IS~八咫烏の導き~   作:誤字脱字

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三羽

イギリスで行われた誕生日会から数日、僕は生まれ故郷の日本に帰ってきていた

 

「『今度は日本に来て下さい。』っと送信!」

 

そして今、セシリアにメールを送った所だ。

あの後、メルアドと電話番号を交換したんだよな~

 

「秋奈~、お昼ご飯よ~」

「は~い『♪~♪~♪~』……セシリア返信速いな」

 

女子ってこんなにも返信が速いのか?

携帯を開け、受信Boxを開きメールを見る、案の定一番上には『セシリア・オルコット』の文字

 

『えぇ!ぜひ行ってみたいですわ♪その時はエスコートしてくださいね?』

 

ははは……

ダンスの後はエスコートか……

少しは勉強した方が良さそうだな

返信はご飯の後にするとして、僕は割り振られた席についた

 

「セシリアちゃんからメール?」

「うん、今度日本でエスコートしてくれっだって」

「ふふふ♪良かったわね?」

 

……母様よ、何故そんなに笑顔なんだい?なにが良かったんですか?

 

「秋奈、友達は大切な宝だ、大切にしなさい、これがな」

「うん、わかっているさ父様」

 

何せ初めて出来た同世代の友達だからね

後で「友達とは言わずに恋人…」と身体をクネクネさせながら母様が言っているけど、僕の関心は先程から美味しそうな匂いが漂ってくるフライパンへと向いていた

 

「っと!出来たわ。さぁ、奈祈さん、食べましょう?久しぶりの三人でのお昼ご飯を♪」

 

フライパンからよそるオレンジ色の麺類、昼飯はスパゲティーですね!

 

「そうだな!よし!」

「「「いただき『♪♪♪』」」」

 

家族仲良く食べようと思っていたのに鳴り響く父様の計対

 

『♪♪♪』

「「「・・・・・・」」」

 

ジーザス!

携帯タイミング良すぎだろ!母様の顔が恐いよ!

 

……でも今の着信音はプライベート用?

珍しいな~、父様のプライベートの携帯に連絡がくるなんて?

碇専務からのゴルフのお誘いかな?

 

「悪いな百枝、秋奈。ちょっと待ってくれ」

「構わないよ。父様。」

「冷めないうちにね?」

「あぁ……俺だ、どうしたんだ?」

 

あれ?いつもはゴルフのお誘いでも仕事様の携帯に掛かるのに、プライベートに掛かるなんて……違う用件なのかな?

 

「なんだって!百枝!急いでテレビをつけてくれ!」

「ッ!えぇ!」

 

父様の鬼気迫る声に母様は直ぐにテレビを付けた

 

そして聞こえてくるのは………

 

『日本国民のみなさん!安心してください!今、政府の要請により自衛隊がミサイルの追撃に向かっている所です!』

 

必死に叫んでるキャスターだった

 

な、なんだこれ?

 

「奈祈さん!これは!?」

「磯野の話だと日本を射程範囲内とするミサイル基地のミサイルが一斉に発射されたそうだ!くそ!」

 

―――ッ!おいおい、何の冗談だよ!

いきなりの事で頭が回らなかったけど次第に今自分たちが置かれている現状を理解できてきた

 

『ただ今、自衛隊の戦闘機が発進しました!』

 

うるさい!黙れ!

どんな優秀なパイロットや機体でもタイムラグ無く届くミサイルを全て追撃できるか!

 

「百枝!秋奈!sssに行くぞ!社員の安全を確保する!」

「「はい!/えぇ!」」

 

くそ!何なんだ!いきなり!

日本に戦争でも吹っ掛けるつもりな『あ――!何でしょうか!あれは!?』 ………うるさい。

 

僕は今後の対策を考えつつ、テレビを消そうとしたが、テレビに写っているのは、ミサイルを撃墜する白い騎士だった。

 

「あれはIS!?」

「母様!何かしっているか?」

 

目を見開き、驚く母様に乱暴な口調で尋ねてしまったけど、いまは少しでも情報が欲しい!

