規格外妖精さん   作:バイオレンスチビ

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注意
完全に思い付きです。
作者はアニメしか知りません。
作者には文才も存在しません。



忘れられし銀の翼
第1話


ブーーーーン

ブーーーーーン

艦載機が飛んでいく。

私はそれを眺めるのが大好きだ。

でも…私は戦うのは嫌いだ。

だからあいつらは私をこう呼ぶ。

〝役立たずの腰抜け野郎〟ってね。

整備士の仲間達はこう言うよ。

〝あんたにゃついていけんわ。〟

 

つまらない訳じゃない。

ただ…誰も来ない倉庫のはじっこで一人で96式艦戦の改造をしている時だけが充実しているなんて…。

「悲しすぎるでしょ…。」

でもね、戦闘に出るのはもう勘弁してほしい。

味方が悲鳴をあげて落っこちて死ぬ。

爆散して死んでいくのはもう耐えられない。

昨日まで笑いあった友が突然いなくなるのだ。

そんなことを繰り返すぐらいならなら私はここで愛機と共に朽ちた方がましだと思う。

 

 

ガラガラガラッ

 

 

「ここにまだウチと鳳翔が使っとった旧式の艦載機のまぁ一部が保管されている訳やで?」

 

「なるほどな…。」

 

この声は…龍壤さんと提督!?

 

隠れなきゃ!!

私は忘れられた存在で良い。

そうだよ、96式なんて誰もお呼びじゃないよ。

彗星や烈風…零戦

みんな優秀なやつらじゃん。

 

「なぁ…。艦上戦闘機ないの?」

…!

「一応、置いといたはずやけどなぁ…。」

 

もう、かなり近くに来ている。

逃げるしかない!

 

96式は足が出たままだ。

スピードも装備も零戦にまける。

そんなこと知ってるよでもね、

試したいんだ自分の腕を。

 

エンジンを始動する。

身体が機体と同化していくような不思議な感覚と共に私は飛翔した。

どんどん加速していく。

「な!?」

「え?!ちょっ!?」

驚いている龍壤さんと提督の横をすり抜けて久々の空へと上がる。

私を必要とする人はいないだろう。

大空へと羽ばたく者はいつでも一人だ。

消耗品のように使われて誰に知られることもなく消えていく。…それが耐えられぬ私を必要とする人はいない。

 

〝こちら、加賀。そこの96式、所属と目的を明らかにして速やかに帰投しなさい。〟

…黙れ。

「こちら〝元〟鳳翔所属96式艦上戦闘機です。

目的はテスト飛行。」

「わかったわ…ん?〝元〟ってあなた無断飛行なの!?速やかに帰投し…ブツッ」

黙れ…あんたの言うことを聞く筋合いはない。

 

ん?なんだ…ゼロか。

この動きからすると…私を墜とそうって?

ふ、ふふふふふふ。

「艦戦の性能の差が戦力の決定的差でないことを教えてやる!!」

機体をぐんぐん加速させていく。

水面ギリギリまで急降下して一気に機体を持ち上げる。

…大丈夫。

深緑の機体が純白な私の翼を狙って迫っても負ける気はしない。

お互い多分ただのテスト飛行だけど私の翼は彼女の物を軽く凌駕していた。




勢いにのって書いてしまいました。
好評なら続きます。
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