IS~八咫烏の導き~   作:誤字脱字

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八羽

インフィニット・ストラトス~八咫烏の導き~

 

第八羽 巣立ち

 

 

 

 

ノエルさんがsssに入社してから早一年、赤木さんの教育の下、見事に一流と呼べる秘書に変化を遂げていた

 

仕事始めは、大変だった……

重要書類に珈琲を溢すやら、取引先にアポを取り忘れるわ、お昼に出されたクッキーで死にかけるわと……

 

でも今では俺の専属秘書として行動を共にし働いている、人の成長は素晴しいものだなと改めて認識したよ

 

そして案の定、ISの製造を委員会から通達された

 

断るとうるさいので、とりあえず『全ては嘘(オールフェイク)』を改良した、第二世代型量産式IS『贋作者(フェイカー)』を作りあげた

 

世界に第二世代型が多く出回っている中、sssのIS製造参入は遅すぎると世間から言われたが、IS市場で『贋作者(フェイカー)』は世界四位の地位に着いた。

 

なぜなら、現在する第2世代型ISの中で最高峰の性能とアンチ・ロックを取っ払った他社の武器でも自由に使える機能、そして後付け装備用拡張領域が他のISの二倍ある事が評価されたからだ!

 

自社の製品なので色目はあるが、世界に十分に通用する機体だと感じた。しかし、このISが、世界の主軸にならなかった理由が3つあるのだ

 

1つ目は、高性能に比例して高コストと言う面。

2つ目に、世界が第三世代型ISの開発を進めている面

 

そして最後に、デュノア社の新型ISの影響面

 

……1、2は仕方がないが、3はどうなのよ?

 

デュノア社の新型第2世代IS『ラファール・リヴァイヴ』は、低コスト版『全ては嘘(オールフェイク)』のまんまだよ!

 

デュノアの奴が、切羽詰まっているのはわかる、しかしどうも不に落ちない所が多々ある

製造過程において低コストかつここ数年で開発された新部品などを上手く使用し低コストに仕上る事が出来たのを見て感じられた

 

しかしデュノアの奴は、応用が利かない。言い方は悪いが頭が固く柔軟に物事を捉える事が出来なかった人間だ

費用をケチったら上手くいった、とは一社長として考えたくはない……そうすると事前に情報にあった非公開のテストパイロットの影響か?

 

なんでも一年前に就任したそうだし、偶然にしては上手く出来過ぎている

 

デュノア(馬鹿)が指示したとは、思えないし、……うむ、きっとテストパイロットが提案したんだろうな

 

適切な部品を選択でき自ら試す事によって更なる改善点を見つけられるテストパイロットか………sssに来ないかな?

 

……まぁ〜、無い物ねだりしても仕方がないか

 

話が逸れたが、万能型低コスト『ラファール・リヴァイヴ』と高性能高コスト万能型『贋作者(フェイカー)』を比べると性能が落ちても低コストを!っと言う選択をし世界各国は、デュノア社の『ラファール・リヴァイヴ』を選んだのだ

 

確かに、『贋作者(フェイカー)』は『ラファール・リヴァイヴ』の五倍のコストがかかる

 

俺でも『ラファール・リヴァイヴ』を選ぶよ

 

 

 

 

………しかし、『贋作者』の高コストは、世界の目、主に委員会の目を反らす為にしたことだ

sssにとって『全ては嘘』も『贋作者』も試験機に過ぎない.

 

……本命は、俺の専用機

第三世代型IS『八咫烏』を隠すための

 

プロトタイプの第三世代型『八咫烏』をノエルさんが搭乗し、データを集め『八咫烏』は七割形完成している

 

後は、TRA。それに『初期化』『最適化』の三つ

 

まぁ〜、早くて半年あれば終わるだろう

 

 

………

……

 

 

 

 

Side 三人称

 

「で、でもチェルシー!?」

「今誘わなくていつ誘うんですか!約束もしたのでしょ?お嬢様。」

「それは口約束ですし、四年も前のはなしですわよ?」

「秋奈様は、紳士です。レディーとの約束は忘れません!」

「確かに秋奈さんは紳士ですが……わかりましたわ!このセシリア・オルコット!勝負に出ますわ!」

 

セシリアは意気込みながら携帯電話に手をかけた。

 

 

out 三人称

 

 

 

「秋奈くん〜、セシリアちゃんからプライベート連絡きてるよ?」

「ん?わかった。コッチに回してくれ」

 

俺は、『八咫烏』の完成データを横に置き、携帯端末を開いた

画面に映るのは俺の友であり幼馴染の少女…いや、もう女性と言った方がいいだろう

 

『あ、秋奈さんお久しぶりです。』

「やぁ、セシリア。……一週間ぶりかな?」

『えぇ…そうですわね』

 

いつもと違いどうも歯切れが悪いようだが…あぁ、そうか

 

「セシリアもイギリスの代表候補生に選ばれてから忙しいようだね?」

 

そう…セシリアは、IS適正が高く、両親の遺産を守る為に好条件を出したイギリスの代表候補生になったはずだ

 

『お互い様ですわ。そ、それでですね!わ、私も来年から日本に、IS学園に通うのですが…』

「セシリア、学校は友達を作る所だ。…楽しんでこいよ?」

『は、はい!…じゃなくて!』

「……学校はいい所だぞ?」

『……義務教育を無視してます秋奈さんが学校を語りますか?』

「…………」

『………』

 

た、確かに学校に一度も通ってないけどわかるもん!

テレビとかラジオで知ってるし、学校にも寄付金出してるし!

 

『オッホン!……それで学園に通うにあたって明日から三日間、下見の為に日本に行くのですが……。』

「?」

『わ、私をエスコートしてくれます?』

 

………あぁ!四年前の約束か!よく覚えていたな〜

しかし、明日から三日か……

 

一日目

水着製造企業Swimmingとの今期の新商品についての会議

 

二日目

とあるショッピングモールの警備強化についての会議

 

三日目

デュノア社抹殺計画についての会議

 

ん〜、見事に埋まっているな、これがな

ふぅ、仕方がない…

 

「セシリア悪いが 「セシリアちゃん?ノエルです」 ッ!ノエルさん?」

『…ノエルさん?どうかしまして?』

「秋奈さんは最終日は、お休みですから楽しんでください!」

「ちょっとノエルさん!?」

『まぁ!本当ですの!』

「えぇ!最終日は私達が迎えに行きますのでホテルでお待ちください」

『わかりましたわ!秋奈さん?楽しみにしておりますわ♪』

 

……勝手に電話をジャックし、会話を終えるノエルさん

 

シザース!

何やってるの?彼女!

 

「ノエルさん何勝手に決めているの?」

「……秋奈くん?」

「ん?なんですノエルさん?」

「レディーのお誘いは断るものでわありません!」

 

なんかデジャブな台詞だな、しかし…

 

「しかし、最終日はデュノア社抹殺計画が!」

-「確かに三日全ては、お休みにできませんが……

 

 

デュノア社ごとき小物、直ぐに潰せます!」

 

 

……あれ〜?

彼女そんな事言う人だったっけ?

 

「これは、師匠命令です!」

 

社長に命令する社員……

 

てかノエルさん?

貴女は命令するは嫌いでしたよね

 

「さあ!三日目の時間を増やす為に頑張りましょう!」

 

何故か意気込み、俺のスケジュールを詰めるノエルさん

 

彼女を止める猛者はいるのだろうか……

 

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