それでは
『どうぞ!』
隆達が元の世界に戻った翌日全員がリビングに集まっていた
隆「真、準備はいいか?お前の親と会う訳だがどんな話をするか考えたんだろうな?」
真「あぁ、バッチリだ1晩じっくり考えた」
真はサムズアップをしながら答えた
紫「そう、それは何よりね」
文人「だから急に出てこないでください」
紫の急な登場にツッコミを入れる文人、紫は扇子で口元を隠しながら
紫「今は貴方の母親しかいないけどそれでいいの?」
真「むしろ好都合だ、口論にならなくて済むしな」
紫「そう、なら送るは場所はどこがいいかしら?」
真「マンションの近くでいい目の前だと驚く人もいるだろうし」
紫は頷き空間に手を添えその場の空間にスキマを発生させた
紫「帰りは文人の札を使いなさいそれでここに通じるようにしとくから」
一同は頷きスキマの中を通って行った
真宅近くの竹林
真「どうやら近くに来れたみたいだな」
ネプ「ここが真君の家の近くなの?」
真は頷き家へと向かいそれに一同が続いた
真宅
真が合鍵を使い扉を開けると母親が驚いた顔をした
母「真!貴方今までどこに!?それにその人達は誰!?」
真「母さん忘れた?俺親父に出てけ言われたんよ?だから出てったのこの人等は俺と仲良くしてくれた人達分かる?」
母「どれだけ心配したと思ったのよ!あれから父さん達も荒れるしで大変だったのよ?」
真「知らんわそんな事。今日は話があって来たんだよ」
話?と母親は首を傾げると真は懐から1枚の手紙を差し出した
真「その手紙はあいつら帰ってきたら読め話はあんたにだけ話す」
一拍おいて真は
真「今日限りを持って俺は佐々木家を抜ける!」
真のその一言に母親だけでなく全員が驚いた表情をした
母「な、何言ってるの!?抜けるって!?」
真「そのまんまだ絶縁とは言わなんけど距離を置かせてもらうってことだ」
母「…理由を聞かせて」
真「正直疲れたんだよお前らの喧嘩を仲裁するのも、アイツらのお膳立て役に回るのもよ、だから抜ける。それにこの人達と居て気づいたんだよ俺がどんだけぬるま湯に浸かってたのか、俺はあんたに甘え過ぎてたんだよだからその甘えから抜ける、中坊だとかそんなこたァどうでもいい俺はこの人らと一緒に生きて見つめ直したいんだ!」
母「そんな理由で!」
真「頼む、行かせてくれないか?俺の最初で最後の我儘だ」
頭を下げる真、それに驚く母親。一瞬考え
母「一つ質問させて今とこれまでどっちの方が楽しい?」
真「断然今だ、アンタには産んでもらった事や庇ってくれたことには感謝してる。けど耐えきれないんだよ」
母「…分かったわ、でもその前に約束してもし辛いことや帰りたくなってたら帰ってきて」
真「確約は出来ねぇが頭の片隅にくらいは置いといてやるよ」
母「貴方達も真をお願いします…」
母親が隆達に頭を下げた、隆達も頷いて返事をしてみせる
隆達が帰ってから
母「これがあの子のためなのよね、あの子は今の方が楽しそうだったし…」
そう自分に言い聞かせるように呟く母親、その頬には涙が流れていた
隆「あれで良かったのか真?」
真「何がだ?別れ方の事か?あれでも自分なりに考えた方だぞ?」
当然とでも言いたげな真、しかし隆達は理解していた真が痩せ我慢をしていることを
真「それによもしあの場に母さん以外がいたら多分もっとひどい別れ方だったぞ?だからこれでいいのさ」
ネプ「真…」
真「うん?なんだ?ネプテューヌ?」
ネプ「本当は違ったんじゃない?もっと違うことだって言いたかったんじゃない?」
真「まぁ、ぶっちゃけると言いたいことはまだあったよ?けど小っ恥ずかしいんだよな…だから俺の本音は手紙に書いてきた!それでいいんだよ!」
そう笑ってみせる真
真「さ、帰ろうぜ!雨降ってきたみたいだしよ!」
そうそそくさと歩こうとする真の手をネプテューヌが止める
真「なんだ?ネプテューヌまだなんかあるか?」
隆「痩せ我慢も程々にしとけ?流石にバレバレだぞ?」
文人「そうですよ?無理は禁物ですよ?」
ネプ「ホントは寂しいんじゃない?」
真「まぁ、ぶっちゃけると寂しいって言うより虚しい?言いたいことは言ったつもりだから悔いはねぇけどなんだろうな…わかんねぇ」
笑う真しかしその目には涙があった
真「あぁ、ちくしょうわかってるよ本当は…」
一馬「真、お前はまだガキだし俺らと同じようになる必要はねぇんだ今からでも」
真「違ぇんだよ、そうじゃねぇんだ…」
一馬「何がだ?」
真「確かに家抜けたことは悔いはねぇよなのになんでか虚しいんだよ…その感情がわかんねぇんだ…でもこれでいい!そう思いたいんだ!」
笑ってみせる真、しかしその顔には涙があった
ネプ「きっとそれは正しい感情だよ、お母さんと、ううん家族と離れ離れになるのは悲しいことだもん、だから間違ってなんかないし辛いなら辛いって言っていいんだよ?」
真「辛い、そうか辛いのか俺…母さんと離れるのが、俺マザコンなのか?」
一馬「いやそうじゃない、普通の感覚、普通の家庭に育ったなら誰もが持つ感情だ。マザコンとかそういうのじゃねぇよ」
真「そっか、そうだよな、ありがとう」
お礼を言い、涙を拭く真その顔は先程より晴れ晴れとしているように思えた
真「なぁお前ら一つ聞いていいか?」
隆「なんだ?言ってみろ」
真「俺はお前らの兄妹分としていていいのか?お前らの友達としていいのか?」
目を合わせる隆達、そして笑いながら
隆「当然だ、お前は俺らの兄妹分、ぜってぇそこは譲らねぇ」
ネプ「友達なのは当然だよ!1度パーティーに入ったら勝手にノシしたりバンしたりしたらダメなんだから!」
真「そっか、ならこれから宜しく!」
一同「あぁ(えぇ)!」
隆「さ、帰ろうぜ俺たちの家に!」
隆達は元のスキマを通り家えと帰った
拝啓家族のみんなへ
本日をもって佐々木家次男こと佐々木真は家族である事をやめ独り立ちする事としました、産み育ててくれた事学問を教えてくれたこと感謝します。しかしそれと同時に残念な面もありました。それは私を見てくれ中ってことです。如何にに努力しようと兄や妹と比べられ否定され諦めてきました。そんな中新たに出来た友は私を認めて兄妹とまで呼んでくれました。そんな彼らに報いるため彼らと歩みを共にすることにしました。それではさようなら。
『元』佐々木家次男、佐々木真より
はいという訳で今回はここまで!
最後は手紙っぽく書いて終わりにしてみましたが如何だったでしょうか?家族と別れる時がどれほどのものか自分なりに考えて書いてみました、こんな感じなのかな…
それではまた次回お会いしましょう
『待て次回!』