この素晴らしい過負荷に祝福を!   作:いたまえ

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もう一話だけください。
長くなってしまいました。


三十一話 家宅捜査

  球磨川とダクネスの両名は、数人のダスティネス家の護衛を引き連れて、アルダープ邸までやって来た。

  ダスティネスのお屋敷と比較すれば規模が小さいけれど、一般家庭の家とは別次元に豪華。腐っても大領主といったところか。

 

『到着してから再度掘り返すのは子供っぽいから自粛しようかとも考えたワケだけれど。ここは敢えて聞かせてもらうよ。なんでダクネスちゃんまで付いて来ちゃったわけ?アルダープちゃんの狙いが君だって事はわかってるよね?』

 

 ダスティネス邸を出発する際。

  球磨川が、アルダープに螺子をぶち込んだままの状態で屋敷まで連れて行くよう脅し、馬車に乗り込む寸前。先にギルドでめぐみんと落ち合うよう頼んだダクネスが追いついて来た。

  反対しても、騎士の誇りがどうこう語って止まらず。そんなダクネスさんの主張が、こうだ。

 

「ふふふ。私は女騎士だぞ?」

『…うん。女騎士だね』

 

  何を、わかりきったことを。

  ダクネスはホクホク顔で続けた。

 

「女騎士が悪徳領主の屋敷に監禁される展開、燃えないかっ!?鎧や剣を剥がれ、牢屋に閉じ込められる。数日間放置され、抵抗する気力や体力が無くなってきた頃合いに、領主は言うんだ。『解放して欲しくば身体を使って誠意を見せろ』と」

『…自分から監禁されに行くスタイル!?梟博士もビックリだぜ。ダスティネス邸で襲われていた君を助けたのは、間違いだったかも。監禁や軟禁で喜ぶのは君とピーチ姫くらいのものさ』

 

  シッシッ。球磨川は手を払い、お嬢様に帰宅を促した。への字口になったダクネスが、しばし間をおいてから、名案とばかりに球磨川に擦り寄る。

 

「そう邪険にするな。クリスから聞いたが、ミソギは裸エプロンが好きなんだって?私の同行を許可さえすれば…その、やってもいいぞ?」

 

  したり顔を近寄せるダクネス。

  冗談めいた口調からは、後で約束を破るつもりでいるのが見え見え。

  …が、球磨川はまず、トレンドを間違えられたのが許せないらしく。

 

『裸エプロンも魅力的だけれど…僕の最新トレンドは、【スカートつまみ】だ!』

 

  今の好みをレクチャーしてあげた。

 

「スカートつまみだと!?スカートめくりではなく?」

 

  球磨川はそこが重要なのだと前置きして。

 

『そう!風の強い日とかに女の子が、めくれないようスカートの裾をちょんとつまんで歩いてるのが素敵!押さえてるんじゃなくて、つまんでタイトに絞ってるとこがポイントね!足のラインが出て、腰がくの字に折れて超可愛い!』

「…お、おう。そうなのか」

 

  熱弁。ダクネスを圧倒するに至ったのは、一重に球磨川のスカートつまみ愛があればこそ。気持ち悪いからではないよ。

 

「…ん。逆にラッキーかもしれんな」

 

  裸エプロンよりも抵抗がむしろ少なくなったので、ダクネスは同行後に実行してやろうと軽くオッケーした。

 

 …………………

 …………

 ……

 

  そんなこんなで現在、アルダープの屋敷前では武装済みのダクネスがやる気に満ち満ちている。あくまで、球磨川がアルダープに無礼を働かないようにするお目付役の立場で。実際は、タディオ氏の行方調査と、球磨川の安全確保を行う為。それから、女騎士としての夢が適量。

 

  敷地内に入ったところで、領主様が球磨川に命じる。

 

「ほら…もう良いだろう!?到着したんだから、はやくこの螺子を抜くのだっ!」

 

  アルダープの腹部に刺さりっぱなしの螺子。血は流れ出ず、激痛のみをコンスタントに与えてくる。

 

