先程とは打って変って青い空!輝く太陽!そして煌く海!
さぁ~、やってきました海!
海水浴なんか久しく行ってなかったから、テンションあがるな~。仕事を言い訳に来なかったが・・・コレは磯野には感謝した方が良さそうだ
「おい!社長!行くのはぇ~って!ドンだけ楽しみだったんだよ」
「・・・俺も思っていたよりも海に来たかったようだな」
「ははは!んで社長はどうすんだ?浜で城でも作るのか!?」
「ああ!今回は安土城を作るぞ!」
「はっはー!相変わらずか!」
「「あははははは」
海里と二人、肩を組みながら海に向かって笑ってやった!
「・・・いや、海に入れよ?折角来たんだから」
ハイテンションの俺達に水を注すような言葉をかける奴が居ようとは・・・誰だ!
「って一夏か・・どうした?」
「セシリア達に秋奈がもう来るからって聞いて競争に誘いにきたんだよ」
うむ・・・誘いにね~
「・・・と言いながら、女子の水着姿に照れて逃げてきたな?」
「うっ!?・・・そうだよ、こっちは目のやり場に困っているって言うのにな」
「はっは!世界初の男性操縦者は初心ですか!眼福じゃないですか♪」
そう言いながら多くの女子を見渡す海里。眼福とかどうでもいいが確かに男三人集まってるのが注目されて人が集まって来たな
「そう言うなよ、海里。・・・女子と相部屋で生活していたのに今更とは思うがな」
「はっは!一夏は尻に引かれるタイプか! 俺はそうだ♪」
「いや、違うと思いますが・・・って誰だ?」
海里に指を指し疑問をあげる一夏・・・・あぁ、そういえば初対面だったな。自然に会話に参加していたから気づかなかったよ
「ん?俺?俺は磯野海里。藍園学園3年の次期SSS技術開発部に配属される予定の男だ!まぁ~今回のデータ採取に参加させて貰ってる。海里でいいから」
「あ、よろしくお願いします、海里さん」
「おう!」
背中を叩きながら一夏に笑いかける海里・・・うむ、美しき友情だな
―――ばちん!
「イタっ!!」
背中を叩いていた最後の一発が思いっきり力が篭っていた・・・
「時に一夏・・・お前、シャルロットと相部屋で、一緒に風呂も入ったんだって?・・・シャルは俺の女だ。今回はコレで許してやるが・・・次はないと思え」
「は、はい!わかりました!」
うん、見事なドスの効いた声だ。久しぶりにきくな、海里のあの声・・・
「・・・海里そのぐらいにしとけ・・・風呂なら俺も入ったぞ?」
「社長はお嬢にシコタマ怒られただろ?それでいいんだよ」
あぁ、あの時は本当に反省した・・・油断していたとは言え女子と混浴してしまったのだからな、もうセシリアの機嫌を直すのにどれくらいの時間を使ったことやら・・・
「うし一夏!競うか!ビーチバレー?ビーチラック?砂遊び?」
「砂遊びって競えるのか?・・・折角海に来たんだ、あそこのポール見えます?あそこまでの折返しの・・・なんならリレーにしないか?Is学園vsSSSの!」
「おういいねぇ!乗った!」
・・・話が勝手に決まっていっているが、岸からポールまでは凡そ50M、折返しの100M、か・・・
「3対3のリレー対決開始だ!」
IS~八咫烏の導き~はねやすみ5
「・・・と言う訳でシャルロット、SSSのメンバーで参加してもらうからな」
「うん、それは構わないんだけど・・・話が飛び過ぎでついていけないかも」
「夏だからな仕方ない・・・」
さて、メンバーも集まった事だし作戦を立てるか。一夏のメンバーは一夏、ラウラ、鈴の三人か・・・…箒を誘って来ると思ったけど予想外だな
「箒がいないのはこっちにとってはチャンスだね。体力的にも男子が二人いるし!」
