だが逃走中は終わっていないという通達が彼らのもとに届いた。
果たしてその内容とは…?
選択、そして動く影
メールに書かれていたのは『逃走中はまだ終わらない』との文字だった…
フレ「いや終わってるじゃねえかよ…」
円堂「まだ何かある…ということだな?」
ベータ「折角逃げ切ったのに…どういうことなんでしょう?」
動揺するプレイヤーたちに新たな通告が届いた。
フレ「お?何だ?えっと…?只今よりボーナスゲームを開催する!?」
=通達=
『ボーナスゲームを開催する』
逃走成功したプレイヤーたちにさらなるチャンスを与えよう。
ボーナスゲームを開催する。
ボーナスゲームは30分間このタイプタウンで逃げ切ることができれば賞金が216万円から500万円になる。ただし捕まれば0円となる。
また、このボーナスゲームで諸君を追うのは『ハンター』ではない…
このボーナスゲームに参加するかしないかは逃走者たちの自由だ。
只今から3分経つまでに出場するかしないかを本部へ送って貰う。そしてその10分後にボーナスゲームを開催する。
…
ハルト「追うのはハンターではない?」
ピカ「うーん…どうしようかな?」
黄名子「…ここは挑戦してみたいやんね!」
悩む者や出場を真っ先に考えるプレイヤーたち…
しかしこのチャンスは牢屋の者たちにもあった…
~牢屋~
60B「ん?こっちにも何か来たよ?」
上方が気になると言わんばかりに一気に集まる牢屋の者たちに、60Bはその通達を抱えたまま潰れそうになってしまった。
60B「待て落ち着けって!えっと何々?『逃走成功者がこのボーナスゲームに参加しないという表明を見せた場合、参加しなかった成功者1人につき牢屋の者から1人がこのボーナスゲームに出場することが出来る。ただし牢屋の者は逃走に成功しても賞金は200万円になる』だって!!」
牢屋の者たち「おおーっ!!!」
つまりは逃走成功者10名のうち、
参加しなかった者1人×牢屋の者1人が復活できるというものである。
DK「200万でもいい!バナナの海はまだまだ終わってないぞ!ウッホー!」
ワリオ「よし!俺様を復活させろ!」
興奮する牢屋の者たちであったが、ここでガンマがある点に気づいた。
ガンマ「でも、誰も参加しないと言わなかったらどうなるんだい?結局は意味がないんじゃないのかい?」
ガンマの指摘はもっともだ。全員が参加をすればこのチャンスは意味がなくなってしまう。
その指摘に気づいた管理室では…
T「どうやら彼は気づいたようだね」
F「そうですね…しかしそれもまた仕方ありません。彼らは確保されたプレイヤーなのですから…」
J「権限は成功者にあり…ということですか」
Fは静かに頷いた。
F「ところでTさん、次回作に使用するアイテムのテストはどうでしたか?」
T「良い質問だ。これについてのテストは大方済み、全て問題なく作動している。だがあと一つ、『狙撃手』のテストは終わっていないのだよ…確かこのステージではハンターではない別の者に追跡をさせるのだよね?」
Fは冷静な目つきでTに頷いた。
T「そこで使うのは何体なんだ?」
Fは自分の企画書を確認した。
F「5体の予定です。」
T「ではそこに1体、この『狙撃手』を性能テストがてらハンター役として追加できないかね?」
Tの提案にFの口元がニヤリと笑ったように見えた。
F「いいでしょう。その発案、承りました…一応ですが、ルールは参加表明後に発表させてもらいます。それでも構いませんか?」
T「勿論だ…」
FはTの了承を得た後、狙撃手の効果をじっくりと読み、追手となる5体の部分に『+SNIPER』と打ち込んだ。
F「さて…これは面白くなってきました…」
………
アンケートの終了まで残り1分を切った時9人の答えは出ていたが、フレッドだけが答えを出しておらず迷っていた。
フレ「どうしようかな…俺は逃げ切って金をゲットできた…500万は欲しいが足がもう動かねえよ…イテテ…」
果たしてフレッドの選択は…
そしてここで3分が経過。ここでプレイヤーたちにアンケートの結果が発表された…
牢屋の者たちは祈りながら結果の発表を待っている。
60B「出場選択の結果、8名の参加が決定した!残る2名はリタイアが決定したため牢屋の者たちから2名が200万円をかけた逃走中に参加できる!」
牢屋から歓声が上がった。
2人の離脱により2人が牢屋からの復活となる。
すると牢屋の前に大きなルーレットを持って2人の男が現れた。
ヨッシー「うわあ…大きい…」
錦「名前が書かれてるぜよ!」
ルーレットには牢屋の者たちの名前が書かれている。
一人の男がルールの紙を広げた。
=ルール=
ルーレットの一番上に矢印を示す針が付けられている。その針の所に止まった名前の者が復活となる。今回復活者は2名の為ルーレットは2回回す。
天城「一番上に出ればいいんだド!俺の名前来い!」
ワリオ「俺様の上に誰も来んな!」
瑞田「お前が来るな」
男は紙をたたむともう一人いた男に合図を送った。
もう一人の男はこくんと頷くと、ルーレットを回し始めた。
錦「回ったぜよ!」
猪「よーし来い!」
天馬「また円堂監督や信助と走りたい!」
ザナーク「クックック…俺のところに止まるぜ、止まるよな?」
果たして、誰のもとに止まるのか…!?
※やめた2人が誰なのかは次回明らかになります。