『だーめっ!屋敷の中に早く入れてちょーだい』

「ぐ…クソガキが!!覚えてろよ」

 

  腹部の激痛で、気をぬくと意識が途切れそうになる。アルダープは苦虫を噛み潰した様な表情で屋敷の扉を開けた。ロビーに足を踏み入れる主人のあられもない姿に、屋敷内の衛兵やメイドが度肝を抜かれ、状況の把握を急ぐ。

 

「旦那様!?どうされたのですか!」

「お前たち、この少年を殺せ!早く!」

 

  衛兵が来た途端、強気になったアルダープが球磨川を指差す。命じられた衛兵が抜刀して、主人を助けるべく斬りかかった。

  ダスティネス家の護衛がそれを防ごうと剣を抜くが、球磨川が手のみでストップをかける。それから、アルダープの部下を迎撃すべく、両手に螺子を握った。

 

『アルダープちゃんちの衛兵さん。止まらないと死んじゃうぜ?』

「脅しならば通用しない…!覚悟!」

 

  思わせぶりな笑みで忠告してあげた球磨川を完全無視し、衛兵は球磨川の上半身を一閃。たかだか衛兵が装備してる剣も、そこそこの業物。心臓まで剣が届き、大量出血を伴い崩れ落ちた球磨川。

 

『ね?死んじゃうでしょ?…僕が!』

 

  いい笑顔で床の染みと化した裸エプロン先輩。剣が身体を通る時、全く抵抗を感じなかった衛兵は訝しむ。これでは空気でも斬ったかの様だ。呆気ない。

 

「ミソギ!?何故ウチの護衛を制止したんだ!」

 

  ダクネスが床の染みに駆け寄る。

  ダスティネス家の方々も戸惑いや焦燥感を覚え、挙動不審になってしまう。制止を振り切ってでも、球磨川を守るべきだったと。

 

「よくやった!褒めてつかわす」

 

  すっかりお腹の螺子がアクセサリーになってきた領主は、達成感を得てハイテンションに。

  笑顔で衛兵の背中をバンバン叩き、次の命令を下した。

 

「次はダスティネスの護衛共を殺すんだ。ララティーナがわざわざワシの家に来てくれたのだから、逃す手はあるまいて」

「よろしいのですか!?ダスティネス家と敵対するのは得策ではないかと」

 

  今度は命令に躊躇した衛兵。

 

「小僧を殺した時点で同じこと、構うものか。それに奴らは、帰りの馬車で盗賊に襲われ命を落としたという筋書きだ」

 

  アルダープは辻褄合わせの悪魔マクスウェルを使えば、多少の無茶なら通せる。球磨川の、家に来る発言には肝を冷やしたが…それも結果オーライ。ダクネスがアルダープの家にいる展開は願ってもないこと。護衛さえ殺せば、今度こそダクネスが手に入る。

 

  先のダクネスを抱き寄せた感触を思い出しつつ、アルダープは涎を抑えきれなくなる。

  ダクネスと護衛たちは、アルダープの企みを察知して戦闘態勢をとった。

 

「ぐふふっ!ララティーナ、今夜はたっぷり可愛がってやるからな」

「…外道め」

 

  今晩、どのようにダクネスで楽しもうか妄想逞しい領主。

 

 …しかし、幸せいっぱいの妄想からは、激痛で一気に現実に戻されることとなった。何故なら。

 

「……ぬぅ!?」

 

  キュィィィィン!!

