なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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今回の話はギャグ成分少なめ。
そして次回はもっと少ないかと。


そして作者的に今まで少し読みづらかったので書き方を変えてみた。
行の隙間を少なくしてみました。

はやく1巻の内容を終わらせたい。



じゃ、ダラっと行こうよ。




『なんやかんやでお話』

 

 

 

 

 

 

「こ、この化物め!」

 

 

光の槍的なものがいっぱい降りしきる中、俺は考えていた。

何がどうしてこうなったのだろうか?

 

 

 

 

 

発端は散歩だ。

今日は平日、普通に登校日なのだがサボった。

近所の公園には二宮金次郎の銅像が有り、

その銅像の持っている本の部分に『週刊エロトピア』とマジックで書き、

二宮金次郎の顔に鼻血をラクガキしたのがバレたらしく、

担任が般若の様な顔をしているので今日は休んだ方が良いと匙達に言われ、

サボタージュしているというワケだ。

公共物だったのでヘタを打てば家庭裁判所にお世話になるかもだったのだが、

そこは俺、運良く証拠が発見されずに流れた。

ただ、俺がやったであろうということはなんとなくバレてたので、担任が怒髪天。

 

 

そこで俺はサボりを決意し、フラフラと街をお散歩。

その途中で何故かしらアーシアちゃんと遭遇し、色々話した。

最初はただの世間話だったのだが、だんだんと身の上話になった。

アーシアちゃんは自身の過去を聞いて欲しいと言い、俺にポツリポツリと話し出した。

 

捨て子だった事、教会兼孤児院で信仰深く育てられた事、

怪我を治す事の出来る力が目覚めた事、

カトリック教会に連れて行かれ〝聖女〟として崇められた事、友達が一人もいなかった事、

怪我をしていた悪魔を敵対関係でありながらも治療してしまった事、

その事が教会にバレて〝魔女〟と呼ばれて恐れられた事、そしてまた捨てられた事。

その中でも最も辛かったのは、教会で自分を庇ってくれる人が誰一人もいなかった事だそうだ。

 

自虐的に笑いながら、悲しそうに泣きながら、それでも言葉を止めずに言った。

ぶっちゃけここまでヘビーな話だとは夢にも思わなかった。

コレが匙や松田、元浜の話なら「やーいやーい、ボッチ野郎ー」と慰めてやったのだが、

相手がアーシアちゃんなだけにそうもいかない。

他の二次小説なら格好良く彼女に慰めの言葉を掛けてやれるのだろうが、

生憎とそんなのは俺の柄じゃない。

ていうかクサい台詞など言いたくないのだ、恥ずかしいじゃないか。

現実でそんな事言える訳がない、言ったら絶対家に帰ってベッドに顔うずめて、

「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ってなると思う。

そんな生き恥は俺は晒すつもりはないのである。

という訳で、俺は俺のやり方で行こうか。

 

 

「友達、日本(こっち)なら出来ると思うよ?」

 

 

アーシアちゃんは社交的でイイ子だから、すぐ出来ると思うけど?

俺は軽い口調でそう言った。

アーシアちゃんは腫れて少し赤くなった眼で俺を見る。

 

 

「……私、世間知らずです」

 

「うん、俺もよく知らんから大丈夫」

 

 

なんか大丈夫じゃない気がするけど、ここはスルーの方向で。

 

 

「……日本語もしゃべれません。 文化も分かりませんよ?」

 

「言葉は翻訳すればいいのですよ。 文化なんて最近はグローバル化でゴチャ混ぜだし」

 

 

先輩に聞いた所、俺が翻訳魔法をアーシアちゃんに掛けてあげればイイそうな。

つっても掛け方が分からんので、魔力?だけ提供し、先輩に掛けてもらった。

うん、最近は翻訳関係でお世話になってるし、お礼の一つでも用意した方が良さそうである。

 

 

