重巡だらけのTRPG   作:ツリ目

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青葉と青葉の上司のお話です。


青葉のターン、ドロー!

【昼 鈴谷 探偵事務所】

 大神から相談を受けて鈴谷は自分の事務所に行くことにした。「桐壺探偵事務所」という探偵事務所の売上は可もなく不可もなくという感じだ。

「桐壺さん、ちーっす」

そう言いながら事務所のドアを開ける。お客さんもいなくて日が高いので照明は半分しかつけていない。事務所の窓際の作業机にはくせ毛で猫目の男が座っていた。眠たそうなその男は鈴谷の姿を見て

「こんにちは、鈴谷ちゃん。今日も相変わらず仕事はないから休んでていいよ」

社長の『桐壺 海(きりつぼ かい)』は言った。

「別に仕事しに来たんじゃなくってさ、桐壺さんに訊きたいことがあって来たの」

「仕事場に来たのに仕事はしないっていうのは叱ったほうがいいのかもしれないけど、どうしたの?君の手には負えないような事件でもあったの?」

パソコンをカタカタと操作し始めた桐壺が言う。

「鈴谷の友達の大神さんの友達が変な宗教団体に入っちゃったんだって。大神さんがその友達を助けたいって相談してきたんだけど、なんか意味わかんない感じだから何か知ってたら鈴谷に教えて?」

 

鈴[大神さんから聞いた話を全部話すじゃん?]

 

「・・・『浮雲教会』かー」

話を聞き終わった桐壺が気難しそうな顔で相槌を打った。いつの間にかパソコンを操作する音も途絶えている。

「何か知ってる感じ?」

「知ってるっていうか、聞いたことがあるっていうか・・・」

桐壺の態度は煮え切らない。

「知ってるなら教えてよ」

「これは、うーん、大した話でもないしなあ」

 

K[彼から話を聞きたかったらロールプレイ、もしくは技能を使ってね。良い感じにいかなかったらお茶を濁されるよ]

鈴[んじゃ、言いくるめってのを使おっかな]

 

【言いくるめロール 鈴谷 言いくるめ 90→19 成功】

「じゃあ大神さんの一件を全部桐壺さんに押し付けるよ?」

「う、うーん、まあこれくらいなら話しても大丈夫かな・・・」

余計な仕事を増やしたくないからか、彼は話し始めた。

 

 

「僕が調べたことじゃないけど、そんなに間違った情報はないはずだよ」

パソコンを操作しながら話し始める。

「『浮雲教会』っていうのは5年くらい前から活動が目立ってきた宗教団体なんだ。

どういうわけか規模が急に拡大されてきて警察にもちょっと目を付けられ始めてるんだ。

ただ、具体的に何をしているっていう確たる情報もないから強行もできない。

噂で何か怪しいことに手を出してるっていうのはあるけど、どこから流れ出したのか分からないし尾ひれがついているようなものも多いと思う」

パソコンを操作しながら言っているのである程度の情報をまとめているようだ。

「噂が多すぎるし意味不明なのもあるから実際のところは存在以外は何も分からない、ってところかな」

「ふーん」

桐壺からの情報はもうないようだ。

「手が空いたら僕のほうでも調べてみるけど、鈴谷ちゃんはあまり関わらないほうが良いと思うよ」

「・・・・・・?なんで?」

桐壺は困ったような顔をしている。

「なんていうか、空回りしそうな気がするんだ」

「空回り?」

「最悪、ただの愉快犯のうわさでそれに振り回されることになると思う」

「・・・・・・・」

「ま、ただの勘だから基本的に自由にしていいからね」

 

 

 

K[特に何もないなら桐壺からの情報はないよ。何かするかい?]

鈴[もう一人の人は来ない感じ?]

摩[普段はこいつ一人だけなんて経営は大丈夫なのか?]

K[もう一人は夜にしかやってこないよ。完全に夜行性だからね]

青[川内さんみたいな人ですか?]

足[どうせだから待ってみてもいいかもしれないわね。どうせ今日一日は合流しないでしょうし]

K[じゃあもう一人が来るまで待つ感じ?]

鈴[んー、じゃあそうしよっかな]

K[それなら鈴谷の場面はここで切って・・・、次は誰にする?]

足[青葉か摩耶を見てみたいわね(オオトリはもらったわ)]

青[あとから行動したほうが面白そうですし、摩耶さんから先にお願いします]

摩[んじゃ、先にいかせてもらうぜ]

K(警察署ってことは・・・ソウの探索者を登場させられるね)




お気づきかもしれませんが、高速艦のほうの提督とこっちの提督は知り合い設定です。
特に(意味は)ないです。

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