ハイスクールD×D 『本物』を求めた赤龍帝   作:silver time

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三話目です。
思いつく限りどんどん投稿していきます。
それではご覧下さい。


hello?new world

我が家を出て旅すること早くも一週間が過ぎた。

初日は辻褄を合わせるため、飛行機に乗り込みフランスへと飛んだ。

先日親父がコネでとったフランス行きのチケット。

親父曰く国内でなきゃ何処でもいいとの事で、ついでにフランスの観光でもしてこいと……

 

親父…俺これから修行の為の旅に出るんだよな?

 

とりあえず現地で換金し、必死にやり繰りして五日程は持った。

 

このままでは生活に困ると思った時、

 

 

事件は起きた。

 

 

 

偶然訪れていた有名な画家の展覧会に

何故かテロリスト共が乗り込んできた。

 

この展覧会にて出典された絵に使われた画材がテロリスト共の信仰するナニカであったようだ。

 

正直言って死ぬほどどーでもいいが。

 

挙げ句の果てになんやかんやあって建物が倒壊。しかも誰かの手に渡るぐらいならとかなんとか、用意していた

燃料満たんタンクローリー(特攻爆弾)(c4付き)で突っ込んできたので行方不明者多数という。

これのおかげで行方を眩ませられたので当初の目的は達成出来た。

 

だがあいつらのせいで他にも生死不明の人たちがいると思うと、奴らにはいずれ制裁を加えてやろうか。

 

それと余談だが奴らが欲していた絵画は俺が手にしていたりする。

あの混乱の中、偶然足元に転がっていたので拝借させて貰った。

何の役に立つかは知らんが。

ドライグにも何の役に立つんだ、その紙切れ。と言われたが。使えるのなら貰っておこうとする。

 

 

 

そうこうして6日目。

ドライグの指示に従い、

空間の綻びから悪魔たちの住む冥界へと

踏み出した。

 

そして7日目。

 

 

ドライグに導かれるまま冥界の森を丸1日かけて歩いていた。

 

いったい何があるんだろうか。

 

「ドライグ、この先に何があるんだ?」

 

と聞いても。

 

『着いてからのお楽しみってな。』

 

適当にはぐらかされる始末である。

 

行く宛もないので指示に従うが。

少し不安になってきた。

 

そうして襲いかかる魔物を蹴散らしながら歩き続ける事3時間。

 

「……何だ此処。」

 

森の中心に位置する岩山へと着いた。

前方には岩山の中へと通ずる洞窟がある。

 

『俺と同じ龍の住処だ。』

 

「はい?」

 

え?龍?龍の住処って言った?この二天龍

 

『何を狼狽えてんだ、行くぞ。』

 

ちょっと待て。本当に待って。

 

「え?龍?龍の住処?」

 

『いいから行くぞ。お前を鍛えるのならちょうどいい相手だろ。』

 

「龍と殺りあえって言うのか!?」

 

『そこまでじゃねえよ。あくまでも修行だ。死にはしねぇよ。死にかけるだけだ』

 

どっちみち危ねえじゃねえか!!

 

『ほらグズグズするな。強くなるんだろ、相棒。』

 

……あーもう。

 

「やってやるよちくしょう。」

 

死ぬ気で頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洞窟の中は別段暗いわけでは無かった。

あちらこちらから顔を覗かせる水晶や鉱石によって照らされていた。

 

光る鉱石って珍しいな。記念に持っていけないだろうか。

 

『おーい!いるのかー?』

 

ドライグが誰かを呼んでいた。

いや、呼んでいるのはドラゴンだろうが。

 

『もうここにはいねぇのか?』

 

ここにいた龍はどこかへと出てしまったのだろうか。

 

と思っていたら。

 

 

「その声をまた聴くことになるとわね。」

 

頭上から声が響いてきた。

 

反射的に上を向くと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら?人間?ってことは今代の赤龍帝かしら。」

 

 

 

 

蒼き龍が見下ろしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………なっ……!」

 

 

 

初めて見た。

 

龍という存在を。

 

何だこの威圧感。

相手がデカイ事もそうだが、

プレッシャーがハンパない!

 

『……よう、久しぶりだなティアマット』

 

 

「ええ久しぶりね。ドライグ。封印されてるとは聞いたけど、アルビオン共々なにバカなことやってるんだか。」

 

 

『うるさい!!龍であれば当然のことだろう!!』

 

「それで封印されてちゃ世話ないわよ。」

 

俺をそっちのけで話を進めないでくれません?

 

「で?何の用なの?わざわざ話すためだけにここまで来たの?」

 

『いやなに、コイツを鍛えて貰おうとおもってな。』

 

ナチュラルにこっちに話題変えてきやがった。

 

「……へえ。」

 

ティアマットの目がわずかに細まる。

面白い玩具を見つけたように。

 

 

ティアマットは地上に降りると、

身体から強烈な青い光を放つ。

眩しくて目を瞑るほどに強烈な光が襲ってくる。

しばらく目を瞑ると光が弱くなってきた。

光が消えたところで目を開けると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁこの姿をとるのも久しぶりね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼の長髪をたなびかせた美女がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へ?

 

「え?人間?」

 

「人の(かたち)を取っただけよ。」

 

人間の姿にもなれるのかよ。

 

「ねえ、あなたの名前は?」

 

「へ?」

 

「名前よ!名前!話聞いてるの?!」

 

いや、違うんです。元は龍の姿としても美女に言い寄られるのにはなれてないんです。

 

「ひ……比企谷…八幡、です。」

 

あ、ヤベ。声が上ずった。

 

「そ、そこまで怯えなくてもいいじゃない……」

 

あれ、へこんでる?

 

『当たり前だろうが。ドラゴンだぞ。俺達は。』

 

「分かってるわよ!ただ最近話し相手がいなかったから、人間とはいえ怯えられるとくるモノがあるのよ。」

 

あぁ……あなたも独りっすか。気が会いますね。

 

「んんっ、それじゃあ私も名乗りましょうか。」

 

あっ、仕切り直すんですね。

 

 

 

 

 

 

 

「私は五大龍王が一角、ティアマット。

天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマットよ。比企谷八幡。わたしがあなたを鍛えてあげるわ。」




少し短めですがこれまでです。

もっと文才が欲しい……

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