魔法少女リリカルぐだぐだオーダーズAs!   作:鮪薙

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ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィちゃんの凄まじい破壊力で槍鯖レギュラーメンバー確定してイシュタル姐さんも来た我がカルデアは常に種火が足りません(お久しぶりです)


ぐだぐだ第七話じゃ!

さてとりあえず、すぐに打てる一手は…これしかないな!

 

「直ぐにビルから出るぞ、急ぐのじゃ!」

 

「御意!」

 

「ノッブ!」

 

脱兎の如く駆け出し、屋上の出入り口の扉に手をかけた総美の顔が一瞬強張る。

 

何度も、何度もドアノブを回し、開けようとするが無情にもピクリとも動かない様子だ。

 

「ど、どういうことですか…」

 

「まさかこの奇妙な空間が広がった所為か!?」

 

こうなるとはちょっと予想外じゃぞ!気配は…向かってきとる、手段はないわけではないが…

 

「ノッブ、火縄銃に消音とか付けれたりは」

 

「ノブ…」

 

一応で聞いてみたが両腕でバッテンを作られた、仕方があるまい場所を教えるようなものじゃが

 

決心を付けた儂はノッブにアイコンタクトを送ると直ぐに意図を理解したノッブが火縄銃を出しそれを受け取り構えて叫ぶ。

 

「下がれ、総美!!」

 

「え?ちょ、何を!?」

 

「押しても引いてもダメならぶっ壊すだけじゃ!!」

 

狙いをドアノブに定め、一瞬だけ集中、そして引き金を引く!

 

ドオ!と言う銃声が街に響く、ドアの破壊には成功したが確実に儂らの居場所がバレたはず、そう思いノッブを頭に載せしっかりしがみついてるように告げてから

 

「とにかく急ぐぞ!」

 

総美に少々急かしながらドアを蹴り開け、階段を駆け下りる。

 

「あれが、面白い事でしたか」

 

駆け下りてる最中、総美が聞いてくる。チラッと見たがかなり余裕そうというかコヤツも何気笑っておった。

 

そう言えばこやつが持ってきた竹刀袋、まぁ中身は木刀じゃと思うが一応聞いてみるか。

 

「それで総美、その袋の中には木刀か?」

 

「いいえ、もっといいものです」

 

妙に声が楽しそうじゃな、一体何を持ってきたんじゃコイツ…

 

(こういう状況下になるとハイになるのは前々から知っておったが、今回は一段とテンションたけぇなこいつ)

 

気になります?なら見せましょう、驚かないでくださいよ?と別に頼んでもないのに走りながらルンルンな感じで言ってから袋の紐を解きながらそれを取り出す。

 

それは…鞘に収まった一振りの刀、いやこれは…一度だけじゃが見覚えあるぞ、だがあれは。儂はその見間違えるはずのない、しかし同時にこの場にある筈のない刀の名称を恐る恐る口にする。

 

「菊一文字則宗…」

 

「ええ、ですが本物、ではないと思います。なんせこれ今朝のデバイスがこうなったのですから」

 

「デバイスが?」

 

それで元に戻せないもんですからとりあえずそのまま持ってきました。ほ~、つまり総美のデバイスは2形態、いや違うな待機と起動で別れておるということじゃな?

 

いいなぁ、いやノッブはそれ以上に面白い事満載じゃからな、何も羨ましくないわいっとそう言えばじゃが…

 

「そのデバイス、名はなんというのじゃ」

 

「そうですね…無明でどうでしょう」

 

今決めよったぞ…そんなこんなでそろそろ出口と言った所でノッブが異常を感じたのか、儂の頭の上で騒ぎ始めた。

 

「ノッブ!!ノッブ!!」

 

「な、なんですか急に!?」

 

流石に階段を駆け下りてる時は危ないからと出口の扉近くで一旦立ち止まり、それからノッブを下ろすと手振り身振りと声で伝えてくる。

 

「魔力反応が増えた?」

 

「…みたいですね、2つ増えてます、ですが片方は妙に弱々しいですね、それにもう片方はこちらに向かってたのと接触して…動き回ってるところ見ると戦闘してるかもしれません」

 

まだ総美みたいにすぐにそしてはっきりと感じることはできぬが確かに2つほど増えており、片方は若干弱く感じ、もう片方は激しく動いているのを感じる。これってつまり片方は戦闘を行い負けたってことじゃろ?

