魔法少女リリカルぐだぐだオーダーズAs!   作:鮪薙

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漸く色々落ち着き始めてます。


ぐだぐだ第六話じゃ!

家に着き総美と一旦別れ、私服に着替えた儂はノッブを光学迷彩状態で頭に乗せて父上の部屋へと向かっている。

 

知らぬならそれでも良い、じゃが聞いておかねば儂の気がすまぬ。そんなこんなで廊下を突き進み、父上の部屋の前に到着するやいなや、ノックもそこそこに戸を開け放った。

 

ガラッ

 

「父上、居るな?入るぞ」

 

「雪信…お前ノックというのをだな」

 

「む?ああ、友人宅じゃキチンとノックするから安心するのじゃ」

 

「いや、家でもやれよ」

 

「それなら大丈夫じゃ、父上の部屋以外ではやっておる」

 

お前なぁ…と呆れながらも笑顔でため息を突き酒を飲んでいる若干の白髪が混じりながらも威厳のある感じがする男が儂の父上。

 

因みに容姿だけで言うとある意味、信長に近いとも言われておる。まぁ実際の信長を見てないから何とも言えるのじゃがな。

 

「で、何か用があって来たんだろ?」

 

「おお、そうじゃった。父上、コイツについてなにか知っておるか?」

 

頭の上で寝息を立てている光学迷彩状態のノッブを強めに叩いて起こすと少々不満気な声と同時に迷彩が剥がれる。

 

それを見た父上は少し固まってから、おぉう?と儂が差し出したノッブを掴みマジマジと見る。

 

「よく出来た人形だな、キリエライトか?」

 

「そう返すということは父上は知らぬということじゃな」

 

「なんだ?家で見つけたのか?」

 

知らぬという割には勘は鋭いな…そうじゃよとコイツを見つけた経緯を話すとふむと顎髭を弄りながら考えこむ。

 

「キリエライト夫婦とジジイが仲良かったから仕組むとすればその辺りだが…コイツ、この自立思考と光学迷彩だけじゃねぇな、よく分かんねぇが普通じゃない力を感じる」

 

「…本当は何か知っておるじゃろ?」

 

いやいや、勘ってやつだよ。本当かと思いたいが本当なんじゃろうな、まぁマシュに聞いた通りであるなら父上が何かしら知ってるということはないだろうとは思っておったから良いがの。

 

さてこれ以上はもう何も話は出そうにないな、そう判断した儂は父上に邪魔したなと一言告げてから部屋を出ようとするっとそうじゃ。

 

「父上、今夜は総美と星を見に行くつもりじゃ、故に夕食後に出かける」

 

「ん?ああ、構わねぇぞ、怪我だけはするなよ」

 

その言葉に戸を開けようとした手が何故か止まり得も知れぬ悪寒に襲われた。まるで儂が何をしに行くのか、そしてマシュから何を聞いたのか全てを知っていて…いやそんな筈は、本当に、本当に何も知らない…知らないんじゃよな?振り向けず儂はそのままの体勢で出来る限り平静を装った声で

 

「不思議な事を言うのう、星を見るだけじゃよ」

 

「いやいや、もしかしたら流れ星が落ちてくるかもしれねぇぞ?」

 

「それも…勘か?」

 

「ん?ああ、そうだな…」

 

勘だよ、ニタリと笑いながら父上がそう告げた…と思う。相も変らずに儂は振り向けてないからの。

 

それから分かったと返事してから部屋を出る。そして戸を締め切った直後、凄まじい脱力感が体を襲い、そして額からは汗が吹き出た。

 

(自分の親じゃが…正直、今回のやり取りは久しぶりに恐怖を感じたぞ)

 

その後、数分して落ち着いてから自室に戻り双眼鏡か、それの代わりになるものを探す。

 

(確かこの辺りに…おお、あったあった)

 

とりあえず総美にも貸し出す用に2つを鞄に入れ、そして夕食の時間、その際に母上にも今日この後、総美と星を見に出かけると伝えると

 

「分かったわ、気をつけてね」

 

「…いや、ありがたい事なのじゃが、深くは聞かんのな」

 

「貴女が唐突に何かをするなんて今更ですから。大怪我さえしなければ厳しくは縛りません」

 

なのでしたいことをしなさいな。優しく微笑みながらそう告げる母上に儂は少々気恥ずかしくなり顔を背けてしまった。それを見てなのか父上がぐいっと酒を飲んでから一言

 

「まっ、何かあっても俺ら親がなんとかするからな!」

 

「父上、もう呑んどるのか」

 

顔が赤いぞ何本目じゃ?、酒瓶片手の父上に思わずそう言うとハッハッハ!まだまだ三本目だよと笑いで返されたがこの短時間でもう三本も開けておったのか…いや、いつものことじゃから良いが…

 

そんな賑やかな夕食も終わり、時間にして大体8時、私服に着替え準備を済ませた儂はノッブを頭に乗せ携帯で総美を呼び出す。

 