「いや、わかんねぇぞ。なぁ社長?」
こっちを見るなよ海里・・・・
「・・・事前情報では鈴はさっき足を攣ったと聞いたが鈴の性格上、トップバッターだろう。そしてキーポイントのラウラは一夏に花を持たせたいと見て二番手だな・・・軍人に対抗出来るのは海里だけだ」
「あれ?秋奈はどうなの?」
「・・・俺は水泳が苦手だ」
「苦手と言う領域なのか?」
「・・・したがって一番手シャルロット二番手は海里、最後は俺の逃げる作戦で行く、いいか?」
「「おう!/うん」」
意気揚々とスタート地点に向かう二人・いや、海里の奴は笑っているな?・・・そんなことより俺は『アレ』を用意しなくては
side 三人称
大勢のギャラリーに見守られる中、IS学園vsSSSと言う誰もが耳を疑うドリームマッチがここに開始された
「ふふふ、私に勝負を叩きつけるとはいい度胸ね!シャルロット!」
「ははは・・・叩きつけたのは一夏なんだけどな」
「じゃぁ~いくよ~よ~い・・・ど~ん♪」
のほほんさんの気が抜けた合図より両者一斉にスタート!二人とも代表候補生(一人は元)の名に恥じぬ素晴らしい泳ぎを披露していたが折り返して後半戦、事前の情報戦を制していたSSSサイドの読み通り、怪我の影響で鈴に遅れが出始めていき岸まで残り僅かで二人の差は5Mに開いてしまった・・・
「さて、こっちが有利だが・・・更に差をつけさせて貰うぜブラックラビット?」
「ふん!雑賀の右腕らしいが所詮一般人・・・軍人を舐めるなよ!」
「おお~怖い怖い!」
二番手がスタート前から対決してるがシャルロットと鈴のレースが終盤に差し掛かった!
「お願い!海里!」
「任せろ!マイハニー!」
海里がスタートした瞬間、黄色い声援のソニックウェーブが捲き起こった。純粋にカッコいい男子に送られたモノなのか、それとも海里が言った言葉に対する恋する乙女達の歓喜なのかは皆さんの想像に任せよう。ただ一つ言える事はシャルロットの顔が赤く染まったと言うことだけだ。
「・・・奴はシャルロットの嫁だったのか、私も嫁に言ってみるか」
「なんて事言ってんのよ!速くスタートしなさいよ!」
「そう慌てるな、いくら差があろうと奴は一般人ッ!なに!?」
ラウラの驚愕は当たり前の反応だった・・・いきなり現れた一般人しかも技術屋だと聞いていた男がメダリストを彷彿させる泳ぎを見せているのだから 。ラウラも危機に感じ遅れながらもスタートした
「海里さんって何者だよ!?速過ぎるだろ!」
「ふふふ、海里を甘く見ないほうがいいぞ?海里は槍術、弓術、柔術を習い、師範代レベルに達している超人だ。もし海里がISを動かせたら間違いなく国家代表だ」
「チート主人公かよ!?・・・って秋奈それなんだよ?」
「・・・・俺の翼だ」
一夏が驚愕した秋奈の格好はさておき、レースは一方的だった・・・ラウラも一般人に比べたら圧倒的に速かった、しかし一般人に比べたらと言う話であった。相手はチート超人海里である。ラウラは折返し地点に到着した時には岸まで残り10Mを切っていた
「・・・秋奈本当にそれで泳ぐのか?」
「あぁ・・・この二つは俺の翼だ!」
「翼ってビート板と浮き輪じゃないか!」
秋奈の格好が語っている答えは一つだけだった・・・
「社長~!後は頼むぜ!」
「任せろ!・・・一夏、最後に一言だけ言わせて貰う」
「・・・なんだよ」
「・・・もしもの時は助けてくれ。雑賀秋奈いざ参る!」
「まてぇぇぇぇぇぇぇ秋奈ぁぁぁぁぁ!」
結論から言おう・・・・秋奈は溺れなかったが勝負はSSSの敗北で終わったのであった
・・・あれ、セシリアがでていない