
「冗談ですよ、そんな掟ありません」
と言う……………って
「ないのかよ!?」
「ええ」
衝撃だよ
掟とかマジな顔で言うから信じたのに嘘とか…
「ノックせずに開けたのだって疲れているからでしょう?」
「はい……………」
同じクラスだけに俺の状況をよく理解していらっさる
「でも、疲れているからって気を抜くのは感心しません」
「わかっております」
気を抜かなければこんな事にはならなかった……………どうだろう…?
「今後は気を付けてくださいね」
「はい…」
「以上です」
以上……………以上?
「え~と……………布仏さん?」
「?」
「罰とか無いの?俺、布仏さんの裸を見たんだけど…」
叱られただけってのは何か拍子抜け過ぎて聞く
「罰?…小金井君は…あの…えと…M…なんですか?」
と顔を赤らめて聞いてくる
「違う!!」
罰がないのを疑問視した=Mと言うのは短絡的過ぎる!
「いやな?女性の裸を見たのに叱られるだけってのは申し訳ない気がして…」
「紳士なんですね」
そうなのだろうか?
「別にいいですよ。今回は事故ですから。でも次は先生に突き出します。いいですね?」
「了解、気をつけます」
「じゃあ、この話は終わり…ということで。そ、それと…できるなら、私の裸を見たことは忘れてください」
と最後に行くほど顔が赤く声が小さくなりながら言われた
「……………善処する」
そう簡単に忘れられると思えないんだけどな…