意外と思われるかもしれぬが総美も携帯電話を一応持っている、まぁこの現代に無ければ中々に不便じゃから当たり前といえばそうなのだがな。

 

【総美です、もう出ますか雪信】

 

数コールの後、特に変わりのない総美と繋がり早々にこちらの要件を聞いてくる。まぁ行くと言ってあるから電話が来ればその要件とすぐ分かるじゃろうがな。

 

【うむ、話が早くて助かるわい。今からそっちに向かうから門の前で待機しててくれ】

 

【分かりました…何もなければ良いんですか】

 

【まっ、それは行ってからのお楽しみじゃ】

 

ではなとそこで通話を切る、さて待たすのも悪いさっさと行くとしようかの。

 

準備を済ませ両親に声をかけてから門を抜けると12月の夜特有の冷たい風が儂を襲う、コートを着てきて正解じゃな…と思っておると頭の上から

 

「ノブ…」

 

「寒い言われてもな…」

 

と言うかお主機械のくせして寒さを感じるのか…いや、寝ることも出来るのじゃから不思議でもないか?

 

しかし待てよ、眠るはスリープモードだと考えてもおかしくはない、じゃが寒さを感じるって何じゃ?あれか、お主は温度計にもなるのか?

 

「ノッブ!?」

 

「ならんのかい!?」

 

「何コントしてるんですか」

 

声の方を見れば、そこには和服にジャケットと言う中々に斬新な格好に竹刀を入れる袋を肩から下げた総美の姿。

 

「フル装備じゃな」

 

「当たり前ですよ、何かが起きるのが分かってるならそれだけの準備はしますよ、そちらは大丈夫なのですか?」

 

「儂の方も万端じゃ、こやつが中々面白い事ができるしのう」

 

「面白い?」

 

「ノッブ」

 

儂の言葉に不思議そうにノッブを見る総美にそれは行ってからのお楽しみ、じゃろ?と言うとため息をつかれた。

 

行く前から疲れるとは大変じゃのう、さて時間が惜しいからサッサと行動を開始しようかの、こうして儂らは天体観測、もとい厄介事に首を突っ込みに中心街へと歩を進めた。

 

場面は移り、中心街のとあるビルの屋上そこで張り込みの刑事よろしく町並みを監視しておる、寒い…おお、そうじゃ。

 

「総美、茶を持ってきたが飲むか?」

 

「頂きます、何も起きませんね」

 

「まだそんなに時間は経っとらんしな、ノッブも何か感じたらすぐ知らせるのじゃよ?」

 

「ノブノブ!」

 

了解とか言いながらもこやつは屋上を自由に走り回る、自由じゃのう。対して総美と儂は望遠鏡と双眼鏡で眺めつつ、持ってきたお茶を飲む、そんな事を続けて30分…まだ何も起きない、時間は既に20時を回っている。

 

「…外れか?」

 

「かもしれませんね」

 

マジか~、ここまで準備して空振りはちょっと来るものがあるのう…ってノッブ?何をやっておるのじゃコイツ、さっきから同じ方向じっと眺めとるが

 

「どうしたノッブ」

 

「ノブ、ノブノブ」

 

なんじゃと?ノッブが示した方向を望遠鏡で見てみるとそこには三つ編みのツインテールの赤い髪の少女の姿、こやつがそうなのか?

 

「ノッブは何と?」

 

「あ、ああすまぬ、ここから丁度見えるのじゃがそこの赤い髪の少女が魔導師かもしれぬと言っておる」

 

そう伝えると総美も双眼鏡でその場所を見る、確認できたようで双眼鏡を下ろすとふむと目を瞑り何かを探り始める。

 

「何しておるんじゃ」

 

「いえ、魔力というのを感じれるかなっと、この感じたこと無いのがそうでしょうね」

 

はや、もう掴んだのか。では儂もやってみるかと総美と同じように目をつむったその時

 

「ノッブ!!??」

 

ノッブが突然騒ぎ出し、何を突然と目を開けた瞬間、中心街から人の気配が消えるのを感じた。

 

「雪信!!」

 

「これが魔力ってやつかって言っとる場合じゃないな、これは…」

 

そうぼやいた理由は一つ、気配が消えた瞬間、新たに3つの魔力?を感じあろうことかそのうちの一つはこっちに向かってる感じがするからじゃ。

 

さて、どうするかの。切羽詰まりつつあるこの状況下で儂はそれでも不思議と笑みを浮かべていた。




お久しぶりです、ええっと、突然ですが半端者の方ですね、一旦凍結しましてリターンズと題打ちまして話をもう一回書き直そうかと思います。

と言うのも色々読み直してみてちょっとあまりにもガバガバ過ぎてどうしようもなかったと言うのが大半でありましてそれならいっそとまた長い期間掛けて作り直そうとなりました。

色々更新も遅かったり何だりとご迷惑おかけして大変申し訳ございません・・・
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