 

  領主様のアクセサリー、腹部の螺子が自動で高速回転を始めたからだ。

  ドリルを想起させる巨大な螺子がアルダープの肉や脂肪をかき混ぜては、一定のダメージで傷口を自動再生させる。痛みと癒しの連続が、精神的苦痛だけを領主に残した。

 

「ぎゃあぁぁぁあ!なんだこれは!?痛い!痛いぃぃい!!」

 

  前触れも無く勝手に動き出した螺子に、領主様は大混乱。

  大の男が、思わず床にのたうちまわる。駄々をこねる子供のように。

 

「旦那様!今お助けします!!…ぐぅっ!?」

 

  アルダープの衛兵が慌てて螺子を抜こうとしたが、高速回転する螺子をまともに掴んだ瞬間、指を持っていかれた。

 

『あーあ。素手で触っちゃ駄目だよ』

 

  螺子が生み出す甲高い音が反響する中、ユラユラと球磨川が復活する。

 

『僕を殺せたくらいでいい気にならないでちょうだい。この世には、殺しても死なない奴なんて少なくないんだから』

 

 軟体動物みたいに全身をぐねらせながら立ち上がる姿は、とても気持ち悪い。

  アルダープは螺子を突き刺した張本人、球磨川に叫ぶ。衛兵の安否や、球磨川がどうして無事なのかは気にならない。今は一刻も早く螺子を止めたい。

 

「こ、小僧!早くこの螺子を止めろ!抜け!早く…早く!!!」

『どうして?』

「どうしてだと!?痛いからに決まっとるじゃないか!」

 

  心底、楽しそうに球磨川は微笑む。

 

『あのさ、なんでアルダープちゃんが被害者面してるわけ?君は僕を二度も殺し、ダクネスちゃんにも不快な思いをさせている』

「わかったから!謝る!だから早く助けてくれえぇぇ!!」

『僕を殺すよう促した奴を、なんだって助けるのさ。自分を棚にあげるようになったらおしまいだぜ?むしろ、僕が被害者だ!』

「勘弁してくれっ!死ぬ、死ぬぅぅ!」

 

  涙と鼻水と涎と汗。体内から溢れ出す水分で顔中ベチャベチャのアルダープ。

 

『…』

「ワシが、ワシが悪かった…!」

『うん、そうだね。君が悪く、そして、僕は悪くない!…だから、許さない』

 

「〜〜ッ!?」

 

  数分後、アルダープが意識を失ってようやく、螺子は回転を止める。

 

『わざと死んで、相手をぬか喜びさせるバニルちゃんの気持ち。ちょっとわかったかも』

「少し、やり過ぎではないか?」

 

  失禁し、白目をむいた領主の姿。ダクネスは眉をひそめ、球磨川に苦言を呈す。アルダープの受けた痛みは想像を絶する。

 

『そう?ダクネスちゃんを襲ったにしては、生温いほうじゃないかな。そんなことよりも、家宅捜査と洒落込もうよ!』

「…うむ。ミソギだけは敵にまわしたくないものだ。情け容赦なさ過ぎるな、お前は」

 

  残酷過ぎる球磨川に、やや引いてるダクネス。

 

 …というのが女性らしい理想の反応なのだが。現実は、息を荒げて嬉しそうに身をよじらせている変態女子が一名。

  アルダープにした仕打ちを自分も受けたいと言い出しかねないドエムの騎士に、球磨川の方が逃げるように屋敷を捜索しに向かった。

 

「ああっ!待つんだミソギ。私にも今のをやってくれないだろうかっ!?」

 

 ………………

 …………

 ……

 

  小一時間経過して。

 

  屋敷内で、自発的にダスティネス家と刃を交えようなどと考える輩はいなかった。甲斐あってスムーズに調査は進んだものの…地上階を粗方探し終えても、目的のタディオも悪魔も見つからず。

 

「あと捜してないのは、ここだな」

 

  アルダープの私室に近い収納庫。その最奥に、木箱でカモフラージュされた木製のドアが。

 

『へぇ?いかにもな隠し扉だね』

「このドアは、確かに見つけるのも一苦労だな。まあ、だからこそ怪しいんだが」

 

  ダクネスが分厚い木のドアを押すと、地下への階段が隠されていた。石の階段はヒヤリと冷たく、天井には蜘蛛の巣が張り巡らされている。太陽の光も届かないので、かなり不気味な雰囲気。頼りない灯りはロウソクのもの。

 

  ダスティネスの護衛は漏れがないか、地上階でローラー作戦を実行中。球磨川のスキルとダスティネス家の威光が護衛の必要性を低下させてしまったので、地下にいるのは過負荷とドMだけ。