『では、母君様のお仕置きフルコースを……ハァハァ……!』

 

 

おい待て落ち着け早まるな。

一回正式に話し合いをしようじゃないか、俺の生命の危機なんだがソレ。

 

 

「……友達と何を喋っていいのかも分かりません」

 

「何でも話せるのが友達でしょ、なら何でもいいと思うけど?」

 

 

俺だって匙や松田、元浜には何でも話せると思う。

なんだかんだ言ってもアイツらは友達なのだ、例え世界中が敵になったとしても、

俺だけはアイツらの仲間でいてやるつもりである。

おいコレ口説き文句かよ。 こんなん恥ずかしくて絶対に言ってやらないが。

まぁ、本当に友達ならこんな感じだと思う。

そいつの為に命賭けれて、自分の為に命賭けてくれる奴こそ友達だろう。

 

 

「……イッセーさんは、私と友達になってくれるんですか……?」

 

「俺なの?」

 

「……イッセーさんと友達になりたいです…」

 

「まぁ、なったげるよ?」

 

 

公園のベンチに腰を降ろしている俺達二人。

アーシアちゃんは両手で顔を覆い、静かに泣いていた。

こんな直接的に女の子を泣かしたのは初めてなのでどうしていいかも分からず、

取り敢えずは背中を撫でてあげた。

これが野郎なら「男のくせにピーピー泣くな」と言って股間を蹴り上げてやるところなのだが、

アーシアちゃんはなんかこう…、か弱い女の子って感じがするからどうもやりにくい。

 

そんな掛け合いはさておき、彼女の治療の力は神器の一つらしく、結構なレアモノらしい。

彼女もこんな業を背負っているのか、過去も酷かったのに更に追い討ちかけるとか神様マジ鬼畜。

アーシアちゃんの精神内にも度し難い変態共がフィーバーしているのかと思うと、

心苦しいものがある。

 

 

「無理よ」

 

 

どっかで聞いた声が突然響いた。

俺達の背後から聞こえてきたようである。

その声のした方へ顔を向けると、そこには見覚えのある奴が。

黒髪ツヤツヤサラサラヘアーで、お胸はちょっと物寂しいスレンダーな美少女。

コ、コイツは……。

 

 

「ヤンデレ女……」

 

「誰がよ!?」

 

「……レイナーレ様……」

 

「誰それ」

 

「私よッ!!!」

 

 

この人誰?って方は、「なんやかんやで原作開始」を読んで頂けると分かりやすいと思う。

なんやかんやでアーシアちゃんを連れ戻しに来たらしいヤンデレちゃん。

しかしアーシアちゃんは戻りたくないと拒否。

テメェらみたいなハエがたかる汚物共と一緒にいるなんざゴメンだね、という事らしい。

 

 

「私、そこまで言っていませんが!?」

 

「アーシア……。 そんなに口が悪くなって……」

 

「レイナーレ様!?」

 

 

それもこれもあなたのせいねッ!?、とヤンデレちゃんがヒステリック。

責任転嫁とは片腹痛し。

向こうが光の槍的なモノを出したので、こっちも籠手を出現。

女だろうが、喧嘩とあれば容赦はしない。

 

 

「上の方々にあなたの神器が危険だからと以前命を受けたワケだけれど、

 どうやら、上の方々の見当違いだったようね!」

 

 

俺の左手に装着されている籠手を見て、ゲラゲラと嘲笑うヤンデレちゃん。

ドライグの頭は確かにおかしいが、生憎とガチ過ぎてもはや笑えるレベルではない。

それを笑うとは……、なんと酷い奴であろうか。

 

『お前が言うな』

 

幻聴が聞こえたが、まぁいいだろう。

 

 

「あなたの神器、ありふれたモノの一つなのよ。 〝龍の手〟と呼ばれるもの。

 所有者の力を一定時間、倍にする力を持っているけれど、あなたの力が倍になったところで、

 全く怖くないわ。 本当、汚らわしい人間であるあなたにお似合いのシロモノね」

 

 

……だそうですがドライグさん。

 

 

『……さぁ相棒。 〝覇龍〟の準備をしようか』

 

 

トカゲさん、マジギレだった。

前にも間違えられてトラウマだったのに、

どう見ても格下の下の下以下にしか見えない雑魚に馬鹿にされたのだ。

トカゲといえどもオスである、このまま黙っては引き下がれまい。

しかし〝覇龍〟はやり過ぎじゃない?