 

「えぇ、あれは一ヶ月前に発表があった篠之乃博士が作ったマルチフォーム・スーツ。通称ISよ!」

「……マルチフォーム・スーツって空を飛ぶものなの?」

「本来の目的は宇宙空間での活動を想定とされているし、IS自体が女性しか反応しないっと言う理由からあまり評価されなかった物よ」

 

 

…………おかしい?

高速で接近してくるミサイルを撃墜出来る性能

 

単独での空中浮遊

 

そしてあの起動力と攻撃力

 

しかし、女性しか反応しない

 

 

 

 

 

これはまさか!?

 

「「マッチポンプだ!」」

「奈祈さん?秋奈?」

「だとわかれば話は速い!百枝はその博士と至急交渉しろ!秋奈は新たな人事異動の準備だ!」

「え、えぇ。」

「はい!」

 

やっぱり、父様も同じ考えか!

これは、世界にISの関心、価値を高める茶番だ!

 

 

先程から忙しなく携帯が鳴っている

……たぶんセシリアだろう

 

でもゴメン

 

返信は今日中には返せそうにない

 

 

僕はテレビを消し家を出たのであった

 

 

 

 

Side 三人称

 

日本を射程範囲内とするミサイル基地のコンピュータが一斉にハッキングされ、2341発以上のミサイルが発射された

 

………しかし約半数をISと呼ばれるマルチフォーム・スーツが迎撃した上、それを見て捕獲もくしくは撃破しようと各国が送り込んだ軍事兵器の大半を撃破した事件。 のちに『白い騎士事件』で世界はISの価値を、そして危険性を認めたのだった。

 

 

 

…………そして世界は変わっていく。

 

 

out

 

 

 

 

 

 

インフィニット・ストラトス~八咫烏の導き~

 

第三羽 世界異変

 

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・・

 

研究施設だろうか、辺りには山積みになった器具や機械が雑に積み上げられていた

しかし、その一角には先の騒動を解決し『力』を示した一機が身体に篭った熱を発散しながらただずんでいた

 

「あっ!ちーちゃんお疲れ様♪」

「あぁ……それよりどうだ?」

「うん!スッゴい量のアクセス数だよ!速いのでちーちゃんがミサイルを迎撃開始した時からメールが来たもん♪」

「………速いな」

 

『力』を示した操縦者は、速すぎる反応に首を傾げたが、待っていました!とばかりに兎耳の少女は声を張り上げた

 

「私もいくらなんでも速過ぎだなって思って気紛れ程度に読んで見たらビックリ! 『篠ノ之博士、操縦士の方、お疲れ様です。これで世界は変わりますね。今後は我社との取引の程よろしくお願いします。』 だって!」

「ッ!これは……」

「調べる事なく私の元に贈られて来てるし、私がやったって核心を得て書いてある。………束さん並の『天才』がいるかもね♪」

「………何処の企業だ?」

「sss……雑賀総合商事」

「sssだと!」

「本当にビックリだよ♪」

 

食い付いた企業の大きさにも驚いたが、若き戦乙女は隣の兎耳の女性、束が興味を示し同じ『天才』とまで言わせた企業にただ驚くことしかできなかったが、当の開発者は意気揚々と笑っていた

 

 

 

「ふふふ、本当に面白い会社だよ……… 」

 

 

 

 

 




※sssについ


雑賀総合商事

・12年前に設立。
幅広く手をだしており、国内外共に有名な大企業。

特に変わった物が強い。

例:味が長く残るガム
例:飲食店『ざ・ピザ丼』
例:航空会社『アイキャンフライ』
など

技術力・経済力・発言力が強く国内の半数の企業を傘下にしている。

政府も強く言えない企業。
方針としては戦争兵器を作らない、持たない、持ち込ませない!それ以外はオールOK!


構図

社長:雑賀奈祈(32)
副社長:雑賀百枝(31)
副社長:雑賀秋奈(9)

専務:冬月正(52)
専務:碇元道(40)
専務:舵亮太(31)
秘書:赤城律子(30)
業務補佐官:磯野海舟(24)

社訓

協調・・・偏見等で相手を判断せずに自らであって確かめろ
失敗・・・失敗を恐れるな!失敗は成功の母だ!恐れずに行け!
自由・・・自由に考え自由に行動しろ!周りから何を言われても気にするな!
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