逃走中~タイプタウンの逃走者~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

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ボーナスゲームへの誘いに逃走成功者2名が離脱。

よって逃げ切れば200万円となる牢屋の者へチャンスが舞い降りてきた。

復活できる2名とは誰なのだろうか?


復活とゲーム前…

牢屋の者の注目は明暗分けるルーレットのみだ。

 

皆自分の名前が来るように祈っている。

 

マリオ「主人公補正来い!」

 

ワリオ「俺様以外皆消えろ」

 

アルジ「俺の名前俺の名前…!」

 

ルーレットの速度はだんだん遅くなっていく…

そして名前が止まった…

 

その名前は『ユーフ』と書かれている…

 

ユー「よっしゃああい!!!」

 

『ユーフ復活、残り復活者1名』

 

ユーフは意気揚々と牢屋から出て、高らかに笑いながら別のエリアへと去って行った。

 

牢屋の中では落胆の色を見せる者や残り1枠への希望を見せる者もいる。

 

男は合図を送り、もう一人の男はルーレットを力強く回した。

 

ルーレットはカラカラと音を立てて回っている。

その間祈り続ける逃走者たち…

 

ジョ「俺のとこに来い!」

 

クッパ「ワガハイのところに止まらんか!」

 

DK「バナナの海~バナナの海~」

 

ルーレットの回る速度が落ちた…

 

だんだんはっきりと名前が見えてきている。

 

そして止まった名前は…

 

『浜野海士』だ。

 

浜野「やった!ラッキー♪」

 

外れた者たちは落胆している。

 

ワリオ「このルーレット何か仕組んでるだろ!!」

 

ワリオは牢屋から出ようとするが瑞田と一条寺がブロックしてそれを防いだ。

 

天馬「ああ残念!浜野先輩、頑張ってください!」

 

浜野「りょーかーい♪じゃ、ちょっくら行ってくるわ」

 

浜野はルンルン気分で牢屋から出るとどこかへ駆け出していった…

 

牢屋に残されて途方に暮れる27人のプレイヤーたち…

その時、男が何かの連絡を受け、ルーレットの撤去を急きょやめはじめた。

 

天馬「あれ?どうしたんだろう?」

 

おかしな動きを見せる男たち、そこにモニターへ通達が流れた。

 

=通達=

牢屋の者たちに朗報だ。

新たに1名がドクターストップにより辞退することになった。

よって追加であと1名復活する。

 

その方法は先ほどと同じくルーレットで決める。

 

 

これを見た牢屋の者たちは大騒ぎだ。

 

マリオ「ヤッフーイ!これでスターの僕が復活だね!」

 

天城「まだ夢は終わってないド!」

 

デイジー「ドクターストップの人には悪いけど、喜んでおくわ!後は私の名前を出すのよ!」

 

男たちは画面を確認すると、互いに頷いてルーレットを回し始めた。

 

ルーレットは相変わらずカラカラと音を鳴らして回っている。

 

ガンマ「スマートな判断をよろしく!」

 

星流「おねがい!」

 

ザナーク「クックック…最初っから来ると思ってるぜ?」

 

ルーレットは次第にゆっくりとなり、名前がはっきりと見えるようになった。

 

ワドルディ「あー!あと1周回って来い!」

 

朋夏「もうちょい…もうちょい…あー過ぎちゃった…」

 

祈る者が多い中、止まったのは………

 

猪「え…?僕…ですか?」

 

猪だ。

 

彼は信じられないという表情でルーレットを見ているがそこにはちゃんと『猪』の名前で止まったルーレットが立っている。

 

天馬「猪さん、頑張って来てください!」

 

クッパ「ぐぬぬ…おい猪!ワガハイの分まで逃げてこい!」

 

祝うものもいるが、数名妬んで悪口雑言を放つ者もいた(特にワリオ)。

 

猪「皆さん…ありがとうございます!では行ってきます!」

 

猪は皆にお辞儀して走り去った。

 

これでボーナスゲームに参加する10名が決まった…

 

通達は成功者にも送られた。

 

信助「そっか…天馬復活できなかったんだ…」

 

ハルト「やめた2人とドクターストップの人って誰だろう…?」

 

ブルー「まあとりあえず復活者おめでとー!」

 

そしてルールも同時に説明された。

(ルール等は次話紹介します)

 

黄名子「でも、追跡者はハンターではないって、どういうことやんね?」

 

そう。追跡者はハンターではない。

Tの導入した『狙撃者』と5人の追跡者だ。

 

一方エリアエビルに置いてあるハンターズボックスという名の箱に入れられた追跡者5名と『狙撃者』…

 

??1「フッフッフ…この逃走中にプレイヤーとして呼ばれなかった分だけ存分に暴れてやる…」

 

??3「全く…何故私が…」

 

??5「キミは波動が使えるらしいじゃないか!期待しているよ!」

 

??2「不思議な世の中になったものだ。クマのぬいぐるみが喋る世になったのか…」

 

??5「私はクマのぬいぐるみではなーいっ!」

 

??4『狭いッス…』

 

5人は捕まえる気満々で待機していた。

 

この様子を見た管理室は…

 

T「大丈夫なのかこのメンツで…相当怨念を持つ者もいるようだが(特に1番)…」

 

F「大丈夫でしょう。3番は波動を感じることが出来ますから、安易に隠れることは不可能です。またフィジカル面では1番と4番が長けています。さらに2番は頭脳に長けているためどういう作戦でもとれます。5番は………自称監督としてのプライドがありますから、ダークホースとなるかもしれません。さらにはTさんの『狙撃者』もいます。30分逃げ切ったものにこそ価値があると思いますよ…」

 

T「そうか…」

 

J「そろそろ時間ですね…」

 

T「ああ…」

 

3人もまた楽しみだと言わんばかりの表情でフィールドを監視した。

 

F「ショータイムの始まりです!」

 

30分のボーナスゲームが、今始まる!




※次回はルールと追跡者の紹介になります!※

~ちなみに辞退した人々~

ワルイージ「ヘッヘッヘー!これでマリオ勢唯一の逃げ切りとして名誉になったはず!金も俺のもんだー!…ピーチにも少しおごってやるか…」

ベータ「やっぱりお金は大切ですし…それにアルファも流石に逃げれないと思うので、私の勝ちということにしておきます♪」

フレッド「くっそ…まだ行けると思った矢先に捻挫してドクターストップだなんて…216万ゲットしたけどやっぱりこの結末は『不憫』って言われちまうな…トホホ…ま、お金ゲットでいい感じ~♪」
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