 

 

『フ、フフ……、もう誰も俺の事を〝龍の手〟とは呼ばせない……!』

 

 

こっちも病んでいた。

すっかりダークサイドの住人と成り果てたトカゲちゃん。

真っ赤だった籠手が若干黒く染まっているのは気のせいだということにした。

籠手についている宝玉から、

なにか瘴気のようなモノがデロデロと流れ出ているのは目の錯覚に違いない。

先輩達に助けを求めようとしたが、『黒髪美少女チュパチュパ』と、

トランス状態だったので諦めた。

普通の状態で赤龍帝と明かさずに圧倒してやった方が精神的ダメージが大きいんじゃないのか、

という指摘にやっとこさ引き下がったドライグ。

そこから喧嘩開始となったワケで、冒頭に戻る。

奴さんの攻撃がトロ過ぎて掠りもせずに避けていたら、まさかの化物呼ばわり。

どうも化物です、こんにちは。

 

 

「そもそも何であなた生きてるのよ!?」

 

「努力と才能」

 

「ふざけないで!」

 

「至って真面目」

 

 

そんな馬鹿な……!と呟くヤンデレちゃん。

信じたら「馬鹿はお前だ」と褒め称えてやるつもりである。

あーだこーだ叫びながら攻撃してくるヤンデレちゃん。

そんなに叫び倒したらカロリー消費がすごいでしょうよ。

それ以上その残念なお胸からカロリー消費で脂肪燃焼されたら、完全にまな板だよ。

そう指摘してあげたら、攻撃が激化した。

 

 

「………殺すわ。 ……体中刺し貫いて殺す……!」

 

 

ヤンデレちゃんからとてつもないプレッシャーを感じる。

まさかコイツ、力を隠していたのだろうか?

侮るなかれヤンデレちゃんという訳か……。

ふむ、そんなに貧乳な事を気にしていたのか、それは悪い事をした。

しかし、デキる男はここでフォローを欠かさない。

我が友に教わったこういう場面での最強のフォローをとくと味うがいい。

 

 

「まぁまぁ落ち着けヤンデレちゃん」

 

「誰がヤンデレちゃんよ! これが落ち着いていられるもんですか!」

 

「こういう言葉を知ってる? ――〝貧乳は、ステータス〟――」

 

「貧乳って言うなぁーーーーーーーー!!!」

 

 

涙目で更に攻撃を激化させるヤンデレちゃん。

おかしい、元浜に教わったフォローが効かないだと?

 

 

『イイ煽り文句だったぞ相棒。 そうだ、もっと奴に絶望を……!』

 

 

お目々がどんよりと暗く濁ったトカゲちゃんが、エラく悪趣味な事を言う。

先輩達に何とかしてもらおうかと思ったが、

『はぁ…はぁ…、貧乳たん食べちゃいたい!』という様に、

もうどうにもなんねぇ感じだったので諦めた。

結局ヤンデレちゃんに増援が馬鹿みたいに来て、大量の神父コスプレ共に阻まれ、

アーシアちゃんが誘拐された。

ねぇアレ何なの? コスプレ着たテロリスト? 斬新過ぎるだろ。

儀式だの神器抜き取るだの、物騒な単語がチラホラ聞こえてので、

アーシアちゃんに危害が加わる可能性大。

もうここまで関わってしまったのである。

乗りかかった船状態なのだ。

こうなればもう遠慮はいらない、思い切り楽しませてもらおうじゃないか。

 