 

『うええ、気持ちわりー』

 

  埃っぽい石畳は靴底にペタペタとくっついてくる。

  地下室さんサイドも、球磨川君にだけは言われたくないことだろう。

 

「おい、アレは…!」

 

  お嬢様にしては不潔な場所に耐性を持つのか、先頭を突き進んでたダクネス。彼女は薄暗い地下の最深部に鉄格子を見つけた。

 

『牢屋かな?牢屋だね。誰かいるっぽいよ』

「アルダープめ、まさかタディオ氏を監禁してるのか!?」

 

  牢屋の前まで行けば、収容者の顔もなんとなくわかる。無精髭とボサボサの髪が邪魔で、表情は伺えない。

  牢屋の住人は球磨川を凝視し、眠そうに言葉を発した。

 

「…オメーら、どっからきた。アルダープの手下ではなさそうだが…」

 

  目脂を服の袖で拭う男。球磨川らが地下に降りてきた音で目覚めたらしい。地下室にいる人間は彼だけなので、タディオか悪魔かの候補も又、彼だけ。

 

『もしかして、君がタディオさん?』

「…誰だソイツ?」

 

  表情こそわからないが、語気から牢屋男の憤りを感じる。

 

『あれ違った?んじゃあ、悪魔?』

「ちげーよ!オメー、初めて会ったヤツを悪魔呼ばわりするのか。てか、オレが悪魔に見えるってこと?ねえ、そうなの??」

 

  牢屋の男が大きな欠伸をし、首をゆっくり回す。球磨川の不躾さは、あんまり気にならないようだ。

  声からして、そんなに若くもなさそう。

 

『悪魔でもないの?なら、君は誰なのさ』

「はぁ…。一回だけ、言うぞ。聞き間違えるなよ?」

 

  男は咳払いをして、聞き取りやすいように発音を意識しながら名乗った。

 

「タダオ。オレはエンドウ タダオだ。二度と『タディオ』なんて間抜けな名で呼ぶんじゃねーぞ。ったく、この世界の奴らは…メリケンかよ」

 

  エンドウ タダオ。名乗られたのは、平凡な日本人らしい名前。『タダオ』を『タディオ』と誤って認識されるのが我慢ならないようで。

 

『日本人?てことは、なんにせよ君がタディオなんじゃん!知らないフリなんかしちゃって、ズルいんだから!』

「だーかーらー。タダオだって言ってんだろーがっ!」

 

  鉄格子がなかったら球磨川に飛びかかっていそうなタダオさん。

  ダクネスが膝に手を置いて、中腰でタダオの顔を覗く。

 

「貴方が、かの有名なタダオさんか。私はダクネス。ダスティネス家の者だ」

 

  鎧娘がダスティネスの家名を口にしても、タダオは特別態度を変えない。

 

「ほーん。偉い偉いダスティネスさんが、養豚場に何か用事でもあったんすか?…あー。クソダープの太り具合からして、そろそろドナドナされる時期になったか?」

 

  鉄格子から離れて、牢に敷かれてる薄い絨毯の上を転がるタダオ。耳を小指でほじくり、くつろぎ始めた。

 

「ど、どなどな…?」

『僕やタダオさんの母国語だよ。特に気にしなくてもいい』

 

  ダクネスだけ置いてけぼりをくらう。

 

「へっ。オメーも日本人か」

『まあね。タダオさん、何故アルダープちゃんに捕まったんだい?君だって神器を持ってるはずでしょ?【魔杖モーデュロル】だっけ』

 

  球磨川が顎に手を当てる。探偵が好んでよくやるポーズだ。

  タダオはボサボサ頭を掻き毟り、嫌そうに答えた。

 

「そりゃ、アレだ。アルダープも神器を持ってたからな」

『な、なんだってー!?』

「…もういい」

 

  茶化す球磨川にタダオが言葉を途切らせ、ふて寝しそうになったので慌てて謝る。いい歳したオジさんがいじけるのも、どうかと思うが。

 

