逃走中~タイプタウンの逃走者~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

20 / 29
見事逃走に成功のは10人。

だが逃走中は終わっていないという通達が彼らのもとに届いた。

果たしてその内容とは…?


ボーナスゲーム
選択、そして動く影


メールに書かれていたのは『逃走中はまだ終わらない』との文字だった…

 

フレ「いや終わってるじゃねえかよ…」

 

円堂「まだ何かある…ということだな?」

 

ベータ「折角逃げ切ったのに…どういうことなんでしょう?」

 

動揺するプレイヤーたちに新たな通告が届いた。

 

フレ「お?何だ?えっと…?只今よりボーナスゲームを開催する!?」

 

=通達=

『ボーナスゲームを開催する』

逃走成功したプレイヤーたちにさらなるチャンスを与えよう。

ボーナスゲームを開催する。

ボーナスゲームは30分間このタイプタウンで逃げ切ることができれば賞金が216万円から500万円になる。ただし捕まれば0円となる。

また、このボーナスゲームで諸君を追うのは『ハンター』ではない…

このボーナスゲームに参加するかしないかは逃走者たちの自由だ。

只今から3分経つまでに出場するかしないかを本部へ送って貰う。そしてその10分後にボーナスゲームを開催する。

 

 

ハルト「追うのはハンターではない?」

 

ピカ「うーん…どうしようかな?」

 

黄名子「…ここは挑戦してみたいやんね!」

 

悩む者や出場を真っ先に考えるプレイヤーたち…

 

しかしこのチャンスは牢屋の者たちにもあった…

 

~牢屋~

 

60B「ん?こっちにも何か来たよ?」

 

上方が気になると言わんばかりに一気に集まる牢屋の者たちに、60Bはその通達を抱えたまま潰れそうになってしまった。

 

60B「待て落ち着けって!えっと何々?『逃走成功者がこのボーナスゲームに参加しないという表明を見せた場合、参加しなかった成功者1人につき牢屋の者から1人がこのボーナスゲームに出場することが出来る。ただし牢屋の者は逃走に成功しても賞金は200万円になる』だって!!」

 

牢屋の者たち「おおーっ!!!」

 

つまりは逃走成功者10名のうち、

参加しなかった者1人×牢屋の者1人が復活できるというものである。

 

DK「200万でもいい!バナナの海はまだまだ終わってないぞ!ウッホー!」

 

ワリオ「よし!俺様を復活させろ!」

 

興奮する牢屋の者たちであったが、ここでガンマがある点に気づいた。

 

ガンマ「でも、誰も参加しないと言わなかったらどうなるんだい?結局は意味がないんじゃないのかい?」

 

ガンマの指摘はもっともだ。全員が参加をすればこのチャンスは意味がなくなってしまう。

 

その指摘に気づいた管理室では…

 

T「どうやら彼は気づいたようだね」

 

F「そうですね…しかしそれもまた仕方ありません。彼らは確保されたプレイヤーなのですから…」

 

J「権限は成功者にあり…ということですか」

 

Fは静かに頷いた。

 

F「ところでTさん、次回作に使用するアイテムのテストはどうでしたか?」

 

T「良い質問だ。これについてのテストは大方済み、全て問題なく作動している。だがあと一つ、『狙撃手』のテストは終わっていないのだよ…確かこのステージではハンターではない別の者に追跡をさせるのだよね?」

 

Fは冷静な目つきでTに頷いた。

 

T「そこで使うのは何体なんだ?」

 

Fは自分の企画書を確認した。

 

F「5体の予定です。」

 

T「ではそこに1体、この『狙撃手』を性能テストがてらハンター役として追加できないかね?」

 

Tの提案にFの口元がニヤリと笑ったように見えた。

 

F「いいでしょう。その発案、承りました…一応ですが、ルールは参加表明後に発表させてもらいます。それでも構いませんか?」

 

T「勿論だ…」

 

FはTの了承を得た後、狙撃手の効果をじっくりと読み、追手となる5体の部分に『+SNIPER』と打ち込んだ。

 

F「さて…これは面白くなってきました…」

 

………

 

アンケートの終了まで残り1分を切った時9人の答えは出ていたが、フレッドだけが答えを出しておらず迷っていた。

 

フレ「どうしようかな…俺は逃げ切って金をゲットできた…500万は欲しいが足がもう動かねえよ…イテテ…」

 

果たしてフレッドの選択は…

 

そしてここで3分が経過。ここでプレイヤーたちにアンケートの結果が発表された…

牢屋の者たちは祈りながら結果の発表を待っている。

 

60B「出場選択の結果、8名の参加が決定した!残る2名はリタイアが決定したため牢屋の者たちから2名が200万円をかけた逃走中に参加できる!」

 

牢屋から歓声が上がった。

2人の離脱により2人が牢屋からの復活となる。

すると牢屋の前に大きなルーレットを持って2人の男が現れた。

 

ヨッシー「うわあ…大きい…」

 

錦「名前が書かれてるぜよ!」

 

ルーレットには牢屋の者たちの名前が書かれている。

一人の男がルールの紙を広げた。

 

=ルール=

ルーレットの一番上に矢印を示す針が付けられている。その針の所に止まった名前の者が復活となる。今回復活者は2名の為ルーレットは2回回す。

 

天城「一番上に出ればいいんだド!俺の名前来い!」

 

ワリオ「俺様の上に誰も来んな!」

 

瑞田「お前が来るな」

 

男は紙をたたむともう一人いた男に合図を送った。

もう一人の男はこくんと頷くと、ルーレットを回し始めた。

 

錦「回ったぜよ!」

 

猪「よーし来い!」

 

天馬「また円堂監督や信助と走りたい!」

 

ザナーク「クックック…俺のところに止まるぜ、止まるよな?」

 

果たして、誰のもとに止まるのか…!?




※やめた2人が誰なのかは次回明らかになります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。