IS~八咫烏の導き~   作:誤字脱字

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二羽

ハロー!みんな!秋奈だよ~!

 

ただいま、9歳の誕生日の真っ最中だよ~!

 

え?7、8歳の空白期はどうしたかって?

 

仕事だよ!この野郎!

 

 

…………。

 

ごめん、みんなごめん。

 

今は母様の昔からの友人ローズ・オルコットさん夫妻が、僕の為に誕生日会を開いてくれると言うからイギリスまで来たんだけど……

 

 

…実を言うと僕、現在進行形で困ってるんだよ?

 

何故か?って……

 

僕が聞きたい。

 

ごめん、わかりやすく言うよ

 

今の状態

 

僕 → (゜□゜;)エェ!?

 

少女 →(*゜д゜*)

 

両親 → (ー∀ー)ニヤニヤ

 

ローズさん →(ー∀ー)ニヤニヤ

 

周りの人→(ー∀ー)ニヤニヤ

 

 

わからないかな?

周りの人達が、僕と少女を暖かく!それは暖かく見てるんだよ?

 

…どうしようよ、これ?

 

「どうなんですの!?」

 

え、いや、僕が聞きたいです……

 

 

 

インフィニット・ストラトス~八咫烏の導き~

 

第二羽 原作少女

 

 

 

 

―――10分前―――

 

 

僕は誕生日会の料理を食べていたら、金髪の女性と少女が近付いてきたんだ

 

「君が、秋奈君か…。本当に奈祈にそっくりだ。」

「……あの~どちら様で?」

「ふ、私は百枝の親友のロー 「まぁ!なんて失礼な方なの!」 こらセシリア、初対面の子に言う言葉じゃないぞ?」

「でもお母様!私達が話しかけてるのに、この方は!」

 

……ジーザス。少女よ、僕は何かしたのか?

 

「すまない秋奈君、この子は私の娘だ。セシリア挨拶しなさい。」

「……セシリア・オルコットですわ。」

 

一応、スカートをちょこんとつまみお辞儀をしているが、顔が嫌がっているぞ?

 

「…僕は雑賀 秋奈です。」

「ふん!品がない挨拶ですわね!」

 

 

…………ジーザス

 

「これセシリア、彼は5歳の頃からビジネスを始め、各分野で成功している天才だぞ?」

「いや、天才なん 「偶然ですわ!」 ………」

「偶然も実力の内だ、彼はそれを引き込む才能があるのさ」

「……極東の猿は単純ですわ」

 

 

……おいおい、少女よ?僕もキレる時はキレるぞ?

 

「……言い過ぎだセシリア。謝りなさい」

「猿に何故謝る必要があるのですか?」

 

……………プチ

 

「セシリ 「オルコットさん」 …どうした、秋奈君?」

「いえ、セシリアさんとお話が……」

「ん?……うむ、わかった私は席を外そう」

 

そう言い残すとローズさんは、僕の両親がいる方へと歩いて行った。.

 

「……なんですの?」

 

きつく僕を睨む少女、警戒心バリバリだな

 

「なに、極東…日本人は猿と言う言葉を撤回してほしくてね」

「そのような必要はありませんわ!」

 

自分の言った事がまさに正論だと胸を張って反論する少女

うわ~、外国人特有の強い意思をもっていらっしゃる。強い意志は美徳でもあるけど…

 

「……君の尊敬する母は日本人と親友関係らしいが?」

「言いたい事があるのなら素直におっしゃったら?だから極東の猿は――」

 

うぐっ!流石は外人!ズバッと言うな!でも僕負けない!

 

「・・・君の考えだと君の母は、猿と友達になれる様だな」

「なっ!貴方はお母様を侮辱しているのですか!?」

「それを言うなら、君は僕の両親を侮辱しているよな?…僕は両親を尊敬している、今君が味わった気持ちは、僕も抱いているんだよ!」

「……だからどうしたと言うのですの?」

 

はぁ~、此処まで言ってもわからないのか?もうストレートに言ってしまおう

 

「…君の価値観だけで人を判断するな!じゃなきゃ世界がつまらなく見えるぞ?」

「………え?」

 

 

 

Side セシリア

 

「………え?」

 

な、なんですの?いきなり!?

 

「いいか?君も何時かは社会に出る身だ、そんな偏見だけで生きていたら何時か自分の首を絞める事になる」

「……………」

「直接会いに行き、人柄を感じお互いに歩み寄る、それが雑賀のやり方だ。」

「…………」

「僕も両親が侮辱された事は少しは怒っている。しかし!まだ9歳の女性がそんな歪んだ世界の見方をしている方がもっと頭にきてるんだよ!」

 

……この方は私の為に怒ってくださっているのですか?

