魔法少女リリカルぐだぐだオーダーズAs!   作:焔薙

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3ヶ月も更新しなくて本当に申し訳ありません・・・

今回は日常編、因みに本家Fate信長はこんなにうっかり屋じゃないと思うよ!


ぐだぐだ第十四話じゃ!

翌日……に行くと思ったか、皆と別れ帰ってからの出来事後じゃ!!と意気込んではみたのじゃがな?

 

「では、今は話せぬと言うのじゃな」

 

「いや、明日には話すぜ?」

 

という訳じゃ、父上の言い分はとりあえず総美の両親が戻る明日に集まり話すということ、まぁ話すというのならばそれで良いのじゃが。

 

「と、綺麗に、そして何事もなくわしが部屋に戻ると考えてはおらんじゃろうなぁ?」

 

「お、おう?何をするつも……」

 

父上の言葉を遮るタイミングで投影される空間モニター、そしてそこにはこれまたいい笑顔のレオナ殿、あらあら、お久しぶりですねと挨拶する母上、固まる父上。

 

「やぁ、夜分済まないね!これから遊びに行ってもいいかい!」

 

「いやいやいや、急だなおい!?」

 

「お、なら急じゃなければいいんだね、では明日の夕方そっちに寄るからよろしく~、じゃあね~」

 

「はい、お待ちしておりますね」

 

え、いや待てと言った所でレオナ殿が止まるわけもなく無情にも閉じる投影モニター、ふむ流石じゃわしでもここまで父上を手にとることは出来ぬ。

 

「そういうことじゃ、多分当日はキリエライト家以外にも来るじゃろう」

 

「ああ、分かった、だったらこの際だ宴にしちまうか」

 

「お、それ乗った」

 

「あらあら、じゃあお母さん張り切っちゃうわね」

 

とまぁそんなふうに明日の段取りを決めてただけな夜じゃったわけさ。

 

して場面が変わり翌日の昼休み、昨日と同じくわしと総美はマシュに誘われ屋上へと向かう階段の途中。

 

「と言う訳で、今日はわしの家で色々と話そうではないか」

 

「はぁ、確かに昨夜レオナさんが張り切った感じにそう伝えにはきましたが本当に大丈夫なのですか?」

 

気にするな、準備するのはそういうの大好きの母上だからな、因みに今朝の段階で相当張り切ってたので今日の夕食は間違いなく豪華じゃ。

 

「私は私で、両親が久しぶりに帰ってくるので忙しくなりそうです」

 

隣で溜息をつくのは総美、やつの両親は何をやっとるかは詳しくは知らんが海外を飛び回っておる。まぁ仲が悪いとかではないのでそこは安心してもらって良い。

 

「さて、あまり待たせてはマズイだろうし屋上行くぞ」

 

「もう扉の前ですけど……」

 

気分じゃ気分、軽く言い訳をしてから扉を開け屋上に入るとそこには昨日会ったツイテ少女の高町なのは、同じく昨日が初対面の金髪ツイテ少女のフェイト・テスタロッサ、うむここまでは問題ない。

 

問題は次じゃ、頭のカチューシャが印象的な物静かそうな少女と見ただけで分かるほどの活発さを感じる少女の二人、なんか見覚えある、つか絶対見たことある。

 

「……おお、アリサとすずかではないか。久しぶりじゃのう」

 

「その妙な間は何かしらね。雪信?」

 

「いや、忘れてたわけではないぞ、ちょっと思い出すのに時間がかかっただけじゃ」

 

それって忘れてたって言うわよね!いやぁ元気なやつじゃのう。という感じにこの二人はなのは達と知り合う前からの知り合いじゃ、まぁ会ったのは片手の指で足りる回数だが。

 

「お久しぶりです、二人共」

 

「うん、久しぶり。そっちも元気そうだね」

 

「まぁ雪信に振り回されてれば嫌でも元気よね。それよりほら、総美はきちんと覚えてるじゃない」

 

「いや、待てわしとてそうポンポンと忘れたりはせぬぞ。そもそも忘れとらんと何度言わせる、あれじゃ昨日少々濃密すぎる一日だったが故にちょっとな」

 

ポリポリと頭を掻きながら座り弁当を広げる。それと同時に……っとここでとてつもないやらかしを引き起こした。というのもマシュに呼ばれたがゆえに昨日と同じようにやつを連れてきた挙げ句、同じように起こしてしまった。

 

「ほれ、昼じゃぞ起きろ『ノッブ』」

 

「え、あっ、待って雪信ちゃん!!」

 

へ?突如として叫ぶなのはに驚くも時すでに遅し、ノッブは光学迷彩を解きつつわしの頭から綺麗に着地する。

 

「……え、なにそれ」

 

「何ってお前、ノッブだが?」

 

「いや、そうじゃなくて」

 

何を言いたいんじゃ?いや、それよりも何故なのはは固まりマシュは顔に手を当てて空をあおり見て、あっふーん、やらかしたんだろうなぁわし。

 

「雪信、もしかしなくてもこれって二人にはこっちの事情は何も話してないとかでは?」

 

「え、事情って何?」

 

「なのはから何も聞いとらん?」

 

淡い希望とともにそう聞くが首は無慈悲にも横に振られる、はいお疲れ様でした。潔い諦めと共になのはとマシュの方を向いてゆっくりとサムズアップ、ついでに笑顔も付けておこう。

 

「な~の~は~?」

 

「ア、アリサちゃんこれにはちょっと言い出せなかった訳があってね?雪信ちゃんもサムズアップされても困るよ~」

 

「いや、すまぬ、てっきりその辺の事情は知っとるものかと」

 

「いえ、なのはさんが踏ん切りつくまで話さないってことでしたので」

 