 

『暴れられる理由が出来たな、相棒』

 

 

うん、アーシアちゃんに感謝しなければ。

お礼はヤンデレちゃん達からの救出という事で手を打ってもらおうか。

 

 

そして俺はのんびりと古びた教会へと歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




※レイナーレは作者の中では貧乳ちゃんです。ご了承ください。



後書き、続けてと多数の感想が寄せられ、じゃあ続けようと思ってもあまりネタがない。
ネタがないなら他の部分から引っ張ればいいかなと思い、
今回は作者のリアルでの話を少しだけ。


とある本屋。
作者は参考書を探しに行った時の事だ、いろんな本のコーナーがあり、
参考書コーナーの向かい側にはラノベコーナー。
そしてそのラノベコーナーには二人の男女がいた。
カップルなのかなぁなんて思っていたら、その二人はとんでもない会話をしていた。

「最近俺、二次小説ハマってるんだよねぇ」
「ふーん、面白いのある?」
「なんかね、ハイスクールD×Dの二次小説でね? 〝なんやかんやで赤龍帝〟ってのがあって」

なぬ!?
さ、作者のではないか……、友達に勧める、又は勧められたという人もいたので気になる。
ほうほう、どんな紹介をしてくれるんだろう。
なるべく面白いって紹介してちょうだいな少年。

「どんな奴なの?」
「うーん、読者が変態」

それ作品の紹介じゃなくて読者の紹介じゃん!
女の子もそれを思ったらしく、指摘する。
そうだ、作品の雰囲気をだね……。

「あと、後書きが結構面白い」

本編は!?
なんで後書きの方が印象強いんだよ! まぁ、薄々分かってたけど!

「小説の内容自体は?」
「さぁ?」

馬鹿じゃねぇの!?
本編の内容知らねぇのに話題にしたのか!? 最近のカップルの会話って怖い!
ちょっと精神的に来るモノがあったので、そそっとその場から退散。
現実って辛いです。

えー、偶にですが、意味の分からないコメントがあったり。
【一言】
誰もツッコマないけどフリード強くね?この小説のイッセーはドライグを軽くぶったおせるのに人間のフリードを倒せないとは。

手加減しているっていう文を地の文で書いてあったのが読めないのだろうか?
誰もその事について言わないのは、みんなキチンと文章を読んで理解しているからです。
まずは文章を全部読み、内容を理解してから、筋の通った感想を出しましょう。
話はそれからです。

そして前回の後書きの最後に載せた感想。
その感想に対する作者の反応は〝病院に行きましょう〟だった。
結構失礼な事書いちゃったなぁ、と反省していました。
していましたが………。

【一言】
びょ、病院て…………
産腐人科はまだ早いんじゃないかな?だってまだ情事にまでいってないし……
だってまだ無いから
ちゃんと就職して家計を支える位にまでなったらでいい?
そして、……………………………子供は何人欲しい?


違ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!!!!!
病院行くのは作者じゃないよ!? あなただからね!?
誰が産婦人科なんて言ったんだよ! あなたの脳内スゲェな!?
なんで作者とあなたが結婚すること前提になってんのさ!?
しないよ! 情事にも至るつもりもないの!
もう変態さん怖いよぉ!

……ちょっと、ほんのちょっとだけ取り乱しましたね、すいません。
えー、感想数がハーメルン内でもトップ5に入っているらしいです?
ふむ、まだ負けているのですか……。
変態たちよ、負けてもいいのですか。 あなたたちの力はこんなものなのですか。
否、まだです、まだまだあるはずです、変態さん達の底力が。
なーんて事をほざいてみたり。
感想数ランキングなんてどうやって見るの?


一巻の内容が終わったら番外編を載せる予定。
長すぎて二分割するけど、いいよね?
ではでは、また次回で会いましょう、さようなら。

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