 

(とすると相手はあの結界が出てから現れた魔力反応のうちの誰かで、ならもしかすればもう片方は儂らの味方、とまではいかずとも敵になることは無いと考えて良さそうじゃな)

 

「考えてるところ悪いですがこれからどうしますか」

 

「このままここにおってもいい状況にはならんじゃろう、だからと言って出ていっても良くなるとは限らんじゃろうなぁ、と言うことで総美、抜いておけ」

 

結局、こうなりましたか。嘆くようにそう呟きながらもすぅっと鞘から刀を抜いて鞘を腰に差す。儂もノッブから火縄銃を受け取り扉に手をかける。

 

行くぞ、と視線で総美に確認を取る。向こうも静かに頷く、頭のノッブもペシペシと大丈夫だという意思表示をしてくる、では…

 

「出z「キャァァァァァ!!!」ぬおお!?」

 

扉を開け放って飛び出そうとした時、儂らの視界に金髪の黒衣の少女が『落ちて』来た…は?あ、いや今更じゃな、うん、ノッブが飛ぶなら人間が飛んでもおかしいところはないな、多分。

 

「雪信、人間は少々おかしいと思います」

 

「あ、やっぱり?」

 

とりあえず直ぐに少女のところへと駆け寄ると気を失ってるようじゃった、軽い脳震盪じゃろうから直ぐに目を覚ますだろうがそれよりも気になるのはその手に持ってる折れた杖のような物、これもデバイスなのでは、深く思案しようとした時、ノッブがさっきのとは比較にならないレベルで暴れ始める。

 

「ノッブ!!!ノッブ!!!」

 

「…何者だ」

 

上から威圧じみた大人の女性の声、直ぐに振り向き火縄銃を構える。そこに居たのはピンクの髪の騎士のような格好をした女性、その手には機械の剣が握られていてその剣先は儂らに向けれていた。

 

深く探らずとも分かった、こやつはこの時代に居るような存在ではない、それだけ戦い慣れた雰囲気を醸し出してその敵意は実体を持ってるかの如く容赦なく突き刺さり身体が震える、じゃがこれは恐怖ではない、当然だろうな父上よりは怖くないからのう、それよりも思わず…

 

「クックック」

 

「この状況下で笑うか、子供にしては肝が座っているのか、それとも恐怖か?」

 

「おっと、すまぬ、安心せい狂ってはおらぬよ」

 

楽しんでいるのじゃ、自然とそう口から出た、やれやれこれでは総美の奴を言えんのう。女性の方は儂の言葉に眉をひそめて不用意にも高度を下げてきた、恐らく儂が持ってる火縄銃、それを知らないとしても見てくれ遠距離武器じゃから下手に距離を開けるのは不利という判断じゃろうな。

 

いや、その判断だとしたら全くもって正しい、じゃが今回ばかりはそれのお陰で非常に助かったわい。出来る限り騎士にバレぬよう儂はほくそ笑み、先程の質問に応えることにした。

 

「して、何者だという質問じゃったな、そうさな。儂…いや、『儂ら』はお主の…」

 

「敵ですっ!」

 

そこまで言うのと同時にビルとビルの合間、つまり路地裏から騎士の背後に影が現れる、誰じゃと確認するまでもない、その影の正体はただ一人、扉から出たと同時に身を潜めておいた総美、既に突きの構えで騎士を狙う。

 

「こちらはすまぬがちょいと事情を知ってる程度の子供でな、よもや卑怯とは言うまいな!!」

 

即座に儂も照準を騎士の剣を持った右腕に合わせる、殺すつもりはないが戦闘に支障がでれば退くはず。

 

貰った!そう確信したがこの騎士を甘く見ていた、いや、魔法を甘く見ていたが正しいな、まぁ何が言いたいかというと…

 

「ああ、卑怯とは言わんさ、寧ろ…!!」

 

「えっ?」

 

左腕の小手で防ぐ、儂の想定ではこの時点で崩れた。騎士は奇襲してきた総美の一撃を紙一重で回避、完全な奇襲からの自身が持てる最速の突きを避けられあの総美が一瞬だけ驚き動きが止まり、その一瞬を付いて首を掴まれる。

 

「ガッ!?」

 

「総美!!ちぃ!」

 

どうする、もう既に当初の作戦は完全に瓦解した、いやとにかく今は総美を救出が先じゃ、あのままじゃ投げられるか最悪あの剣で貫かれる。なら撃つべき場所はここは総美を掴んでいる左腕を!照準を即座に付け直し撃つ、弾丸は吸い込まれるように左腕へと向かっていったが…

 

「良い腕だ、仲間の危機にも慌てず撃てるとはな…だが」

 

パシィン!

 

「なっ!?いや、まだじゃ!」

 

「何発撃っても「私を…忘れないでもらえますかね!!」むっ」

 

謎の光に一発目が阻まれ、二発目を撃とうとした時、総美が勢い良く身体を動かし掴んでいた腕を蹴り上げ拘束から抜け出し儂の隣へと来きた、全くヒヤヒヤさせおって…じゃがこれで仕切り直しとなったな。

 

「…で、どうするんですかこれ」

 

「正直手詰まりじゃ」

 

はい、これが現実じゃ。




次回、漸く変身!あとマシュマロおっぱいちゃんも参上!!
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