さて、まず話すとすれば何からがいいかな?
(ネ「うーんと、じゃぁ家族の事!」)
あいよ、と言っても俺の身内は俺が5歳…つまり十一年前に死んでるけどな?
(ノ「え?どうして?」)
さぁな?俺の家族は両親と祖父と祖母の五人家族だったんだ。その日は12月24日つまりクリスマスイヴの日だった、その日の後日が結婚記念日だって親父たち楽しみにしてたみてェだからな
(ベ「クリスマスに結婚ですか、かなりロマンチックですわね」)
そうだな、お袋がその日にしようって決めたらしい。話を戻すが、俺はその話を聞いてガキのくせに背伸びしてガキの足で歩いて三十分かかる片道を歩いてペンダントを買いに行ったんだよ。そうすれば親父たちも喜ぶかと思ってな?けど買えるのなんざたかが知れてるし安物しか買えなかったがな?
(ギ「それでも買いに行ったのは凄いことじゃないですか?」)
確かにな?でもよ?今でも考えるんだよ。何であんなことしたのかって
(ユニ「何かあったの?」)
俺が家に帰った時見たのは血だまりに倒れた親父たちだったんだよ。
(ア「そんな!?」)
そん時は何かのイタズラだと思って血塗れになりながら親父たちの事必死に起こそうとしてたよ。その後市の集まりだかに行ってた祖父が帰ってきた親父たちの姿見て一目散に通報してたよ。結果として親父たちは死んでた。 死体から鉛玉が出た事から射殺だって断定されたよ。
(ユニ「誰がそんな事を?」)
分からん、親父は職柄からよく恨まれる人だったからそれで恨み買ったのが原因か、それとも無差別か…それすらも分からず犯人は未だに特定されてない。そこからだよ、色々と崩れたのは
(コンパ「崩れた、ですか?」」)
そ、まず変わったのは祖父母だよ、あいつらはガキの俺が見てわかるほどに金に飢えてた俗に言う金の亡者って奴だ、それで遺言書で金が自分達に来ないと知るやいなや俺に集ってきた、「子供がそんなに持ってても意味はないからおじちゃん達に頂戴」だぜ?聞いたとき呆れたぜ?孫の俺の事よりあいつらは金を優先しやがった。それも何かと言って奪おうとして来た。正直怖かった、けどそれだけじゃなかった。
(ノ「と言うと?」)
金をタカリに来たのは祖父母だけじゃなかったのさ、親戚、叔父に叔母、従兄弟…数えたらキリがねぇそんだけ沢山の親父たちの金が欲しかったんだろうさ?
(ネ「それって幾らくらいあったの?」)
(ギ「ちょっと!?お姉ちゃん!?」)
いいよ気にすんな、えっと何億って額だった筈だぜ?
(全員「億!?」)
あぁ、親父は元警察、お袋はイイトコの娘さんだった見てぇでな?それで駄賃として毎月結構もらってた見てぇだ、そしたらそんな額になってたらしいな、それで俺に回ってきたのかその何億という額の遺産、笑っちまうぜ、これまで仲良くしてくれてた人達は揃いも揃ってその遺産目当てなんだから。俺はその頃ガキでありながら大人の汚い部分を見過ぎたせいで人間不信に陥ってたよ、そんな俺を見かねたのか元同僚でだった警察官の人が俺を逃がしてくれたんだよ
(ブ「逃がす?」)
所謂高飛びってやつ?あの時あの人が何言ってたか忘れたが、その人だけは信用できた。親父の同僚ってのもあったけどその人だけは目がマジで俺を助けたいって目をしてたからな、その人の勧めで俺は北海道…ルウィー見てぇに寒いところに逃げる事にしたんだそこならあいつらも追ってこれねぇだろうってさ?ま、そこで待ってたのはある意味の地獄だよ
(ベ「どうしてですの?」)
そこはルウィー見てぇに寒いって言ったろ?俺そん時北海道がここまで寒いとは知らなくて凍えてたんだよ。それでも必死で逃げて着いたのは雪山だよ、寒さは尋常じゃなかった、道もわからない、火元もなければ看板も、アスファルトすらない超がつくほどの天然の山だったよ。まさか初めての高飛びで同時に初めての遭難を体験する事になるとは思いもしなかったがな?そんで止めに死も間近に感じた瞬間だよ。
(ア「良く無事だったわね?」)
無事じゃねぇさ、あの人に助けてもらえなかったら今頃凍死してたろうさ?
(ラム「あの人?」)
そ、俺の喧嘩の師匠であり命の恩人、加えて俺に生きる意味を教えてくれた人だよ俺の憧れであり目標のね?
(ブ「あの時言ってた、熊を素手で倒したって人のことね?」)
(全員「素手!?」)
あ、ブラン覚えてた?そ、その人、名前は『冴島大河』『極道18人殺し』の生きる伝説だよ。