『ごめーん!もう金輪際茶化さないから、続けて。アルダープちゃんも転生者ってこと?』

「それは違うな。ヤツは…持ち主がいなくなった神器を回収したに過ぎん。本来の持ち主でなければ十全の効果は発揮出来ないが、1割程度の力でも脅威なのが神器ってモノだ」

 

  アルダープはブレンダンで働くタダオに、客として声をかけた。

  首尾よく屋敷まで連れてきて、神器の力で牢に閉じ込めたそうな。

 

「ヤツの回収した神器は、人の心を入れ替える効果でな。本来の持ち主以外が使えば、時間制限があるが…それにしたって強力だぜ」

「そんな芸当が可能なのか…。とんでもないな、神器というのは」

 

  ダクネスは神器に馴染みが無い分、説明されても理解が追いつかない。

  タダオは構わず話を進める。

 

「別荘を建てるって領主が言い出して、その打ち合わせの最中。手付け金代わりに、高級そうなネックレスを手渡してきたんだ」

『ネックレス…。もしや、そのネックレスが神器?』

 

  タダオが首を縦に振り、肯定する。

 

「察しが良いな。ネックレスを身につけた人が対象のようだ。ヤツは唐突に自分自身の手足をロープで縛り、オレと精神を入れ替えやがったのさ。オレの身体に入ったアイツは、牢屋の中で神器の効果が切れるのを待てば監禁完了ってこった。アルダープに乗り移ったコッチは身動きも取れねーし。ネックレスを回収するのに、時間内でオレの身体まで縛って。…やられたって感じだ」

『…面白いね、ギニュー隊長や心転身の術みたいで。僕って優しいから、タダオさんが油断し過ぎってとこには触れないでおくよ』

 

  触れてるも同然な球磨川の優しさは、しかしタダオの心をズタズタにした。

 

「タダオさん。私たちは貴方を牢屋から出したい。鍵の在り処を知らないか?」

 

  ふてくされ、鉄格子に背を向ける形で横になったタダオが、ケツを掻いてた手で地下の一箇所を示す。

 

「そこらへんに、杖が置かれた祭壇があるだろ?オレの杖なんだが、それを取ってくれれば鍵なんざいらんよ」

 

  鉄格子からさほど遠くない辺りに、祭壇はあった。寝かせてある杖こそがモーデュロルなのだろう。

 

『タダオさん、代わりと言ってはアレだけれど、お礼に僕らのマイホームを建ててくれないかな?予算はあるから!』

 

  モーデュロルを鉄格子の間から差し出す球磨川。タダオは起き上がって、愛杖を握りしめる。

 

「どうせ、お前らが来なきゃ殺されてただろうしな。日本人のよしみだ。構わんぞ」

「やったな、ミソギ!」

 

  言質は得た。球磨川とダクネスは見つめ合い、手をグッドの形にした。

 

「そいじゃあ、クソダープにお礼参りしてから帰りますか」

 

  タダオはモーデュロルを鉄格子に向ける。青白い光が地下を余さず照らすと、鉄格子の隙間は人が通れるくらいにまで広がった。

 

『おおーう、猛烈ゥー!』

「これが神器か…!空間がねじ曲がったようだな」

「ちょ、まだモーデュロルの全力では無いからな!もっと凄いから!」

 

  タダオが牢から脱出すると同時。

 

「タダオ!?何故牢から出ておる!クマガワとやらも、この地下を見られたからには、生きて返さんぞ…!」

『ありゃ、アルダープちゃん』

 

  性懲りも無くアルダープちゃんが登場。素直に死んだフリでもしておけば助かったものを。

 




アルダープへのお仕置きはまた次回に。
次話、球磨川の過負荷が酷くなります。

それはさておき。クマーのトレンド、段々露出が減ってるとのことですが。
裸エプロン、手ブラジーンズ、全開パーカー。スカートつまみ。

スカートつまみより露出減るなら、もう着込むしかないじゃん…。


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