アリサに言い寄られ困り顔のなのはにそう謝りつつ、ノッブにおにぎりを渡す、そこでああ、そういやノッブの話しした時は二人を連れて来なかったなと思い出し苦笑を浮かべる。

 

そう考えればこれはわしが撒いた火種、仕方がないここは助け舟の一つでも出さなければ不義かと一つ溜息をついてから言い寄らんとしているアリサに

 

「まぁ待て、なのはの言う通り事、この件に関しては少々面倒でな、わしとて知ったのは昨日じゃ」

 

「ふぅん、知り合って間もない雪信と総美には話せて私やすずかには話せないことって何?」

 

「え、えっと……」

 

「アリサちゃん、落ち着いて、フェイトちゃんも怖がっちゃうよ」

 

「話さぬとは言っとらんじゃろうて。のう、マシュ、なのは、フェイト?」

 

「え、私も!?」

 

なんかフェイトが素っ頓狂な声を上げとるような気がするが聞こえぬ、さて弁当を食べるとしようではないか。

 

「……まぁ、三人に任せれば大丈夫ですか」

 

「ま、是非もないよね!」

 

「そうなのかな?」

 

すずかがなにか呆れているようじゃがお主はマシュ達の話を聞かんで良いのかと聞こうと思ったがまぁそんなに距離が離れているわけでもないので普通に聞こえとったな。

 

そんなこんなで弁当を突きつつ、マシュが魔法について、なのはとフェイトが少し前にあった事件での事を流石に全ては出来なかったようだが主要なことは話し終え、それを聞いたアリサは一言

 

「なるほどね、あの時マシュやなのはがバタバタしてたのはそういうことだったと」

 

「ご、ごめんね、本当は素直に話さればよかったんだけど」

 

「いいよ、聞く限りだと言い出すのだって難しそうなことだって分かるから」

 

それよりも、とアリサが視線を移したのは先程までの緊張した感じなぞ嘘のような感じに弁当を食べて頬を緩ますフェイト、こやつ完全に話すこと話したから己は暫く蚊帳の外だとか思ってそう。

 

「驚いたのはフェイトがなのはと敵だったってところよね、大丈夫、容赦なかったでしょ?」

 

「待って?」

 

「え?あ、うん、初対面の時やその次くらいまでは私が勝ってたけどえっと、覚悟が決まったっていうのかなそれからは私も色々無理してたとは言え強かった。最後は、ははは」

 

何故か急激に目から光が消え渇いた笑いを出し始めるフェイト、その瞬間、マシュを除く全ての視線がなのはへと刺さる。暗に全員が告げる、一体どんな事をしたのだと。

 

一方、そんな視線を向けられた彼女は弁当を置いてから両手を振るい弁明を始める。

 

「ち、違うからね!そんなフェイトちゃんがあんなにトラウマに成るなんて思わなかっただけで」

 

訂正、それは弁明ではなく自爆じゃった、流石のわしもこれにはツッコミを入れたのは悪くないと思う。

 

「なお、悪いわ。え、なにしたのお主」

 

「あ、映像ありますよ」

 

「マシュちゃん!?」

 

思い出したかのようにマシュがそう告げると最早隠す素振りすら見せずに昨日見たあの巨大な盾を手のひらサイズにしたアクセサリー、もといデバイスを取り出し投影モニターを出してその映像を流し始める。

 

止めようとするなのはを尻目に全員が見たその映像の内容は『フェイトの四肢を拘束し魔力をかき集めてその塊と化した極太ビームを動けないフェイトに撃ち込む』と言う映像、満場一致でそりゃああなると全員が思ったのは言うまでもなかろう。

 

「一応フォローしておきますとこの頃のなのはさんではここまでやらないと勝てなかったという背景がありますよ」

 

「私達が友だちになった時も確かに私が悪くてビンタが飛んできた、ええでもあれで仲直りして今があるわ。マシュのフォローも分かるけどそれを踏まえて言うわよなのは、容赦無さ過ぎじゃない?」

 

「え、何お主の友人に成るのって一回は痛い目合わなきゃならんの?」

 

「そ、そんなことないから!?そこまで暴力とかに物言わそうとか考えてないから!」

 

「ああ、ほら雪信、からかいも程々にして下さい。平気ですよなのは、彼女の口元をよく見て下さい、笑ってますね?つまりそういうことです」

 

総美の指摘通りわしは既にからかいモードになっておる、それを理解したなのはが頬を膨らませ怒ってますという雰囲気を醸し出し始める。

 

「すまぬすまぬ、中々に良い反応するがゆえにな、お詫びというわけではないが今宵我が家で宴を開くから来てくれ、無論フェイトのところもじゃよ?」

 

「え、フェイトちゃんも?」

 

「私の所ってことはリンディさんやクロノもってことだよね」

 

その言葉にうなずき肯定、それと同時にマシュの所も来ると告げると何かに気付いたなのはが分かったと言ってくる、さて本来であれば二人は予定にはなかったが聞いてみるか。

 

「うむ、二人はどうする?」

 

「あ~、先にその二人招待ってことは魔法関連の話もあるんでしょ、遠慮しておくわ。行ったらもっと凄いこと聞かされそうでそれこそパンクしそうだし」

 

「私もごめんね、また次ある時は行きたいな」

 

ふむ、なんとも察しが良い娘よのう。てな感じにその話は終わりあとは日常の雑談をしつつ昼食の時間は流れていったとさ、ああでも少々許されたわけではなく、なのはにはわしの弁当のおかずを少々献上することになったのじゃがな、ああわしのハンバーグ……




次回は宴編、それと+なにかかもしれない?でもキャラ数多すぎて会話回しでハゲるわこんなん・・・(宴

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