規格外妖精さん   作:バイオレンスチビ

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第3話

「鳳翔さん、足がかわいい艦載機がほしいです。」

…誰だ?

新入りさんか?

「瑞鳳ちゃん…いくらなんでも99艦爆しかもってないのは問題よ?制空権の取り方知ってる?」

all99艦爆って超マニアックだな…。

まぁ、世の中には瑞雲の虜となった戦艦もいるらしいし…艦娘からしても艦載機は奥深い魅力に溢れる物なんだろうか。

「知ってますよ。艦戦を使うんですよね?」

って何でこんなに奥にまで…!

でも普通に考えて96式艦戦を持っていく新人なんていないだろうし…大丈夫か。

「鳳翔さん、これがいいです!」

え?ちょっ!嘘でしょ!?

「96式艦戦ですか…。零戦よりも古くて弱いけれど…「これが良いんです!!」…。」

大先輩を押しきったよこの人!!

「よろしくね、96式艦戦さん。」

人差し指を差し出す瑞鳳さん。

「こちらこそよろしくお願いします。」

両手でその人差し指と握手(?)しながら言う。

久々に触れた手は温かくて何処か優しくて純粋な眼差しが嬉しかった。人の手ってこんなに温かい物だったんだっけ…。

「あ、そうだ!妖精さんも一緒にご飯を食べりゅ?」

「喜んでご一緒させて頂きます。」

 

 

 

 

 

「あ、そうそう。食べたら午後から先輩方と演習なんだけどよろしくね?」

え”?

「うそ!?まさかのいきなりですか!?」

一航戦?二航戦?三四抜いて五航戦?

「相手、一航戦なんだよね…。龍壤さんから一応エースをもらっては来たんだけど…。」

指差す先には

「ガハハハハハ!!!

この酒メッチャうまいんだけど!!!

乗る空母は前回も今回もペッタンコだけどなガハハハハ!!!」

なるほど…松ちゃんなのね。

っていうか松ちゃん以外の何にも見えんわ。

外見妖精だけど中身は完全に松ちゃんだわ…。

「ペッタンコって言わないでください!!」

「ガハハハハハ!!!」

ま、取り敢えず…。

「あ、どうも。96式艦戦の妖精です。

今日からよろしくお願いします。」

 

「おう、俺はゼロに乗ってる妖精だ。

アダ名は松ちゃん。よろしくな!」

妖精さんって女の子だよね?この人、超男っぽいんだけど…。

「なんか失礼なこと考えてただろ?」

「いえいえ何も!」

「これでも俺は250機以上を撃墜したエースだからな!!」

マジで?

「友永隊でも俺にゃあ敵わねぇよガハハハハハ!!!」

大丈夫か?これ…。他のメンバーは?

「ねぇ、瑞鳳さん。私たち以外の艦戦って…。」

「99艦爆がいっぱいいるよ?」

「「え”?」」

不本意ながら松ちゃんとハモってしまった。

「艦戦は?」

「二人だけだよ。」

キョトンとした顔でいう瑞鳳さん。

「「ダメだこれ…。」」




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