 

「だから前言撤回を求める。そして、世界を偏見ではなく君自身の"眼"でみてくれ!」

 

ッ!!!……ズキンっと彼の言葉が胸に刺さったような痛みを感じた

 

真っ直ぐと私の瞳を見て、私だけの為に言葉を送ってくれている彼……

………父とは違う。いや、いまの父からは想像できませんが、昔見た父と同じ瞳…

誰にも媚びることない、まっすぐで強い眼差し…

 

今度はドックンっと胸が高鳴り、頬が熱くなっていくのが感じられた

 

なんですのっ!?この胸の高まりは……

 

「そして君は 「……撤回しますわ、すみませんでした。」 …わかってくれたか」

 

知りたい……

 

この高まりを……

 

知りたい……

 

その瞳で見ている貴方の世界を……

 

「先に社会に出た先輩からの言葉だ。ちゃんとした"眼"を育て世界を見ろよ? 力になるかわからないが僕も協力する。」

 

 

ッ!!!

 

………協力する

 

…………

 

「で、でしたらっ!社会勉強の一環として、この後のダンスに付き合ってくださらない?」

「………え?」

 

彼の瞳が大きく揺れた……

 

out セシリア

 

 

 

 

――10分後――――

 

 

 

「どうなんです!」

 

 

少女よ、僕達はさっきまでいがみ合っていなかったかい?

それがいきなりダンスとは………アメージングぅ

 

「……今の私では踊ってくださらないのですか?」

 

ぐはっ!

涙目の上目遣いは禁止ですよ!

 

「い、い、いや、そういう事には疎くて経験がないものだから……」

「っ!でしたら私が教えて差し上げましてよ!」

 

何故にそんなに嬉しそうに手を差し出すのですか!Why!?

へ、Help me~!神よ助けて~!

 

………いや、八咫烏よ!

僕を導いてくれ~!

 

「あ~き~な~♪」

 

少女の肩に手を置き、後ろから母様が顔を出してきた

yes!導いたのは母様か!

 

「レディーからのお誘いは断るものじゃないわよ♪」

 

………いや、満面の笑みを浮かべた母様よ

楽しんでいるな?いや、絶対楽しんでいますね!?

 

僕は、助けを求め父様に目を向けるが……

………そらされた。

 

……………。

 

くそ!雑賀秋奈!腹をくくれ!

 

「……マドモアゼル、私の相手をしてくださいますか?」

「えぇ!喜んで!」

 

僕は、照れながらも少女の手を 「セシリアと呼んでください」 ………

 

セシリアの手を引きながらダンスホールへと向かったのであった

 

 

 

 

Side 百枝

 

我が息子にしては珍しくオドオドしながらセシリアちゃんと踊っているわね

普段の大人達の相手と違い、同年代で女性と言うこともあるのかしら?でも~…

 

「本当にシャイな所まで奈祈さんに似ちゃったわね~?」

「……そう言うな、俺は頑張ったさ、これがな」

 

ふふふ、私がどんだけ赤くなる奈祈さんで萌え、いえ、苦労したことだか知らないでしょうね?

 

「百枝、奈祈。」

「どうしたの?ローズ?」

「いや、感謝してる。セシリアのあの考え方は、治したかった所だ」

 

グラスを片手に苦笑いしながらグラスを軽くぶつけ合った

 

「……流行り、ジールの影響か?」

「あぁ、夫は婿だからな?あのクソババァの性で遠慮がちになってしまって」

「……ローズ?大きなお世話かも知れないけどジールさんとは仲良くね?」

「………善処する。」

 

まったく、素直じゃないんだから~

 

「しかし、本当に秋奈君は凄いな、一人の経営者として素直に感じたよ」

「「自慢の息子だ!/よ♪」」

 

 

 

 

 

 

「……すると私からは彼は未来の義息子か。」

「ぶっ!」

 

ローズの言葉に奈祈さんは、吹き出した

あらあら、ハンカチは何処かしら?

 

「……ローズ、気が速くはないか?」

「なんだ?私の娘は気に入らないのか?」

「いえ!超気に入りました!だからネクタイを絞めるな!」

「ふん!わかればいい。」

「あらあら~♪」

 

締め上げた手を放し、残りのアルコールを呷るローズ

だけどローズ?奈祈さんで遊ぶのはいいけど程々にしなきゃぁ……私が絞めるわよ?

 

 

out 百枝

 




セシリア家

ローズ・オルコット
バリバリの経営者
夫との関係改善、ババァの隠居方法を模索中

ジール・オルコット
婿養子
雑賀奈祈の影響で自分なりに出来る事、義母の隠居方法を模索中

セシリア・オルコット
ランランルー
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